JPS5822054B2 - 複合配合剤 - Google Patents
複合配合剤Info
- Publication number
- JPS5822054B2 JPS5822054B2 JP7459279A JP7459279A JPS5822054B2 JP S5822054 B2 JPS5822054 B2 JP S5822054B2 JP 7459279 A JP7459279 A JP 7459279A JP 7459279 A JP7459279 A JP 7459279A JP S5822054 B2 JPS5822054 B2 JP S5822054B2
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- JP
- Japan
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- alumina
- powder
- thermal conductivity
- silicone rubber
- alumina powder
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシリコンゴム用熱伝導性付与剤に関する。
さらに(わしくは、α−アルミナ粉末とボロンナイトラ
イド粉末からなるシリコンゴム用熱伝導性付与剤に関す
る。
イド粉末からなるシリコンゴム用熱伝導性付与剤に関す
る。
近年、電子部品の絶縁基板、封止剤、放熱シートなどに
「シリコンゴム」の成形物が広く用いられている。
「シリコンゴム」の成形物が広く用いられている。
しかしながら、これらの成形物はシリコンゴム単味のま
までは熱伝導率が小さく、したがって放熱効果が乏しい
ことにより、蓄熱による回路素子に損傷を与え易い。
までは熱伝導率が小さく、したがって放熱効果が乏しい
ことにより、蓄熱による回路素子に損傷を与え易い。
以上のことから、シリコンゴムの成形体の熱伝導性を改
善するため、大きい熱伝導率を有する電気絶縁性無機配
合剤を配合することが一般に行なわれているが、これら
の配合剤の配合割合を上げていくにともない、得られる
成形物の機械的性質が低下していくばかりでなく、成形
物を製造するさいに成形加工性も低下するため、これら
の配合剤の配合によるシリコンゴムの成形体の高熱伝導
化には、おのずから限界があった。
善するため、大きい熱伝導率を有する電気絶縁性無機配
合剤を配合することが一般に行なわれているが、これら
の配合剤の配合割合を上げていくにともない、得られる
成形物の機械的性質が低下していくばかりでなく、成形
物を製造するさいに成形加工性も低下するため、これら
の配合剤の配合によるシリコンゴムの成形体の高熱伝導
化には、おのずから限界があった。
以上のことから、本発明者らは、これらの欠点の改良さ
れた配合剤を得るために種々探索した結果、特殊なα−
アルミナ粉末と「ボロンナイトライド」(以下rBNJ
と云う)粉末からなる熱伝導性付与剤が、シリコンゴ
ムに配合した場合、該熱伝導性付与剤の配合比率を上げ
たとしても、機械的性質が低下せず、かつ成形物を製造
するさいに加工性がすぐれていることを見出し、本発明
に到達した。
れた配合剤を得るために種々探索した結果、特殊なα−
アルミナ粉末と「ボロンナイトライド」(以下rBNJ
と云う)粉末からなる熱伝導性付与剤が、シリコンゴ
ムに配合した場合、該熱伝導性付与剤の配合比率を上げ
たとしても、機械的性質が低下せず、かつ成形物を製造
するさいに加工性がすぐれていることを見出し、本発明
に到達した。
BNは、熱伝導率が非常に大きく、かつ電気的にも絶縁
性がすぐれているため、その粉末をシリコンゴムに対し
て高配合することが可能であるならば、得られる配合物
の電気絶縁性を保持しつつ、熱伝導性も大きく向上させ
ることができる。
性がすぐれているため、その粉末をシリコンゴムに対し
て高配合することが可能であるならば、得られる配合物
の電気絶縁性を保持しつつ、熱伝導性も大きく向上させ
ることができる。
しかしながら、一般にシリコンゴムにBNを高配合する
ことが難しいため、配合物の高熱伝導率化にはおのずか
ら限界があり、またよしんば高配合ができたとしても、
得られる配合物は機械的にもろいものとなり、実用上支
障をきたす。
ことが難しいため、配合物の高熱伝導率化にはおのずか
ら限界があり、またよしんば高配合ができたとしても、
得られる配合物は機械的にもろいものとなり、実用上支
障をきたす。
一方、一般に用いられているα−アルミナ粉末はBN粉
