JPH0771120A - ビル構築工法およびビル構築用シート - Google Patents

ビル構築工法およびビル構築用シート

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JPH0771120A
JPH0771120A JP24074493A JP24074493A JPH0771120A JP H0771120 A JPH0771120 A JP H0771120A JP 24074493 A JP24074493 A JP 24074493A JP 24074493 A JP24074493 A JP 24074493A JP H0771120 A JPH0771120 A JP H0771120A
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JP
Japan
Prior art keywords
building
sheet
building construction
construction
seat
Prior art date
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JP24074493A
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English (en)
Inventor
Toao Satou
東亜男 佐藤
Kazuo Yoshitake
和夫 吉武
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TANAKA SOGO SEKKEI KK
Original Assignee
TANAKA SOGO SEKKEI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】多種多様のビル構築を一種類の構築用シートを
一個あるいは複数個使用することにより容易に行うこと
ができ、確実にビルの天井部を被覆する。 【構成】ビル42の天井部44周縁の仮設足場46に着
脱自在、かつ内側に浮力部材を内装させたビル構築用シ
ート10を使用し、天井部を被覆させ、被覆区域の構築
完了後、仮設足場の構築と共に、ビル構築用シートを上
方に移動させ、再び被覆区域を構築させることによりビ
ルを構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天候に左右されること
なくビルを構築できるビル構築工法およびビル構築用シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のビル構築用補助具として
特開平4−149380号公報記載の仮設用に適したエ
アドームが知られている(図8および図9参照)。
【0003】本例は、内部に空気を充填する気密室が形
成され、空気充填時に上方に突出した形状になる本体を
有するエアドームテントであり、隣接するエアドームテ
ントの縫い目を被覆する接合シートがエアドームテント
の適所に設けられたもので、このエアドームテントの両
端を仮設用足場に固定させることにより、ビル等の建築
物の天井部を被覆し、この被覆区域を構築するためのも
のである。
【0004】なお、図8および図9中1は建築物、2は
エアドームテント、2aは本体、3は接合シート、4は
綱、5は親綱、6は仮設用足場を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は前記の通り、エ
アドームテントにより建築物の天井部を、両側(図8に
おいて前後側)を開放させた状態で被覆させただけであ
るため、風雨の激しい場合、エアドームテントの両側か
ら風雨がエアドームテント内に侵入し、被覆区域内が風
雨にさらされ、構築が不可能となることが問題となって
いた。
【0006】また、エアドームテントの長さ方向の両端
のみを仮設用足場に固定させるため、エアドームテント
が前後方向(図8において前後方向)に揺れ易く、前記
同様風雨が激しい場合、エアドームテントと仮設用足場
との固定が緩み(解除され)、エアドームテントが建築
物から飛散する恐れがあることが問題となっていた。
【0007】また、エアドームテントは幅方向側にのみ
連結可能で、長さ方向側には連結不可能であるため、建
築物の形状が特異なもの、例えば平面十字状のものにお
いては、中央部分が縦方向あるいは横方向のどちらか一
方に分断され、分断部分の構築が不可能であり、多種多
様の建築物への転用が不可能であり、種々の建築物に対
して多種類のエアドームテントを用意しておく必要があ
り、在庫管理が煩雑であることが問題となっていた。
【0008】本発明は、このような欠点に鑑み、多種多
様のビル構築を一種類の構築用シートを一個あるいは複
数個使用することにより容易に行うことができ、確実に
ビルの天井部を被覆することができるビル構築工法およ
びビル構築用シートを提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のビル構築工法
は、ビル構築において、ビルの天井部周縁の仮設足場に
着脱自在に取付けられ、かつ内部に浮力部材を内装させ
たビル構築用シートにより天井部を被覆させ、被覆区域
の構築完了後、仮設足場の構築と共に、ビル構築用シー
トを上方に移動させ、再び被覆区域を構築させることに
よりビルを構築することを特徴とするものである。
【0010】また、本発明のビル構築用シートは、平板
状のシート本体の周縁に補助シートが設けられると共
