JPS5820718B2 - フエライト接着用ろう合金 - Google Patents
フエライト接着用ろう合金Info
- Publication number
- JPS5820718B2 JPS5820718B2 JP1354081A JP1354081A JPS5820718B2 JP S5820718 B2 JPS5820718 B2 JP S5820718B2 JP 1354081 A JP1354081 A JP 1354081A JP 1354081 A JP1354081 A JP 1354081A JP S5820718 B2 JPS5820718 B2 JP S5820718B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing alloy
- ferrite
- weight
- bonding
- alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/26—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 400 degrees C
- B23K35/268—Pb as the principal constituent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセラミックスの接着用ろう合金に関し、特にフ
ェライトの接着に好適のろう合金に関するものである。
ェライトの接着に好適のろう合金に関するものである。
セラミックス同志の接着にはガラスを用いることができ
る。
る。
ところが、セラミックスと金属、半金属等を接着する場
合は、ガラスでは熱膨張係数の相違に対応できず、又他
に適当な接着手段が無かったため、従来主として熱硬化
性樹脂が接着剤として使用されてきた。
合は、ガラスでは熱膨張係数の相違に対応できず、又他
に適当な接着手段が無かったため、従来主として熱硬化
性樹脂が接着剤として使用されてきた。
しかしながら、一般に用いられる熱硬化性樹脂接着剤は
機械的衝撃に対する強度が小さく、又温度−強度特性に
おいて約80℃以上で急激に強度が低下する欠点を有し
ている。
機械的衝撃に対する強度が小さく、又温度−強度特性に
おいて約80℃以上で急激に強度が低下する欠点を有し
ている。
このため、例えば超音波洗浄装置の組立においてフェラ
イト振動子を金属製振動板に熱硬化性樹脂接着剤で接着
したものは長時間連続して使用したり、長期間使用して
いるうちに接着面で剥離し、該振動子が振動板から脱落
する欠点が時々見られた。
イト振動子を金属製振動板に熱硬化性樹脂接着剤で接着
したものは長時間連続して使用したり、長期間使用して
いるうちに接着面で剥離し、該振動子が振動板から脱落
する欠点が時々見られた。
近年、セラミック上で熔融乃至半熔融状態の半田に振動
を与えた後、該半田を凝固すると半田がセラミックスに
強固に接着することが見出され、ガラス又はセラミック
スに対する半田付は方法として提案された。
を与えた後、該半田を凝固すると半田がセラミックスに
強固に接着することが見出され、ガラス又はセラミック
スに対する半田付は方法として提案された。
(特公昭48−12850号公報)この方法によれば樹
脂接着剤による接着の欠点を解消でき、接着の信頼性が
大きく向上することが期待できる。
脂接着剤による接着の欠点を解消でき、接着の信頼性が
大きく向上することが期待できる。
その後、接着性を改良した種々の半田組成(以下ろう合
金という)が提案された。
金という)が提案された。
代表的なろう合金はPb−8n−Zn合金である。
(例えば特公昭48−847号公報、同45−1739
号公報)この合金は従来のPb−8n系半田に亜鉛を添
加して酸化物に対する濡れ性を改善して接着力の向上を
図った点に特徴を有するものである。
号公報)この合金は従来のPb−8n系半田に亜鉛を添
加して酸化物に対する濡れ性を改善して接着力の向上を
図った点に特徴を有するものである。
ところが、このPb−8n−Zn合金により振動板にフ
ェライト振動子を取付けたものも、長期間使用している
とまれに振動子が脱落することがあり、このためPb−
8n−Zn合金の接着力を更に改善する必要があった。
ェライト振動子を取付けたものも、長期間使用している
とまれに振動子が脱落することがあり、このためPb−
8n−Zn合金の接着力を更に改善する必要があった。
本発明の目的はPb−8n−Zn合金よりも一層強力な
接着力を有する信頼性の高いフェライト接着用ろう合金
を提供するにある。
