JPS58207093A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS58207093A
JPS58207093A JP57089839A JP8983982A JPS58207093A JP S58207093 A JPS58207093 A JP S58207093A JP 57089839 A JP57089839 A JP 57089839A JP 8983982 A JP8983982 A JP 8983982A JP S58207093 A JPS58207093 A JP S58207093A
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JP
Japan
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melody
chord
note
tone
event
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Application number
JP57089839A
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English (en)
Inventor
栄一郎 青木
岩男 東
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Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は付加音としてカウンタメロディ音を自動演奏
する1子楽器に関し、特に伴奏用の和音構成音の1つを
選択して新たなカウンタメロディ。
音として決定するに1余し、和音構成音のうち前回カウ
ンタメロディ音から高音側に向って最も近い音程の構成
音を選択し、これを新たなカウンタメロディ音として決
定することにより、音高がうねり状に変化するカウンタ
メロディ音を自動演奏し得るようにした電子楽器に関す
るものである。
従来、f!f−萎n音に伴ってカウンタメロディ音を自
動演奏する1子楽器として、特開昭52−77213号
公報に開示されたものがある。この公報に示されている
電子楽器は、和音の変化を契機として伴奏和音の中の構
成音の1つの音を選択し、これと同一ノート音をカウン
タメロディ音として発音させるものである。
ところで、カウンタメロディ音は、本来、メロディ音の
進行に伴って音高が滑らかな変化幅でゆっくりと度化す
ると共に、全体の傾向としてはうねり状に変化し、これ
によって奥ゆきと広がりのある演奏音として聴こえるよ
うにメロディ音を1し飾するものである。
しかし、従来の1子楽器に゛おいては、同一和音が連続
して曲の流れが安定しているような演奏状態でも、単純
に和音構成音のうち1つを選択してこれと同一ノート音
をカウンタメロディ音として発音させるようにしている
ため、同一のカウンタメロディ音が操り返される場合が
多く、上述したような本来の機能を発揮できないという
欠点があった。
この発明は上述した従来の欠点に鑑みなされたもので、
その目的は曲の流れに積極的に変化を与えるようなカウ
ンタメロディ讐を発音し得るようにした1子楽器を提供
することにある。
このために、この発明は和音嘴収音のうち前回カウンタ
メロディ音から最も近い音程の構成音を選択し、これと
同一ノート音を新たなカウンタメロディ音として発音す
るようにしたものでろる。
これにより、同一和音が連続した場合でも、和音の指定
毎に高音側へ向って順次変化するカウンタメロディ音を
発音させることができる。
以下、図示する実施例に基づいてこの発明の詳細な説明
する。
第1図はこの発明による1子楽器の一実症例を示す全体
構成のブロック図である。同図において、非盤部10は
上鍵盤10A、下am10Bおよびペダル鍵盤100を
浦え、通常、メロディ演奏には上鍵盤10Aが使用さル
、伴奏(和音)演奏には下j!盤10Bが1吏用される
。また、この鍵盤部10の近傍には、自助ベースコード
演奏をフィンガコードモードで行うか、シングルフィン
ガモードで行うかを選択するためのフィンガコードモー
ド選択スイッチや、カウンタメロディ音を発生するか否
かを制御するためのカウンタメロディ制御モードスイッ
チ、各鍵盤における押圧鍵に対応する楽音の音色や音量
等を制御する操作子などを備えた操作子回路11が設け
しれている。
建@10に分ける各押圧違のオン・オフ状態および操作
子回路11における各操作子のオン・オフ状態あるいは
操作状襟量は、演算処理装置12の制御に従って走査回
路13の順次走査によって検出される。
この順次走査により、オン状態となっている鍵が検出さ
れると、この鍵を表わすキーコーrK。
が通常楽音中ワーキングメモリ14の鍵盤部の記憶領域
に記憶される。また、オン状態となっている操作子が検
出されると、この操作子のオフ状態を示すフラグ情報が
制御データワーキングメモ1)18の鍵盤部の記憶領域
に記憶ちれると共に、アナログ量として設定される音量
操作子などの操作状態量がディジタル値に変換された後
A盤側の馬己億領域に記憶される。
この場合、各鍵盤における鍵を表わすキーコードKOは
、第1表に示すように、オクターブ音域を表わすオクタ
ーブコードOCと、音名を表わすノーコードNCとから
構成されている。
第  1  表 なお、鍵および操作子の幀次走査によって、前回走査ま
ではオン状態であったlまたは操作子が、今回走査では
オフ状態となっていた場合には、この鍵または操作子を
表わすキーコードKOまたはフラグ情報は消去される。
従って、通常楽音用メモリ14には、各鍵盤におけ2最
新の押圧メを表わすキーコードKOが、また制御データ
用ワーキングメモリ18には各操作子の最新のオフ・オ
フ状態および操作状態量を表わす制御データが常に記憶
さnてい不ことになる。
このようにしてワーキングメモリ142よび1dに記1
されたキーコードKO>J:び制御データのうち、前者
は鍵盤側に分離されて下鍵盤(UKB)用バッファメモ
リ15.下漣!(LKB)用バッファメモリ16.ペダ
ルi!m(PKB)用バッファメモリ17に転送される
この場合、操作子回路11におシブるフィンガコードモ
ード選択スイッチでフィンガコードモードが選択されて
いるときには、下A盤10Bで押圧されている鍵の全て
に関するキーコードKOが下達盤用バッファメモリ16
に転送される。しかし、シングルフィンガモードが選択
されているときには、下鍵盤10Bで押圧されている1
つの鍵を表わすキーコードKOが1長音を発音させるた
めのデータとしてバックアメモリ16に転送されると共
に、この根音に対応するキーコードKOを参照して残り
の和音構成音(従音)を発音させるための複数のキーコ
ードKOが定数メモリ20から読出されてバックアメモ
リ16に転送される。
一方、各操作子のオン・オフ状態や操作状態量を表わす
制御データは、制御データ用バッファメモリ19に伝送
される。
そして、各バッファメモリ15〜11に転送記憶された
各1盤に2ける押圧鍵を辰わすキーコードKOは、謔盤
側に設けられた上漣a(UKB)哨トーンジェネレータ
21.下達・盛(LKB)用トーンジェネレータ22.
ペダル4盤(PKB)用トーンジェネレータ23に転送
さルる。同時に、制御′卸データバッファメモリ19に
記・1意された制御データはA盤側に分離さ几て各トー
ンジェネレータ21〜23に送られる。これにより、上
謎盤用トーンジェネレータ21は、上漣盤10Aにおけ
る押圧、繍を表わすキーコードKOと、上Jl!盤11
1Aに関する音色、音量などの制御データとに基づき対
応する楽音を形成し、サウンドシステム24からメロデ
ィ音として発音させる。
また、下1盤用トーノジエネレータ22は下鍵盤IQB
における埋圧漏または和音構成を表わすキーコードKO
と、下鍵盤10Bに関する音色、音量などの制御データ
とに基づき対応する楽音を形成し、サウンドシステム2
4から伴奏音(和音)として発音させる。また、ペダル
鍵盤用トーンジェネレータ23はペダル漣盤100に2
ける押圧建を表わすキーコードKOと、ペダル鍵盤10
CK関する音色、音量などの制御データとに基づき対応
する楽音を形成し、サウンドシステム24からペース音
として発音させる。
なお、これらの各トーンジェネレータ21〜23は、波
形メモリ続出し方式、高調波合成方式1周波数変傭方式
などの公刊の楽音形式方式を利用して構成される。
健盤部10における・市営演奏による楽音の形成は、以
上のようにしてプログラムメモリ25に予め記憶された
通常楽音形成用のプログラムに従って演算処理装置12
の制御によって行なわれる刀為、プログラムメモリ25
にはこの他に下達F!10Bで演奏(指定)される伴奏
音(和音)の演奏状態(指定状頷)や上l盤10Aで演
奏されるメロディの演奏状態に応じて、メロディ音と調
和関係にあり、かつ伴奏音の変化に連動して滑らかにゆ
っくりと変化するカウンタメロディ音形成用のプログラ
ムが予め記憶されている。そして、このカウンタメロデ
ィ音形成用プログラムによって下、漣盤10Bで演奏さ
れる和音構成音用のA(シングルフィンガモード時は根
音に相当する儒)が変化する毎に、カウンタメロディ音
に対応する千−コードKCが決定され、カウンタメロデ
ィ(OML)用バッファメモリ28に転送される。そし
て、このカウンタメロディ音に対応するキーコードKO
は、上鍵盤用トーンジェネレータ21に供給される。
すると、トーンジェネレータ21は上鍵盤10Aにおけ
る押圧鍵に対応したメロディ音と共に、カウンタメロデ
ィ音を形成してサウンドシステム24から発音させる。
なお、カウンタメロディ音は01〜G、の発音域で発音
される。
このカウンタメロディ音の形成の九めに、定数メモリ2
0には、下鍵!10Bで演奏(指定)される和音の構成
が音楽上決められた正規の構成になっているか否か、さ
らに正規の構成の場合の和音名を検査するための和音コ
ード検出用テーブルなど和音の各種の指定状態などに応
じたカウンタメロディ音を決定するための各種テーブル
が予め記憶されている。
また、カウンタメロディ用ワーキングメモリ26には、
その記憶領域を利用して専らカウンタメロディ音の形成
に用いるための第2表および第3表に示すような各種の
レジスタ手フラグレジスタが準備されている。
さらに、和音の指定操作(伴奏音の演奏操作)に続く最
初のメロディの演奏操作までの時間間扁を計測するため
のタイマ27が設けられている。
さらにまた、演算処理装置12には次の第4表に示スよ
うなレジスタやフラグレツスタが準備されているっ 第 2 表−(2) 第3表−(1) 第 3 表−(2) 第2図は、通常演奏音およびカウンタメロディ音を形成
する場合のメインルーチンを示すフローチャートでろっ
