JPS58213711A - 鉄(2)ポルフイリン錯体を包接したリポソ−ムおよび酸素吸脱着剤 - Google Patents

鉄(2)ポルフイリン錯体を包接したリポソ−ムおよび酸素吸脱着剤

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JPS58213711A
JPS58213711A JP23499382A JP23499382A JPS58213711A JP S58213711 A JPS58213711 A JP S58213711A JP 23499382 A JP23499382 A JP 23499382A JP 23499382 A JP23499382 A JP 23499382A JP S58213711 A JPS58213711 A JP S58213711A
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phospholipid
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JP23499382A
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Etsuo Hasegawa
悦雄 長谷川
Yoichi Matsushita
洋一 松下
Hidetoshi Tsuchida
英俊 土田
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes

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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はいわゆる鉄(II)ポルフィリン錯体を包接
したリン脂質リポソームおよび該リポソームからなる酸
素吸脱着剤に関する。
ヘモグロビンやミオグロビンの鉄(II)ポルフィリン
錯体、は酸素分子を可逆的に吸脱着する。このような天
然のポルフィリン鉄(II)錯体と類似の酸素吸脱着機
能を持つ錯体を合成するために、従来、多くの研究が発
衣されている。その例としては、J 、 P 、 Co
llman * Accounts ofChamlc
al Re5earch 10265(1977) ;
F 、 Ba5olo * B 、 M 、 Hoff
manおよびJ、A、Ibera 、 1bid、 、
 8384(1975)などである。特に、室温条件下
で安定な酸素錯体が生成できると報告されているポルフ
ィリン鉄(II)錯体として鉄(II)−5,10,1
5,20−テトラ(α、α、α、α−0−ピパラミドフ
ェニル)ポルフィリン錯体(J 、 P 、 Coll
man他、  journal ofAmerican
 Chemical 5ociety 971427 
(1975)参照)がある。しかし、この錯体は少量で
も水が共存すると、直ぐに酸化されるため、酸素錯体を
生成できなくなる。
これを解決し、水中、室温下という生理的条件に近い条
件下で可逆的な酸素吸脱着・運搬が可能な材料として本
発明者らは鉄(■)−5.10.15.20−テト2(
α、α、α、α−0−ビパラξドフェニル)ポルフィリ
ンーイミタソール誘導体錯体を包接したリン脂質リポソ
ームを特願昭56−89312号として出願した。この
リポソームは前記錯体を包接するものとして天然または
合成のリン脂質のみを用いている。
しかしながら、上記のような材料を、酸素運搬機能を有
する代用血液として医用面で利用することを考えた場合
、リン脂質のみからなるリポソームを用いることは望ま
しいものとはいえない。すなわち、このようなリポソー
ムを動物静脈内に多量に投与した場合、その動物の赤血
球や組繊細胞からその主要構成成分の一つであるコレス
テロールが、該投与されたリポソーム中へ引き抜かれ、
該動物の赤血球の脆弱化や血中遊離コレステロール量の
増加を誘起するという欠点がある。
したがって、この発明は、上記鉄(II) 、j?ルフ
ィリン錯体を包接したリン脂質リポソームの利点を損な
うことなく上記欠点を解決したリポソ−ムを提供するこ
とを目的とする。
この発明によれば上記目的は一般式 (ここで、R4はこれが結合するイミダゾール基の中心
鉄への配位を阻害しない基、R2,R,および84はそ
れぞれ水素また紘疎水性置換基であってそれらの内少な
くとも1つは疎水性置換基)で示される鉄(II) −