接着力を有する信頼性の高いフェライト接着用ろう合金
を提供するにある。
この目的を達成するため本発明者は鋭意研究した結果、
Pb −8n−Z n合金に少量のゲルマニウムを添加
すると、セラミックスに対する接着力が著るしく向上す
ることを見出して本発明に到達した。
Pb −8n−Z n合金に少量のゲルマニウムを添加
すると、セラミックスに対する接着力が著るしく向上す
ることを見出して本発明に到達した。
即ち、本発明のろう合金組成は、錫1−io重量係、亜
鉛0.5〜5重量係、ゲルマニウム0.1〜1.5重量
宏残部鉛からなる。
鉛0.5〜5重量係、ゲルマニウム0.1〜1.5重量
宏残部鉛からなる。
超音波洗浄装置のフェライト振動子の取付等に使用する
場合、ろう合金は80〜lOO℃で充分な強度を有する
必要がある。
場合、ろう合金は80〜lOO℃で充分な強度を有する
必要がある。
こび〕ような用途に用いるろう合金は300〜350℃
程度で熔融乃至半熔融状態となるものが適当である。
程度で熔融乃至半熔融状態となるものが適当である。
錫含有量は、多過ぎるとろう合金の融点が低くなり過ぎ
るので、1〜10重量係とする必要があり、又亜鉛は必
須成分であるが多過ぎるとろう合金の硬度が高くなり過
ぎるので、0.5〜5重量係とするのが適当である。
るので、1〜10重量係とする必要があり、又亜鉛は必
須成分であるが多過ぎるとろう合金の硬度が高くなり過
ぎるので、0.5〜5重量係とするのが適当である。
ゲルマニウム含有量は0.1〜1.5重量係で接着力向
上の効果が著るしい。
上の効果が著るしい。
接着力のピークは0.5〜1.0重量係の範囲にあり、
1.5重量係を超えると接着力は低下する。
1.5重量係を超えると接着力は低下する。
鉛は錫、亜鉛、ゲルマニウム添加量の残りの分を占める
。
。
特に超音波洗浄装置のフェライト振動子の取付けのため
には300〜350℃でろう付けする必要があり、この
ため錫4〜6重量係、亜鉛2〜4重量受、ゲルマ=ウム
0.1〜1.5重量係、残部鉛からなるろう合金が適し
ている。
には300〜350℃でろう付けする必要があり、この
ため錫4〜6重量係、亜鉛2〜4重量受、ゲルマ=ウム
0.1〜1.5重量係、残部鉛からなるろう合金が適し
ている。
このようなろう合金は各成分を秤量して混合し溶解する
ことによって得られ、適当な形状に成形して実用に供す
ることができる。
ことによって得られ、適当な形状に成形して実用に供す
ることができる。
例えば押出し、圧延、線引き等により棒状又は糸状に成
形したろう合金は半田ごてを用いてどのような接着面へ
も対応できるし、接着面形状が平坦で一定している場合
は、合金を圧延して板状とし、所望の形状に打抜いて用
いることもできる。
形したろう合金は半田ごてを用いてどのような接着面へ
も対応できるし、接着面形状が平坦で一定している場合
は、合金を圧延して板状とし、所望の形状に打抜いて用
いることもできる。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例
接着面が2Crn×4cmのフェライト振動子を4Cm
XIOに771X2龍の短冊状SUS板に接着し、割裂
試験を行なった。
XIOに771X2龍の短冊状SUS板に接着し、割裂
試験を行なった。
接着は先ずフェライト振動子を300〜350°Cに予
熱し、鉛91.3重量係、錫5重量係、亜鉛3重量係、
ゲルマニウム0.7重量係の棒状成形したろう合金を半
田ごてで熔融しながら該フェライトの接着面に塗布し、
ろう合金が熔融した状態で半田ごてに超音波振動を与え
、後放冷してフェライトの接着面にろう合金を被着した
。
熱し、鉛91.3重量係、錫5重量係、亜鉛3重量係、
ゲルマニウム0.7重量係の棒状成形したろう合金を半
田ごてで熔融しながら該フェライトの接着面に塗布し、
ろう合金が熔融した状態で半田ごてに超音波振動を与え
、後放冷してフェライトの接着面にろう合金を被着した
。
比較のため鉛92重量係、錫5重量係、亜鉛3重量係の
ろう合金を用いて、同様の試料を作成した。
ろう合金を用いて、同様の試料を作成した。
ろう合金を被着したこれらフェライト振動子は次いで鉛
40重量係、錫60重量係の半田で上記SUS板に接着
し、割裂試験に供した。
40重量係、錫60重量係の半田で上記SUS板に接着
し、割裂試験に供した。
割裂試験は図に示すようにフェライト振動子1を固定金
具2で挾んで固定し、SUS板3の一端に取付けた金具
を図示しない引張試験機で上方に引張り、ろう合金層4
の割裂時の引張力を測定するものである0100kgで
割裂しない場合はそのまま60秒間保持した。
