JPS5820796B2 - インク噴射式印刷装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マトリクス文字が１つのドツト列又は互いに
平行な複数個のドツト列により構成され、１つのドツト
列の印刷の間インク滴偏向装置によるインク滴の偏向量
が漸次変化（以下ラスクー動作という）するインク噴射
式印刷装置に関する。

ドツト・マトリックス式のシリアル印刷機で、文字のよ
うな２次元符号の第１座標はドツト形成手段を再三再四
掃引することによって生成される。

文字の第２座標は掃引方向を横ぎる方向にドツト形成手
段と印刷媒体間の連続的な相対運動を与えることにより
生成される。

文字表示は選択した掃引期間中又はその一部分の期間中
ドツトの形成を阻止することによりなされる。

インク噴射式印刷装置のドツト形成手段は、相対運動の
際に磁界で制御可能なインク滴の流れを印刷媒体へ投射
する噴射形成ノズルから成る。

この滴は、偏向手段の磁界により第１座標方向に偏向さ
れ、第２座標方向への相対運動の際に偏向手段は反復的
にラスター作動される。

相対運動の結果、文字は修正されなければ垂直方向に対
し傾斜している。

傾斜修正なしで印刷が相対運動の両方向になされる場合
、印刷文字は連続する印刷行上で逆方向に傾斜している
。

この２重の傾斜は望ましくない外観を呈し且つ解読性に
も影響する。

傾斜修正の１方法は、ドツト形成手段及びインク滴プリ
ンターの場合にはインク滴偏向手段を移動線又は垂直方
向に関し傾斜した角度で物理的に配置することである。

これを達成する多種類の技法が、米国特許第３５９６２
７６号、第３８１３６７６号及び第３８９５３８６号を
参照することによって理解されよう。

インク噴射式印刷装置における傾斜修正の池の技法は、
米国特許第３９３８１６３号の相対運動方向と平行に保
持されている偏向用電極の前にもう１つの電極を設は補
償用磁界を印加することである。

先行技術において、文字の傾斜修正は１方向の印刷の場
合だけなされる。

もしも相対運動の両方向にドツト・マトリックスの文字
を印刷することが望まれるならば、上記技法を用いて傾
斜修正は容易に行なうことはできない。

それ故に、両方向への印刷で得られる印刷速度の利点が
役にたたず成る行の文字が垂直で池の行の文字が傾斜し
ているか又は各行の文字が交互に反対方向に傾斜するこ
とになり、このような望ましくない結果は特別な機構、
磁界発生器又はその両方を用いてはじめて回避すること
ができる。

本発明の目的は、印刷ヘッドと印刷媒体との相対運動が
第１の向きのとぎに印刷される文字の傾斜と、第１の向
きとは反対の第２の向きのとぎに印刷される文字の傾斜
とを同じにすることにある。

この目的を達成するために、本発明は、印刷されるべき
文字のドツト列の各ドツトを示す信号を、前記相対運動
が第１の向き（例えば左から右）であるときにはドツト
列の一端（例えば最下端）に位置するドツトを示す信号
から順に前記相対運動が第２の向き（例えば右から左）
であるときにはドツト列の他端（例えば最上端）に位置
するドツトを示す信号から順に、インク滴選択信号に変
換してインク滴セレククに供給するとともに、１つのド
ツト列に対応した時間間隔の間、前記相対運動が第１の
向きであるときにインク滴の偏向量を指示する信号（以
下ラスタ走査信号という）の値を漸次増大させ、前記相
対運動が第２の向きであるときに、ラスタ走査信号の値
を漸次減少させるものである。

ラスタ走査信号の値の変化方向の反転は最小の電気部品
を使用するだけで容易に行うことができる。

また、本発明によれば、印刷ヘッドと印刷媒体との相対
運動が反対の向きになっても文字の傾斜の向きを同じに
するために別個に補正用偏向手段を設ける必要はなく、
また、偏向手段の傾きを反転させる特別の機構を設ける
必要もない。

第１図を参照するに、ドツト・マトリックス符号を印刷
するシリアル・ライン印刷装置１０はレール１２及び１
３に沿って動くようにジャーナル軸受を有するインク噴
射式印刷ヘッド・アッセンブリーから成る。