て、まずステップ100において鍵盤部10および操作
子回路11における各Aおよび操作子のオン・オフ状態
などが負犬走査によって検出される。この状態検出処理
によって検出された押圧鍵のキーコードKOおよび操作
子のオン・オフ状態を示す制御データは、前述したよう
に通常楽音用ワーキングメモリ14および制御データ用
ワーキングメモリ18に記憶される。
ま九、このステップ100では、前回の順次走査で検出
したキーコードKOおよび制御データと、今回の順次走
査で検出したキーコードKcおよび制御データとが比較
され、上鍵盤10Aに2けるメロディ音用の押圧鍵が変
化しているか否か、下鍵盤10Bにおける相定の指定状
態(伴奏音用の押圧鍵の状態)が変化しているか否が、
ペダル鍵盤10Cにおけるベース音用の押圧虐が変化し
ているか否か、操作子回路11における操作子の状態が
変化しているか否かが検出される。
この状態変化の検出(イベントの検出)の結果、下鍵盤
10Bにおける和音の指定状態が変化しているイベント
、すなわち和音イベントならば、ステップ101の「操
作子イベント?」の判断を受けた後ステップ103へ進
み、このステップ103において下鍵盤10Bで指定さ
れている和音の構成が予め決められた正規の構成となっ
ているか否かが検出される。すなわち、正規の和音コー
ドとして成立しているか否かが検出される。また、この
和音コードの成立・不成立の検出と共に、正規の和音コ
ードとして成立している場合の和音名が演出される。
サラに、このステップ103では、オロ音の指定の仕方
がシングルフィンガモードに選択されている場合、下鍵
盤10Bで押圧されている1つの漣を根音に対応するも
のと定め、この根音に対する従音に対応し九キーコード
KOが定数メモリ20から読出される。そして、従音に
対応したキーコードKOは根音に対応するキーコードK
Oと共にワーキングメモリ14の下am10Bに対応し
た記憶゛領域に記憶される。
和音コードの11y:、立・不成立の検出および和音名
の検出は次のようにして行なわルる。まず、この実施例
では音楽上火められfc和音1類のうち、通常多く使用
されるメイジャーいり、セブ/ス(7th)。
メイジャーセプンス(M7)、マイカ−(m)、マイナ
ーセブンス(m 7 ) 、マイナセプンス・フラット
ファイブ(m7−s)tオーギュメ/ト(Au g )
tデイミニッシ:x−(d im)、 シ:7 クス+
6) ノ9fi′jJAKFA L、C〜Bの12の各
ノートを辰音とする合計1081頌の和音名が演出対象
とさルている。そして、こ7″Lつの;Fil音の構成
音は音楽上火められた構成音たけでなく、変形構成もあ
る程度許容するようにしている。
例えばノートCを根音とする和音については、第3図に
示すような構成を全て正規の嘴戎として許容し、正規の
和音の指定が行なわれたものと見做している。
そこで、このような構成の和音名を検出するため、定、
牧メモリ20には正規の川音として認めるペき基準の和
音構成がO−Bの各ノート別に和音検出用テーブルとし
て予め記憶されている。列えば、ノートCを根音とする
9曙類の和音構成に対しては、その基準の和音構成が第
5表に示すような数値データとして記憶されている。
第5表 第5表において、縦方向の欄は、メイジャ−(M)など
の和音檻類を表わし、横方向の礪は「0−Bj(16進
表示)の一連番号で示したO−Bの12のノートを表わ
し、その交叉する欄に記入された数字の「l」は当該ノ
ートが基準の和音構成音の中に存在することを表わして
坏る。
例えば、Cメイジャー(CM)の和音の構成については
第3図に示したように、 (a)「ド」 (b)「ド」、「ミ」 (C)「ド」、「ン」 (d)「ド」、「ミ」、「ン」 04つの構成が正規の和音構成として認められるため、
これに対応して、 (a)  [l O0000000000J(b)  
l’−100010000000J(c)  [l 0
00 o 0010000 J(d)  [10001
0010000jの数値データにより基準の和音構成が
示されている。
従って、下i盤10Bにおいて和音が指定された時、指
定された和音構成音の各ノートに対応する番号(0〜B
)のピット位置を′1′とした12ビツトの和音指定デ
ータと、和音検出用テーブルから順次読出した根音ノー
ト別の基準の和音構成データとを比較することにより、
下鍵盤10Bで指定された和音の構成が正規の和音構成
として成立しているか否か、またその構成がどの和音名
に相当するかを検出することができる。
このようにして検出された千日音名、和音種類を示すデ
ータおよび和音構成音を示すキーコードKOは、根音を
示すキーコードKOと共にカウンタメロディ用ワーキ/
グメモリ26に記憶される。
この場合、下鍵盤10Bで指定さルる祁首構成音は、こ
れに対応するキーコードKOとして通常楽音用ワーキン
グメモリ18に記憶さnているため、上述のような和音
名の検出に当ってはノートコードN(3の部分のみを「
θ〜B」の一連の数置番号に変換する処理が行なわれる
。この変換処理は、定数メモリ20に予め記憶さルた第
6表に示すようなノートコード変換テーブルを利用して
行なわれる。
第6表 このように、十口音イベントの発生が検出さ几たならば
、和音コードが成立しているか否かの処理。
和音名の検出処理、従音に対応するキーコードの読出し
処理(シングルフィンガモード時のみ)が行なわれる。
そして、これらの処理が終ると、ステップ104に遣み
、ここにおいて通濱楽音用フーキングメモリー4に記1
意さルた和音のキーコードK O/fi下オ下用盤用バ
ッファメモリー6送される。これによす、トーンジェネ
レータ22においては下鍵盤10Bで指定された和音構
成に対応する和音が形成される。
しかし、和音イベントの発生でもなく、操作子イベント
の発生でもなく、メロディ演奏用の押圧鍵が変化してい
るメロディイベントの発生ならばステップ103の処理
は行なわれず、メロディ演奏用の最新の押圧鍵を表わす
キーコードKOがステ□、 ツブ104においてバグファメモリー5に転送される。
これによって、トーンジェネレータ21においてはこの
最新のキーコードKOに対応したメロディ音が形成され
る。
この麦、ステップ105における1−カウンタメロディ
モードか〒」の判断処理により、カウンタメロディ制御
モードスイッチでカウンタメロディ音を形成すべきモー
ドに選択さ几ているか否かが判断される。判断の結果、
カウンタメロディモードに選択されていなければ、ス′
テップ101の「漣。
操作子の状態検出処理」に戻り、同様の処理が繰り返さ
れる。
しかし、ステップ100における大礫検出処理の結果、
操作子の操作状態が変化したことが検出されると、すな
わち操作子イベントの発生が検出されるとステップ10
1からステップ106に分・妓し、ここにおいて制御デ
ータ用ワーキノグメモリ18に記憶された各操作子の最
新のオフ・オフ状態2よび操作状態量を示す制御データ
が劃−データ中バックアメモリ19へ転送される。これ
によつ1各トーンジェネレータ21〜23では最も新し
い制御データによって楽音の音色、音量などが制御され
るようになる。
また、このステップ106では操作子回路11に設けら
れたカウンタメロディ制御モードスイッチノオノ・オフ
状態も検出され、もしこのモードスイッチがオン状態な
らばステップ107の「カウンタメロディ制御スイッチ
は〒」の判断処理を経由してステップ108の[スター
トフラグセット]の処理へ4み、ここに2いて第1のス
タートフラグ5TRTI−FLG全セットした後、ステ
ップ100の状態検出処理へ戻る。
すなわち、カウンタメロディ制御モードスイッチがオン
状態ならば、以後においてはメロディイベントまたは和
音イベントの発生毎に、通常の楽音(メロディ音、fO
音)の形成と共にカウンタメロディ音も形成すべきこと
を指示するため第1のスタート7ラグ5TRTx−FL
Gをセットした後、ステップ100に戻る、。
しかし、カウンタメロディ制御モードスイッチがオフ状
態ならば、ステップ101から7ステツプ100へ直漱
戻り、以後においては通常の楽音形成のための処理のみ
が操り返される。
カウンタメロディ制御モードスイッチがオン伏態に操作
され、また第1のスタートフラグ8TATl・FLGが
セットされた後、操作子イベント、メロディイベント、
和音イベントのいずれも発生しなければ、処理の流れは
ステップ10tJ→105→100で循環して待機状態
となる。
しかしこの後、メロディイベントするいは和音イベント
のいずれかが発生すると、カウンタメロディ音を形成丁
べきモードであることが第1のスタートフラグ5TRT
 l−F’LGによって既にわかっているため、ステッ
プ105の判断に基づきステップ109以後に続くカウ
ンタメロディ音の形成処理に移る。
この場合、第1のスタート7ラグ5TRTt−F’LG
uよ、後述の説明から明らかなように、該フラグ5TR
TI−FLGがセットされた後に最初に発生したメロデ
ィイベントまたは和音イベントに対応するカウンタメロ
ディ音の形盛処理が終った段階でリセットされるように
なっている。従って、該フラグ5TRTI−FLGがセ
ットされた後に最初に発生したイベントは、カウンタメ
ロディ音が付加される楽曲全体の中で曲の初めに相当す
るイベントであることを意味する。換言すれば、第1の
スター)7ラグ5TRTl−FLGa、該7 ラフs 
TRT l ・FLGのセット以後に発生したメロディ
イベントまたは和音イベントが曲の初めに相当するイベ
ントであることを示している。
なお、ステップ105から109へ移行する前に、ステ
ップ1L13の和音コード噴出処理やステップ104の
通常の楽音形成処理が行なわれることはもちろんでふる
、っ カウンタメロディ音の形成処理で:ハ、まずステップ1
Q91c、rいてメロディ音のうち最低音が検出される
。つまりこの実施例においてメロディ音は、Gす〜C6
の音域で発音するように構・或されているが、カウンタ
メロディ音はその性格上メロディ音よりも低音域側で発
音するのが望ましいため、まずメロディ音のうち最低音
が検出される。
メロディ音のうち最低音は、上鍵盤10Aに5おける押
圧橿のキーコードKOを相互に比較すことによって検出
さルる。そして、該最低音を示すキーコードKOはカラ
ンタメロデイ用ワーキ/グメモリ26に一時記憶される
。なお、以下で:は、メロディ音の最低音を単にメロデ
ィ音と言う。
次に、ステップ110の「キーコード変換処理」におい
て、メロディ音、和音構成音、根音のそれぞれに対応す
るキーコードfcがキーナ/パKNに変換される。そし
て、その変換結果であるキーナZバKNは、カウンタメ
ロディ用ワーキ/グメモリ26の中に設けられたメロガ
イキーナンバレジスタM L K’fl’l l R?
