JPS58229Y2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS58229Y2
JPS58229Y2 JP11465376U JP11465376U JPS58229Y2 JP S58229 Y2 JPS58229 Y2 JP S58229Y2 JP 11465376 U JP11465376 U JP 11465376U JP 11465376 U JP11465376 U JP 11465376U JP S58229 Y2 JPS58229 Y2 JP S58229Y2
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JP11465376U
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JPS5332718U (ja
Inventor
康男 長浜
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ヤマハ株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案は、押鍵持続時における演奏音をより効果的に
表現できるようにする電子楽器に関する。
電子楽器において、押鍵および離鍵に対応するエンベロ
ープ信号を発生させ、このエンベロープ信号で音高、音
色、振幅エンベロープ等の演奏音状態を変調制御する電
圧制御型の楽音形成回路によって演奏音を発生制御する
ことが考えられている。
第1図はこのような電子楽器の構成を示したもので、鍵
盤回路11では鍵操作に伴ないその操作鍵音高に対応し
た電圧値の音高点号および押鍵(キーオン)、離鍵(キ
ーオフ)に対応するキーイング信号を発生する。
この鍵盤回路11からの音高信号は、■C012(電圧
制御型可変周波数発振器)に供給し、このVCO12で
操作鍵音高に対応した周波数の音源信号を発生させ、こ
の音源信号は VCF13(電圧制御型可変フィルタ)で音色形成して
楽音信号とする。
そして、この楽音信号はさらにVCA14(電圧制御型
可変利得増幅器)で振幅エンベロープを設定し、出力端
子15から出力楽音信号を得るようにするもので、この
出力楽音信号は図示しないスピーカ回路部に導き、演奏
音として発音させるようにする。
また、上記VCO12,■CF13、vCA14には、
ツレぞれエンベロープ波形発生回路16,17.18か
らのエンベロープ波形信号が供給される。
このエンベロープ波形信号は、例えば第2図に示すよう
に押鍵(キーオン)からアタック時間ATの間にアタッ
クレベルALまで立ち上り、以後1stディケイ時間1
DTの間にサスティンレベルSLまで減衰し、押鍵中は
そのサスティンレベルを保持する。
そして、離鍵(キーオフ)時から2ndテ゛イケイ時間
2DTの間にイニシャルレベルILまで減衰するもので
ある。
すなわち、上記のようなエンベロープ波形信号を発生す
るために、エンベロープ波形発生回路16〜18には、
鍵盤回路11からキーイング信号が供給され、また制御
回路19から、各エンベロープ波形発生回路16〜18
それぞれに対応して、上記AT、AL、SL、I DT
、2 DT、IL等の波形設定用の条件信号が結合され
ている。
ここで、制御回路19においては、上記各条件信号に対
応してそれぞれ可変抵抗回路等による電圧設定回路が構
成されるもので、この制御回路19の各条件信号を設定
することによって、この電子楽器の演奏音の状態が設定
されるものである。
すなわち、■CO12においては結合されるエンベロー
プ波形によって発振周波数が微小に変調され、VCF1
3においてはそのカットオフ周波数が結合されるエンベ
ロープ波形によって変動され、音色が変調される状態と
なる。
さらにVCA14においては、結合されるエンベロープ
波形に対応してその増幅利得が可変制御され、出力楽音
信号エンベロープが設定されるものである。
したがって、このような電子楽器によれば、アタック等
の立ち上りレベル、サスティンレベル等を設定すること
によって効果的な演奏音の状態が可変設定でき、演奏効
果を向上させるために大きな効果を発揮するものである
が、例えば長時間押鍵状態を持続させたような場合、サ
スティンレベルの特定された変化のない状態が継続する
ようになる。
すなわち、その押鍵継続中は音色等に全く変化の生じな
いもので、演奏音上非常に単調なものとなってしまう。
この考案は上記のような点に鑑みなされたもので、特に
押鍵持続中における演奏音表現を効果的なものとする電
子楽器を提供しようとするもので、楽音制御用のエンベ
ロープ信号のサスティンレベルを押鍵強度によって可変
制御させるものである。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
