JPS58206888A - ピストンモ−タまたはポンプの潤滑機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ピストンモータまたはポンプの軸受部の潤滑
機構に関するものである０ なお、本発明は、ピストンモータまたはポンプのいずれ
に用いても同様の作用、効果を得るものであるので、ピ
ストンモータのみについて述ベピストンポンプについて
は、その説明を省く０従来、ピストンモータの潤滑機構
には、第１図に示すものがあった。このピストンモータ
は、内孔１を有する本体２に回転軸３を、軸受部４＆。

４ｂで回転自在に保持し、前記本体２の内孔１には、本
体２に固定され、回転軸８に一定の角度で傾斜する斜板
５と、複数のピストン６を摺動自在に嵌入するシリンダ
７を備え回転軸８にスプラインで結合されるシリンダブ
ロック８及びこのシリンダブロック８の端面と本体２と
の間にバルブプレート９を設けである。カバー２０に設
けた給排ボート１０ａ　、　１０ｂは、油圧ポンプまた
はタンクに切換弁を介して接続され、との給排ボート１
０ｍ　。

ｔａｂと、シリンダ７とは、バルブプレート９を介して
連通する構成である。

このピストンモータの軸受部４ａは、ベアリング等の軸
受１１が用いられるもので、軸受１１の一方側は、本体
２に固定されたシール押え１２ａによって保持され回転
軸８０表面に接するシール１２ｂとで構成するシール部
１２との間に室１８を形成してあシ、他方側は５本体２
０通路ｌ＆を介して内孔１に接続する。この軸受部４＆
の潤滑機構は、回転軸３の端部８ＪＬＫ：開口する通路
１４ｍと、室１８に開口し通路１４ｍに直角に接続する
通路１４ｂとよりなる通路１４で構成するものである。

このピストンモータは、給排ボート１０ａから圧油が供
給され給排ボー）　１０ｂがタンクに接続されると、圧
油がバルブプレート９を介してシリンダブロック８のシ
リンダ７に流入してピストン６を斜板５に押圧すること
により、ピストン６の反力で回転軸３が矢印入方向に回
転する。

回転軸８のこの、ような回転により、通路１４ｂ内の油
は、遠心力によって室１８に送出され、この油は軸受１
１を通過し通路１ａを介して内孔１に流れる。内孔１の
油は、通路１４ｂから寅１８へ送出される油量に応じて
通路１４ａから吸入される。

従って、軸受部４＆は、回転軸３の回転中、常時潤滑さ
れるものである。

このピストンモータの潤滑機構は、通路１４ｂ内の油を
遠心力によって室１８へ送出する機構である。このため
、回転軸８の高速化を計るに当り、軸受部の冷却、潤滑
等の必要性から室１８へ送出する油量を増加させるため
には、通路１４ｂの容積を大きくする必要があるが、通
路１４ｂの容積を大きくするには、通路１４ｂの径を大
きくするか穴の故をふやす必要があるので回転軸８の強
度が低下する。このため室１８へ送出する油量が制限さ
れ所望の増加ができない問題点を有する。

そこで１本発明は、軸受部へ必要に応じた油を供給し得
ることを技術的課題とする。

この技術的課題を達成するための基本的構成は、回転軸
と共に回転する羽根を軸受の本体の内孔側に設け、軸受
とシール部との間の室と本体の内孔とを接続する通路を
回転軸又は本体に設けた構成としたものである。この構
成において、回転軸が回転を始めると回転軸と共に羽根
が回転し、内孔内の油を軸受に供給し、軸受を通過した
油が、通路を介して再び内孔１流入する。このため、羽
根の形状によって軸受に供給する油量を調整し得るもの
である。

本発明は、上記の基本的構成により次の特有の効果を有
するものである。

第１図に示した従来の機構は、通路１４ｂから送出され
る油ｆ、室１８から軸受１１を介して内孔１へ流れる機
構であるから、室１８には、軸受１１による流過抵抗に
より、油圧が作用しシール部１２のシール１２ｂが軸に
圧接され、摩擦抵抗が増加しシール部が発熱する。しか
し本発明は、本体の内孔側から軸受１１を介して室へ流
入させ室内の油を通路を介して再び内孔へ流入させる構
成であるため、室内の油圧は、軸受に供給される油量に
関係なく常時低圧に保持される。このため、軸受への供
給油量を増加して軸受部の潤滑及び冷却能力を増加させ
ると共にシール部に圧力を作用させることなくピストン
モータを高速回転させることができる効果を有する。

