JPH0634634Y2 - ベーンポンプ - Google Patents
ベーンポンプInfo
- Publication number
- JPH0634634Y2 JPH0634634Y2 JP1987171135U JP17113587U JPH0634634Y2 JP H0634634 Y2 JPH0634634 Y2 JP H0634634Y2 JP 1987171135 U JP1987171135 U JP 1987171135U JP 17113587 U JP17113587 U JP 17113587U JP H0634634 Y2 JPH0634634 Y2 JP H0634634Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- cover
- side plate
- vane
- vane pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ロータに内装したベーンをカムリングに沿
って出没させる構成にしたベーンポンプに関する。
って出没させる構成にしたベーンポンプに関する。
(従来の技術) 第3図に示した従来のベーンポンプは、アルミ製のボデ
ィ1の側面を鉄製のカバー2でふさぐとともに、このボ
ディ1にカムリング3を内装している。そして、このカ
ムリング3内にはロータ4を設けるとともに、このロー
タ4には複数のベーン5を放射状に挿入している。
ィ1の側面を鉄製のカバー2でふさぐとともに、このボ
ディ1にカムリング3を内装している。そして、このカ
ムリング3内にはロータ4を設けるとともに、このロー
タ4には複数のベーン5を放射状に挿入している。
さらに、上記ロータ4を回転自在に支持する回転軸6
は、小径部6aと大径部6bとを形成するとともに、これら
小径部6aと大径部6bとの間にテーパ部6cを形成してい
る。そして、上記小径部6aは、ロータ4の中心部分を貫
通するとともに、その貫通部分を、カバー2側に設けた
ベアリング7に支持させている。また、上記大径部6b
は、ボディ1に設けたベアリング8に支持されている。
上記のようにした回転軸6の小径部6aからテーパ部6cの
周囲にかけてすき間Hを形成するとともに、上記ベアリ
ング8の内側に形成した溝9、10を上記すき間Hに連通
している。
は、小径部6aと大径部6bとを形成するとともに、これら
小径部6aと大径部6bとの間にテーパ部6cを形成してい
る。そして、上記小径部6aは、ロータ4の中心部分を貫
通するとともに、その貫通部分を、カバー2側に設けた
ベアリング7に支持させている。また、上記大径部6b
は、ボディ1に設けたベアリング8に支持されている。
上記のようにした回転軸6の小径部6aからテーパ部6cの
周囲にかけてすき間Hを形成するとともに、上記ベアリ
ング8の内側に形成した溝9、10を上記すき間Hに連通
している。
なお、上記ボディ1には、ベアリング8に沿って切欠通
路11を形成しているが、この切欠通路11は、当該ボディ
1に型出しで形成したものである。そして、この切欠通
路11は、シール部材12の内側を経由して上記溝9、10に
連通するとともに、ボディ1に形成したドレン通路13に
も連通している。
路11を形成しているが、この切欠通路11は、当該ボディ
1に型出しで形成したものである。そして、この切欠通
路11は、シール部材12の内側を経由して上記溝9、10に
連通するとともに、ボディ1に形成したドレン通路13に
も連通している。
しかして、回転軸6を回転すると、ロータ4が回転する
とともに、カムリング3に沿ってベーン5が出没し、ポ
ンプ機能を発揮するものである。
とともに、カムリング3に沿ってベーン5が出没し、ポ
ンプ機能を発揮するものである。
また、上記のようにテーパ部6cを形成したので、小径部
6aと大径部6bとに連続性が保たれる。しかも、小径部6a
よりも大径部6bの方が、その周速度が速いので、潤滑流
体が粘性的に引っ張られ、ロータ4側の流体が、上記す
き間H→溝9、10→切欠通路11を経由してドレン通路13
に流れる。つまり、回転軸6の周囲に十分な潤滑流体が
供給されることになる。
6aと大径部6bとに連続性が保たれる。しかも、小径部6a
よりも大径部6bの方が、その周速度が速いので、潤滑流
体が粘性的に引っ張られ、ロータ4側の流体が、上記す
き間H→溝9、10→切欠通路11を経由してドレン通路13