5、10、15、20−fト2(α。
α、α、α−Q −ヒバ2ミドフエニル)ポルフィリン
(以下、Fe(31)Tpiv PP )錯体をリン脂
質とコレステロールからなるリポソームに包接させるこ
とによって達成できる。
上記Fa(■)Tpiv PPを包接するリポソームを
形成する成分の一つであるリン脂質としては、レシチン
、クファリン、ホスファチジルコリン(大豆、牛肝臓、
牛脳、牛心筋および卵黄ホスファチジルコリン婚天然の
ものや、ノパルくトイルホスファチジルコリン、ノステ
アロイルホスファテジルコリン、ノミリステロイルホス
ファチジルコリン等合成のもの)、ホス7アチジルエタ
ノールアミン、スフィンコバニリン等を単独でまたは混
合物として用いることができる。
この発明に用いられるリポソームのもう一つの成分はコ
レステロールである。リン脂質トコレスチロールとの重
量比は、lないし100であり、より好ましくは2ない
し50である。
Fa (II) Tpiv PP錯体は単独では酸素を
配位により吸脱着する作用はほとんどなく、この目的を
達成するためには軸位(第5または第6配位座)に塩基
性配位子を配位させる必要がある。この発明では、との
軸配位子として前記式■に示すように、式 で示される置換イミダゾールを用いている。ここで、R
4は当該イミダゾールのFa (n) Tpiv PP
への配位を阻害しない基であり、メチル基、エチル基お
よびプロピル基(n−プロピル基およびイソゾロビル基
を含む)が好ましい。R2゜R3およびR4はそれぞれ
水素または疎水性基であって、少なくとも1つは疎水性
基である。疎水性基であるのは通常R2またはR5こと
にR2である。
このような疎水性基の例を挙げると、C5〜C6゜(−
Cl2CO−(CH21CH,、n=1へ30.または
→CH2九「Co −(CH25CHs、m=3x25
.1=0または1)である。軸配位子としての置換イミ
ダゾール基ル位に上記置換基(R1)を持つとともに疎
水性基を持つことが重要である。本発明者らの研究によ
れば、疎水性基を持たない置換イミダゾール例えば1.
2−ジメチルイミダゾールを軸配位子とし持つF・(I
I) Tpiv PP錯体ではこれをリン脂質リポソー
ムに包接させても安定な酸素錯体を形成せず直ちに酸化
する。
また、疎水性基の疎水性が増す(例えばアルキル基にあ
っては炭素数が増す)程、当該錯体のリポソームへの包
接は良好となシ、かつ生成する酸素錯体は水による酸化
を受は難くなって安定化する。
Fe (II) Tpi’v PPをリン脂質リポソー
ムに包接させるには、不活性ガス雰囲気(例えば、窒素
ガス、セアルゴンガス)中で、Fe(至)Tplv P
Pおよび過剰奮の置換イミダゾール(イミダゾール/ポ
ルフィリンモル比=2〜100)を適当な溶媒例工ばク
ロロホルム、ジクロルメタン、ベンゼン、トルエンに溶
解し、これに亜ニチオン酸すIIJウム等の還元剤の水
溶液を加え、振とう・攪拌し、水−有機溶媒不均一層系
中でFe1l)Tpiv PPの中心鉄を二価に還元す
る。ついで、この有機層を集め脱水処理後この溶液にリ
ン脂質とコレステロールとの混合物を加える(リン脂質
−コレスチロール混合物とポルフィリンの重量比は10
ないし1000、好ましくは50ないし200)。その
後、この糸から溶媒を減圧下に留去し、例えばフラスコ
の内壁面上の薄膜として固形分を得る。これらの操作は
不活性ガス下あるいはCOガスを吹き込んでおこなって
もよい。COガスを使用した場合には、最後に加熱脱気
によってこれを簡単に除去できる。
次に、上記薄膜固体に不活性ガス雰囲気下で水系媒質(
例えば、水、リン酸緩衝水(pi(=5〜9)、生理食
塩水、Kr5bi −R1ngera溶液、あるいはこ
れらにデキストラン、ヒドロキシエチルスターチ、アル
ブミン等の血液増量剤やアミノ酸、糖類、ビタミン等を
溶解した゛水溶液)を加えた後、振とうめるいはミキサ
ーで攪拌し、することによって乳濁状の多重層リポソー
ム膜としてFe (II) Tplv PPを包接した
リポソーム分散液が得られる。これ金さらに超音波処理
することによって多重層リポソームをより径の小さな多
重層リポソームもしくは単重層リポソームとすることが
できる。
なお、前記の亜ニチオン酸ナトリウム水溶液による還元
の代りに、パラジウム−カーボン/水素ガスによる還元
も利用できる。例えば、Fe(2)Tpiv PPとイ
ミダゾール配位子とを乾燥ジクロルメタンあるいはベン
ゼン/メタノール混合溶媒に溶解し、少量のツヤラジウ