以下、本発明の一実施例を示す第２図について説明する
。なお、実施例の説明に当って、第１図に示した従来の
ピストンモータと同一の部品には同一の符号を用いる。

ピストンモータの部分拡大図を示す第２図において、軸
受部４”　ａの軸受１１は、アウタレース１１ａとイン
ナーレースｌｌｂとの間Ｋ　ｉｌ　＆　個のローラを介
在させたローラベアリング１１′で、アウターレースｌ
１ｍが、本体２に嵌入されシール押え１２ａで固定され
、インナーレースｌｌｂが回転軸８に設けた鍔８ｂと、
上輪１５とで回転軸８に固定され、回転軸３を本体２に
回転自在に保持する。回転軸８の鍔８ｂには、複数の溝
又は羽根８ｃが形成しである。この溝３ｃは、鍔８ｂの
内孔ｌ側とその外周面に開口する構成である。また、回
転軸８には、室１８にｍ−が開口し他端が通路１ａに開
口する傾斜した通路１６が設けてあり、この通路１６’
内の圧力は、回転軸８が回転するとき、通路１６内で平
衡するようにしである。なお前記通路１６は、特に回転
軸８に設ける必要はなく、例えば第２図の破線１６′に
示すようにシール押え１２、本体２に設けてもよい。

このピストンモータにおいて、シリンダブロック８のシ
リンダ７に圧油が供給され、そのピストン６０反力によ
って回転軸８が矢印Ａ方向に回転させられると、溝３Ｃ
が油に遠心力を加え、ポンプ作用を行なう。このため、
内孔１の油は、通路１ａを介して溝３Ｃによるポンプ作
用によ妙ローラベアリング１１′に供給され室１８へ流
出する。

室１３に流入した油は、通路１６を介して再び通路１ａ
へ流入し、ローラベアリング１１′が潤滑される。

この実施例の溝８Ｃは、スプライン加工時にボブの送り
を少し増加するのみで極めて容易に形成し得るものであ
り、ローラベアリング１１′への供給油量は、溝３ｃの
数の増減により調整し得るものである。

次に、第３図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）に示す他
の実施例について述べる。

この実施例は、回転軸８の鍔８ｂとローラベアリング１
１′のインナ、−レースｌｌｂとの間に羽根１７を固定
したもので、前述した実施例の溝３Ｃと同一の機能を有
するものであぶミ 羽根１７は、第８図（ｍｌ９缶）　、　（ｃ）に示すよ
うに、＊ａｂとインナーレースｌｌｂとの間にはさまれ
る基部１７ｍとこの基部１７＆に一体的に形成しである
羽根部１７ｂとより構成しである。羽根部１７ｂは、外
周部１７ｃが波型に形成され、回転により、油を送出す
る機能を備えるものである。

この実施例において、回転軸８が回転させられると、羽
根１７も共に回転し、羽根部１７ｂがポンプ作用し、内
孔１の油を、ローラベアリング１１′に供給する。ロー
ラベアリング１１′を介して室１３に流入した油は１通
路１６を介して再び内孔１に流出する。

この実施例によると羽根１７は、プレス１工等によって
容易に裏作可能であ夛、羽根１７の形状を変えたり、そ
の外形を大きくすることにより、ローラベアリング１１
′への供給油量を調整することができる。

なお、上述の実施例において、羽根１７を、鍔８ｂとロ
ーラベアリング１１′との間に設けた。し・：ゝ かし、羽根１７は、□特にこのような形状のものでなく
てもよい。図示しないが、内孔１に連通する通路１ａに
、回転軸３と、共に回転するねじ状の羽根を設けること
によっても上述と同様の作動７５（得られるものである
０

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のピストンモータの断面図、第２図は、
本発明の一実施例の部分拡大断面図、第８図（ａ）は、
他の実施例の部分拡大断面図、第３図（ｂ）　、　（ｃ
）は、羽根の部分拡大断面図。 １・・・内孔　２・・・本体　３・・・回転軸８ｃ・・
・溝（羽根）　　４ａ・・・軸受部　１１・・・軸受１
１′・・・ローラベアリング（軸受）１２・・・シール
部１２ａ・・・シール　１８・・・室１６　、１６’・
・・通路　１７・・・羽根出ｍ人：日本エヤーブレーキ
株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転軸と本体との間に軸受を配置し、この軸受の
   一方側に、前記本体に保持され回転軸に接するシールを
   有するシール部とによって室を形成すると共Ｋ、他方側
   を前記本体の内孔に接続したピストンモータまたはポン
   プの軸受部において、回転軸又は本体に前記室と内孔と
   を接続する通路を設けると共圧、前記軸受の内孔側に回
   転軸と共に回転する羽根を設けたピストンポンプまたは
   モータの潤滑機構０