JPS5821603A - 防虫防かび剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は防虫防かび剤に関するものである。

次−や皮靴製品の維持、保存手段として４Ｍｍナフタリ
ン、バラジクロルベンゼン製剤が広く利用されている。

これらはいずれも防虫成分が昇華することにより効果を
発揮するもので、対象物に対する虫の食害について（・
すそれなりの有効性は認められる。しかし我国のような
Ｉｌ＆の高い風土においては空気中に無数のかび１１子
が浮遊しており、梅雨時など湿度。

温寂ならびに有機物の存在という条件が揃うことにより
衣類や靴製品にかび菌が発生繁殖するが、従来の防虫剤
ではこのかび＊に対する殺傷力がほとんどなく、防かび
用として別の専用薬剤を用いなければならなかった・し
かも従来の防虫防かび剤は昇華作用によるものが一般で
あったため、所期の効果を得るには大量に使用しなけれ
ばならず、薬効も必ずしも十分とはいえなかった。他の
防かび剤としてはスプレ一式あるいは塗布式のものもあ
るが、これらは使用が面倒であり、また浴室など壁面の
防かびはとも角衣類等の防かびには用法が適さない。

本発明は上記事情に鑑み硬究を重ねて創案されたもので
、その目的とするところは、単に対象個所に配するだ１
で長期にゎたり紡織効果を発揮できると共に集中的な防
かび効果を得ることができる気化性防かび性能をもつ薬
剤組成物を提供することＫＴｏる。′この１的を達成す
るため１本発明は防虫用昇華物質に防さび用のパラクロ
メタキシレノールを飽和−価アルコール鋼で可溶化して
分散配置し、この混合物の外部を和拳、不縁布などの通
気性気化コン）ａ−ル材で覆ったもので、１ｌｌＩ封に
より防虫用昇華物質を順次昇華して防虫酸分を発散させ
ると同時に、昇華による吸出し作用でパラクロメタキシ
レールな昇華力の数倍のスピードで気化させ、これをコ
ントロール材でＩＩ！整することによりふんい気中に充
濶した肪かび成分により付着かび曹を酸し、かつ新たな
かび曹の発生を抑制するようにしたものである。

以下本発明を詳述する。

第１＠は本発明に係る防虫防かび剤を示すもので、１は
防虫防かび鋼本体、２は防虫防かび鋼本体１を被包する
コントロール材で。

和紙又は不織布などの気孔材料からなっており、防かび
成分の気化力が過度にならずまた不足を生じないよう所
定の密度に調製する。

３はハンガー等に吊すための吊片、４は畳時まで防虫防
かび鋼本体１の昇華及び気化を阻止するための気密袋（
非通気性製）である。

前記防かび肪虫剤本体１は全体として錠剤、状・ドーナ
ツ状などのＥｌｌｌ物質状態を呈した混合物からなって
いる。すなわち具体的には。

パラクロメタキシレノールを飽和−価アルコール類で可
溶化し、これを防虫用昇華物質の粉末に均一に分散して
なるものである。

前記パラクロメタキシレノールは抗■スペクトルの広い
防疫、防腐、防かび剤として知られてシリ、外勤は結晶
粉末を呈する。これを単に防虫用昇華物質と混合し再結
晶させるのでは肪虫、防かびが共に昇華力により蒸散す
るだけであるため、防かび性能が弱い。

そこで本発明は、パラタロメタキシレノールを飽和−価
アル；−ル釧で溶解しこれを昇華物質に均一に分散せし
め５〜３０Ｃの温度ｌ［＠Ｉでパラクロメタキシレノー
ルを旺盛に気化させるようにしたものである・飽和−価
アルコール類としては、エタノール、イソプロビールア
ルコールなどが挙けられる。昇華性物質としてはナフタ
リン、バッジクールベンゼンなど全知の防朧剤が挙げら
れる。前者は後者ｋ〈らべ蒸気飽和量は低いが昇華力の
持続性は長い・この点を考慮して適宜昇華性物質を選択
する。

製造にあたってはバラク胃メタキシレノール粉末を飽和
−価アルコール類で溶解し、このｌＩ博物を昇華性物質
の粉末にスプレーなどｋより均一分散させ、直ちに必要
な形状に底液し、気多性＝ントロール材に充ｊｊｌ封入
する。

