JPS584144Y2 - 電子楽器の音色制御用電位信号発生装置 - Google Patents

電子楽器の音色制御用電位信号発生装置

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JPS584144Y2
JPS584144Y2 JP14524376U JP14524376U JPS584144Y2 JP S584144 Y2 JPS584144 Y2 JP S584144Y2 JP 14524376 U JP14524376 U JP 14524376U JP 14524376 U JP14524376 U JP 14524376U JP S584144 Y2 JPS584144 Y2 JP S584144Y2
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JP
Japan
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potential
signal
circuit
attack
level
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JP14524376U
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JPS5362320U (ja
Inventor
山田茂
市川潔
長浜康男
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ヤマハ株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 この考案は、楽音形成回路を電圧制御型に構成した電子
楽器で使用される音色制御用電位信号発生装置に関する
演奏音のピッチ、音色、音量等を鍵操作に対応して発生
されるエンベロープ波形信号で制御する電圧制御型の楽
音形成回路を備えた電子楽器が考えられている。
第1図はこのような電子楽器の例を示すもので、鍵盤回
路11では鍵操作に伴ないその操作鍵音高に対応した電
圧値の音高信号および押鍵(キーオン)、離鍵(キーオ
フ)に対応したキーインク信号を発生する。
そして、鍵盤回路11で得られた音高信号はVCO12
(電圧制御型可変周波数発振器)に供給し、このVCO
12で操作鍵音高に対応した周波数の音源信号を発生さ
せる。
このVCO12で発生された音源信号は、VOF13(
電圧制御型可変フィルタ)で音色形成し、さらにVCA
l4(電圧制御型可変利得増幅器)で振幅エンベロープ
を制御して出力楽音信号として取り出し、増幅器15で
適宜増幅した後スピーカ16から演奏音として発音させ
るようになる。
上記VCO12、VCFl 3、VCAI 4に対して
は、それぞれエンベロープ発生回路17゜18.19か
らのエンベロープ波形信号が結合され、VCO12にお
いては結合されるエンベロープ波形に対応して音源信号
間のピッチを可変制御し、■CF13においては音色変
調し、VCAl4においてはエンベロープ波形に対応し
て楽音信号エンベロープを設定し、自然性、音楽性に富
んだ演奏音が得られるようにするものである。
ここで、エンベロープ発生回路17.18からVCO1
2、VCFl3へそれぞれ結合されるエンベロープ波形
信号は、例えば第2図のAに示すようになり、エンベロ
ープ発生回路19からVCAl 4に供給されるエンベ
ロープ波形は第2図のBに示すようになる。
すなわち、このエンベロープ波形は、鍵の動作に関連し
て発生するものでこのため鍵盤回路11からのキーイン
グ信号がエンベロープ発生回路17〜19に供給される
また、このエンベロープ波形を形ち作るためには、基準
レベルの他に、アタックレベル、イニシャルレベル、ア
タック時間、IStおよび2ndディケイ時間、さらに
サスティンレベル等のレベル条件、時間条件等が必要で
あり、このような条件信号は制御回路20に設定される
抵抗分圧回路等から与えられるようになる。
このような電圧制御型の楽音形成回路を備えた電子楽器
を考察してみると、演奏音効果を良好に表現するために
は、押鍵時からの立ち上りが非常に重要であることは明
確である。
また、離鍵時からの演奏音の立ち下りに関して考えてみ
ると、音量エンベロープは演奏音の開閉作用をも兼ねる
ものであるため非常に重要であり、筐たこの音量変化を
効果的に表現するためには、音源のピッチの変動効果も
常に重要である。
これに対して、音色は演奏音の強調等のためにその立ち
上り時には効果的に制御することが重要であるが、持続
状態に至った後は演奏音上であ1り音色変化は演奏効果
上作用しないものである。
この考案は上記のような点に鑑みなされたもので、電子
楽器の楽音形成回路を電圧制御型に構成した場合、その
音色を可変制御する制御波形信号の発生手段を充分簡易
型に構成するようにした音色制御用電位信号発生装置を
提供しようとするもので押鍵と共にイニシャルレベル電
位を設定スると共に、以後設定されたアタックレベルに
基準レベルを通過してアタック時間で移行し、さらに設
定されたディケイ時間で基準レベルに移行保持するエン
ベロープ波形を発生するものである。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
第3図は音色制御用のエンベロープ波形信号を発生する
装置の構成を示すもので、端子21゜22.23,24
には、それぞれ図示しない条件信号発生回路からのアタ
ックレベルAL、7タンク時間ATX 1stディケイ
時間IDTおよびイニシャルレベルILの各条件信号電
圧が結合されている。
上記アタックレベルALの条件信号はアタックレベル記
憶回路25で記憶されると共に、その記憶レベルに対応
した電位信号はアタック時間ATの条件信号により時定
数の設定されるアタック時間回路26に供給される。
この回路26は信号X1の与えられた時にアタック時間
ATに対応してアタックレベル信号を検知し、記憶用コ
ンデンサ27に充電書き込みを行なわせる。
すなわち、コンデンサ27は信号X1の発生によりアタ
ック時間後にアタックレベルに相当する電位1で充電制
御されるもので、このコンデンサ27の端子電位は高入
力インピダンス増幅器28を介して読み取られ、正相あ
るいは逆相の増幅器29a。
29bの一方を介して選択スイッチ30から出力波形信
号として取り出されるものである。
筐た、上記アタックレベル記憶回路25の記憶電位と増
幅器28の出力電位とが比較回路31で比較され、この
比較回路31で一致の比較結果が出た時、すなわちコン