このレール１２及び１３は水平基板１６に装備された垂
直な側板１４及び１５に固定されている。

円柱状のプラテン１７は垂直な側板１４及び１５の間で
回転できるように支持される軸１８を有する。

プラテン１７は、文字が印刷行全体に又用紙幅の一部分
に記録される位置で紙のような印刷媒体をささえる。

用紙送り用モーター２０は基板１６に装備されている。

ベルト２３が駆動モーター２０の軸２２にあるプーリー
２１とプラテン１７の軸１８にあるプーリー２４とを連
結している。

制御技術で周知である如く、用紙１９を一度に１行又は
多数行送るようにプラテン１７を歩進的に回転させる為
に制御装置（図示せず）がモーター２０を操作する。

文字印刷行の全域又は一部が印刷ヘッド１１で印刷終了
すると、モーター２０は作動され、用紙１９を次の印刷
行位置へ送る。

ゴム又は類似材料のかみ合いベルト２５が印刷ヘッド・
アッセンブリー１１に固定される。

ベルト２５は印刷・段１０の両端のアイドル・ローラー
２６及び駆動ローラー２７にかけられる。

駆動ローラー２７はステップ・モーター２９の軸２８に
装着される。

本発明の良好な実施例において、モーター２９は、用紙
１９に記録される印刷行に相当する距離にわたり精確な
歩進動作を得る為に多相付勢される可変磁気抵抗式Ｄ−
Ｃステップ・モータである。

アイドル・ローラー２６に連結されるエミッター・ホイ
ール３０は印刷ヘッド・アッセンブリー１１の動作中回
転している。

光源３２と光電池３３からなるエミツクー検出器３１は
、印刷文字を制御する為にタイミング・パルスを発生さ
せるエミッター・ホイール３０の間隙又は池の識別印を
検知する。

この間隙３４は、それぞれの間隙３４が印刷ヘッド・ア
ッセンブリー１１の動作の各増分と一致するようにエミ
ッター・ホイール３０周囲で一定間隔に保たされ、印刷
行に記録されるドツト・マトリックス文字のドツト・カ
ラム又はストロークの間隙を定めている。

印刷ヘッド・アッセンブリー１１に装備されたアタッチ
メント３５は、印刷ヘッド・アッセンブリーの動程の最
左翼所定位置で基板１６に装備された左翼リミット・ス
イッチ３６を作動する。

印刷ヘッド・アッセンブリー１１に装備されたアタッチ
メント３９は、印刷ヘッド・アッセンブリー１１の動程
の最右翼所定位置で基板１６に装備されリミット・スイ
ッチ３８を作動する。

このリミット・スイッチ３６及び３８は、左右の設置位
置が多種類の寸法を有する用紙１９に適応し変更できる
ように基板１６で調整できるように設置されている。

フレキシブル・ケーブル３．７が印刷ヘッド・アッセン
ブリーに接続されている。

ケーブル３７は、インク噴射流及びインク滴の生成並び
に制御用のインク噴射ヘッドにつながれた電気的接続を
有してもよい。

この自由端で、ケーブル３７は佐述する論理制御回路及
び池の外部制御装置と接続の為に端子ブロック（図示せ
ず）等に接続されてもよい。

又ケーブル３７は、ポンプ４１から印刷ヘッド・アッセ
ンブリー１１へインク液を加圧下で給送し戻す為のフレ
キシブル・チューブ４０を有している。

第２図を参照するに、第１図の印刷ヘッド・アッセンブ
リー１１は、チューブ４０を介しポンプ４１に接続され
ているノズル４３を装着した滴発生用変換器４２から成
る。

このインクは、好ましくは周知のフェロ・フルード（ｆ
ｅｒｒｏ ｆｌｕｉｄ）がよい。

インクは、用紙１９にインク滴４４の連続流を投射する
程度にポンプ４１で加圧し保たれる。

圧電又は磁歪振動子である変換器４２は、インク流を個
々の一定間隔を保ったインク滴４４に分ける為にパルス
発生装置４５によって選択された一定周波数で付勢され
る。

文字又は池の情報符号の印刷において、いくつかのイン
ク滴４４は使用されない。

この不要の滴は、印刷ヘッド１１の運動方向に平行であ
る水平方向の初期軌道から選択的に偏向され、最終的に
用紙１９の前の下流に配置されたインク滴収集器５９に
よって受けとめられる。