ムカーボンを添加し、これに水素ガスを充分に吹き込み
室温下で還元しFe (If) Tpiv PP溶液を
調製し、ツヤラジウムカーボンをろ別して得たろ液を用
いてもよい。
あるいはまた、Fe II)Tplv PPを包接した
リポソーム分散液を同様に調製し、還元剤としてβ−ニ
コチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADP
+ ) 、D−グルコース−6−リン酸(G6P) 、
グルコース−6−りン嫁デヒドロrナーゼ、フェレドキ
シンおよびフェレドキシン−NADPリダクターゼ(F
 ’−NADPR)よりなる酵素系を鉄@)ポルフィリ
ン錯体1モル当りD−グルコース−6−リン酸が1モル
以上となる割合で用い、5ないし9の−1の下で還元を
おこなってF@QID f: Fe (1)とすること
もできる。この酵素系にカタラーゼを適量添加しておく
と好ましい。
Fe (n) Tplv PPを包接したリポソームの
平均粒径は、上記調製法のうち超音波処理操作の田力お
よび時間の制御により数μm〜200Xの範囲で調節で
きる。
こうして得たこの発明に係る1ノポソームは、その中に
包接されたF・(It) Tplv ppの、酸素分圧
差による可逆的酸素吸脱着機能を安定に発揮させ、該F
・(n) Tpiv PPは室温下、永の共存下でも安
定な酸素錯体を形成し、酸素吸脱着剤として機能する。
また、Fe (II) Tpiv PPを包接する1」
ン脂質トコレスチロールよりなるリポソームは特にコレ
ステロールの存在によりより優れた生体適合性がある。
したがって、この発明のIJポソームは生体適性のより
高い(すなわち、赤血球の脆弱化や血中遊離コレステロ
ールの増力ロヲ招75)ない)酸素吸脱着剤の特徴を持
つこととなる。
また、コレステロールを用いることによシ、IJ 、j
eソーム自体の安定性も増す。
以下、この発明の実施例を記す。
実施例1 窒素がス雰囲気下において、Fe Q[) Tplv 
PP−Br17V(8,7X 10−’ミリモル)、1
−n−ラウリル−2−メチルイミダゾール11■(4,
3X10  (リモル)をトルエン5 rRt K 溶
解し、これに過剰の亜ニチオン酸ナトリウムを溶解した
水溶液5 mlを加え振盪後、−酸化炭素がスを吹き込
んだ。静置後、トルエン層を採取し、少計のモレキュラ
ーシーガス4Xを加え、脱水処理した。このトルエン溶
液に、卵黄ホスファチジルコリン(以下、PCと略記す
る)0.13gとコレステロ−ゝル0.014Nをトル
エン2FrLlK溶解し一酸化炭素ガスをあらかじめ飽
和させておいたものを加えた。トルエンを減圧留去して
フラスコの内壁面上に残った薄膜状固体物質を、さらに
100℃で0.5時間減圧処理して一酸化炭素を完全に
除去した。ついで、これに、酸素がスを除去したリン酸
緩衝水(1’47.0 ) 10 mlを加えた後、窒
素がス下において超音波攪拌(20kHz、100W)
を10分間行い、5.10,15.20−テトラ(α、
α。
α、α−(0+ ピパラミドフェニル)ポルフィン鉄ω
)−モノ(1−n−ラウリル−2−メチルイミダゾール
)錯体の多重層リポソーム分散水溶液を得た。窒素ガス
下における溶液の可視吸収スペクトルの吸収極大波長λ
maxは532.562nmの2本であり、デオキシ型
に相当した。吸収スペクトルの形および吸収極大波長は
、無水ベンゼン溶液などにおける同種錯体の文献値とも
一致している。
なお、本実施例で用いた1−n−ラウリル−2−メチル
イミダゾールは、次のように合成した0 2−メチルイミダゾール199 (0,23mole)
臭化ラウリル259 (0,10mole )を混合し
200℃に10時間加熱反応した。冷却後10%に2C
O3水溶液5Q□+/を加え攪拌したのち、エーテル抽
出(2X30(1/)した。有機層を合わせて、飽和N
a HCOs水浴液(2X200m/)、飽和NaC/
、水溶液で洗滌後、分液して乾燥Na2SO4で乾燥し
た。蒸発に供した後褐色油状物を得、これを1シリカr
ルカラム(シリカダル500g;CHCLs : Me
OH=10 : 1 )で精製した。収量20grx収
率79チ。これを減圧蒸留し、沸点156〜158℃/
 4 、w Hg留分を用いた。
マス−ベクトル: M+=250. ’H−NMRN−
クトル(CDCt、 、 TMS ): δ(pPm)6.88(d、J=IHz)、6.76(
d、J=IHz):1m4位、5位protona3.