第3図は前記VCO12,VCF 13.VCA 14
等でなる電圧制御型の楽音形成回路に対して楽音制御用
として結合されるエンベロープ信号の発生回路の構成を
示したもので、スイッチ5WII。
5W21,5W31にはそれぞれアタックレベル、サス
ティンレベル、イニシャルレベルを設定する電圧信号V
AI1.VSL、VILを供給し、スイッチ5W11〜
5W31からのその投入時における出力電圧信号は、可
変抵抗回路20を介して取り出し、記憶用コンテ゛ンサ
21に充電記憶されるよう(こする。
そして、このコンデンサ21の端子電位を、高入力イン
ピーダンスバッファ22を介して読み取り、出力端子2
3からエンベロープ波形信号として出力されるようにす
る。
また、アタック時間、1stディケイ時間、2ndディ
ケイ時間等の時間に関係する条件信号を設定する電圧信
号VAT 、 V IDT 、 V2DTはスイッチ5
W12゜5W22,5W32を介して取り出し、前記可
変抵抗回路20に抵抗値設定指令として供給する。
ここで、可変抵抗回路20を電圧制御型に構成すれば、
その抵抗値はスイッチ5W12〜5W32からの出力電
位信号によって直接的に可変設定されるもので、コンデ
ンサ21に対する充放電時定数が制御されるようになる
上記条件信号VAL、 VSL、 Vl+−、VAT、
VIDT、 V2DTは、第1図に示した制御回路1
9において設定されるものであり、サスティンレベルの
電圧信号VSLに対しては、さらに後述する制御電圧信
号■。
が加算結合されるようになっている。
Eは電圧信号VALを確実に補償するための直流電源で
ある。
また、上記高入力インピーダンスバッファ22で読み出
される電圧信号は、アタックレベルの電圧信号VALと
比較回路24において比較するものであり、上記読み出
し電圧がVAI−を越える時に比較回路24の出力で゛
フリップフロップ回路25をセットする。
このフリップフロップ回路25はインバータ26の出力
信号でリセット制御されるもので、常時は抵抗Rを介し
て論理1の信号をインバータ26に供給するように設定
する。
また、上記抵抗Rを介して得られる論理lの信号はコン
テ゛ンサCの一方の極に結合され、このコンテ゛ンサC
の他方の極には、入力端子27からのキーイング信号を
結合する。
ここで、このキーイング信号は、図に示すように常時は
論理1でキーオンと共に論理0となるように変化するも
ので、キーオン時に抵抗Rからの論理1の信号をコンデ
ンサCにバイパスし、フリップフロップ回路25をキー
オンに同期してリセット制御するものである。
そして、上記キーイング信号はスイッチ5W31.32
の投入指令として使用し、またインバータ28を介して
フリップフロップ回路25のリセット時出力信号と共に
アンド回路29に供給し、アンド回路29からスイッチ
5WII、5W12の投入指令信号を得るようにする。
またこのアンド回路29の出力信号および゛入力キーイ
ング信号をノア回路30に供給し、そのノア回路30か
らスイッチ5W21,5W22の投入指令信号を得る。
すなわち、鍵操作に伴なうキーイング信号が、キーオン
に同期して1からOに変化すると、フリップフロップ回
路25がリセットされ、インバータ28の出力が1とな
り、アンド回路29からの出力でスイッチ5WII、5
W12が投入される。
すなわち、アタック時間の電圧信号■4□で抵抗値設定
される可変抵抗回路20を介して、コンテ゛ンサ21が
電圧VALで充電されるようになるものであり、コンデ
ンサ21の端子電位は第2図のキーオンからのアタック
立ち上り曲線で示すように変化する。
そして、コンデンサ21の端子電位がアタックレベル電
位VALを越えると、比較回路24からの出力でフリッ
プフロップ 路29のゲートが閉じられ、スイッチSWII。
SW12が開路される。
この時、まだ押鍵中であるため、入力キーイング信号レ
ベルが0の状態にあるため、ノア回路30から出力が発
生され、スイッチSW21,SW22が投入される。
すなわち、可変抵抗回路20にサスティンレベルの電圧
信号VSLが結合され、その抵抗値は1stディケイ時
間の電圧信号V IDTで設定され、その設定抵抗値に
対応した時定数でコンデンサ21の端子電位はVALか
らVSLに変化し、第2図の1DTに相当するエンベロ
ープ曲線が設定され、以後押鍵中VSLのレベルが保持
される。
この場合、電圧信号VSLに対して制御電圧■。
が加算されているものであるため、特に持続時における
サスティンレベルは、Vcによって変化される状態とな
る。
そして、離鍵と共にキーイング信号が1にもどると、ス
イッチSW31,SW32が投入され、電圧信号V2D
Tで設定される時定数でコンデンサ21の端子電位がイ