磁気セレクタ４９は、セレクタ励振器５２に接続された
巻線５１で付勢される磁気コア５０から成る。

テーパー溝５３は磁気コア５０の溝の付近に非一様磁界
を生成するようにつくられている。

本発明の良好な実施例で、コア５０は、インク滴４４が
コア５０の溝５３の外面部付近を通るように配置されて
いる。

コア５０は、滴４４間の波長より実質的に小さい幅であ
る。

このように、巻線５１が、溝５３で滴４４の到着と同期
して滴セレクク励振器５２からのデータ信号によりパル
ス駆動されると、偏向力が整ダルた滴にかけられ、滴は
水平方向から移動される。

巻線５１の同期したパルスで選択されなかった滴４４は
、印刷媒体１９に記録される文字ドツト・カラムの要素
すなわちドツトとして付着する為に、初期軌道上を動き
つづける。

磁気セレクタ４９の下流に垂直偏向装置５４がある。

垂直偏向装置５４は、収集器５９に向けられないインク
滴４４が記録媒体１９上にドツト・カラム（間隔あり又
はなし）として付着するように印刷ヘッド−アッセンブ
リー１０の運動方向に対し直角にインク滴４４をラスタ
ー又は掃引させる為に操作する。

垂直偏向装置５４は磁気コア５５及びラスター走査励振
器５７に接続された巻線５６とから成る。

印刷用及び不要のインク滴４４は、コア５５のテーパー
溝５８を通り飛行する。

インク滴４４が溝５８内にある合間に、インク滴は、ラ
スター走査用励振器５７で巻線５６に印加したラスター
走査信号に従い垂直に偏向される。

偏向度は時間とラスクー信号の波形に依存する。

ラスター走査用信号はのこぎり波状傾斜信号又は階段信
号であってもよい。

前述の如く、本発明は、印刷情報の連続する行を印刷す
る時、用紙１９に対し印刷ヘッド・アッセンブリー１１
の両方向の運動で印刷する。

すなわち、ステップ・モータ２９が印刷ヘッド１１を左
から右へ動かし、その後アタッチメント３９がリミット
・スイッチ３８を作動させ、それからアタッチメント３
５がリミット・スイッチ３６を作動するまで右から左へ
動かせるように操作される時、印刷がなされる。

第３図の概略図でわかるように、印刷ヘッド１１の往復
運動すなわち両方向の運動を生成する制御部は、クロッ
ク６１からのｉＡ時パルスによって駆動される時モータ
２９に正確に調時された歩進動作を与える為にロータリ
ー・ステップ・モータ２９の巻線を逐次的に付勢するモ
ータ駆動制御回路６０からなる。

周知の如くモータ駆動制御回路６０は、印刷行の印刷部
分でモータ速度を一定に保ち、印刷行の相対する両端で
モータ２９を加速し又減速できる、ある公知のロータリ
ー・ステップ・モータ制御回路ででき且つ所望ならパル
ス発生器３１からの帰還パルスを用いてもよい。

左右のリミット・スイッチ３６及び３８と接続されてい
る方向ラッチ回路６２は、モータ駆動回路６０がロータ
リー・ステップ・モータ２９の巻線を付勢する順序を逆
転操作する為の方向制御回路６３へ方向制御の２進信号
を出す。

方向ラッチ回路６２の２進信号出力部は、不要な滴を収
集器５９へ偏向させるセレクタ４９及び用紙１９に付着
させるインク滴４４をラスター作動させる為の偏向装置
５４を作動させる印刷制御回路６４にも接続されている
。

方向ラッチ回路６２の２進状態は、モータの回転方向と
印刷制御部を操作する基準となる。

アタッチメント３５（第１図参照）による左側のリミッ
ト・スイッチ３６の操作が方向ラッチ６２を「１」状態
にセットする。

そして印刷が外部制御によって命ぜられるとロータリー
・ステップ・モータ２９が印刷ヘッド−アッセンブリー
１１を左から右へ動かす。

アタッチメント３９（第１図参照）による右側のリミッ
ト・スイッチの操作が、ｒＯＪ状態に方向ラッチ６２を
リセットする。

そして印刷命令信号が外部制御から受信されるとロータ
リー・ステップ・モータ２９が左から右方向へ印刷ヘッ
ドを動かす。

パルス発生器３１の光電池とエミッター円板３４より生
じるパルスは、偏向器５４によるインク滴の各ストロー
クを正確に水平配置する為に印刷制御回路６４とモータ
２９の同期にクロック６１（第３図参照）のタイミング
が用いられる。