89 (2H,t 、 J=7Hz ) : 1位N−
皐す−CH2 2,36(3H,S): 1m2位の5旦。
IRスペクトル(NaC2板) cm  、3400 
e 2930−2860.1525.1500.146
5.1425.1375゜1280.1145,995
,720.680実施例2 実施例1で得たリポソーム分散水溶液(窒素ガス雰囲気
下)に25℃で酸素ガスを吹き込むと、デオキシ型の2
本のピークに代ってλmax546 nmの単ピークが
新たに観測され、無水トルエン溶液中におけるこの種の
Fe (n) Tpiv PP錯体の酸素化錯体の文献
値と一致している。この酸素化錯体溶液に窒素がスを短
時間バブリングすることKより、デオキシスペクトルへ
の可逆的変化が観測され、可逆的な酸素吸脱着を確認し
た。また、得られた酸素錯体の吸収スペクトルの経時変
化の追跡から求めた酸素錯体の半寿命は、25℃で約4
時間以上であった。
実施例3 実施例1の還元型調製法に従って F@Q[) Tpiv PP−Br 3.6+9(3,
15X 10−’モル)、l−ラウリル−2−メチルイ
ミダゾール43m9(50倍当菫)、PCO,56,!
i+(250イ音当欺)およびコレステロール0.05
6.!i+を用い、生理食塩水(pI″N6.8 ) 
Z o ml中で還元体のリポソーム溶液を作った。こ
れをN2下水水浴中で超音波処理(20kHz、150
W:1.5hr )を行ないはとんど透明なリボン゛−
ム分散溶液とした◎ との溶液を用いて室温下で0□錯体の可逆的吸脱着のチ
ェック・と、安定性のチェック(経時変化)を行なった
。実施例2と同様に1酸素ガスを溶液に吹き込むことに
より酸素化錯体に相当する可視吸収ス(クトルを得た。
又、この溶液に窒素ガスを吹き込むことにより、もとの
デオキシ体スペクトルが得られ、酸素の可逆的吸脱着を
確認した。また、上記の酸素錯体の半寿命は、25℃に
おいて4時間以上であった。
実施例4 実施例1において卵黄ホスファチツルコリン0.13.
9とコレステロール0.014gの混合物の代pに卵黄
ホスファチジルコリン0.13.9とコレステロール0
.042gとの混合物を用いた以外は全く同様の手法に
より5,10.15.20−テトラ(α、α、α、α−
0−ピパラミドフェニル)ポルフィリン鉄■)−モノ(
1−n−ラウリル−2−メチルイミダゾール)錯体のリ
ポソーム分散液を得た。窒素ガス下におけるこの分散液
の可視吸収スペクトルのλmawは532nm e 5
60amでありた。実施例2と同様に、酸素ガスを溶液
に吹き込むことにより酸素化錯体に相当する可視吸収ス
ペクトルを得た。ついで、この溶液に窒素がスを吹き込
むととKより、もとのデオキシ体スペクトル(λm□=
544nm)が得られ、酸素の可逆的吸脱着を確認した
。また、上記の酸素錯体の半寿命は、25℃において4
時間以上であった。
実施例5 実施例1において、1−ラウリル−2−メチルイミダゾ
ールを同モル量の1−トリチル−2−メチルイミダゾー
ルに代えた以外は全く同じ手法により%  5tlO,
15e20−テトラ(α、α、α、α−Q −ヒa4 
ラミドフェニル)ポルフィン鉄(II)−モノ(1−ト
リチル−2−メチルイミダゾール)錯体のリポソーム分
散水溶液を得た。可視吸収スペクトルのλWaXは、5
32nmおよび560 nmであった。実施例2と同様
な手法で、酸素錯体(λmH543nm )を確認した
なお、本実施例で用い7’jl−)ジチル−2−メチル
イミダゾールは、次のように合成した。
2−メチルイミダゾール−Ag塩4.39 (0,02
3モル)をトルエン50m1に懸□濁攪拌し塩化トリチ
# 7.0 g (0,025モル)を加え10hr加
熱還流した。室温に戻し不溶部(AgBr )を戸別し
、P液を濃縮し黄褐色固体を得た。シリカダルカラム(
シリカゲル200g、CHCt3/Me10H=20/
l)テ稍[L、ベンゼン−ヘゲタン系から再結晶した。
収量3.34#、収率45%6マススペクトル:M+3
24. ’H−NMRスペクトル(cocz  TMS
 )− δ(PPm)ニア、00〜7.40(15H,m):フ
ェニルプロトン6.86.6.76(each IH,
d 、 J =lHz) :イミダゾール4位、5位−
グロトン 1.67(3H,S):イミダゾール2位−95゜IR
(KBrディスク):  3350.30?0.303
0.1600゜1520、1490.1450.139
5゜1305.1240,1180.1140゜10?