具2で挾んで固定し、SUS板3の一端に取付けた金具
を図示しない引張試験機で上方に引張り、ろう合金層4
の割裂時の引張力を測定するものである0100kgで
割裂しない場合はそのまま60秒間保持した。
割裂試験は常温及び100℃の油中で行なった。
割裂に至った試料は剥離状態を観察した。
試験はそれぞれ10個の試料で行なった。結果を表に示
す。
す。
常温 100°C
本発明例 強度 割裂せず 90〜100kg剥
離状態 凝集破壊 比較例 強度 80〜100に960〜70に9
剥離状態 1/2〜1/3 1/2〜1/3界面剥離
界面剥離 表において凝集破壊とはろう合金層4自体の降伏破壊テ
、I:、ル・又、界面剥離とはフェライト振動子1と被
着したろう合金層4との界面で剥離するも。
離状態 凝集破壊 比較例 強度 80〜100に960〜70に9
剥離状態 1/2〜1/3 1/2〜1/3界面剥離
界面剥離 表において凝集破壊とはろう合金層4自体の降伏破壊テ
、I:、ル・又、界面剥離とはフェライト振動子1と被
着したろう合金層4との界面で剥離するも。
で、1/2〜1/3界面剥離とは全接着面積の1/2〜
1/3の界面が露出したことを意味する。
1/3の界面が露出したことを意味する。
この試験結果から、本発明のろう合金は極めて接着力に
優れ、信頼性の高い接合が得られることが分る。
優れ、信頼性の高い接合が得られることが分る。
第1図は実施例に用いた割裂試験装置の正面図、第2図
は第1図の側面図である。 1・・・・・・フェライト振動子、2・・・・・・固定
金具、3・・・・・・SUS板、4・・・・・・ろう合
金層。
は第1図の側面図である。 1・・・・・・フェライト振動子、2・・・・・・固定
金具、3・・・・・・SUS板、4・・・・・・ろう合
金層。
Claims (1)
- 1 錫1〜10重量%、亜鉛0.5〜5重量係、ゲルマ
ニウム0.1〜1.5重量係、残部鉛からなるフェライ
ト接着用ろう合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1354081A JPS5820718B2 (ja) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | フエライト接着用ろう合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1354081A JPS5820718B2 (ja) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | フエライト接着用ろう合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57127592A JPS57127592A (en) | 1982-08-07 |
JPS5820718B2 true JPS5820718B2 (ja) | 1983-04-25 |
Family
ID=11835981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1354081A Expired JPS5820718B2 (ja) | 1981-01-30 | 1981-01-30 | フエライト接着用ろう合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820718B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02143077U (ja) * | 1989-05-02 | 1990-12-04 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62230493A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-09 | Taruchin Kk | はんだ合金 |
-
1981
- 1981-01-30 JP JP1354081A patent/JPS5820718B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02143077U (ja) * | 1989-05-02 | 1990-12-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57127592A (en) | 1982-08-07 |
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