ニシャルレベル電位VrLに変化し、第2図に示したエ
ンベロープ波形が完成されるものである。
上記装置において、スイッチSW21に対する入力電圧
信号は、第4図に取り出して示すように電圧信号VSL
に対して、制御電圧発生装置31からの制御電圧V。
を加算するものであり、この制御.電圧発生装置31は
鍵盤部に関連して設けられる押鍵強度検出回路で構成さ
れる。
すなわち、この制御電圧発生装置31は、例えば第5図
のAに示すように鍵32それぞれに対して、その操作押
下時における深さ検出回路33で構成し、その深さ検知
信号を制御電圧信号■。
とじて取り出すように構成する。
ここで、この深さ検出回路33は、鍵32の押下ストロ
ークを摺動抵抗、電磁界による検知回路等で検出するも
ので、押下深さは押鍵強度に比例するものであるため、
その検知信号■。
は押鍵強度信号として使用されるようになる。
すなわち、制御電圧■。
は押鍵持続時の押鍵強度状態によって可変設定されるも
のであり、発生されるエンベロープ波形信号のサスティ
ン持続部のレベルは、押鍵状態に応じて可変制御される
ようになる。
したがって、長期間押鍵持続する場合でも、その持続時
の演奏音は押鍵強度状態に応じて任意可変制御できるよ
うになるものである。
また、第5図のBのように低周波発振器34を用い、こ
の発振器34からの出力信号を鍵32の押下深さに比例
して制御される可変抵抗回路35を介して取り出し、制
御電圧信号■。
とじて用いるようにすれば、第2図の波形のサスティン
持続部が押鍵強度に比例した巾で振動するようになる。
したがって、制御電圧信号■。
をこのようにして発生するようにすれば、特に押鍵持続
中における演奏音の状態は、押鍵強度に比例した大きさ
で連続的に変調されるようになり、電子楽器の演奏音の
特に持続音は非常に多様性に富む状態となって、演奏効
果上非常に有効なものとなる。
以上のようにこの考案によれば、特に持続音部の演奏音
効果が有効に改善されるもので、電子楽器の演奏性能向
上に非常に大きな効果を発揮する。
この場合、押鍵強度を演奏音レベル上に作用させること
は従来から考えられているが、これは音の立ち上り部、
あるいは総体的音量制御であって、上記この考案のよう
な効果は全く達成されない。
すなわち、この考案は、押鍵持続中における楽音の音色
等の制御用エンベロープ波形のサスティ持続部が押鍵状
態で可変制御されるもので、従来の電子楽器では想定し
得ない演奏音表現がされるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に関係する電子楽器の楽音形成手段を
説明する図、第2図は上記電子楽器における制御用エン
ベロープ波形を説明する図、第3図はこの考案の一実施
例に係る電子楽器のエンベロープ波形発生部を説明する
図、第4図は上記波形発生部のサスティンレベル設定部
を示す図、第5図のA,Bはそれぞれ上記レベル設定部
の制御電圧発生装置の例を示す図である。 11・・・・・・鍵盤回路、12・・・・・・電圧制御
型可変周波数発振器、13・・・・・・電圧制御型可変
フィルタ、14・・・・・・電圧制御型可変利得増幅器
、16〜18・・・・・・エンベロープ発生回路、19
・・・・・・制御回路、20・・・・・・可変抵抗回路
、21・・・・・・記憶用コンデンサ、24・・・・・
・比較回路、31・・・・・・制御電圧発生装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 立ち上りレベル、サスティンレベルさらにイニシャルレ
    ベルの各条件信号が設定され、押鍵、離鍵に伴ない上記
    条件信号に対応した楽音制御用エンベロープ信号を発生
    するエンベロープ発生回路を有し、鍵盤部には押鍵持続
    時の押鍵強度を検出する押鍵強度検出機構を設けてなり
    、この検出機構からの押鍵強度検出信号により上記サス
    ティンレベルの条件信号を可変制御するようにしたこと
    を特徴とする電子楽器。
JP11465376U 1976-08-27 1976-08-27 電子楽器 Expired JPS58229Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11465376U JPS58229Y2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 電子楽器

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JPS5332718U JPS5332718U (ja) 1978-03-22
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