和音構成音キーナンバレジスタLKKNIR−L<KN
Vn、第1コードルートキーナ/バレジスタCD凡TI
Rにd己憶される。
ギーナ/バKNは、音域C0〜C6の漣に対して次の第
7表に示すように順に割当てた「0〜60」の数値であ
る。
第 7  茂 キーコードKOをこのようなキーナンバKNに変換する
のは、カウンタメロディ音を決定する際の演算処理を簡
単にするためである。すなわち、キーコードKOのうち
ノートコードNoの部分ハ第1表で明らかなように、l
o進表示で「4」。
r8J、r12J、rL5Jの値が欠落し念不連続の数
値構成になっている。このため、例えばカウンタメロデ
ィ音とメロディ音とが半音差の不協和関係になっていな
いかどうかを検出する場合、ノートコードNoの減算処
理によって行なうと、同じ半音差の音の組合せであって
もそのツートコ−ドNoの差はIllまたは「2」とな
って2つの音のノートの関係に応じて再検討しなげ7′
1.riならr演算処理が面倒になる。
Cしf711jj、、各ノー十に連続したキーナンバK
Nを割当てると、2つの音のノートの関係を問わず両者
が半音差の場合にはそのキーナンバの差は必ずIllま
たは「ll」となる。従って、半音差の不協和関係にな
っているか否かをそ一ナンバ同志の減算処理のみで検出
できる。
このため、定数メモリ20にはキーコードKOを第7表
に示したように一連謔号のキーナンバKNに変換する千
−コード変換テーブルが予め記憶さnている。そして、
メロディ晋、和音構成音、などに対応するキーコードK
Oは、この変換テーブルを用いて対応するキーナンバK
Nに変換さ!した後、前述した所定のレジスタに記、憶
される。
ステップ110におけるキーコード変換処理が終ると、
次のステップ111に2いてカウンタメロディ音形成用
の各ルジスタのセット処理が行なわれる。
すなわち、まずメロディ音の発音チェックが行なわれ、
上7盤10Aにおhてメロディ音の鍵操作が現在行なわ
れていれば、メロディキーオンフラグMLKON−FL
()がセット(*1i%l#)され、行なわれていなけ
ればリセット(論理′0“)さnる。
次に、和音の発音チェックが行なゎ几、下昼盤10Bに
おいて和音の指定操作(伴奏音の44作)が現在行なわ
れていれば、和音キーオンフラグLKKON−FLGが
セット(倫理11′)され、逆ならばリセット(倫理%
 o I )さルる。
また、指定されている和音の構成音数がチェックされ、
2つ以上の構成音が指定されていれば、複数和音キーオ
ンフラグLKDON、FLGがセットされる。
さらに、ステップ105刀≧らステップ109への分岐
がメロディイベントまたは、f日音イペ/トの発生によ
り行なわれたのか、すなわち今回のイベントがメロディ
イベントまたは和音イベントのいずれであるかのイベン
トチェックが行なわれ、メロディイベントで6/Lば第
1メロデイイベ/トフラグMLEvl−FLGがセット
されると共に、第1和音イベントフラグODgVl−1
jLGがリセットされる。逆に、メロディイベントでな
く、和音イベントであれば、第1和音イベントフラグO
DgVt・PLOがセットされると共に、第1メロディ
イベントフラグMLmV1・FLGがリセットされる。
最後に、下鍵盤10Bにおいて指定されている和音の構
成が正規の構成になっているか否かがチェックさj7、
すなわち正規の和音コードとして1成立しているか否か
がチェックされ、成立しているならばコード成立フラグ
0f)1)r−FLGがセットされ、不成立ならばリセ
ットさ几る。
メロディ音および和音の発音チェックlらびVこ和音発
音数のチェックは、通常楽音用ワーキングメモリ14に
記憶さルた鍵盤側の押圧謎に対応するキーコード変換処
理づき行なりれる。また、イベントのチェックま、ステ
ップ100における最新の状態検出処理の結果を多照す
ることによって行なわれる。また、コード成立、不成立
のチェックはステップ103に?ける和音コード検出処
理の結果を参照することによって行なわれる。
ここで、メロディ音の発音チェックを行なっているのは
、カウンタメロディ音を決定する処理をメロディ音の発
音の有無に応じて分け、指定されるオロ音が同一であっ
てもメロディ音の性悪に応じてカウンタメロディ音を異
ならせるようにしているためである。
また、和音の発音チェックを行なっているのは、もとも
とカウンタメロディ音は和音が発音されてとを前提とす
るものであるから、和音の発い場合にはカウンタメロデ
ィ音の発音を停る必要があるためである。
に、和音発音数のチェックを行なってい4和音コードの
不成立が1つの、f11音発音数にる場合と2つ以上の
和音発音数に起因するでカウンタ人ロデイ音の決定の仕
方を異なようにしているためである。
ツブ111の「フラグセット処理」が終ると、テップ1
12において第1 、Fロ音イベントフラEV1・FL
Gがセット(論理11′)されていかが判断され1、セ
ットされていればステ13のタイマリセット処理におい
てタイマ27ツトが行なわれ、この後ステップ114の
カメロデイ音形成処理に進む。
し、第1和音イベントフラグODgVt−F’LGトさ
れていなければ、ゑテップ112からス114のカウン
タメロディ音形成処理に直接る0 わち、ステップ100の状態検出処理にかいて最も新し
く検出されたイベントが和音イベントであって、第1和
音イベントフラグ0DEVt −F’LGがセットされ
ている場合には、この時の和音イベントに続り樗初のメ
ロディイベントまでの時間間隔を計測できるようにする
ため、タイマ27がリセットされる。これによって、後
述する処理においては、和音イベントに続く最初のメロ
ディイベントまでの時間1間隔が所定時間以内の場合に
は、このメロディイベントの原因であるメロディ音の演
奏操作はこれに先行した和音イベントの原因である和音
の指定操作と楽譜上は同一タイミングのものであると見
做さ几る〇 ステップ114のカウンタメロディ音形成処理では、前
述したように和音の指定状態やメロディ音の演奏状態な
どに応じて最適なカウンタメロディ音が決定される。そ
して、カウンタメロディ音が決定されると、こルに対応
するキーコードKOがカウンタメロディ用バッファメモ
リ2Bに転送さ几る。これにより、上鍵盤用トーンジェ
ネレータ21においてはメロディ音と共にカウンタメロ
ディ音が形成される。
このカウンタメロディ音の形成処理が終ると、ステップ
100の状J点検出処理へ戻り、新たなイベントの発生
により上述したのと同様の処理が繰り返される。
要約すると、カウンタメロディ制御モードスイッチがオ
フ状態の場合には、遣盤部10の鍵操作に対応したメロ
ディ音、オロ音(伴奏音)、ペース音が形成さ几る。し
かし、カウンタメロディ制御モードスイ、ツチがオン状
態の場合には、上鍵盤10Aにおけるメロディ演奏鍵お
よび下鍵盤10Bにおける和音の指定a(ff−奏鍵)
のいずルかが変化するたびに、メロディ音の内容および
和音の内容に応じたカウンタメロディ音がステップ10
9以後の処理で形成される。
ステップ114のカウンタメロディ音形成処理は、サブ
ルーチン「Sub −0,viBL Jとして第4図に
詳1aに示さ几ている。
このサプルーチy l’−8ub −OMELjでは、
46部10における新たなイベントが発生する毎に、該
イベントカメロディイベントか和音イベントかを解析す
ると共に、各種のフラグレジスト等に記憶されたフラグ
により前回のイベントとも比較してメロディイベントが
連続しているのかなどの演奏態様の内容も解析し、この
解析結果によって鍵盤部10におけるメロディの演奏状
態や和音の指定状態に応じて予め用意された複数のカウ
ンタメロディ決定処理のうち1つを選択し、これによっ
て最、−I!なカウンタメロディ音を決定する処理が示
されている。
このサブルーチン「8ub−0’MgLJで示されてい
る複数のカウンタメロディ決定処理は、大別すると、次
のようなもので、ちる。
すなわち、カウンタメロディ音、はその音高変化〃上滑
らかであることおよび和音の指定ρSあることを前提と
するが、カウンタメロデイ制御モードスイッチをオン状
態とした後、曲の開始部分において最初に指定された和
音に基づいて決定するカウンタメロディ音は、前回のカ
ウンタメロディ音自体が存在しないため、その音高変化
はどこまで許されるかという許容限界が不明である。こ
のため、曲の開始部分においては、和音構成音のうち根
音に対しメロディ音の有無に応じてメイジャー(M)な
どの和音種類別に定められた音高の増分値を加算し、こ
の加算値を新たなカウンタメロディ音の音高として決定
するサブルーチン[Sub −C!M、1OOJが用意
されている。
この場合、曲の開始部分において指定された和音が正規
の和音コードとして不成立となった場合には、前回のカ
ウンタメロディ音を01の音と仮定し、このG1の音に
最も近い音程差の和音構成音の1つが新たなカウンタメ
ロディ音として決定さ几るようになっている。なお、こ
の不日音コードとして不成立となった場合のカウンタメ
ロディ音の決定は、後述すルサプルーチ7 [sub−
0M700J Kよって行なわルる。
また、和音の指定が変化し念場合、メロディ音との調和
を考慮し、サブルーチン「Sub −0M200Jにお
いて前回のカウンタメロディ音から高音側に向って最も
近い和音構成音と同一ノート音が新たなカウンタメロデ
ィ音として決定される。
さらに、和音は指定されているが、正規の和音コードと
して成立していない場合には、カウンタメロディ音の滑
らかな音高変化を尊重し、前回のカウンタメロディ音に
対し最短音程差の和音構成音の1つと同−音を新たなカ
ウンタメロディ音として決定するサブルーチン「sub
−0M7oo」が準備されている。
さらにま次、和音の指定が無くなった場合には、力+7
 ’:/ p )l o ティ音の発音を解除するだめ
のサブルーチン「Sub −C!M800 Jが準備さ
れている。
さらに、和音の指定操作に対して所定時間以内に遅れて
操作されたメロディ健は、和音の指定操作と同一タイミ
ングでなされたものと見做して新タナカウンタメロディ
音を決定するためのサブルーチン「Sub−MLDY、
」が準備式れている。
第4図のサブルーチン「Sub −OMELJでは、ま
スステップ120において不ロ音キーオンフラグLKO
N−FLGがセットされているか否かが判断される。す
なわち、鍵盤部10においては和音の指定操作がなされ
ているか、あるいは10音の指定操作が解除されている
かがフラグLKKON−FLGの内容に基づき判断され
る。この判断の結果、和音キーオンフラグLKKON−
1;”LGがリセットされており、和音の指定操作が解
除されていることを示しているならば、ステップ143
のサブルーチン[Sub−0M800]で示すカウンタ
メロディ解除処理へ分岐し、ここにおいてカウンタメロ
ディ音の発音解除処理が行なわルる。
しかし、和音キーオンフラグLKKON−FLGがセッ
トされており、和音の指定操作夛孟なされていることを
示しているならば、ステップ121に進み、ここにおい
てコード成立フラグ0DDT−FLGの内容を参照して
現在指定されている和音が正規の和音コードとして成立
しているか否かが判断される。この判断により、正規の
和音コードとして成立していなければ、ステップ142
のサブルーチン「Sub−0M700」で示すカウンタ
メロディ決定処理へ進み、ここにおいて前回のカウンタ
メロディ音に対し最短音程差の和音構成音の1つが新た
なカウンタメロディ音として決定さルる。
しかし、コード成立7ラグCDDT−FLGがセットさ
几、正規の和音コードとして成立して・ハることを示し
ているならば、ステップ122へ進み、ここにおいてス
タートフラグSTR’f’1−FLGがセットされてい
るか否かが判断され、5続いてステップ123および1
24で第1叩音イベ/トフラグ0DEVI・FLG9.