末より、シリコンゴムに対する高配合が容易である反面
、α−アルミナ粉末そのものの熱伝導率がBN粉末のそ
れよりも小さいため、やはり得られる配合物(組成物)
の高熱伝導率化には限界があった。
末より、シリコンゴムに対する高配合が容易である反面
、α−アルミナ粉末そのものの熱伝導率がBN粉末のそ
れよりも小さいため、やはり得られる配合物(組成物)
の高熱伝導率化には限界があった。
本発明者らは、特殊なα−アルミナ粉末、すなわち形状
因子が1.0〜1.4であるアルミナ粉末とBN粉末と
からなる熱伝導性付与剤を配合したシリコンゴムの組成
物が、熱伝導性および電気絶縁性がすぐれているばかり
でなく、機械的性質および成形加工性が良好であること
を見出し、本発明に到ったのである。
因子が1.0〜1.4であるアルミナ粉末とBN粉末と
からなる熱伝導性付与剤を配合したシリコンゴムの組成
物が、熱伝導性および電気絶縁性がすぐれているばかり
でなく、機械的性質および成形加工性が良好であること
を見出し、本発明に到ったのである。
本発明の特徴および効果は下記の通りである。
その第一点は、特殊なα−アルミナ粉末とBN粉末とか
らなる熱伝導性付与剤を使用することによってα−アル
ミナ粉末が有する高配合性(高充填性)とBN粉末が有
する高熱伝導率化の相乗効果が得られ、これによってα
−アルミナ粉末単独またはBN粉末をシリコンゴムに配
合した場合においては得られなかった高い熱伝導性を持
ち、かつ機械的もろさの程度が小さい(引張強度が大き
い)配合物が得られるものである。
らなる熱伝導性付与剤を使用することによってα−アル
ミナ粉末が有する高配合性(高充填性)とBN粉末が有
する高熱伝導率化の相乗効果が得られ、これによってα
−アルミナ粉末単独またはBN粉末をシリコンゴムに配
合した場合においては得られなかった高い熱伝導性を持
ち、かつ機械的もろさの程度が小さい(引張強度が大き
い)配合物が得られるものである。
さらに、その第二点は、粉末粒子の形状因子が1.0〜
1,4であるα−アルミナ粉末を複合配合剤の一成分と
して用いることにより、シリコンゴムに対する該熱伝導
性付与剤の高充填化を一層容易にし、さらに得られるシ
リコンゴムの組成物の機械的性質のなかでも、特に伸び
を低下させない効果を持たせることにある。
1,4であるα−アルミナ粉末を複合配合剤の一成分と
して用いることにより、シリコンゴムに対する該熱伝導
性付与剤の高充填化を一層容易にし、さらに得られるシ
リコンゴムの組成物の機械的性質のなかでも、特に伸び
を低下させない効果を持たせることにある。
とりわけ、この機械的伸び率なる特性は、該組成物をシ
ート状に加工し、電子部品の放熱シートとして使用する
場合において取扱い時の破損を防止するばかりでなく、
電子部品との密着性を保持し、さらに境界の熱抵抗を低
下させるために重要な特性の一つである。
ート状に加工し、電子部品の放熱シートとして使用する
場合において取扱い時の破損を防止するばかりでなく、
電子部品との密着性を保持し、さらに境界の熱抵抗を低
下させるために重要な特性の一つである。
こ\で、α−アルミナ粉末の形状因子とは、JISR6
002の顕微鏡拡大法で定める各粒の長径とこれに直交
する短径の比(長径/短径)の平均値より算出して求め
る。
002の顕微鏡拡大法で定める各粒の長径とこれに直交
する短径の比(長径/短径)の平均値より算出して求め
る。
測定粒子数は200個を基準とする。
従って、完全な球形粒のみであれば、形状因子は1とな
り、この形状因子が1に近い粒程、より球形に近いとい
える。
り、この形状因子が1に近い粒程、より球形に近いとい
える。
該α−アルミナ粉末は、たとえば次のごとき方法によっ
て得られる。
て得られる。
まず、原料のアルミナ水和物中に種結晶としてα−アル
ミナ(コランダム)微粒を添加して新たなα−アルミナ
結晶核の生成を防ぎつつ水熱処理を行う点に関しては我
々の先願である特開昭52−15498の方法と本質的
に変るところはない。
ミナ(コランダム)微粒を添加して新たなα−アルミナ
結晶核の生成を防ぎつつ水熱処理を行う点に関しては我
々の先願である特開昭52−15498の方法と本質的
に変るところはない。
即ち、アルミナ水和物は水酸化アルミニウム(三水和物
)ベーマイト(−水和物)のいずれでもよく、またアル
ミナ水和物に添加するα−アルミナ種結晶の量は、三水
和物換算のアルミナ水和物の総重量をWR(?)とし、
添加するα−アルミナ種結晶の総面積をAs(CI′I