に、隣接シート用連結部材が配設され、シート本体に開
閉自在の風抜孔が設けられ、補助シートに固定具が設け
られ、シート本体の裏側に浮力部材が固定されたことを
特徴とするものである。
【0011】
【実施例】本発明に係るビル構築用シートについて、図
1〜図6に基づいて説明する。
【0012】平板状のシート本体10の周縁に補助シー
ト12が設けられると共に、隣接シート用連結部材14
が配設されている。本実施例において、シート本体10
は長方形型であり、補助シート12は三角形型であり、
シート本体10の各辺と、シート本体10の各頂点に補
助シート12が設けられ、シート本体10および補助シ
ート12の素材は天然ラテックス、ネオプレン等であ
る。
【0013】また、隣接シート用連結部材14はビル構
築用シートを複数個連結させるためのものであり、図3
に示すように、複数個の連結継手16および1個の継手
用カバー18からなり、シート本体10の各辺に連結継
手16が、例えば10cm程度の大きさのものであれば4
0〜50個設けられ、全連結継手16を被覆できる大き
さの1個の継手用カバー18が設けられている。
【0014】また、継手用カバー18の先端およびシー
ト本体10の先端にはマジックテープ(登録商標)等の
固定手段19を配設させ、シート本体10の内側に降雨
が侵入しないよう配慮されている。
【0015】シート本体10に開閉自在の風抜孔20が
設けられている。本実施例において、風抜孔20の開閉
機構は図4に示すように、一側が開口22された中空の
胴部24に、外部と連通させた通孔26が設けられてな
る風抜部材28を、シート本体10に設けられた風抜孔
20に遊動自在に装着させたものであり、風抜部材28
がシート本体10に対して微小上下動することにより、
風抜孔20が開閉される。
【0016】補助シート12に固定具30が設けられて
いる。本実施例において、固定具30はロープからなる
ものである。
【0017】シート本体10の裏側に浮力部材用固定部
34が設けられている。本実施例において、浮力部材用
固定部34は図5に示すように、シート本体10と同素
材により設けられた舌片であり、後述の浮力部材36を
保持する袋状ネット41の基端部43を固定させるため
の通孔40が設けられている。
【0018】この袋状ネット41の素材は、フッ素樹脂
系フィルム、ポリフッ化ビニル、ナイロン等である。
【0019】また、シート本体10の裏側にシート用吊
り降ろし部材54が設けられ、この吊り降ろし部材54
を介してシート本体10を上下、左右動させることによ
り、シート本体10上側に貯溜された降雨を落下させ
る。
【0020】本実施例のビル構築用シートを使用してビ
ル構築を行う工法を図1〜図6に基づいて説明する。
【0021】まず、ビル42の天井部44の形状に対応
させたビル構築用シートを一個或いは複数個連結させ
る。本実施例ではビル構築用シートは一個であるが、複
数個連結させる際、各ビル構築用シートのシート本体1
0の各辺上に設けられた隣接シート用連結部材14を介
して、ビル構築用シートを複数個連結させる。
【0022】次に、ビル42の天井部44周縁の仮設足
場46に、ビル構築用シートを、補助シート12の固定
具30を介して取付ける。
【0023】次に、仮設足場46に取付けられたビル構
築用シートの内部に浮力部材36を内装させる。本実施
例において、浮力部材36はヘリウムガスを充填させた
風船であり、素材はエチレン・ビニルアルコール樹脂、
高重合ポリエチレンである。
【0024】また、浮力部材36である風船には支持紐
38が設けられ、この浮力部材36を袋状ネット41に
挿入し、袋状ネット41の基端部43を浮力部材用固定
部34に固定させ、風船の支持紐38を介して風船をビ
ル構築用シート内側の適宜個所へ移動させたり、風船が
収縮した際の交換時に風船を引き下ろすために使用す
る。
【0025】この際、天井部44の面積に対応させて浮
力部材36の個数を決定し、その個数をビル構築用シー
トに内装させる。
【0026】従って、浮力部材36を内装させたビル構
築用シートが、浮力部材36の浮力によりドーム状に保
持される。
【0027】また、ビル42の天井部44の面積が広大
な場合、適所に支持柱48を配設させることが必要であ
る。本実施例において、支持柱48は図6に示すよう
に、柱体50を三段に連結ボルト52を介して連結させ
たものであり、ビル42の天井部44とビル構築用シー
トとの間隔に対応させて柱体50を一段、二段あるいは
三段に適宜選択して使用することが可能である。
【0028】次に、ビル構築用シートにより被覆された
ビル42の天井部44の、被覆区域の構築を行う。
【0029】この際、構築に必要な資材を地上から搬入
させるには、被覆区域内に設置されたクレーン等の引上
げ装置(図示略)を使用し、搬入部分のビル構築用シー
トの補助シート12を仮設足場46から取外し、その部
分から搬入を行う。
【0030】構築完了後、仮設足場46の構築と共に、
ビル構築用シートの固定位置を上方に移動させる。この
際、補助シート12の固定具30を仮設足場46の既固
定位置から解除し、新たに構築された仮設足場46に固
定することにより行う。
【0031】再び移動させたビル構築用シートにより被
覆された被覆区域を構築する。
【0032】この作業を順次繰り返し行うことによりビ
ルを上方に向けて構築する。
【0033】ビル構築終了後、ビル構築用シート内の浮
力部材36を取外し、ビル構築用シートを仮設足場46
から取外し、ビル構築用シートを折畳み運搬し、次使用
に供することができ、何回も再利用することができる。