1: びa2a音(ぺ/)7ラグ0DEV2・FLGが
セットされているか否かが判断される。つまり、鍵盤部
10で新たに発生したイベントかカウンタメロデイ制御
モードスイッチをオン状態とした後初めてのものでちる
か(但し、操・1子イベントは除く)、すなわちカウン
タメロディ音を付加する上での曲の初めに相当するイベ
ントなのか否かρニスタートフラグS’I’R,T l
−FLGを参照することによって判断さ几る。続いて、
曲の初めに相当するイベントでなければ、今回新たに発
生したイベントか和音イベントであるか否かが第1和音
イベントフラグ0DEVI・FI、Gの内容により判断
さ几る。
この績来、今回の新たなイベントが和音イベ/トでなく
メロディイベントならば、続いて前回発生したイベント
が和音イベントであるか否かが第25FlI音イベント
フラグ0DEV2・FLGの内容によって判断さルる。
この結果、前回のイベントが和音イベントでなければ(
すなわち、前回もメロディイベントならば)、曲の途中
においてメロディイベントが連続して発生したものとわ
かり、ステップ124からステップ141に分岐し、こ
こにおいて何等の処理も行なわずにメインルーチンへ復
帰する。すなわち、曲の途中において発生した隣り合う
イベントが両方ともメロディイベントであれば、カウン
タメロディ音に関する処理は何等行なわルずにメインル
ーチンへ復槽する。
しかし、 (a)  カウンタメロディ制御モードスイッチをオン
状態としてスタートフラグ8T几Tl−FLG  がセ
ットされた後の曲の初めに相当するイベントが、和音の
指定操作を示す和音イベントの場合、(b)  曲の途
中において発生した隣り合うイベントのうち、いずれか
一方が和音の指定操作を示す和音イベントの場合、 の2つの条件においては前者の(a)の条件が成立した
時にステップ122からステップ125へ直接移行し、
また後者の(b)の染手が成立した侍にはステップ12
3から直接あるいはステップ124を介してステップ1
25へ、移行し、以淡の処理が行なわれる。
換言すれば、和音の指定操作を示すイベントが発生した
時にはその都度ステップ125以後の処理が実行され、
またメロディイベントが発生した時には前回のイベント
か和音の指定操作を示す和音イベントであり、かつ現在
も和音指定操作が継続している場合のみステップ125
以後の処理が行なわれる。
なお、前記ta)の条件におけるイベントの中からは、
和音の解除操作を示す和音イベントはステップ121の
判断によって既に除かnている。
このようにしてステップ125以後の処理に移行すると
、まずステップ125のサブルーチンjsub・MVS
OJにおいて現在指定されている和音構成音のうち根音
と、メロディ音(メロディ音の最低音)との音程差(間
隔)が演算される。
この演算処理は、サブルーチy 「Sub−OMiOO
Jにおいて、メロディ音と根音との音程差の条件に基づ
き前述したようなカウンタメロディ音を決定するように
しているため、前もって両者の音程差を演算しておくた
めに行なわれるものである。
このステップ125の演算処理は、第5図に詳細なフロ
ーチャートで示されている。第5図において、まずメロ
ディキーオンフラグMLKON−FLGがセットされて
いるか否かにより、メロディ音用の押圧オがあるか否か
が判断さ几る。この結果、メロディ音用の押圧Aがなけ
れば第4図のサブルーチン「8ub−CMgLJに戻る
。しかし、メロディ音用の押圧鍵が有れば、ステップ1
250からステップ1251へ進み、ここにおいてメロ
ディ音用の押圧」のうち最低音高の押圧lを示すメロデ
ィキーナンバMLKNlと現在指定さルているヱロ音溝
収音のうち根音を示すコードルートキーナンバCDRT
iとにより、2つの音の音程差がキーナンバの差として
SEさ1、その演算着果は演算処理装置12の中に設け
られたAレジスタに記憶される。
この後、ステップ1252のサプルーチ/[sub・l
N0OTjにおいて音程差の演算着果を1オクターブ未
膚の値に納める処理が行なわれる。すなわち、メロディ
音と根音との音程差を、オクタ−゛ブ音域を無視したl
オクターブ以内での音程差として噴出するための処理が
行なわれる。
例えば、メロディ音か03r恨音がE2の場合、これら
の音のキーナンバKN(C8)、C!DRで1は第7表
から明らかなようにそれぞれ、 KN(03)=24(10進表示) ODRTl =16 (10進表示) であるから、このキーナンバの差は「12」となる。
しかし、この差「12」はオクターブ音域の情報要素を
含むものであり、このままではlオクターブ以内でのC
の音とEの音との音程差を表わしていない。そこで、2
つの音のキーナンバの差をlオクターブ以内での音程差
を表わす「0〜illの1青報として検出するための処
理かステップ1252のサブルーチン「Sub・lN0
OTJにおいて実行される。そして、その演算結果はス
テップ1253においてメロディ対根音間隔レジスタM
VSORに格納される。
ところで、第5図のサブルーチ/において、キーナンバ
の差で表わされる2つの音の音程差清報を、1オクタ一
ブ未満の音程差の情報に納める処理を行うサプルーチy
 「Sub −lN0OTjは、第6図にその詳細なフ
ローチャートが示されている。
ここで(儂、まずステップ150におい−chレジスタ
Anの内容、すなわち2つの音の音程差を表わすキーナ
ンバが正の値か負の値かが判断さ几る。もし、Aレジス
タARの内容が正であれば、ステップ151に進み、こ
こにおいてAレジスタARの内容から1オクターブの音
程差を示す値「12」が減算される。この後、この減算
結果が正の値か負の値かがステップ152において判断
される。この判断の結果、減算結果が未だ正の値であれ
ば、ステップ152からステップ151へ戻り、再びl
オクターブの音程差に相当する値「12」が減算される
このようにして、2つの音の音程差を表わすキーナンバ
から1オクターブの音1呈差に相当する値「12」を須
次成算することにより、AレジスタARの内容はlオク
ターブ相当の音程単位で1直次減少して行く。そして、
この繰り返しに工つてAレジスタARの内容が負の直に
なると、今度はステップ153に2いて1直「12」が
加算される。そして、この加算債果が未だ負の1直であ
れば、ステップ154の判断処理l AR< 0 ? 
jによってステップ153に戻り、再び値「12J旬口
算される。そして、このステップ153とステップ15
4との処理の繰り返しにより、NレジスタARの内容が
正の1直になると、ステップ154から第5図サブルー
チンに復帰する。
なお、ステップ150においてAレジスタARの内容が
既に負の値になっている場合には、ステップ153に直
接移行する。
要約すると、サブーチン[Sub・I N OOT J
は、オクターブ音域の情報要素を含む2つの音の音程差
の値を1オクターブの音程差に相当する値1’−12j
’によって割算することにより、2つの音の音程差を表
わす値からオクターブ音域の情報要素を排除し、最後の
剰余部分を1オクタ一ブ以内での2つの音の音程差を表
わす情報として収り出すようにしたものである。この結
果、2つの音の音程差の値がl’−0−111の絶対値
として潜られる。
第4図のステップ125の処理が終ると、続いてステッ
プ121のサブルーチン[5ub−DISTjにおいて
、前回のカウンタメロディ音と、現在指定されている和
音構成音のうち低音側t?:び高音側へ向って最小音程
差(最短音程間隔)の構成音までの音浬差が漬真される
。なお、ここでは最小音程差の構成音の中には前歯カウ
/りメロディ音と同一音名の音は含まれない。
ここの演算処理は、サプルーテ/[Sub−0M200
」および「Sub−0M700」において前回のカウン
タメロディ音とこれに最も近い和音構成音との音程差に
基づいて前述したようなカウンタメロディ音をそれぞれ
決定するようにしているため、この音・程差を前もって
演算しておき、各サブルーチンで共通に受用するために
行なわれるものでるる。
このステップ121の演46理は、第7図に詳細なフロ
ーチャートで示されている。
ここではまず、ステップ1210に2いて、前回のカウ
ンタメロディ音より1音下の音から低音側に向って最も
近い和音構成音までの音程差(間隔)が演算さルる。こ
の演算結果は、ダウンディスタンスデータとしてダウン
ディスタンスレジスタDWDISTRに配慮される。
この後ステップ1211において、前回のカウンタメロ
ディ音より1音上の音から高音側へ向って最も近い和音
構成音までの音程差が演算される。
そして、この演算結果はアップディスタンスデータとし
てアップディスタメスレジスタUPDISTnに記憶さ
れる。
このステップ1210および1271の演算処理は、5
つの和音構成音キーナンバレジスタLKKNIR〜LK
KNVRに記憶された叩音午−ナンバLKKNI〜LK
KNVと、第2カウンタメロデイキーナンバレジスタO
MLKN2mに記憶された前回のカウンタメロディ音の
キーナンバC! M L K N 2とのノート情報要
素のみで演算される。
従って、例えば第8図(a)に示すように第1音〜第3
音がA、O,Eの各ノートで構成されるAマイカ(Am
)の和音が今回指定さ几、一方前回のカウンタメロディ
音OMLがノートcでめった場合、ダウンディスタンス
データDWDISTはr3J、アップディスタンスデー
タUPDISTは「4」となる。
なお、前回カウンタメロディ音OMLが第8図(b)に
示すようにAマイカの構成音のうち根音より低音側にあ
った場合には、第3音を1オクターブ下げたものと前回
カウンタメロディ音とOMLの#程差かダウンディスタ
ンスi)v¥D1.i’f’として算出さル、根音と前
回カウンタメロディ音との音程差がアップディスタンス
UPDISTとして算出される。
逆に、前回カウンタメロディ音OMLが第8図(c)に
示すようにAマイカの構成音のうち第3音より高音側に
あった場合には、根音を1オクターブ上げたものと前回
カウンタメロ、、ディ音OMLとの音程差がアップディ
スタンスUPDISTとして算出され、第3音と前回カ
ウンタメロディ音C・VLとの音程差がダウンディスタ
ンスDWDISTどして算出される。
このようにして第4図のステップ121の処理が終ると
、次のステップ128に進ミ、ここにおいて今回新たに
発生したイベントが曲のWめに相当するイベントなのか
否かがスタートフラグS T RT l・FLGの内容
によって判断される。この@断処理の結果、曲の初めに
相当するイベントならば、ステップ136(7)サブル
ーチンl’−8ub−OM100J  K進み、ここに
おいて曲の初めにおけるカウンタメロディ音が決定され
る。
この場合、ステップ125以麦の処理は、前述の条件(
a)とrb)の一方7)i成立した時に実行される7)
i、メロディイベントについては既に和音の指定が行な
われそれが継続していることを条件(ステップ120の
条件)としてステップ121以後の処理ニ移ることが可
能になっているため、曲の初めにおけるカウンタメロデ
ィ音を決定するサブルーチン[Sub−CM 100 
J n5p動されるのは、債局、和1□。
音の指定操作を表わす和音イベントの時のみとなる。さ
らにここでは、ステップ121のl’−0DDT・FL
G=l tJの条件が加えらnるため、指定された和音
が正規の和音コードとして成立している時のみとなる。
これにより、曲の初めにおける最初の和音の指定操作に
対しては、サプルーチ/「Sub−CMloo」−よっ
てカウンタメロディ音が決定される。
なお、スタートフラグ5TRTl−FLGは、後述のよ
うに、いずれかのカウンタメロディ音決定悪理を通過し
