JPS58218559A - 建物ユニツトの据付け方法及びそれに使用する保護カバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は家屋等建物ユニットの据付は方法及１− びそれに使用する保護カバーに関するものである。

建物ユニットを用いる建築では、建物ユニットを運搬可
能な一定の大きさの箱状のものとして工場てあらかじめ
組立て、°その複数個を建築現場で前後左右あるいは更
に上下に配列して据付は互に接合して一戸の建物とする
。そゐ据付けに際しては、予め構築されたコンクリート
の基礎上に、クレーンの使用により建物ユニットをロー
プで吊下げ徐々に降下せしめ乍ら据付けるのであるが、
建物の重心がその構造上盛ずしもその中心にない為に、
第１図に示す如くロープで吊下げられた建物ユニツ）Ａ
Ｆｉ傾いた状態になるのが通常である。従って基礎１．
２の上に降下据置かれる態様は、建物ユニツ）Ａの下面
の４つの隅角部３，４，５．６のうち、先ず基礎から最
も近い隅角部３がこれに対応する基礎１の上面端部７゛
に着地し、次に隅角部４が基礎ｌの上面端部８に着地し
、以下伐る隅角部５．６が基礎２上に着地するのである
が、隅角部２− ３が着地後残りの隅角部４，５．６が着地する迄の問、
第２図に示す如く最初に着地した隅角部３に対応する基
ＦＭｌの上面端部７の一点に集中荷重がかかり、且つユ
ニツ）Ａは矢印の方向に回動するのでこじる力も加味さ
れてＢの部分が破損乃至崩壊し易いという難点があり、
従来はこれを防ぐ為にクレーンのロープを微動降下した
りロープに装備された姿勢制御装置により建物ユニット
の水平を保つ等の手段が採られていたが、ロープの微動
降下はクレーン操作に熟練者を配する必要があるのと、
作業が長時間に亘るという難点があり、又基礎上面端部
は死角になり易く期待する程の効果が得られず、一方響 虜勢制御装置は操作そのものが危険を伴うと共に運搬車
を必要とし、又高価につくので汎用されないのが現状で
ある。

本発明は叙上の如き従来技術の欠点を解消せんが為にな
されたものにして、その要旨は１　基礎上に、ロープで
吊下げられた建物ユニットを徐々に降下せしめ乍ら据付
けるに当り、建３− 物ユニット下面の隅角部のうち、基礎から最も近い隅角
部に対応する基礎の上面端部に予め保護カバーを着脱自
在に取着して建物ユニットを降下せしめ、該隅角部が保
護カバーを介して着地し引続きその次に近い隅角部が着
地する直前に保護カバーを取除くことを特徴とする建物
ユニットの据付は方法。

２はぼＬ型状にして建物ユニット用基礎の上面端部に対
応した内面を有し、外面側方には把手が設けられたこと
を特徴とする建物ユニットの据付は方法に使用する保護
カバーに存する。

以下本発明の一実施例を図面を参照し乍ら詳細に説明す
る。

図面Ｋｌて１１＃′ｉ鉄骨製柱、１２は外壁である。又
基Ｆ＃１．２Ｆ′ｉコンクリート製にして建物ユニツ）
Ａの底面相対向する短手方向の喘縁を支承し得る位ｆｌ
Ｋ予め構築されている。１３は図 保護カバーにして、第４餌にも拡大して示す如　　　　
１く長片１４と短片１５とからなる本体１６ＦｉＬ型鋼
にて製せられ、その内面１７＃−ｊ基礎１の−Ｅ４− 面端部７に対応した形状を有しており、外面１８の側方
には鋼製の把手１９が取着されている。

本発明方法の手順は、先ずクレーン等を操作して建物ユ
ニツ）Ａをロープで吊下げ、予め構築された基１ｉ１１
．２の真上に移動する。このとき建物ユニットＡ＃′１
ｖＪ１図に示すように傾いた状態になるので、基礎から
最も近い隅角部３に対応する基礎１の上面端部に保護カ
バー１３を第３図に示す如く被冠する。次にクレーンを
操作して徐々に降下せしめると、建物ユニットＡの隅角
部３が保護カバー１３の外面に着地し、次に似想線で示
した状態から徐々に起直り隅角部４が基礎１の上面端部
８に着地する直前即ち１１３図に示した状態ＶＣ′Ｉｋ
つ九時忙建物ユニットＡの降下を一時停止する。この状
態では未だロープに荷重がかかつており、又建物ユニッ
トの重量にもよるが保護カバー１３の着地点にも荷重を
受けているものの、基Ｗ１１の上面端部てに対しては保
護カバー１３と接する面に分散して負荷されている。