１００は用紙送り制御で、１０１はパルス制御で、１０
２は遅延制御で、６０Ａ及び１００Ｂは供給電源である
。

第４図を参照するに、第３図の印刷制御部は、パルスを
セレクター励振器５２に印加する文字発生手段と、ラス
ター励振器５７を作動させる掃引信号手段とから成る。

文字発生手段は、好ましくは各文字のドツト・パターン
が選択された文字コードとカラム・コードで記憶される
読みとり専用記憶装置（以下ＲＯ８と言う）からなる。

文字信号６５Ａは解読器６６によって記憶アドレスに変
換され、記憶マトリックス６７を通って、ある特定の文
字のドツト・パターンが置かれている記憶位置に与えら
れる。

一連の２進ビツトであるこのドツト・パターンは、カウ
ンター７１によって制御されるカラム・セレクト６８に
より１カラムづつ記憶装置からバッファ６９に読み出さ
れる。

このバッファ６９は、所望の選定行のカラム・ビット情
報を有する記憶出力レジスターであり、その選定行をシ
フト・レジスター７０に移す。

本発明において、印刷が印刷ヘッドの両方向の動程でな
されるから、ドツト・パターンのカラム順序は逆転され
なければならない。

この目的の為に、アップ・ダウン・カウンター７１は、
運動方向の変化に対しその計数方向を逆にしている。

アップ・ダウン・カウンター７１への方向制御は、カウ
ンター７１のアップ制御入力部Ｕへ直接的に、又ダウン
制御入力部りへ反転器７２を介し方向ラッチ６２の出力
部を接続することによって与えられる。

このように方向制御用ラッチ６２を１１」状態にセット
する為にリミット・スイッチ３６が印刷ヘッド・アッセ
ンブリーのアタッチメント３５によって作動されると、
カウンター７１は外部「印届旧命令７３Ｂによりアンド
回路を通しゲートされたパルス発生器３１の各パルスに
対し一度に１ステツプづつ加算される。

方向制御用ラッチ６２をリセットする為にリミット・ス
イッチ３８が印刷ヘッド・アッセンブリー１１のアタッ
チメント３９によって作動されると、カウンター７１は
「印棹Ｌｌ命令７３Ｂによりアンド回路を通しゲートさ
れたパルス発生器３１のパルスによって減算される。

前述したように、それぞれのカラム・ビット・パターン
がＲ，０８６５のカラム・セレクト６８のカウンター７
１の操作によってバッファ６９へ読み出され、シフト・
レジスター７０にロードされた後、カラム゛・ビット・
パターンは、前述の如くセレクター４９を通過するイン
ク滴４４の飛行と同期してセレクター４９の巻線５１ヘ
カラム・ビット・パターンに相当する選択パルスの順序
を印加するセレクター励振器５２ヘパルス発生器３１か
らオア・ゲート７５を通しパルスすることによって且つ
アンド回路７４を通しゲートされるクロック・パルス６
１０によってシフト・レジスター７０外へ連続的に読み
出される。

シフト・レジスター７０から読み出されるビット・パタ
ーンの方向、従って選択パルスの順序も又、シフト・レ
ジスター７０の「左桁送り」入力部りに直接的に且つ反
転器７６を介し「右桁送り」入力部Ｒに接続されている
方向ラッチ６２の制御下にある。

本発明が磁気インク噴射式印刷機の形で実施されている
良好な実施例において、印刷ヘッド１１を印刷行に沿い
自由運動させる際、垂直方向でのインク滴のラスター作
動は、走査方向制御回路７７から出されるタイミング・
パルスの制御に基づき偏向装置５４に傾斜信号を印加す
ることによって達成される。

走査方向制御回路７７は、印刷ヘッドの運動方向に基づ
き階段方向に階段関数を与える理論機能を有する。

もし印刷ヘッド１１が左から右へ動かされるならば、走
査方向制御回路７７は単調に増加する階段関数を与える
。

もし印刷ヘッド１１が右から左に動かされるならば、走
査方向制御回路は単調に減少する階段関数を与える。

走査方向制御回路７７は、滴／ラスター数を計算する為
のカウンター８０に正確な数を与えるセレクト回路７８
及び７９からなる。

セレクト回路７９は、方向用ラッチ６２がセレクト回路
７９及びカウンター７７のアップの制御線を作動すると
、０からＭへ数えるようにカウンター８０に入力する。

同様に、セレクト回路７８は、ラッチ６２が反転器８１
を通してセレクト回路７８を、また反転器７６を通して
カウンター８０の「ダウン」の制御線を作動すると、逆
方向ですなわちＭカ）らＯへ数えるようにカウンター８
０に入力する。