L)とすると、WR/As値が0.05P/Crrt以
下であることが好ましく、特に0.02 ? /ca以
下が好適である。
)ベーマイト(−水和物)のいずれでもよく、またアル
ミナ水和物に添加するα−アルミナ種結晶の量は、三水
和物換算のアルミナ水和物の総重量をWR(?)とし、
添加するα−アルミナ種結晶の総面積をAs(CI′I
L)とすると、WR/As値が0.05P/Crrt以
下であることが好ましく、特に0.02 ? /ca以
下が好適である。
こ\でAs(c7Il)はJISR6002に準する拡
大顕微鏡法による粒径を用いて求めることができる。
大顕微鏡法による粒径を用いて求めることができる。
その他アルミナ水和物とa−アルミナ微粒とを十分によ
く混合すること、また水熱処理に際しては原料中の温度
差をなるべく小さくすることが望ましいことも前記先願
と同様である。
く混合すること、また水熱処理に際しては原料中の温度
差をなるべく小さくすることが望ましいことも前記先願
と同様である。
水熱処理の温度、圧力は370〜500℃、150〜5
00 kg7cmの範囲が適当であり、処理時間は2〜
10時間が適当である。
00 kg7cmの範囲が適当であり、処理時間は2〜
10時間が適当である。
これらの条件で水熱処理を行えば、生成α−アルミナ粒
の粒径制御も比較的容易にできることは;特開昭52−
1.5498号に述べられているとおりである。
の粒径制御も比較的容易にできることは;特開昭52−
1.5498号に述べられているとおりである。
なお、ここでいう微細なα−アルミナ種結晶とは、バイ
ヤーアルミナ、電融アルミナの粉砕微粒等であり、その
粒度は特に制限はないが、成長率を同一にして比較した
場合、大きい粒程時間がかかるので、経済性を考慮する
と、α−アルミナ種結晶の大きさが100μ以下を有す
るものが好ましい。
ヤーアルミナ、電融アルミナの粉砕微粒等であり、その
粒度は特に制限はないが、成長率を同一にして比較した
場合、大きい粒程時間がかかるので、経済性を考慮する
と、α−アルミナ種結晶の大きさが100μ以下を有す
るものが好ましい。
以上述べた方法によって得られるα−アルミナ粉末は、
少くともその一次粒子群は球状多面体粒となっているが
、これらの一次粒子の一部は凝集して存在しているため
、これをさらにロッドミルもしくはマラーまたはらいか
い器などの粉体処理装置を使って、解砕(註:英訳の場
合は「軽い粉砕処理」と表現のこと)すると、凝集粒子
をほとんど含まない形状因子が1.0〜1.4のα−ア
ルミナ粉末が得られる。
少くともその一次粒子群は球状多面体粒となっているが
、これらの一次粒子の一部は凝集して存在しているため
、これをさらにロッドミルもしくはマラーまたはらいか
い器などの粉体処理装置を使って、解砕(註:英訳の場
合は「軽い粉砕処理」と表現のこと)すると、凝集粒子
をほとんど含まない形状因子が1.0〜1.4のα−ア
ルミナ粉末が得られる。
該解砕の時間は用いる処理装置等によって異なるが、一
般的には20〜200分で十分である。
般的には20〜200分で十分である。
また解砕条件の内、乾式か湿式のいずれを選ぶかについ
ては特に制限はないが、α−アルミナ粒に対する汚染を
防止する意味に於いて、一般には乾式解砕の方が好まし
い。
ては特に制限はないが、α−アルミナ粒に対する汚染を
防止する意味に於いて、一般には乾式解砕の方が好まし
い。
以上のようにして得られた形状因子が1.0〜14の範
囲内のα−アルミナ粉末は、球状多面体の各粒子の外壁
層が水熱条件下で成長させた結晶歪のほとんどない高純
度なα−アルミキ強晶層で覆われており、表面が平滑で
あり、かつトータルアルミナ純度も高い。
囲内のα−アルミナ粉末は、球状多面体の各粒子の外壁
層が水熱条件下で成長させた結晶歪のほとんどない高純
度なα−アルミキ強晶層で覆われており、表面が平滑で
あり、かつトータルアルミナ純度も高い。
また、本発明において使われるBN粉末は、通常市販さ
れている2〜20μの粉末(主として1〜5μの一次粒
子が凝集した粒子より成る)も使用することが可能であ
るが、該粉末をさらに30〜100μに造粒したものを
使用すると、シリコンゴムに対する充填性が向上するた
め好都合である。
れている2〜20μの粉末(主として1〜5μの一次粒
子が凝集した粒子より成る)も使用することが可能であ
るが、該粉末をさらに30〜100μに造粒したものを
使用すると、シリコンゴムに対する充填性が向上するた
め好都合である。
本発明の熱伝導性付与剤はあらかじめ前記α−アルミナ