５− 次に把手１９を用いて保護カバー１３を取除くと隅角部
３は基礎１の上面端部７に直ちに着地する。然る後ロー
プを緩めれば隅角部４、次いで５，６０順に着地するが
、隅角部３が着地した時点では建物ユニツ）Ａの底面短
手方向の傾きは殆んど是正されており、着地点での上面
端部７が受ける荷重は相当軽減されると共に隅角部４が
着地する迄の間に隅角部３０着地点を支点とする建物ユ
エツ）Ａの回動も殆んどない。

本発明方法の前記実施例に於ては、建物ユニッ）Ａがロ
ープで吊下けられた態様が底面短手方向及び長手方向の
両方向において傾斜した例を示したが、何れか一方向例
えば短手力向即ち図面において隅角部３．４及び５，６
を結ぶ線の傾きがなく水平になっており長手方向即ち図
面において隅角部４，６及び３，５を結ぶ線が傾斜した
状態では、保護カバー１９ｉ１基礎１の土面端部７，８
の両方に取着しておき、隅角部５．６が基＠２の上面に
着地する直前に取除くよう圧すればよい。

６− 又本発明方法の前記実施例Ｋｉては、保護カバーを取除
く際に建物ユニットの降下を一時停止せしめたが、停止
することなく微動降下しつつ取除いてもよく、建物ユニ
ットの重量、クレーンの能力、作業者の人数等に応じて
やり易い方法を選択すればよい。

本発明の保護カバーの材質は鋼に限らず軽食ｇ或いは強
化合成樹脂等も好適に用いられ、把手の形状についても
前記実施例に放ては、直接人手で把持する形状のものと
したが、例えばリング状のものとし、手釣が係止出来る
ようにしてもよい。

本発明据付は方法は、ロープで吊下げられた建物ユニッ
ト下面の隅角部のうち、基礎から最も近い隅角部に対応
する基礎の上面端部に１予め保護カバーを着脱自在に取
着し、該保護力・（−よに前記隅角部を着地せしめるよ
うにしたので、建物ユニットの荷重が一点に集中するこ
となく保護カバーにより分散せしめられ、更に保護カバ
ーは基礎からその次に近い隅角部が着地７− する直前に取除くようにしたので、基礎から最も近い隅
角部が直接基礎の上面端部に着地するに際しても基礎か
ら最も近い隅角部とその次に近い隅角部とを結ぶ線は水
平に近いので、この時点で着地による衝撃や負荷は相当
軽減されており、建物ユニット据付けに際して基礎が破
損、崩壊等することがなくカリ、その結果、クレーン操
作に熟練者を配したり長時間を費したりすることがなく
、又補修作業に要するコストやその為の工期の遅延もな
く、又軽量、小型で簡単な構造の器具を用いることによ
りその目的が達せられるので、特別の設備費や運搬費が
不要で且つ器具の取扱いに習熟する必要もなく、工事中
とけいえ基礎の破損等トラブルが発生した場合のユーザ
ーに与える不安感もなくなるという効果を奏するのであ
る。

本発明保護カバーは、Ｌ型状の本体外面側方に把手を設
けたものであるから、基礎上面端部忙簡単に被冠出来る
と共に、その上に建物ユニットの隅角部を着地せしめた
状態で該保護カバー８− を取除くには、把手を用いれば容易にその目的を果たし
得るので本発明方法に用いて好適なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法及び従来方法の手順のう祷 ち最初の段階を示す正面や斜めからみた図、第２図は従
来方法の一例を示す主要部正面図、第３図は本発明方法
の手順のうち、基礎に最も近い建物ユニット隅角部が保
護カバーを介して着地し更に保護カバーを取除く直前の
状１１に達したときまでの状態を示す一部切欠正面図、
第４図は同上に放て保護カバーのみを取出して示す斜視
図である。 Ａは建物ユニット、ｌ及び２１−ｊ基礎、３，４゜５．
６は建物ユニットの下面隅角部、７．８は基ｊｉｌｔの
上面端部、９．１０は基礎２の上面端部、１３ｔｉ保護
カバー、１６は本体、１７は保護カバー１３の内面、１
８は同上外面、１９＃′ｉ把手。 ９−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １基礎上に、ロープで吊下げられた建物ユニットを徐々
   に降下せしめ乍ら据付けるに当り、建物ユニット下面の
   隅角部のうち、基礎から最も近い隅角部に対応する基礎
   の上面端部に予め保護カバーを着脱自在に取着して建物
   ユニットを降下せしめ、該隅角部が保護カバーを介して
   着地し引続きその次に近い隅角部が着地する直前に保護
   カバーを取除くことを特徴とする建物ユニットの据付は
   方法。 ２はぼＬ型状にして建物ユニット用基硼の上面端部に対
   応した内面を有し、外面側方１１’ｌ−１把手が設けら
   れたことを特徴とする建物ユニットの据付は方法に使用
   する保護カバー。