走査方向制御回路７７は又ロード・ラッチ８２、クロッ
ク・コントロール・ラッチ８３、解読回路８４及び８５
、増幅器８７に給電するディジクル／アナログ制御回路
８６から成る。

ロード・ラッチ８２はパルス発生器３１によって作動さ
れ、反転器８８を通してクロック・パルスによってリセ
ットされる。

ラッチ８２のＱ出力部はクロックがダウンされておりカ
ウンター８０が計数していない間カウンター８０がロー
ドされるようにする。

クロック・コントロール・ラッチ８３はエミッター３１
により付勢され、それによりロード・ラッチ８２が付勢
されていなければクロックはカウンター８０を歩進させ
る。

カウンター８０の出力線はデコードＭ、８４又は０１８
５で解読され且つクロック・コントロール・ラッチ８３
のリセット作動により計数をやめる。

カウンター８０の出力線はディジタル／アナログ制御回
路８６の入力線にデータを与える。

ディジタル／アナログ制御８６の出力は入力線上の２進
数に比例して重み付けられた電流である。

ディジタル／アナログ制御装置８６の路線の出力電流は
電流／電圧増幅器８７によって電圧に変換される。

増幅器８７の最終出力はラスター励振器５７の入力とし
て与えられる。

印刷方向と一致する傾斜信号の方向は方向制御ラッチ６
２の制御下にあり、その出力は直接に傾斜シフト・レジ
スター７０のアップ入力へ接続され且つ反転器７６を通
して傾斜シフト・レジスター７０のダウン入力に接続さ
れている。

このように、リミット・スイッチ３６及び３８が前述し
たように作動する時、方向用ラッチ６２が、ステップ・
モータ２９の動作方向、ＲＯ８６５に置かれている文字
カラム・ビット・パターンの読み出し順序、ドツト・セ
レクタ−４９の付勢順序及びアップ／ダウン方向又はダ
ウン／アップ方向にインク滴をラスターするように偏向
装置５４に印加する傾斜信号の方向を制御する為に作動
する。

第６図はドツト・マトリックスの２つの連続するカラム
における２方向の運動で滴をラスクーさせる順序を示す
。

ドツト・サークルのアラビア数字は、相対運動が入方向
（左から右へ）にされる時文字ストローク７ドツトの高
さを有するマトリックスのドツト位置１−７及び８−１
４で上方向にラスター作動される順序を示す。

Ｂ方向（右から左へ）での印刷において、各ドツト・カ
ラムの掃引信号は逆であり且つラスター動作はドツト・
サークルの外側の数字で示されるように上限から下限へ
滴をラスターする為に順序を上限から下限へと変更され
る。

インク滴４４のラスタ一方向を逆にする為に掃引信号の
方向を逆にすることに加え、偏向器５４は、印刷の両方
向７８Ａに垂直である文字を印刷する為に垂直方向に対
して傾けられる。

このことは、角θが運動線７８に対する偏向器の傾斜角
であることが理解されよう。

好ましくはセレクター４９及び収集器５９は同様に同一
角度に傾斜させてもよい。

それ故、これらの素子は共通アッセンブリーの全部品と
なる。

ラスター滴が放射され且つ垂直のラスターが形成される
と、印刷ヘッドは用紙上を１ラスタ一間隔だけ動く。

角θが０で且つ選択信号の順序及びラスター走査信号の
方向だけが逆転されると、文字の傾斜は両方向の印刷に
おいて同じとなる。

本発明の良好な実施例が磁気インク噴射式印刷装置で説
明され且つラスター作動させる信号が磁気偏向器にかけ
られているが、本発明は静電インク噴射式印刷装置にも
適用できる。

第５図で示すように、偏向器５４の傾斜角と同じ傾斜角
で保持されるラスクー作動用の偏向電極を用いてもよい
ゎ代案としてインク滴のラスター動作は、荷電された滴
の偏向順序を反転することによっても達成される。