粉末とBN粉末とを配合してもよ(、またシリコンゴム
との配合物を製造するさいにこれらを別々に配合しても
よい。
粉末とBN粉末とを配合してもよ(、またシリコンゴム
との配合物を製造するさいにこれらを別々に配合しても
よい。
また、熱伝導性付与剤中に占めるα−アルミナ粉末は一
般には25〜95重量%であり、シリコンゴムとの配合
物の機械的特性および熱伝導性の点から特に40〜90
重量%が望ましく、とりわけ75〜85重量%が好適で
ある。
般には25〜95重量%であり、シリコンゴムとの配合
物の機械的特性および熱伝導性の点から特に40〜90
重量%が望ましく、とりわけ75〜85重量%が好適で
ある。
本発明に基いて得られる熱伝導性付与剤をシリコンゴム
に配合するにあたり、その配合割合は配合物の使用目的
に応じて任意に選ぶことができるが、配合物中に占める
熱伝導性付与剤の配合割合があまり低いと、熱伝導性の
改善効果があまりみられず、一方あまり高くすると、配
合物の成形性が乏しい。
に配合するにあたり、その配合割合は配合物の使用目的
に応じて任意に選ぶことができるが、配合物中に占める
熱伝導性付与剤の配合割合があまり低いと、熱伝導性の
改善効果があまりみられず、一方あまり高くすると、配
合物の成形性が乏しい。
これらのことから、一般には50〜80容量%であり、
特に65〜78容量%が好ましい。
特に65〜78容量%が好ましい。
本発明の熱伝導性付与剤とシリコンゴムとを配合するに
あたり、配合物の使用目的に応じて安定剤、加工性改良
剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、スコッチ防止
剤、難燃化剤および着色剤のごとき添加剤を添加しても
よい。
あたり、配合物の使用目的に応じて安定剤、加工性改良
剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、スコッチ防止
剤、難燃化剤および着色剤のごとき添加剤を添加しても
よい。
該配合物を製造するには一般に合成樹脂およびゴム業会
において使われている混合方法を適用すればよいが、バ
ンバリーミキサ−、ロールミルおよび押出機のごとき混
合機を使用して均−状に溶融混練する方法が適当である
。
において使われている混合方法を適用すればよいが、バ
ンバリーミキサ−、ロールミルおよび押出機のごとき混
合機を使用して均−状に溶融混練する方法が適当である
。
このようにして得られる配合物(組成物)はこれらの業
界において用いられている成形法(たとえば、押出法、
射出成形法、プレス成形法)により、所望の形状に成形
加工し、使用される。
界において用いられている成形法(たとえば、押出法、
射出成形法、プレス成形法)により、所望の形状に成形
加工し、使用される。
その一例として、放熱シートに成形する場合には、カレ
ンダーロールおよびプレス機などでシート状に加工し、
所望の寸法、形状に切り出した後、使用される。
ンダーロールおよびプレス機などでシート状に加工し、
所望の寸法、形状に切り出した後、使用される。
以下、実施例により本発明をさらにくわしく説明する。
なお、実施例および比較例において、熱伝導率は得られ
たシートを迅速熱伝導計(昭和電工社製、商品名 QT
M−MD)を用い、室温下で測定した。
たシートを迅速熱伝導計(昭和電工社製、商品名 QT
M−MD)を用い、室温下で測定した。
また引裂強度はJISK−6301の方法にもとすいて
測定した。
測定した。
さらに伸び率はJIS K−6301の方法にもとす
いて測定した。
いて測定した。
実施例1〜3、比較例1.2
無機配合剤として、前述した水熱処理法で生成したα−
アルミナを解砕(軽い粉砕)処理する方法によってつく
ったα−アルミナ粉末(粒度分布2〜40μ、形状因子
1..25)およびBN粉末(粒度分布 2〜20μ
)をそれぞれ第1表に示すような混合割合(重量比)で
均一に混合した混合粉末を用意した。
アルミナを解砕(軽い粉砕)処理する方法によってつく
ったα−アルミナ粉末(粒度分布2〜40μ、形状因子
1..25)およびBN粉末(粒度分布 2〜20μ
)をそれぞれ第1表に示すような混合割合(重量比)で
均一に混合した混合粉末を用意した。
シリコンゴム(平均重合度7500、直鎖状ポリジオル
ガノシロキサン、975モル%がメチル基、2.5モル
%がビニル基)、100重量部およびジクミルパーオキ
サイド0.4重量部ならびに前記の混合粉末〔α−アル
ミナ粉末およびBN粉末のシリコンゴム100重量部に