質って上記パラクロメタキシレノールは昇華性ａｍ物質
中Ｅｌｌ剤様に散在する。パラクロメタキシレノールの
昇華性物質に対する添加量は経済性と防かび効果の双方
からみて一般Ｋａ７〜１．２重量−であることが望まし
い。

次に本発明の具体的な実施例と効力試験結果を示す。

実施例１゜ パラクロメタキシレノール１．２重量−を９５−エタノ
ール２０重量−に溶解し、得られた溶液をナフタリン粉
末９Ｌ７８重量−に均一にスプレーして攪拌し、直ちに
錠剤状に成層し。

これを通気度１００（ｋｓｐ／１００ｃｃおよび通気度
８００ｗＩ、／１００ｅｅの不織布に装填し、非通気性
袋に封入し本則を得た。これをサンプルＮｌｌ、ａ２と
する。

実施例２ バラクａメタキシレノールＬ２重量饅を９５−エタノー
ル２０重量ＩｓＫ溶解したものを。

パラジクロベン（ン粉末９７．８重量−にスプレーして
均一分散させ０錠剤状に成ｓｉ＊これを通気度１００伽
〆１０δＣｔと８００鱈／１００ｃａの２ｍｌの不織布
に装填し非通気性袋に封入して本則を得た。これをｔン
グルＭｌｋ３．Ｉａ４とする。

薬剤効力試験 ＬＩＩ施例り実施例２で得られた薬剤の防虫効果を試験
した。試験方法は下記によった・まず、サンプル亀１〜
サンプルＮ１４を入れた容器にそれぞれ羊毛を装入し、
衣類害虫（イガ）がどちらの容儀に装入するかの忌避効
果をみた。比較のためサンプル亀５として一般　脳防央
剤を一条件で使用した。

得られた試験結果を示すと下記第１表のとおりである。

第　　１　　表 ２　実施例１．実施例２の薬剤の肪かび試験を行った。

試験方法は、空気中落下細菌を付着させた培地（ポテト
デキストロース寒天培ｊｌｋ）８枚を底Ｋ　１　ｕｓの
水を張ったガラス水槽内に静置し、各サンプルはそれぞ
れ非気通性袋から取出して２ｆＸ２４個が不縁布に包ま
れている一連のもの（４８Ｆ）　　を培地の約２０傭上
に吊し、水槽の蓋にはダンボールを使用し多少の空気の
出入れが可能にし、温［２３℃〜２７℃の実験室に一遍
間放置し　ｍ生育状態をＩｌ！察した。

上記による試験結果を、）くラクｐメタキシレノール粉
末α３重量−をパラジクロルベンイン粉末９９．７重量
−Ｋｍ合調整したもの（比較例１）および防かび剤が全
く配合されていないパラジクロベンゼン製防虫剤め（比
較例ｉりと併せ下記第２表に示す０表中−はかび発生な
し１士かび発生少々、＋かび発生１０００以上を示す。

第　　　２　　　表 上記１１１１１＆と１１２６から明らかなようＫ。

本発明薬剤は長期にわたり良好な防虫効果が得られるう
えに、防かび効果もすぐれている。

これは防虫成分の昇華開始とともに飽和−価アルコール
で可溶化されているパラクロメタキシレノールが１出さ
れ、外皮のコントロール材により気化量を適量Ｋｌｌ整
されながら雰囲気を満し、これにより防かび気膜を形成
してかび曹の殺傷とかび劇発生抑止が図られたことによ
ると考えられる。

以上説明した本発明によれば、単に対象物に吊持あるい
は載置するだけ寸、長期にわたり防虫効果を得ることが
できると同時に、気化により即効的に防かびを図ること
ができ。

製造４當温下で行われるため安全容易であると共に低コ
スト化できるなどのすぐれた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第４図は本発明に係る防虫防かび剤の一実施例を示す説
明図である。 １−防虫防かび剤本体、２・−・気化コントロール材 特許出願人　協和化成品　合資会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　バラクロメタキシレノールを飽和−価アルコ
   ール類で可溶化し、この配合を防虫用昇華物質に分散混
   合し、外部を和紙又は不織布などの気化コントロール材
   で被包せしめてなる防虫防かび剤。 （！）　　飽和−価アルコールがエタノール又はイソプ
   ■ビールアルコールである特許請求の範囲第１項記載の
   防虫防かび剤６ （１）紡虫用昇華−質がバラジクロルベンゼンへ 又はナフタリンである特許請求の範囲第１項記載の防虫
   防かび剤。