これは、一定電位を印加している偏向電極の前に配置さ
れた荷電用トンネル又は荷電用電極にかける滴荷電傾斜
信号を反転することによってなされる。

池の実施例で、反転ラスター動作が１列のワイヤ素子か
又は、要求に応じて滴を発生するインク滴ノズルかのど
ちらかである多ドツト形成手段に適用されてもよい。

この場合、印刷用ワイヤー又は、ノズルのアレイは左か
ら右への運動方向に対し絶えず垂直方向より傾斜してい
る。

その時印刷用ワイヤー又は、インク噴射ノズルのラスタ
ー作動は運動が左から右である時、上方向にされ、運動
が右から左である時下方向にされる。

すべての実施例において、印刷制御及び方向制御は、単
一のインク噴射ノズルを用いている実施例の磁気インク
噴射式印刷装置で示されているものと実質的に同じとな
る。

更に、印刷行の両端に配置されたリミット・スイッチが
方向の変化を決定する為に用いられているが、別の装置
及び技法が本発明でもくろまれたこの目的の為に用いら
れてもよい。

又本発明が連続する行を両方向で印刷することを説明し
ているが、本発明は米国特許第３７６４９９４号で開示
されているように、反転前に同一方向に１又は多行印刷
するように実施してもよい。

それ故、比較的簡単な手段が複雑な機構又は、付加的な
磁界制御用素子を用いないで両方向のシリアル・ドツト
・マトリックス式印刷装置の望ましくない印刷文字の傾
斜を補償する為に与えられるということが理解されよう
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の機構装置を組み込んだシリアル・イン
ク噴射式印刷装置の斜視図である。 第２図は印刷装置（第１図で示す）のインク噴射ヘッド
部を展開した斜視図である。 第３図は印刷装置（第１図で示す）のモータ送り制御に
関するブロック・ダイアグラムの概略図である。 第４図はブロック・ダイアグラム（第３図で示す）の印
刷制御部に関する論理ダイアグラムである。 第５図は印刷ヘッド・アッセンブリー（第２図で示す）
の偏向装置部の傾斜を示す部分断面図である。 第６図は両方向のラスター作動における滴の付着順序を
示す説明図である。 １１・・・・・・印刷ヘッド・アッセンブリー、３５゜
３９・・・・・・アタッチメント、２９・・・・・・ス
テップ・モータ、４１・・・・・・ポンプ、５４・・・
・・・垂直偏向装置、５９・・・・・・滴収集器、４９
・・・・・・磁気セレクター、４５・・・・・・パルス
発生装置、１９・・・・・・印刷用紙、４２・・・・・
・変換器、３１・・・・・・漏洩検出器、４３・・・・
・・ノズル、３６．３８・・・・・・リミット・スイッ
チ、６４・・・・・・印刷制御回路、６０・・・・・・
モータ駆動制御回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ マトリクス文字が１つのドツト列又は互いに平行な
   複数個のドツト列により構成されるインク噴射式印刷装
   置において、 一連のインク滴を印刷媒体に向けて射出するために印刷
   ヘッドに設けられたインク滴射出手段と、前記印刷ヘッ
   ドと前記印刷媒体とを第１の向き及びこれと反対の第２
   の向きに相対運動させる手段と、 前記相対運動の向きを検出する向き検出手段と、前記一
   連のインク滴の中から印刷に必要なインク滴をインク滴
   選択信号に従って選択するために前記印刷ヘッドに設け
   られたインク滴セレククと、前記相対運動が第１の向き
   であることを前記検出手段が検出したときに、印刷され
   るべき文字のドツト列の各ドツトを示す信号を該ドツト
   列の一端に位置するドツトを示す信号から順に前記イン
   ク滴選択信号に変換して前記セレクタに供給し、前記相
   対運動が第２の向きであることを検出したときに、印刷
   されるべき文字のドツト列の各ドツトを示す信号を該ド
   ツト列の他端に位置するドツトを示す信号から順に前記
   インク滴選択信号に変換して前記セレクタに供給するセ
   レクタ制御手段と、 前記一連のインク滴のうち前記ドツト列に対応したイン
   ク滴を前記相対運動の方向を横切る方向に偏向量を指示
   する信号に応じた量だけ偏向するために前記印刷ヘッド
   に設けられた偏向装置と、前記相対運動が第１の向きで
   あることを前記検出手段が検出したときに、１つのドツ
   ト列に対応した時間間隔の間前記偏向量を指示する信号
   の値を漸次増大させ、前記相対運動が第２の向きである
   ことを前記検出手段が検出したときに、１つのドツト列
   に対応した時間間隔の間前記偏向量を指示する信号の値
   を漸次減少させる偏向装置制御手段と、 を具備するインク噴射式印刷装置。