た麦にサブルーチン「8ub e 0M900Jにおい
てリセットされる。このため、サプルーチ;y 「Su
b−OMLOOJは曲の初めで1度しかsiされない。
一方、今回新たに発生したイベントが曲の初めに相当し
ないTl1I音イベントあるいはメロディイベントであ
った場合、ステップ129において和音イベントである
か否かが第1和音イベ/トフラグODgvl−F’LG
の内容により判断される。この判断の結果、メロディイ
ベントならば、ステップ129からステップ130のメ
ロディ遅れ処理のサブルーチン「Sub−MLDY」に
分岐する。
すなわち、今回新たに発生したメロディイベントが和音
イベントに1&続するメロディイベントであれば、この
メロディイベントが前回の和音イベントに対して所定時
間以内に発生したものか否かを検査し、所定時間以内の
もので口几は、該メロディイベントは前回の和音イベン
トと楽譜上同一タイミングのものとして取扱って新たな
カウンタメロディ音を決定するためのメロディ遅れ処理
に移行する。
しかし今回発生したイベントが再び和音イベントであれ
ば、サブルーチy l’−8ufyO;’J200J 
ヘ進み、ここにおいて前回カウンタメロディ音力)ら上
方向に向って最も近い和音構成音に関連づけられたカウ
ンタメロディ音が決定される。
以上の処理によって演奏態様に応じたカウンタメロディ
音が決定されるが、これが終了すると、ステップ144
のサプルーチ/[Sub−0M900]に進み、ここに
おいてカウンタメロディ音の発音のためのデータ転送処
理や、次の新たなイベントに対処すべく各種のフラグや
レジスタ等のリセットあるいは内存の交換が行なりれる
。この後、メインルーチンへ復帰して新たなイベントの
発生に対する待機状態となる。
なお、各カウンタメロディ音決定処理で決定されるカウ
ンタメロディ音は、音域01〜G、の間で発音されるよ
うに発音域が補正される。
ところで、ステップ144のフラグ処理のためのサブル
ーチン「Sub=CM900」は、第9図にその詳細な
フローチャートが示されている。ここではまず、いずれ
かのカウンタメロディ決定処理で決定したカウンタメロ
ディ音に対応するカウンタメロディキーナンバCMLK
NlをキーコードKOに変換する処理がステップ144
0で行なわれ、その変換結果はAレジスタ処理に格納さ
れる。この麦、カウンタメロディ音に対応するキーコー
ドKOは、ステップ1441においてAレジスタ処理か
らカウンタメロディ用バッファメモリ28に転送される
これによって、トーンジェネレータ21においてカウン
タメロディ音が形成される。
次に、ステップ1442において次の新たなイベントに
対処すべく、各種レジスタの内容を入れ換えるためのレ
ジスタ処理が行なり!シる。すなわち、第2のカウンタ
メロディキーナンバレジスタOMLKN2Hの内容が第
3のカウンタメロディキーナンバレジスタCMLKN3
RK転送記憶さ几ると共に、Bレジスタ処理に記憶さ1
ている今回新たに決定したカウンタメロディ音のキーナ
ン・くCMLKNlが第2のカウンタメロディキーナン
バ(レジスタOMLKN2Rに転送記憶さルる。
このレジスタ処理により、第3のカウンタメロディキー
ナンバレジスタOMLKN3RKは、前回のカウンタメ
ロディ音を示すキーナンバCMLKN2が前々回のカウ
ンタメロディ音を示すキーナツツ(OMLKN3として
記憶される。
矢に、ステップ1443に2いても同寸に、次の新たな
イベントに対処すべく谷1フラグの内容の入れ換えが行
なわれる。すなわち、第1のメロディイベントフラグレ
ジスタMLgV1・PL(hの内容が第2のメロディイ
ベントフラグレジスタMLEV2・FLGRに転送記憶
されると共に、第1の和音イベントフラグレジく夕QD
FJVI−FLGRの内容が第2の和音イベントフラグ
レジスタC!DEV2・FLGRに転送記憶さ几る。さ
らに、第1のスタートフラグレジスタ5TRTl−FL
GRの内容が第2のスタートフラグレジスタ5TRT2
・FLGRに転送記憶される。
このフラグ処理により、第゛2のメロディイベントフラ
グレジスタMLEv2・FLGRには、今回のイベント
がメロディイベントであった場合にのみ、前回のイベン
トはメロディイベントであったことを示すフラグMiV
2・FLGが記1意される。また、第2の和音イベント
フラグレジスタODgV2・FLGRには、今回のイベ
ントが和音イベントであった場合にのみ、前回のイベン
トは、川音イベントであったことを示すフラグCDEV
2・FLGが記憶される0 さらに、第2のスタートフラグレジスタ5TRT2・F
LGRには、前回のイベントが曲の初めにおけるイベン
トであったことを示すフラグ5TRT2・FLGが記憶
される。
なお、コード成立フラグレジスタ0DDT−FLGRの
内容は、沌音イベ/トの発生毎に行なわれるコード検出
処理によってその都度変更される。また、メロディ斤−
オンフラグレジスタMLKON−F’LGnの内容も、
イベントの発生毎に行なわれるフラグセット処理(第4
図のステップ111)によってその都度変更される。
次に、第10図以後の図面に示すカウンタメロディ音決
定用プログラムの詳細なフローチャートに基づき、和音
の指定状態やメロディ音の演奏状態に応じたカウンタメ
ロディ音の決定逃理を1固別のサブルーチン毎に詳細に
説明する。
な?、説明を判り易くするために、次の第8表に示すよ
うに、十口音の指定犬、漂fメロディ音の演奏状態など
演奏態様別に第1章〜第4軍に区分して説明する。
ナオ、サブルーチy [Sub−0M800]は、カウ
ンタメロディ用バッファメモリ28の内容をクリアする
処理のみであるため、説明を省略する。
第 8  表 第1 傘−−−サプルーチy 「5ub−、VILDY
jの詳細税調 前述のように第4図のサブルーチン[Sub−CMgL
Jでは、和音イベントが発生する都度、演奏態様の、佛
析結果に工って・持定のカウンタメロディ決定処理のサ
ブルーチンが選択される。そして、各サブルーチンにお
いてメロディ音との関係等を考慮して新友なカウンタメ
ロディ音が決定される。
ところが、小節の切替わり時点では、楽譜上は同一タイ
ミングでなされるべき和音の指定操作とメロディ音の鍵
操作とが、通常、まず和音の指定操作を行ない、次にメ
ロディ音の〆操1乍を行なうという別個のタイミングで
必るため、和音の指定操作の直後に決定されるカウンタ
メロディ音は新たに指定された和音とは直接関係のない
前の小節の最後のメロディ音との関係を考慮したものと
なる。
サプルーチy l’−8ub−M、LDYJ ;d、唄
音イベントに続くメロディイベントが所定時間T以内に
行なわれた場合には、和音の指定操作と同一タイミング
のものと見做した上で、メロディ音の鍵操作が行なわれ
る前に決定したカウンタメロディ音を無効とし、新たな
メロディ音との関係を考慮したカウンタメロディ音を再
決定するためのカウンタメロディ決定処理の1つのサブ
ルーチンを選択する。この結果、サブルーチ/「Sub
−CMloo」。
「Sub−0M200」のうちいず几かが選択される。
第1O図はサブルーチン「Sub−MLDY」の詳細を
示すフローチャートであって、まずステップ1300に
おいてタイマ27(第1図)の経過時間値がT時間(T
=150mS)を越えているか否かが判断される。タイ
マ27は、前述のように和音イベントが発生した時に第
2図のメインルーチンに合いてリセットされた以後計時
動作を開始している。この状態で、和音イベントに続い
てメロディイベントが発生すると、第4図のサブルーチ
/「Sub−CMEL」から、iio図のサブルーチン
「Sub−MLDYJのステップ1300に進み、ここ
に分いてタイマ2γの経過時間値がT時間を魂えている
か否かが判断さルる。
すなわち、和音イベントに続くメロディイベントが1時
間以内に発生したものなのか否かが判断される。もし、
タイマ27の経過時間値がT時間を越えている場合には
、今回のメロディイベントは直前の和音イベントと同一
タイミングのものと見做すべきではないとしてメインル
ーチンへ復帰する。従って、この場合には和音イベント
が発生した直後に決定したカウンタメロディ音が有効な
ものとして発音される。
しかし、タイマ27の遅過時間値がT時間は内ならば次
のステップ1301に進み、ここrこおいてメロディイ
ベントフラグMLgV2・F’LGの内容によって前回
のイベントがメロディイベントでめったかどうかが判断
さtしる。この判断によって前回もメロディイベントで
あれば、メイノルーチ/へ復権する。
しかし、前回のイベントが和音イベ、ントであルば、今
回のメロディイベントは和音イベントに続く1時間以内
の初めてのメロディイベントであり、かつ本来は直前の
和音イベントと同一タイミングのものとして数機うべく
判断し、欠のステップ1302へ進む。そして、このス
テップ1302において前々同右つンタメロデイキーナ
/バレジスタOM L K N 3 Hの内容が前回力
ウンタメロデイキーナ/バレジスタOM L K N 
2 mに転送さ几る。すなわち、和曽イベントが発生す
る前のカウンタメロディ音のキーナンバOM L K 
N 3を前回のカウンタメロディ音のキーナンバOML
KN2として取扱う念め、レジスタOM L K N 
3 mの内容を前回カウノタメロデイキーナンパレジス
タOMLKN2Hに復帰させる。
前々回カウ/タメロデイキーナンバOMLKN3が前回
カウンタメロディキーナンバOMLKN2 として復帰
されることに伴い、次のステップ1304においてダウ
ンディスタンスDWDIST、  アップディスタンス
UPDISTが再計算される。
すなわち、ダウンディスタンスDWDISTおよびアッ
プディスタンスUPDISTは、和音イベントに続いて
1時間以内にメロディイベントが発生したことにより、
メロディ遅れ処理に移る前のステップ121で、メロデ
ィイベントが発生ずる前のカウンタメロディ音を前回の
カウンタメロディ音として既に算出されている。ところ
が、和音イベントに続いて最初のメロディイベントが1
時間以内に発生した場合には、和音イベントが発生する
前のカウンタメロディ音を前回のカウンタメロディ音と
して取扱うようになるため、メロディ遅れ処理に移る前
に算出したダウンディスタンスDWDISTおよびアッ
プディスタンスUPDISTは何等意味のないものとな
ってしまう。
このため、和音イベントに続く最初のメロディイベント
が1時間以内に発生した場合には、和音イベントが発生
する前のカウンタメロディ音を前回カウンタメロディ音
として復帰させ、これに基づいてダウンディスタンスD
WDISTおよびアップディスタンスUPDISTがス
テップ1303および1304に訃いて再計算される。
この再計算処理が終ると、欠のステップ1305におい
て前回のイベント(すなわち、和音イベント)は曲の初
めに相当するイベントでうったか否かが第2スタート7
ラグ8’l’RT2・FLGの内容により判、祈される
。もし、この時の和音イベントが曲の初めに相当するも
のでうれば、サブルーチン[Sub−0M100]が選
択される。しかし、曲の初めに相当するイベントでなけ
れば、サブルーチン「Sub−0M200」が4択さル
る。
和音の指定操作に続いて1時間以内にメロディ音の鍵操
作が付加された場合のカウンタメロディ音は、以上のよ
うにして選択されたサプルーチ/[8ub−CMloo
J、l−8ub1−8ub−Oのいずれかで再決定され
る。
こnにより、和音の指定操作とメロディ音の鍵操作が全
く同一タイミングでなくても、メロディ音との関係を考
慮した最適なガウンタメロデイ音を決定することができ
る。
第2章〜サブルーチン[Sub−0M100]の詳細説