0.1035,1000.990゜910.880,8
65,760,750゜700鋼−1 実施例6 実施例IVcおいて、卵黄ホスファチノルコリン0.1
”3gを、ソノ母ルミトイルホスファチソルコリン0.
18.9に代え、更に超音波攪拌操作を、60℃の浴上
にて行った以外は全く同様な手法により、5.10.1
5.20−テトラ(α。
α、α、α−Q −ヒハラjドフェニル)ポルフィン鉄
0)−モノ(1−n−ラウリル−2−メチルイミダゾー
ル)錯体のリポソーム分散水溶液を得た・窒素ガス下に
おける溶液の可視吸収スペクトルはλrn@z 532
nm 、562nmであった。実施例20手法に従い酸
素錯体の生成を確認した。
上記の酸素錯体の半寿命は、4時間以上であった。
実施例7 実施例1において、1−ラウリル−2−メチルイミダゾ
ールの代りに四モル蓋の1−ステアリル−2−メチルイ
ミダゾールを用いた以外は全く同じ手法により5,10
,15.20−テトラ(α、α、α、α−0− ft*
ラミドフェニル)ポルフイン鉄0)−モノ(1−n−ラ
ウリル−2−メチルイミダゾール)錯体のリポソーム分
散水溶液を得た。窒素がス下における溶液可視吸収スペ
クトルは福@x532nm e 562nmでありた。
実施例20手法に従い酸素錯体の生成を確認した。
上記の酸素錯体の半寿命は、4時間以上であっ友O 本実施例で用いた1−ステアリル−2−メチルイミダゾ
ールは、実施例1において合成したl−ラウリル−2−
メチルイミダゾールの合成力rルカラム精製(クロロホ
ルム/メタノール=10/1)した後、減圧乾燥した。
マススペクトル: M”=334(My334)IRス
ペクトル(KBr錠剤)Dll 、3420,2980
゜2940.2870.1510.1480.1435
゜1385.1300.1290.1140.1110
゜990.755,725.690 ’ H−NMRスペクトル(CDC1,、TMS )δ
(ppm):1.7 (t −2H−Zn−C−CH2
−) 6.89 (d −IH) −6,80(d、I
H)(イミダゾールの4位、5位)。
3.80(t、2H,N−皐11−)、 2.37 (
3H、S 、FmCH,)。
1.26(30H,S、+cu2−)、5)、0.88
(t 、3H。
−CH,) 、元素分析値(重量% ) C79,01
(79,0) 。
H12,72(12,6)8゜31(8,4)C2□H
42N2実施例8 実施例1において、1−n−ラウリル−2−メチルイミ
ダゾールのかわりにメチル1l−(1−(2−メチル)
イミダゾリル〕ウンデカノエイト(4,3X10  ζ
リモル)を用いた以外は全く同じ手法により5.10.
