JPS5821760Y2 - 糊容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は糊容器に関するもので、使用に際し取扱いが容易
で、且つ管理も簡易で長期使用の出来る糊容器を提供す
ることを目的としたものである。

次に図面に基づいて本案の一実施例について説明する。

半透明な合成樹脂製の有底筒状の容器本体１の開口部の
外周面に螺子部２を形成し、別に上記螺子部２上に載置
し得る大きさの台部３上に細長型円錐状の塗布先４を極
めて柔軟な材質で形成し、該塗布先４の中央に貫通孔５
を穿ち、塗布先４の先端を斜め（例えば第３図に示す様
に水平に対する角度をＡ度とすれば、この角度を４５°
乃至７０°の間の傾斜とすることが望ましい）にそぎ落
し塗布面６となし、又別に前記容器本体１の螺子部２に
螺合する端子部７を内周面に設け、且つ前記塗布先４の
台部３を押え得る段部８を形成し、頂部に塗布先４が貫
挿し、且つ該塗布先４の適宜の位置を保持し得る孔９を
穿設した中蓋１０を形威し、又別に前記塗布先４の貫通
孔５に密接して嵌挿し得る細杆１１を頂部より垂下して
設けた外蓋１２を形成し、前記容器本体１、塗布先４、
中蓋１０及び外蓋１２を組み合せてなるものである。

本案は前述の様な構成で、これが使用に際しては、先づ
第２図に示す容器本体１内に液状の糊Ｂを収納し、第３
図に示す塗布先４を前記容器本体１の螺子部２上に載置
し、第４図に示す中蓋１０によって塗布先４を容器本体
１に螺着固定し、更に第５図に示す外蓋１２の細杆１１
を塗布先４の貫通’ＪＬ５に密接に嵌挿して被冠し、第
１図に示す状態に於て店頭等で販売され、又各家庭内に
保管されるもので、糊Ｂを塗布するに際しては、外蓋１
２を取り去り、所要個所に塗布面６を接触摺動させて塗
布するもので、終れば再び外蓋１２を嵌合させて保管し
、更に糊Ｂがなくなれば塗布先４迄を外して糊Ｂを注入
補充して使用するものである。

本案は以上の様な構成を有するものであるから、使用に
際しては外蓋を外し、塗布面を所要の位置に付けて摺動
させるだけで所望の位置に糊が塗布出来、指先等を糊で
汚すことなく出来且つ、塗布先が極めて柔軟で、塗布面
が傾斜しているため、糊を細く塗布するときは塗布先を
立て・かるく塗り、巾広く塗りたいときは塗布面の傾斜
面を利用して種々の巾に糊を塗布することが出来ると共
に、塗布先が柔軟であるから、毛筆の先の様にこまかい
所にも上手に塗ることが出来、又中蓋によって塗布先の
適宜の位置を保持させ柔軟な塗布先に保型力を補イ足し
、操作をより一層容易にすることが出来、更に又使用後
は外蓋を被冠することによつて外気との接触を断ち糊を
長期保存することが可能となり、又容器が半透明である
から中味の量が外部よりわかり、補充の用意をする時期
の予想が出来、又糊がなくなった場合に於ても外蓋、中
蓋及び塗布先を外すことによって再び糊を補充すること
が出来る等の著しい効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の一実施例の使用状態を示す断面図、第２
図は同じく本案の構成部材の一つである容器本体を示す
正面図、第３図は同じく本案の構成部材の一つである塗
布先を示す正面図、第４図は同構成部材の一つである中
蓋を示す正面図で要部を切断する、第５図は同構成部材
の一つである外蓋を示す正面図。 １・・・・・・容器本体、３・・・・・・台部、４・・
・・・・塗布先、５・・・・・・貫通孔、６・・・・・
・塗布面、８・・・・・・段部、９・・・・・・孔、１
０・・・・・・中蓋、１１・・・・・・細杆、１２・・
・・・・外蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 半透明の合成樹脂製の容器本体１の上端に、中央に貫通
   孔５を、先端に傾斜した塗布面６を、下端に台部３とを
   有する細長型円錐状の極めて柔軟な塗布先４を、該塗布
   先４の適宜の位置で保持し得る孔９と、前記台部３を押
   え得る段部８とを有する中蓋１０によって螺着固定し、
   前記塗布先４の貫通孔５に密接に嵌挿し得る細杆１１を
   有する外蓋１２を被冠してなることを特徴とする糊容器
   。