対するそれぞれの混合割合(重量比)を第1表に示す、
なお比較例1および比較例については、それぞれα−ア
ルミナ粉末またはBN粉末単独〕をミキシングロール〔
径 8インチ)を用いて30分間室温(25℃)におい
て混練し、厚さが1mmの均−状の亀裂のないシートを
作成した。
ガノシロキサン、975モル%がメチル基、2.5モル
%がビニル基)、100重量部およびジクミルパーオキ
サイド0.4重量部ならびに前記の混合粉末〔α−アル
ミナ粉末およびBN粉末のシリコンゴム100重量部に
対するそれぞれの混合割合(重量比)を第1表に示す、
なお比較例1および比較例については、それぞれα−ア
ルミナ粉末またはBN粉末単独〕をミキシングロール〔
径 8インチ)を用いて30分間室温(25℃)におい
て混練し、厚さが1mmの均−状の亀裂のないシートを
作成した。
得られた各シートを170℃の温度において5kg/c
rAの加圧下で10分間プレスを行なってプレスシート
を作成した。
rAの加圧下で10分間プレスを行なってプレスシート
を作成した。
これらのシートを200℃の温度においてギヤーオーブ
ン機を用いて2時間キユアリングを行なった後、熱伝導
率および引裂強度を測定した。
ン機を用いて2時間キユアリングを行なった後、熱伝導
率および引裂強度を測定した。
これらの結果を第1表に示す。なお、第1表において、
配合剤の容量%とは、配合した無機配合剤がシート中に
占める容量%である。
配合剤の容量%とは、配合した無機配合剤がシート中に
占める容量%である。
また、比較例1および比較例2ならびに実施例1、実施
例3はシート化が可能な無機配合剤の最大配合組成まで
該配合剤を混合(配合)した。
例3はシート化が可能な無機配合剤の最大配合組成まで
該配合剤を混合(配合)した。
第1表から、本発明の熱伝導性付与剤をシリコンゴム(
耐熱性ゴム)に配合した組成物はα−アルミナ粉末また
はBN粉末をそれぞれ単独で配合した配合物(組成物)
と比べ、熱伝導性および機械的強度(引裂強度)が著し
く改良することが明白である。
耐熱性ゴム)に配合した組成物はα−アルミナ粉末また
はBN粉末をそれぞれ単独で配合した配合物(組成物)
と比べ、熱伝導性および機械的強度(引裂強度)が著し
く改良することが明白である。
実施例4.5、比較例3
実施例1において無機配合剤の一成分として用いたα−
アルミナ粉末のかわりに、1〜40μの粒度分布を持つ
α−アルミナ粉末〔形状因子1.14、以下「アルミナ
(1)」と云う〕、1〜40μの粒度分布を持つα−ア
ルミナ粉末〔形状因子1.35、以下[アルミナ(2月
と云う〕および電融アルミナ粉砕して得られた粉末〔粒
度分布 1〜40μ、形状因子 1,65、以下「アル
ミナ(3月と云う〕ならびに実施例1において使ったB
N粉末のかわりに、1〜50μの粒度分布を持つBNで
粉末を用意した。
アルミナ粉末のかわりに、1〜40μの粒度分布を持つ
α−アルミナ粉末〔形状因子1.14、以下「アルミナ
(1)」と云う〕、1〜40μの粒度分布を持つα−ア
ルミナ粉末〔形状因子1.35、以下[アルミナ(2月
と云う〕および電融アルミナ粉砕して得られた粉末〔粒
度分布 1〜40μ、形状因子 1,65、以下「アル
ミナ(3月と云う〕ならびに実施例1において使ったB
N粉末のかわりに、1〜50μの粒度分布を持つBNで
粉末を用意した。
なお、アルミナ(1)およびアルミナ(2)はそれぞれ
実施例1において用いたα−アルミナ粉末と同様に水熱
処理法で生成したα−アルミナを解砕処理する方法によ
って得たものである。
実施例1において用いたα−アルミナ粉末と同様に水熱
処理法で生成したα−アルミナを解砕処理する方法によ
って得たものである。
それぞれのα−アルミナ粉末800重量部、BN粉末2
00重量部、実施例1において使用したシリコンゴム1
00重量部およびジクミルパーオキサイド0.4重量部
を用いたほかは、それぞれ実施例1と同様に厚さが1m
vtのシートを作成した。
00重量部、実施例1において使用したシリコンゴム1
00重量部およびジクミルパーオキサイド0.4重量部
を用いたほかは、それぞれ実施例1と同様に厚さが1m
vtのシートを作成した。
得られた各シートを実施例1と同じ条件でプレスし、プ
レスシートを作成した。
レスシートを作成した。
それぞれのプレスシートの伸び率、熱伝導率および引裂
強度を測定した。
強度を測定した。
これらの結果を第2表に示す。なお、第2表において、
配合剤の容量%とは、配合した無機配合剤がシート中に