明 前述のように、カウンタメロディ音はその音高変化が滑
らかであることおよび和音の指定があることを前提とし
て発音されるが、曲のWめに相当する部分で最初に指定
された和音に基づいてカウンタメロディ音を決定する場
合、前回のカウンタメロディ音それ自体が存在しないた
め、その音高変化の出発点が不明である。このため、曲
の辺めに相当する部分では、特別のカウンタメロディ決
定処理機能がなければ、滑らかな音高変化のカウンタメ
ロディ音を決定することができない。
サブルーチンl’−8ub−CM100Jはこのiうな
理由によって投げられており、ここでは最初に指定され
た和音の構成音(最大で5音)のうち根音(第1晋)を
補正して曲の開始部分におけるカウンタメロディ音とし
て決定するように構成されている。
第11図はサブルーチン「sub−OMI 、jOjの
詳細を示すフローチャートであって、ステップ1360
〜1365の処理)傭4図のステップ128における判
!frまたはストップ130におけるメロディ遅れ処理
ルーチン内の選択処理によって起動される。
まず、ステップ1360においてメロディ音の発音が有
るか否かがメロディキー第1/フラグvfLKON−F
LGの内容に基づき判断される。この判断によりメロデ
ィ音の発音が有れば、次のステップ1361において第
9表に示すような内容の根音の音高増分値テーブルから
和音種類0DTPとメロディ対根音間隔MV80 とに
応じた根音の音高増分値がキーヂンバの増分値ΔKNと
して読出される。
すなわち、定数メモリ20には和音橿煩ODTPとメロ
ディ対根音間隔MV80 とに対応して、和音構成音の
うち根音を基準とする新たなカウンタメロディ音までの
音程差がキーナンバの増分値ΔKNとして予め記憶され
ている。そこで、根音の音高を和音種類0DTPとメロ
ディ対根音間隔MVSOとに対応したキーナンバの増分
値ΔKNで補正し、この補正結果を新たなカウンタメロ
ディ音ツキ−ナンバCMLKNlとするため、定数メモ
リ20に対して和音種類0DTPとメロディ対限音間隔
MVSOに対応したアドレス情報が与えられる。これに
よって、根音の音高の補正直、すなわち根音のキーナン
バODR,Tlの増分値ΔKNが読出さ几る。
例えば、fO音種類0DTPがメジャー(M)であり、
メロディ対根音間隔MVSCが「0」である場さ、増分
値ΔKNとして「4」が読出される。
ところが、メロディ音の発音が無ければ、ステラ7’1
36Qの判断に二ってステップ1362へ進ミ、音高増
分値テーブルから和音・1類0DTPのみに対応した増
分値ΔKNが読出される。
例えば、Cメジャーの和音が指定された時にメロディ音
の発音が無ければ、増分値ΔKNとして「4」が読出さ
ルる。
このようにしてメロディ音の百燕に応じて読出された根
音のキーナンバの増分値ΔKNは、次のステップ136
3において演算処理装置12の中のAレジスタARに一
時格納される。そして、次のステップ1364において
第1コードルートキーナンバレジスタ0DRTliiに
記憶されている根音のキーナンバODR,TlとAレジ
スタAi+に一時格納されている増分値ΔKNとが加算
される。
この加算結果は、新mなカウンタメロディ音の音高を表
わすキーナンバOMLKNlとしてAレジスタARに一
時格納された麦、次のステップ1365の発音域補正を
行うサプルーチ/l−8ub −5DfJGNj にお
いて発音域がG、〜G2の音域に補正されてカウンタメ
ロディ音として発音さ几る。
列えば、Cメジャーの和音が音域00〜B1のものであ
り、メロディ音がノートCである場合、ステップ136
4の演算結果は、 AR+ ODRTlm = (0+4 )+0= 4 となり、ノートCの根音に対して半音で4ステツプ離れ
たEl(ミ)の音が耕だなカウンタメロディ音として決
定さルる。
ここで、第9表に注目すると、増分値ΔKNは新たに決
定されるカウンタメロディ音と根音とが3度または6度
の関係になるように定めらルている。このため、メロデ
ィ音とも調相のとれたカウンタメロディ音が決定される
ところで、ステップ1365の発音域捕正を行うサブル
ーチy l”’ Sub−8DRgGN Jは第12図
にその詳細なフローチャートを示している。
第12図において、まずステップ16tlOのサブルー
チン[5ub−INOCT]においてカウンタメロディ
音のオクターブ情報要素を削除する処理が実行される。
こnにより、カウンタメロディ音の音高に対応するキー
ナンバOMLKNIはオクターブ情報要素が削除され、
前述の第6表に示すような10〜BJ(16進表示)の
数値で表現されたものに変換さする。この処理結果は、
AレジスタARに一時浴納される。
次にステップ1601においてAL/ジスタARの内容
が「7」に等しいか否か、すなわちカウンタメロディ音
のノートが「G」でらるか否かが判断さルる。この判断
により、今回新たに決定したカウンタメロディ音のノー
トがrGJでなければ、ステップ1602においてノー
トrGJのキーナンバより大きいか否かが判断される。
この判断処理により、今度新たに決定したカウンタメロ
ディ音のキーナンバOMLK’Nlがノート「G」の音
のキーナンバよりも大きければ、このキーナンバOM 
L K N lが発音すべきカウンタメロディ音の音高
に対応したキーナンバとしてAレジスタARからBレジ
スタBRK&送される。
すなわち、今度新たに決定したカウンタメロディ音のキ
ーナンバOMLKNlが[F]−Bのノートのうちのい
ずれかであれば、このキーナンノ(OMLKNIが最終
的に発音されるカウンタメロディ音のキーナンバとして
BレジスタBRに転送され、G1−B1の音域で発音さ
れる。
しかし、今度新たに決定したカウンタメロディ音のキー
ナンバOMKNlがノート「G」のキーナンバヨリ小さ
い場合、ステップ16a2かラステン7’1603へ進
み、ここに2いてlオクターブの音程に相当するキーナ
ンバの値「12」が加算されることにより、lオクター
ブ高音側のキーナンノくに補正される。
すなわち、今度新たに決定したカウンタメロディ音のキ
ーナンバOMLKNIがF”〜Oのノートのうちのいず
れかであれば、このノートを表わすキーナンバOMLK
Nlに「12」が加算されてlオクターブ高音側のノー
) F?〜C1を表わすキーナンバに補正される。そし
て、この補正されたキーナンバはステップ1604にお
いてBレジスタBnK転送された後、第9図のサブルー
チン[Sub・0M900Jにおいて対応する午−コー
ドKOに変換されてカウ/タメロデイ用、/<ラフアメ
モリ28に転送される。
ところが、今度決定したカウンタメロディ音がGのノー
トでちる場合、ステップ1601の判断からステップ1
605へ進ミ、ここにおいて今回のイベントは油の初め
に相当するものか否かが第1スタートフラグ5TRTI
−FLGの内容によって判l!frされる。もし、曲の
始めに相当するイベントであれば、ステップ1608に
おいてAレジスタARにG。
のノートを表わすキーナンバの値「7」力【セットされ
た後、ステップ1604においてBレジスタBRに転送
される。すなわ5ち、曲の初めで決定したカウンタメロ
ディ音がGのノートであれば、GlO音が新たなカウン
タメロディ音として発音される。
しかし、曲の初めのイベントでない場合、ステップ16
05から1606へ進み、ここにおいて前回カウンタメ
ロディ音も勘案し、前回のカウンタメロディ音かD=蟻
上(キーナンバが14以上)の高音側の音であれば、ス
テップ160γにおいてAレジスタAuK対して02の
音を表わすキーナンバの値「19」がセットされた後B
レジスタBRに転送される。逆に、前回のカウンタメロ
ディ音が4以下(キーナンバが13以下)の低音側の音
であれば、ステップ1608へ分岐し、ここにおいてG
1の音を表わすキーナンバの値「7」がAレジスタAR
にセットされた麦、BレジスタBRに転送さルる。
従って、例えば第11図のサプルーチ/[Sub・0M
100jに分いてElの音が曲の初りのカウンタメロデ
ィ音として決定された場合、lオクターブの音域内で見
た場合にはGのノートより低音側にあるため、ステップ
1603においてlオクターブ上のE、の音に補正され
て発音さルる。
なシ、第12図のフローチャートにおいて、カウンタメ
ロディ音に対応するキーナンバOMLKNlからオクタ
ーブ情報要素を削除するサブルーチン[5ub−INO
CT]は、第6図に示し九ものど同じであるため、その
−1明は省略する。
なおまた、1第12図のフローチャートに〆いて和音の
指定操作に遅れてT時間以内にメロディ音用のオ操作が
行なわれた場合、BレジスタBRにはメロディ音の鍵操
作が行なわれる前に決定されたカウンタメロディ音のキ
ーナンバが格納されているが、このキーナンバはカウン
タメロディ用バッファ28にすぐには転送されず、メロ
ディ遅几処理を経由してメロディ音が付加された条件で
の新、たなカウンタメロディ音が再決定さ几るまでの間
待機させらする。そして、新たなカウンタメロディ音が
再決定さ几ると、この再決定したカウンタメロディ音の
キーナンバが実際に発音すべきでウンタメロデイ音のキ
ーナンバとして送出されるようになっている。
このように曲の始めにおいては根音を、和竜踵イ音とし
て決定することにより、音楽上液も適切なカウンタメロ
ディ音を発音させることができる。
第3章−サブルーチン「Sub@CM2O0」の詳細説
明 このサブルーチン「Sub−0M200」は、(a) 
 メロディ音の発音がらり、かつ和音の指定に変化があ
った場合、 (b)  メロディ音の発音が無く、かつ和音の指定に
変化があった場合、 に実行され、メロディ音と調和がとれ、かつ和音が変化
する毎に高音側へ向って変化するカウンタメロディ音が
決定される。
第13図はサプルーチy [sub−0M200Jの詳
細を示すフローチャートであって、ステップ13700
〜13712の処理は第4図のサブルーチン[Sub−
OMgLJの堺析績呆に基づき上記(a) 、 (b)
のいずれかの条件が成立した時に実行される。
第13図において、まずステップ13708では現在指
定されている和音構成音の中で前回のカウンタメロディ
音から高音側へ向って最も近い音のキーナンバKNが演
算によって求められてAレジスタAnにセットされる。
前回のカウンタメロディ音から高音側に向って最も近い
音(最短音程差の音)のキーナンバKNは、前回のカウ
ンタメロディ音のキーナンバOM L K N 2と第
4図のステップ127で求めたアップディスタンスUP
DISTとを加算することによって求められる。
この後、ステップ13709の[MLKON’FLG=
l ?jの判断により、メロディ音の鍵操作が行なわれ
ていれば、ステップ13710へ進み、ここにおいてA
レジスタの内容、すなわち高音側へ向って前回のカウン
タメロディ音に最も近い和音構成音のキーナンバL K
 K NがXレジスタX8に転送される。
このキーナンバLKKNは、以後の処理に分いてメロデ
ィ音と半音差の不協和関係にあることが検出されると最
終的にはカウンタメロディ音のキーナンバとしては採用
されない。このため、仮決定のカウンタメロディ音のキ
ーナンバとしてXレジスタXiに転送される。
次に、ステップ13711のサプルーチ/「Sub・H
TCHK2」lK、かいてXレジスタXRに記憶された
キーナンバLKKNに対応する音がメロディ音と半音差
の不協和関係にあるか否かが検査ざ几る。この処理によ
り、もしメロディ音と半音差の関係になければ、和音構
成音のうち前回のカウンタメロディ音から高音側に向っ
て最も近い音が析だなカウンタメロディ音のキーナンバ