【0034】ビル構築中、突風がビル構築用シート内側
に侵入した際、シート本体10の風抜孔20に装着させ
た風抜部材28が、侵入してきた風により微小上下動す
るため、ビル構築用シート内部の風(加圧された空気)
を外部に放出させ、ビル構築用シートの揺れ、仮設足場
46と固定具30との緩み(解除)を防止する。
【0035】なお、本発明のビル構築工法に使用するビ
ル構築用シート(シート本体10、補助シート12、隣
接シート用連結部材14、固定具30、浮力部材用固定
部34および浮力部材36)は本実施例と同一である必
要はなく、他形状、他素材、他手段等により形成させる
ことは自由である。
【0037】また、本実施例において、浮力部材36の
シート本体10の裏側への固定は、袋状ネット41によ
るものであるが、浮力部材36に二個の支持紐38を設
けて一方の支持紐38を固定させることも可能である。
【0038】また、ビル構築用シートの固定具30であ
るロープを巻上・繰出装置(図示略)により伸長、短縮
させることにより、ビル42の天井部44とビル構築用
シートとの間の距離を調整することが容易となり、本巻
上・繰出装置の使用によりビル構築用シートで被覆され
た被覆区域を構築後、ビル構築用シートを新たに構築さ
せた仮設足場46へ固定し直す必要が皆無となり、その
ままロープを伸長させて次工程(上方)へとビル構築用
シートを移動させることが可能となる。
【0039】また、図7に別の実施例が示してあり、本
実施例は、ビル42の天井部44形状が前記実施例と異
なる他は全て同一である。
【0040】本実施例では、一個のビル構築用シートを
使用するのではなく、複数(16)個のビル構築用シー
トを隣接シート用連結部材14を使用して互いに連結さ
せたものである。
【0041】また、本発明に係るビル構築用シートをの
外面に広告を付すことにより、ビル構築中の際、近隣へ
の広告表示具としても使用できる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るビル構築工法およびビル構
築用シートによれば、天井部周縁の仮設足場に着脱自在
に取付けられ、かつ内部に浮力部材を内装させたビル構
築用シートによりビルの天井部を被覆させ、被覆区域の
構築完了後、仮設足場の構築と共に、ビル構築用シート
を上方に移動させ、再び被覆区域を構築させることによ
りビルを構築するため、ビルの天井部を確実に被覆でき
るので、悪天候に左右されることなくビル構築を行うこ
とができる。
【0043】また、突風がビル構築用シート内部に侵入
してきても、風抜孔を開放させることにより、突風(加
圧された空気)を外部に放出させることができ、ビル構
築用シートの揺れ、仮設足場と固定具との緩み(解除)
を防止することができる。
【0044】また、ビル構築用シートは構造が簡易であ
り、運搬が容易であるため、ビル構築の工期の短縮化、
工費の激減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビル構築用シートの使用状態を示
す正面図。
【図2】同、展開状態を示す平面図。
【図3】隣接シート用連結部材を示す拡大正面図。
【図4】風抜孔および風抜部材を示す断面図。
【図5】浮力部材の使用状態を示す正面図。
【図6】支持柱の正面図。
【図7】ビル構築用シートの別の実施例の展開状態を示
す平面図。
【図8】従来例を示す斜視図。
【図9】同、要部拡大断面図。
【符号の説明】
10 シート本体 12 補助シート 14 隣接シート用連結部材 20 風抜孔 30 固定具 36 浮力部材 42 ビル 44 天井部 46 仮設足場

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル構築において、ビル(42)の天井部(4
    4)周縁の仮設足場(46)に着脱自在に取付けられ、かつ内
    側に浮力部材(36)を内装させたビル構築用シートにより
    天井部(44)を被覆させ、被覆区域の構築完了後、仮設足
    場(46)の構築と共に、ビル構築用シートを上方に移動さ
    せ、再び被覆区域を構築させることによりビルを構築す
    ることを特徴とするビル構築工法。
  2. 【請求項2】 平板状のシート本体(10)の周縁に補助シ
    ート(12)が設けられると共に、隣接シート用連結部材(1
    4)が配設され、シート本体(10)に開閉自在の風抜孔(20)
    が設けられ、補助シート(12)に固定具(30)が設けられ、
    シート本体(10)の裏側に浮力部材(36)が固定されたこと
    を特徴とするビル構築用シート。
JP24074493A 1993-09-01 1993-09-01 ビル構築工法およびビル構築用シート Pending JPH0771120A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228346A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Yasumitsu Hiraki 建物外構工事施工領域の遮蔽構造及び建物外構工事施工方法
WO2021010668A1 (ko) * 2019-07-16 2021-01-21 백진흠 애드벌룬을 이용한 그늘 막
KR20210009280A (ko) * 2019-07-16 2021-01-26 백진흠 애드벌룬을 이용한 그늘 막

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