15.20−テトラ(α、α、α、α−0−ビパラミド
フェニル)ポルフィン鉄(II)−モノ〔メチル1l−
(1−(2−メチル)イミダゾリル)ウンデカノエイト
〕錯体のリポソーム分散水溶液を調製した。
窒素ガス下eζおける可視吸収スペクトル吸収極大波長
’maxは533 nmおよび561 nmであった。
本実施例で用いたメチル1l−41−(2−メチル)イ
ミダゾリル〕ウンデカノエイトは次の様にして合成した
11−ブロムウンデカン225Iie々ンゼン100m
J中塩化オキザリル13mJ存在下に4時間室温攪拌し
た。次にメタノール50肩lを加えて一夜放置後常法処
理して11−ブロムウンデカン酸メチルエステル23g
(収率87.5 % )を得た。
2−メチルイミダゾール8.2gをNaH2,411/
DMF 2001AIの懸濁溶液中にゆっくり加えた。
添加後90℃で1時間加熱し、先に得た11−10ムウ
ンデカン嘔メチルエステルを滴下した。続いて2時間9
0℃で加熱攪拌した後、常法により処理した。
シリカダルカラム(CHCt、/CH,OH= 9/1
(v/v ) )を用いて精製し、メチル1l−(1−
(2−メチル)イミダゾリル)ウンデカノエイト9.5
g(収率41饅)を得た。
IR(液膜) : 1740crn−’ (1’   
eエステル)C=0 ’H−NMRスペクトル(TMS 、 CDC1,)δ
(ppm)1.28(−重線、12H。
ニNCH2CH2(CH2)6CH2CH2CO2−)
 、 1.68 (多重線。
幅広−4H、NCHzCH2(CH2)4CJ(20H
2CO2−) C2,31(三重線、 2 H、−CH
2CO□−)、2.37(−重線、3H,イきダゾール
項−CH5) 、 3.66(−重線、 3H,−CO
OCH,) 、 3.80(三重線、2H。
、NC1(2−) 、 6.80 (二重線、H,イミ
ダゾール項5位プロトン)、6.90(二重線、■、イ
ミダゾール項4位グプロン) MSスペクトル:M+280 本実施例で調製した鉄(U)ポルフィリン錯体リポソー
ム分散水溶液を用い、実施例2に従い酸素錯体の生成を
確認した。酸素錯体の福、Xは545 amであった。
半寿命は4時間以上であった。
実施例9 Fs([)rpiv  PP・jllr  1!tip
(8,7X  1 0’   ミ  リ  モ ル )
 、1”n−ラウリル−2−メチルイミダゾール11ダ
(4,4X 10”−2ミリモル)、卵黄ホスファチジ
ルコリン125■およびコレステロール201R9t″
フラスコ中でベンゼン5dKHMした後、室温上真空ポ
ンプで濃縮してフラスコ壁土の薄膜とした。これに0.
05 M リン酸緩衝水(PH7,0)10−を加え、
水冷して窒素ガス下において超音波攪拌(20kHz、
100W )を30分間行ないリポソーム分散溶液とし
た。
こうして得たリポソーム分散溶液K NADP  O,5TnIi、 G 6 P 3.01
!ui、フェレドキシン0.01■、フェレドキシン−
NADPリダクターゼ(F −NADPR) 0.02
1n9、カタラーゼ0.051!を加えたのち、酸素ガ
スを1時間バブルし、さらに、グルコース−6−リン酸
ゾヒドロrナーゼ0.017111iJをリン酸緩衝水
(pH7,0)0.11n/!に溶解した液を注入した
。これを窒素雰囲気中25℃に保持しながら、鉄(至)
から鉄(II)への還元反応を可視吸収スペクトルで追
跡した。時間と共に5゜10.15.20−テトラ(α
、α、α、α−0−ヒハラミドフェニル)ポルフィリン
鉄(■)−モノ(1−n−ラウリル−2−メチルイミダ
ゾール)錯体に基づく吸収極大位置535nmt560
nmの吸光度が増加し、約5時間後に完全に還元された
実施例2に従い、上記還元型リポソーム溶液に酸素ガス
を接触させ友ところ、直ちに酸素錯体の可視吸収スペク
トル(λm□=544am)を得た。この酸素錯体の2
5℃における半寿命は実施例1の錯体のそれと同等であ
った。
実施例1O F@II) TptvPP−Br 1. Om? (8
,7X 10″″4″4ミリ、1−ラウリル−2−メチ
ル−イミダゾール11y+9(4,4X 10−2ミ!