OMLKN lとして決定される。そして、このキーナ
ンバCM L K N 1はサブルーチン「5ub−H
TCl−lK2」の中で01〜G、の発音裁に補正され
た後、対応するキーコードKOに変換さ几てカウンタメ
ロディ用バッファメモリ28に転送さ几る。
し>し、メロディ音と半音差の不協和関係にある場合に
は、ステップ13711からステップ13112へ進み
、ここにおいてBレジスタBRKmJ回のカウンタメロ
ディ音のキーナンバCMLKN2が転送される。そして
、このキーナンバOMLKN2が新たなカウンタメロデ
ィ音のキーナンバC−VILKNlとして再び送出さl
しる。
すなわち、音楽的に好ましくない場合には、カウンタメ
ロデイ音を変化させることをやめて、前回と同一のカウ
ンタメロディ音を発音させる。
この場合、前回のカウンタメロディ音のキーナンバOM
LKt’J2は、既に01〜G、輸域に補正されたもの
となっているため、全音域補正のためのサブルーチン「
5ub−8DREGN」を、経由せず、BレジスタBR
に直接転送さルる。
一方、メロディ音の鍵操作が全く行われていなければ、
ステップ13709の判断によりステップ13γ07の
全音域補正のサブルーチン[Sub・5DREGNJへ
進み、ここにおいてNレジスタAHの内容、すなわち前
回カウンタメロディ音から高音側へ向って最も近い和音
構成音と同一ノート音が発音域の補正を受けてBレジス
タBnに転送される。
従って、同−沌音の指定を連続して2回以上繰り返すと
、例えば2回目の時に和音構成音のうら第2音、3回目
の時に第3音、4回目の時に第4音、5回目の時に第1
音という具合に、高音側へ向う方向で変化するカウンタ
メロディ音が決定さルる。
は、第14図にその詳細なフローチャートを示している
第14図において、まずステップ1701で現在のメロ
ディ音と第13図のサプルーチ:/ [Sub・0M2
00Jで仮決定したカウンタメロディ音との音程差が演
算されてXレジスタXRに、セットされる。
この音程差の演算ハ、仮決定したカウンタメロディ音の
キーナンバCMLKNから現在のメロディ音に対応する
キーナンバMLKNlを、1tEjEすることによって
求められる。
この演算結果は、矢のステップ1702のサブルーチン
[Sub・lN0OTJにおいて1オクターブ内での2
つの音の音程差を表わすキーナンバに変換されてAレジ
スタARに格納される。そして、次のステップ11口3
にお・ハてAレジスタAHの内容がrlJまた。・ま「
ll」であるか否かが判断さ几る。
すなわち、仮決定したカウンタメロディ音のノートが現
在のメロディ音のノートより半音だけ高音側の場合、両
者の音程差に対応するキーナンバの値はrlJとなり、
逆に低音側の場合には「ll」となり、また両者の音程
差が半音を越える場合にはその音程差のキーナンバは「
2〜lO」の値を示すようになる。
従って、両者の音程差を表わすキーナンバがrlJまた
は「ll」の4合には半音差の関係にあることになる。
このような判断により、現在のメロディ音と仮決定した
カウンタメロディ音とが半音差の不協和関係になければ
、ステップ1704の全音域補正のサブルーチンl’−
8ub−8DREGN Jにおいて仮決定し九カランタ
メロデイ音のキーナンバC! M L K NがG、〜
G、の音域に補正された後、正式なカウンタメロディ音
のキーナンバaMLKNlとして送出される。
しかし、仮決定したカウンタメロディ音と現在のメロデ
ィ音とが半音差の不協和関係にめれば、ステップ170
3から分岐して第13図のステップ13712に復帰す
る。そして、前回のカウンタメロディ音のキーナンバO
MLKN2が新たなカウンタメロディ音のキーナンバO
MLKNIとして送出される。
以上説明したように、サブルーチン[5ub−C!M2
O0]においては、前回のカウンタメロディ音から高音
側に向って最も近い本口前構成音と同一ノート音が、メ
ロディ音と半音差の不協和関係にないことを条件に新た
なカウンタメロディ音として決定さ1、メロディ音と不
協和関係にあれば前回のカウンタメロディ音が再び新た
なカウンタメロディ音として採用さルる。一方、メロデ
ィ音の発音が全く無い場合には、前回のかウンタメロデ
イ音から高音側に向って最も近い和音構成音と同一ノー
ト音が無条件で新たなカウンタメロディ音として決定さ
れる。
従って、メロディ音と半音差の関係が生じた場合を除き
、和音の指定操作毎に高音側へ向って変化するカウンタ
メロディ音が発音される。すなわち、和音構成音が第1
音から第5音まで指定している場合、この和音の指定操
作を行うたびに第1音から第5音に向う方向で各構成音
と同一ノート音が新たなカウンタメロディ音として順次
選択され、第5音まで達した後は再び第1音から順に各
構成音と同一ノート音が新たなカウンタメロディ音とし
て循環的に選択されるようになる。この結果、うねり状
に変化するカウンタメロディ音を得ることができ、曲の
流れに積極的な変化を与えることが可能となる。
第4章−サブルーチン「Sub−0M700」の詳細説
明 和音は指定されているが、正規のオロ音コードとして成
立していない場合には、前回のカウンタメロディ音から
の音高変化幅を余り大きくしない方が望ましい。このた
めに、このサブルーfy 「Sub・0M700Jでは
、前回カウンタメロディ音から最も近い音程の構成音の
1つが新友なカウンタメロディ音として決定される。
なお、指定された和音が正規の和音コードとして成立し
ない状態は、曲の開始部分でも起り得る。
このような場≧、このサブルーチ/「Sub−0M70
0」では、前回のカウンタメロディ音を01音と仮定し
た上で、この時指定されている和音の構成音が1つでち
れば、この構成音と同一ノート音を新たなカウンタメロ
ディ音として決定し、構成音が2つ以上であればG1音
に最も近い構成音と同一ノート音を新たなカウンタメロ
ディ音として決定するように構成されている。
第15図はサブルーチン「Sub−0M700」の詳細
を示すフローチャートであって、ステップ1420〜1
430は第4図のステップ121の判断を経て和音の指
定は有るが、正規の和音コードとして成立していない場
合に実行される。
最初に、曲の途中で指定された和音が正規の、+0音コ
ードとして成立しなかつ九場合の処理について説明する
このような場合、ま°ずステップ1420では和音コー
ドが成立しなかったこと自体を和音の指定が変化したも
のと見做し、以後の処理を行う。
&にステップ1421において曲の初めに相当するイベ
ントか否かがスタートフラグST几Tt −にLGの内
容によって判断さ几る。この判断により、曲の途中の和
音イベントの場合にはステップ1423ヘジヤンプし、
ここに2いて前回カウンタメロディ音と構成音との最短
音程差−すなわちアップディスタンスUPDISTとダ
ウンディスタンスDWDISTが算出さCる。これ、よ
、和音コードが正規のものでなかった場合、第4図のス
テラ7’127の処理を行う経路を通過しない九めに行
なわれるものであり、前述のサブルーチンl’−8ub
−DI8TJを用いて算出される。
この後、次のステップ1424において現在指定されて
いる和音の構成音数が2つ以上か否かが複数和音キーオ
ンフラグLKDON−FLGの内容によって判断される
この判断により、和音の構成音数が2つ以上の4合には
、ステップ1425に分岐し、ここにおいてメロディ音
が発音さルているか否かがメロディキーオンフラグML
KON−FLGの内容によって判断される。この判断に
よりメロディ音の発音があれば、ステップ1429へ分
岐し、このステップ1429のサブルーチンl’−8u
b−CMNEARJ KLつて前回カウンタメロディ音
から最も近い音程の構成音が検出され、この構成音のノ
ートがメロディ音のノートと半音差の関係にないことを
条件に新たなカウンタメロディ音として決定される。
この場合、サプルーチy 「Sub−OMN BAJの
内部処理においては、アップディスタンスUPDIST
とダウ/ディスタンスDWD I 8 Tとが同一の場
合には前回カウンタメロディ音より低音側の構成音を高
音側の構成音より優先的に取扱うようになっているため
、低音側の構成音と同一ノート音が新たなカウンタメロ
ディ音として決定される0 しかし、和音の構成音数が1つの時、あるいはメロディ
音の発音がない時には、ステップ1424からステップ
1426へあるいはステップ1425からステップ14
26へ進み、このステップ1426においてアップディ
スタンスUPDI8TとダウンディスタンスDWDIS
Tとが比較される。この比絞の結果、UPDIST≦D
WDI8Tならば次のステップ142Tにおいて前回カ
ウンタメロディ音のキーナンバCMLKN2に対してア
ップディスタンスUPDI8Tのデータ(キーナンバの
値)が加算される。そして、この加算値は新たなカウン
タメロディ音のキーナンバOMLKNlとしてAレジス
タARに格納され、次のステップ1430のサプルーチ
y 「8ub @ 8DRB()N jにおいて01〜
G、の音域に補正された後、サブルーチンl’−8ub
−OM900Jの処理に移される。
一方、UPDIST>DWDISTの場合にはステップ
1428において前回カウンタメロディ音のキーナンバ
C!MLKN2からダウンディスタンスDWDISTの
データ(キーナンバの1直)が減算される。
そして、この減算値は新たなカウンタメロディ音のキー
ナンバOMLKNIとしてAレジスタAIに格納された
後火のステップ1433口の処理へ移される0 すなわち、和音の構成音数が1つの時あるいはメロディ
音の発音がない時には前回カウンタメロディ音に最も近
い音程の構成音と同一ノート音が新たなカウンタメロデ
ィ音として決定される。
この場合、和音の構成廿数が1つの時、あるいは前回カ
ウンタメロディ音と高音側構成音、低音側構成音までの
音描差が同じ場合、アップディスタンスUPDISTト
タウ/ティスタ/スDVvDISTとは等しくなるが、
この場合にはステップ1426の判断によりステップ1
428へ分岐するため、低音側構成音と同一ノート音が
優先されて新たなカウンタメロディ音となる。
なお、和音構成音数が1つの場合には、メロディ音の発
音があってもこのメロディ音との、関係は無視される。
次に、曲の初めで和音コードが正規のものとして成立し
なかった場合、ステップ1421において前回カウンタ
メロディキーナンバレジスタ0閘LKNQnKGs音に
対応するそ−す/バの直「7」がセットされ、前回力つ
/タメロデイ音はG1音であったものと見做される。
これ以後は前述の場合と同様な処理によって新たなカウ
ンタメロディ音が決定される。
第16図は第15図におけるステップ1429のサブル
ーチン[Sub−CMNEARJの詳細を示すフローチ
ャートであって、ここでは前回カウンタメロディ音から
最も近い音程にある構成音と同一、ノート音が新たなカ
ウンタメロディ音として決定される。
第15図にシいて、まずステップ13942Aでは前回
カウンタメロディ音は現在の1音構成音のうち高音側の
構成音に近いのか、あるいは低音側の構成音に近いのか
が判断される。この判断は、第4図のステップ127で
算出したアップディスタンスUPDI8Tとダウンディ
スタンスDWDISTとを比較することによって行なわ
れ、UPDIST >DWDISTの場合には前回カウ
ンタメロディ音は低音側の構成音に近いということにな
り、UPDIST<DWDISTの場合には高音側の構
成音に近いということになる。
前回カウンタメロディ音が低音側の構成音に近い場合、
ステップ13942B〜13942Bの処理が行なわれ
、この低音側の構成音がメロディ音と半音差の音程関係