デンサ27の端子電位がアタックレベル電位に達した時
に比較回路31から信号X2が発生される。
上記コンデンサ27にはさらに1stディケイ時間ID
Tで時定数設定される1stディケイ時間回路32が接
続される。
この回路32は信号X3の発生と共に、コンデンサ27
の端子電位を、基準レベルとなる接地電位筐で設定され
るディケイ時間で放電し、以後その接地電位を保持する
ようになる。
そして、さらにコンデンサ27は信号X4でゲートの開
かれるゲート回路33を介してイニシャルレベルILを
記憶するイニシャルレベル記憶回路34に接続され、信
号X4の発生した時にコンデンサ27の端子電位を急速
にイニシャルレベルILに移行させるものである。
上記信号X1〜X4はキーイング信号に関連して発生さ
れるもので、第4図に示すように押鍵と共にキーイング
信号が立ち上った時にフリップフロップ回路35をセッ
トし、そのセット時出力信号を信号X1として取り出し
、その微分回路36からのキーオンに同期する微分信号
を信号X4として用いるようにする。
また、比較回路31からの信号X2はフリップフロップ
回路35にリセット指令として加え、このフリップフロ
ップ回路35のリセット時に信号X3が発生するように
なる。
すなわち、押鍵(キーオン)、離鍵(キーオフ)に対応
して第5図のようにキーイング信号が発生したとすると
、キーオンに同期してフリップフロップ回路35がセッ
トされ、信号X1が立ち上ると共に、微分波形状の信号
X4が発生する。
したがってまず信号X4によってゲート回路33が開か
れ、コンデンサ27の端子電位をイニシャルレベルIL
に強制的に設定し、その信号X4の無くなった時から信
号X1によって駆動されるアタック時間回路26を介し
てコンデンサ27はアタック時間ATでアタックレベル
A L−4で充電される。
すなわち第5図にATで示すエンベロープ波形が得られ
る。
このようにして、コンデンサ27の端子電位がアタック
レベルALに達すると、比較回路31から出力信号X2
が得られ、フリップフロップ回路35がリセットされ、
信号X1が立ち下ると共に、信号X3が立ち上り、コン
デンサ27の端子電位を基準レベルである接地電位に1
stディケイ時間IDTで移行し、以後次の押鍵がある
までそれを保持するようになる。
すなわち、押鍵動作に対応して第5図に示すようなエン
ベロープ波形信号が得られ、第1図に示したような電子
楽器においてVCF13のカットオフ周波数を上記エン
ベロープ波形に対応して変動制御するようになる。
以上のようにこの考案によれば押鍵に伴なう演奏音の立
ち上り部を特に強調して音色の変調制御できるものであ
り、演奏音表現を充分効果的に実行できるものである。
そして、同時に特に電子楽器の音色制御のためのエンベ
ロープ波形信号の発生手段を効果的に簡易化できるもの
であり、演奏音のエンベロープが持続状、バーカッシブ
状にかかわらず効果的に共通化して使用することができ
、この種電子楽器の簡易化、制御安定性の向上に非常に
大きな効果を発揮することのできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に関係する電子楽器を説明する図、第
2図は上記電子楽器に使用される制御波形信号を示す図
、第3図はこの考案の一実施例に係る装置を説明する構
成図、第4図は上記装置の制御用信号発生手段を示す図
、第5図は上記実施例の作用を説明する信号波形図であ
る。 11・・・・・・鍵盤回路、12・・・・・・VCO(
電圧制御型可変周波数発振器)、13・・・・・・VC
F(電圧制御型可変フィルタ)、14・・・・・・VC
A(電圧制御型可変利得増幅器)、17〜19・・・・
・・エンベロープ発生回路、25・・・・・・アタック
レベル記憶回路、26・・・・・・アタック時間回路、
27・・・・・・コンデンサ、31・・・・・・比較回
路、32・・・・・・1stディケイ時間回路、33・
・・・・・ゲート回路、34・・・・・・イニシャルレ
ベル記憶回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電位信号を記憶する回路手段と、この回路手段の電位を
    押鍵時から設定されるアタック時間で設定されるアタッ
    クレベル1で変動させるアタック制御回路と、このアタ
    ック制御回路により前記アタックレベルに対応する電位
    が記憶された上記回路手段の電位を設定されるディケイ
    時間で基準レベル1で変動させその基準レベルに対応す
    る電位で持続させる減衰制御回路と、前記押鍵時に前記
    回路手段の電位を急速に設定されるイニシャルレベルに
    変動させる手段とを具備し、前記回路手段の電位により
    前記イニシャルレベルから前記基準レベルを通過して前
    記アタックレベルに達するように変化させ、前記回路手
    段の電位を音色制御用電位信号として発生するようにし
    てなる電子楽器の音色制御用電位信号発生装置。
JP14524376U 1976-10-28 1976-10-28 電子楽器の音色制御用電位信号発生装置 Expired JPS584144Y2 (ja)

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JP14524376U JPS584144Y2 (ja) 1976-10-28 1976-10-28 電子楽器の音色制御用電位信号発生装置

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JP14524376U JPS584144Y2 (ja) 1976-10-28 1976-10-28 電子楽器の音色制御用電位信号発生装置

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Publication Number Publication Date
JPS5362320U JPS5362320U (ja) 1978-05-26
JPS584144Y2 true JPS584144Y2 (ja) 1983-01-24

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JP14524376U Expired JPS584144Y2 (ja) 1976-10-28 1976-10-28 電子楽器の音色制御用電位信号発生装置

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