Jモル)、  ツノぐルミトイルホスファチソルコリン
50■およびコレステロール5〜をベンゼン/メタノー
ル= 9/1 (v/v) 混合婢媒10m1に溶解し
、10 * Pd−Cを少量加え、水素がスを20分間
吹き込んで還元し、解媒を炉別したのち、溶媒を減圧乾
固して固体とした。
これに凍結−脱気したリン酸緩衝水(メ17.2)を窪
素雰囲気下加え、振とりし乳濁状の溶液とし、さらに超
音波処理(20kHz+1OoW)を30分間行ない鉄
(II)−5,10,15,20−テトラ(α、α、α
、α−0−ピパラミドフェニル)ポルフィリン−モノ(
1−ラウリル−2−メチル−イミダゾール)錯体のほと
んど透明なリポソーム溶液を得た。この可視吸収スペク
トルは福、x535 e560 nmを示すデオキシ型
で、これに酸素ガスを吹き込むと直ちにスペクトルが変
化しλmax544 nmの酸素化錯体となる。さらに
窒素ガスを吹き込むとλm□535.560nmKスペ
クトルが戻り、可逆的に酸素を吸脱着することを確認し
た。上記の酸素錯体の半寿命は、4時間以上であった。
*電制11 実施例3で調整した還元体のリポソーム分散溶液(5m
/)を真空凍結脱気(I X 10  torrt4回
)したラット血清5dで希釈し、対照セルに同じラット
血清(生理食塩水でA希釈)を用いて可視スペクトルを
測定した。スペクトルのピーク位置は、既に述べたよう
に、酸素の吸着脱着の繰返しに伴って2maxが546
 nmの吸収帯とλm□が535.562nmの吸収帯
の間を往復変化する。酸素錯体の半寿命は3時間以上で
ありた。したがって血清中でも生理食塩水中と差がなく
血清は悪影響を与えないことおよび血清中でも該リポソ
ーム−Fe (II)ポルフィリン錯体が酸素結合能を
有することが明らかとなった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)戎         CH 5 (ここで、R,はこれが結合したイミダゾールの中心鉄
    への配位を阻害しない嵩高くない基、R2゜R3および
    R4はそれぞれ水素または疎水性置換基であってそれら
    の内少なくとも1つは疎水性置換基)で示される鉄([
    1)−5,10,15,20−テトラ(α、α、α、α
    −0−ピパラξドフェニル)ポルフィリン錯体を包接し
    たことを特徴とするリン脂質とコレステロールからなる
    リポソーム。 (2)Rがメチル基、エチル基またはプロピル基である
    特許請求の範囲第1項記載のリポソーム0 (3)RおよびRがそれぞれ水素で6D、R2が4 C5〜C30アルキル基またはトリチル基もしくは置換
    トリチル基あるいはカルざン酸アルキルエステル基であ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載のリポソーム
    。 (4)  リン脂質がホスファチジルコリンでおる特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のリポ
    ソーム。 kL2 (ここで、R7はこれが結合するイミダゾール基の中心
    鉄への配位を阻害しない基、R2,R,およびR4はそ
    れぞれ水素または疎水性置換基であってそれらの内少な
    くとも1つは疎水性置換基)で示される鉄(n)−5,
    10,15,20−fトラ〔α。 α、α、α−(0−ピパラミドフェニル)〕ホルフィリ
    ン錯体を包接したことを特徴とするリン脂、am、 X
    、;Ir、;IL−、nムよりなる酸素吸脱着剤。 (6)  R1がメチル基、エチル基またはプロピル基
    である特許請求の範囲第5項記載の酸素吸脱着剤。 (7)  RsおよびR4がそれぞれ水素であり、R2
    が5 30アルキル基またはトリチル基もしくは置換ト
    リチル基あるいはカルボン酸アルキルエステル基である
    4!杆請求の範囲第5項または第6項記載の酸素吸脱着
    剤。 (8)  リン脂質がホスファチゾルコリンである特許
    請求の範囲第5項ないし第7項のいずれかに記載の酸素
    吸脱着剤。
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