にないことを条件に新たなカウンタメロディ音として決
定される。しかし、メロディ音と半音差の音程関係にあ
れば、高音側の構成音がメロディ音と半音差の関係にな
いことを条件に新たなカウンタメロディ音として決定さ
nる。
すなわち、ステップ13942Bにおいて低音側の構成
音のキーナンバLKKNが前回カウンタメロディキーナ
ンバOMLKN2からダウンディスタンスDWDI8T
のデータ(キーナンバの値)を減算することによって求
められる。この減算結果はXレジスタXiに一時各納さ
れる。続いて、次のステップ13942(:!のサプル
ーチ/[5ub−HTCHECK2Jに2いて低音側の
構成音がメロディ音と半音差の音程関係になっているか
否かがチェックさルる。
この結果、低音側の構成音のノートがメロディ音のノー
トと半音差の関係になければ、この構成音と同一ノート
音が新たなカウンタメロディ音として決定される。そし
て、この新たなカウンタメロディ音を表わすキーナンバ
CMLKNtは、ステツブ13142Cの内部処理(第
15図多照)によって01〜Gtの発音域に補正された
後、サブルーチン「Sub−0M900」の処理に移さ
れる。
しかし、低音側の構成音のノートがメロディ音のノート
と半音差の音程関係にあれば、次のステップ13942
Dにおいて前回カウンタメロデイキーナンバCMLKN
2に対してアップディスタンスUPDISTのデータ(
キーナンバの値)カ加算され、これによって高音側の構
成音のキーナンバLKKNが求められる。この加算摘果
;tXレジスタXRに一時格納される。
続いて、次のステップ13942Eのサブルーチン1’
−8ub−HTC!HECK2jに’PVsて高音側の
構成音がメロディ音と半音差の音程関係になっているか
否かがチェックされる。
この結果、高音側の構成音のノートがメロディ音のノー
トと半音差の関係に、なければ、この構成音と同一ノー
ト音が所々なカウンタメロディ音として決定される。し
かし、メロディ音と半音差の関係にあれば、もはや最適
なカウンタメロディ音は決定不可能であるものとし、第
4図のサブルーチン[Sub−OMEL Jヘリターン
する。
一方、前回のカウンタメロディ音が高音側の構成音に近
い場合、ステップ1.3942F〜13942Iの処理
Qこよって前述の場合と同様にして新たなカウンタメロ
ディ音が決定さルる。
すなわち、ステップ13942Fにおいて高音側の構成
音のキーナンバLKKNが前回カウンタメロディキーナ
ンバOMLKN2に対してアップディスタンスUPDI
STのデータを加護することによって求めらnる。続い
て、次のステップ13942Gのサブルーチン[5ub
−HTOHEOK2jK&・、xで高音側の構成音がメ
ロディ音と半音差の音8円、系になっているか否かがチ
ェックさ!しる。
この締張、高音側の11成音のノートがメロディ音のノ
ートと半音亭の関係になけ几ば、この構成音と同一ノー
ト音が新たなカウンタメロディ音を表わすキτす/バC
MLKNIとして決定される。
そして、このキーナンバOMLKN1は、ステップ13
j42Gの内部処理(第15図3照)によって、G、〜
G、の発音域に補正された麦、サブルーチン[8ub−
0M900Jの処理に滲さ几る。
しかし、高音側の構成音のノートがメロディ音のノート
と半音差の音程関係に、6nば、次のステップ1394
2H1いて前回カウンタメロディキーナンバOMLKN
2からダウン、ディスタンスDWDI8Tのデータ(キ
ーナンバの1直)が加算され、これによって低音側の構
成音のキーナ/ALKKNが求められる。この加算結果
はXレジスタXRに一時格納される。
続いて、次のステップ13942Iのサブル−チン「5
ub−HTCHECK2」において区音−1の構成音が
メロディ音と半音差の音程関係になっているか否かがチ
ェックされる。
この結果、低音側の構成音のノートがメロディ音のノー
トと半音差の関係になければ、この構成音と同一ノート
音が新たなカウンタメロディ音として決定される。しか
し、メロディ音と半音差の関係にあれば、もはや最迩造
カウ/タメロデイ音は決定不可能であるものとし、第4
図のサブル−チン「Sub−CMEL」ヘリターンする
この場合、アップディスタンスUPDISTとダウンデ
イスタンスD vVD I STとが等しい時には、ス
テップ13942Aの判断によってスツ ブ13942
B以後の処理が実行されるため、低音側の構成音と同一
ノート音が優先して新たなカウンタメロディ音となる。
このように、指定された和音が正規の和音コードとして
成立しなかった場合には、前回のカウンタメロディ音か
ら最も近い音程の構成音と同一ノート音をi&なカウン
タメロディ音として決定することにより、カウンタメロ
ディ音の発音が演奏途中で停止されてしまうという不自
然さを解消できると共に、カウンタメロディ音の滑らか
な変化を実現できる。
なお、実施例においては和音の指定手段として伴奏音用
の下amを用いているが、例えば、和音選択ボタンスイ
ッチ等を用いるものでも曳い0 伺本発明の実施例においては、LKKON−F’LGニ
′1′を検出することにより(第4図120)Tll音
用演奏鍵が押下されていない時にはカウンタメロディ音
の発音を禁止するようにしたが、和音用演奏鍵の押鍵状
態を記憶する機能を付加するようにして和音用演奏鍵が
離鍵された後もカウンタメロディ音の発音を維持するこ
と゛もできる。
すなわち記憶する機能が選択された場合には、和音演奏
用鍵が新たに操作されるまで、和音演奏用鍵に関する情
報(和音構成音キーナンバLKKN■〜V、根音岑−ナ
ンパCD几Tl、コートリイプ0DTP−t、和音キー
オンフラグLKKON−FLG等)を変更する事なく、
各所定のレジスタに保持−し、和音演奏用鍵の離A後も
仮想的な和音演奏用鍵の押鍵状態を維持しておくことに
より、和音演奏用鍵の#am後においても前回押鍵され
た和音演奏用鍵に基づくカウンタメロディ音を発生させ
ることができる。
以上説明したように、この発明は、和音構成音のうち前
回カウンタメロディ音から高音側に向って最も近い構成
音を和音の指定操作毎に選択し、この選択した構成音と
同一ノート音を新たなカウンタメロディ音として決定す
るようにしたため、和音の指定操作毎に高音側へ向って
順次変化するカウンタメロディ音を発音させることがで
き、曲の流れに積極的に変化を与えることができるとい
う音楽的に優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による亀子楽器の一実施例を示す全体
構成ブロック図、第2図は通、常演奏音およびカウンタ
メロディ音を形成する場合のメインルーチンを示すフロ
ーチャート、第3図は正規の和音構成として認める音の
組合せの一例を示す図、第4図は演奏状態に応じたカウ
ンタメロディ決定処理を選択するためのサブルーチンを
示すフローチャート、第5図はメロディ音と眼前との音
程差を演算するサブルーチンの詳細を示すフローチャー
ト、第6図は2つの傘の音程差1青報を1オクターブ内
での音程差情報に変換するサブルーチンの詳細を示すフ
ローチャート、第7図は前回のカウンタメロディ音から
高音側および低音側に向って最も近い構成音までの音程
差を演算するサブルーチンの詳細を示すフローチャート
、第8図は第7図のフローチャートにおける演算内容の
一例を示す図、第9図はフラグ処理のための詳細なサブ
ルーチンを示すフローチャート、第1O図はメロディ鍵
の操作遅れに対処するためのサブルーテ/の詳細を示す
フローチャート、第11図は曲の初めにおけるカウンタ
メロディ音を決定するサブルーチンの詳細を示すフロー
チャート、第12図はカウンタメロディ音の発音域を補
正するためのサブルーチンの詳細を示すフローチャート
、第13図は和音が変化したときのカウンタメロディ音
を決定するサブルーチンの詳細を示すフローチャート、
第14図はメロディ音との半音関係をチェックするサブ
ルーチンの詳細を示すフローチャート、第15図は指定
された和音コードが正規の構成でない場合のカウンタメ
ロディ音を決定するサブルーチンの詳細を示すフローチ
ャート、第16図は前回のカウンタメロディ音に最も近
い構成音を新たなカウンタメロディ音として決定するサ
ブルーチンの詳細を示す70−チャートである。 10・・・・鍵盤部、10人・・・・上鍵盤、10B・
・・・下A橿、10C・・・・ペダル鍵盤、11・・・
・操作子回路、12・・・・演算処理装置、13・・・
・走査回路、14・・・・通常楽音用ワーキングメモリ
、15・・・・上鍵盤用バッファメモリ、16・・・・
下鍵盤用バッファメモリ、17・・・・ペダル鍵盤用バ
ッファメモリ、18・・・・制御データ用ワーキングメ
モリ、19・・・・制御データ用バッファメモリ、20
・・・・定数メモリ、21・・・・上漣盤用トーンジェ
ネレータ、22・・・・下書盤用トーンジェネレータ、
24・・・・サウンドシステム、25・・・・プログラ
ムメモリ、26・・・・カウンタメロディ用ワーキング
メモリ、21・・−・タイマ。 特許出願人  日本楽器裂造味式会社 代 理 人   山 川 改 樹(1か1名)第8図(
C1) 第8図(b) 第8図(C) :■ 第9図 5ub、CM900 77ウシ7ノロテイキー1シI\ h−’r−、:1−)=に2埃、4.、。 AR−1カは 六つンタメワテイキーコーT 軟1L1441 ゛′ツフシVシス7←AR トジスタメルjI CMLKN3RCMLKN2R1442CMLにN2R
BR 7ラク゛メ4JV 洞 MLEV2・FLGq −MLEVl・FLGR→CD
EV2・FLGp+−CDEVl・FLGp  ”−”
−”31STRT2・FLGR5TRT1・FLGR? 第10図 第11図 第13図 第14図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)和音を指定する和音指定手段と、指定された和音
    を発生する和音形成手段とを有する゛1子楽器において
    、 上記和音指定手段によって和音が新たに指定されたこと
    を噴出する和音指定検出手段と、前回のカウンタメロデ
    ィ音を記憶する付加音記憶手段と、 上記和音指定検出手段の検出桔釆に基づ@新たに相定が
    指定されるたびに、前回付加音から高音側へ向てと最も
    近い音程の構成音に関連した付加音を決定する付加音決
    定手段と、 決定さ几た付加音に相当する楽音を発生する付加音用楽
    音形成手段とを備えた電子楽器。
  2. (2)前記付加音は、カウンタメロディ音である特許請
    求の範囲第1項記載の電子楽器。
  3. (3)前記付加音決定手段で決定する付加音は音峨を所
    1の範囲に制限することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項〜第2項記滅のいずれかの1子楽器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56144491A (en) * 1980-04-12 1981-11-10 Nippon Musical Instruments Mfg Electronic music instrument

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JPS56144491A (en) * 1980-04-12 1981-11-10 Nippon Musical Instruments Mfg Electronic music instrument

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