占める容量%である。
配合剤の容量%とは、配合した無機配合剤がシート中に
占める容量%である。
また、使用した各種アルミナの粒度分布を累積重量%と
して第3表に示す。
して第3表に示す。
第2表から、α−アルミナ粉末として、形状因子が1.
0〜1.4であるものを使用した場合、形状因子が1.
4以上のものを用いた場合と比べて得られる組成物の引
裂強度および熱伝導性はほぼ同じであるが、伸び率が高
いことが明らかである。
0〜1.4であるものを使用した場合、形状因子が1.
4以上のものを用いた場合と比べて得られる組成物の引
裂強度および熱伝導性はほぼ同じであるが、伸び率が高
いことが明らかである。
Claims (1)
- 1 形状因子が1.0〜1.4であるα−アルミナ粉末
とボロンナイトライド粉末とからなるシリコンゴム用熱
伝導性付与剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7459279A JPS5822054B2 (ja) | 1979-06-15 | 1979-06-15 | 複合配合剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7459279A JPS5822054B2 (ja) | 1979-06-15 | 1979-06-15 | 複合配合剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56874A JPS56874A (en) | 1981-01-07 |
JPS5822054B2 true JPS5822054B2 (ja) | 1983-05-06 |
Family
ID=13551576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7459279A Expired JPS5822054B2 (ja) | 1979-06-15 | 1979-06-15 | 複合配合剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822054B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6450636U (ja) * | 1987-09-19 | 1989-03-29 | ||
JPS6450637U (ja) * | 1987-09-19 | 1989-03-29 | ||
JPH04115791A (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-16 | Hochiki Corp | Catv機器用増幅器の電源表示装置 |
JPH07250439A (ja) * | 1994-03-09 | 1995-09-26 | Dengiyoushiya Kikai Seisakusho:Kk | 電源装置および電源入力切換表示装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7357287B2 (ja) * | 2020-02-26 | 2023-10-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 熱伝導性シリコーン組成物及び熱伝導性シリコーン材料 |
-
1979
- 1979-06-15 JP JP7459279A patent/JPS5822054B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6450636U (ja) * | 1987-09-19 | 1989-03-29 | ||
JPS6450637U (ja) * | 1987-09-19 | 1989-03-29 | ||
JPH04115791A (ja) * | 1990-09-06 | 1992-04-16 | Hochiki Corp | Catv機器用増幅器の電源表示装置 |
JPH07250439A (ja) * | 1994-03-09 | 1995-09-26 | Dengiyoushiya Kikai Seisakusho:Kk | 電源装置および電源入力切換表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56874A (en) | 1981-01-07 |
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