に流れる。つまり、回転軸6の周囲に十分な潤滑流体が
供給されることになる。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来のベーンポンプでは、カバー2の
摩耗強度を維持するために、それを鉄製にしているの
で、それを軽量化できないという問題があった。
摩耗強度を維持するために、それを鉄製にしているの
で、それを軽量化できないという問題があった。
この考案の目的は、カバーをアルミ製にしてそれを軽量
化するとともに、その摩耗強度も十分に維持したベーン
ポンプを提供することである。
化するとともに、その摩耗強度も十分に維持したベーン
ポンプを提供することである。
(問題点を解決する手段) この考案は、ボディとカバーとを分離し、このボディに
内装したロータにベーンを設けるとともに、このロータ
に回転軸を嵌着し、この回転軸をボディで支持してなる
ベーンポンプを前提にするものである。
内装したロータにベーンを設けるとともに、このロータ
に回転軸を嵌着し、この回転軸をボディで支持してなる
ベーンポンプを前提にするものである。
上記ベーンポンプを前提にしつつ、この考案は、カバー
をアルミ製とするとともに、ロータ及びベーンと接触す
るカバーの内側面に、焼結金属等の対摩耗性材層の側板
を挿入し、この側板の背面に、プレッシャーローディン
グ機能を発揮するローディングエリアを形成した点に特
徴を有する。
をアルミ製とするとともに、ロータ及びベーンと接触す
るカバーの内側面に、焼結金属等の対摩耗性材層の側板
を挿入し、この側板の背面に、プレッシャーローディン
グ機能を発揮するローディングエリアを形成した点に特
徴を有する。
(本考案の作用) この考案は、上記のように構成したので、当該ベーンポ
ンプ全体が軽量化されるとともに、その焼結金属からな
る側板によって、その摩耗強度も十分に維持できる。
ンプ全体が軽量化されるとともに、その焼結金属からな
る側板によって、その摩耗強度も十分に維持できる。
また、側板の背面に、プレッシャーローディング機能を
発揮するローディングエリアを形成している。したがっ
て、例えば、アルミ製カバーを変形しても、側板がロー
タ及びベーンに密着するのでベーンポンプの容積効率が
低下することがない。
発揮するローディングエリアを形成している。したがっ
て、例えば、アルミ製カバーを変形しても、側板がロー
タ及びベーンに密着するのでベーンポンプの容積効率が
低下することがない。
(本考案の実施例) 以下に、この考案の実施例を示すが、前記した従来例と
同一の構成要素については、同一符合を用いるととも
に、その詳細な説明を省略する。
同一の構成要素については、同一符合を用いるととも
に、その詳細な説明を省略する。
第1図に示した実施例は、アルミ製のボディ1にアルミ
製のカバーCを接合するとともに、このカバーCの内側
面であって、ロータ4及びベーン5との接触する摺動面
に、焼結金属製の側板22を挿入し、アルミ製カバーの剛
性不足を補うようにしたものである。つまり、カバーC
の剛性が不足すると、それが変形して、当該カバーCと
ロータ4あるいはベーン5との間にすき間ができてしま
う。このようにすき間ができると、そこから圧力流体が
漏れるので、当該ベーンポンプの容積効率が著しく低下
する。そこで、この実施例では、カバーCをアルミ製に
して軽量化するとともに、このカバーCの内側面に凹部
21を形成し、この凹部21に焼結金属製の側板22を挿入す
るようにしたものである。
製のカバーCを接合するとともに、このカバーCの内側
面であって、ロータ4及びベーン5との接触する摺動面
に、焼結金属製の側板22を挿入し、アルミ製カバーの剛
性不足を補うようにしたものである。つまり、カバーC
の剛性が不足すると、それが変形して、当該カバーCと
ロータ4あるいはベーン5との間にすき間ができてしま
う。このようにすき間ができると、そこから圧力流体が
漏れるので、当該ベーンポンプの容積効率が著しく低下
する。そこで、この実施例では、カバーCをアルミ製に
して軽量化するとともに、このカバーCの内側面に凹部
21を形成し、この凹部21に焼結金属製の側板22を挿入す
るようにしたものである。
そして、この側板22の背面には、ローディングエリヤL
を形成し、このローディングエリヤLに圧力を導入して
プレッシャーローディング機能を発揮させるようにした
ものである。
を形成し、このローディングエリヤLに圧力を導入して
プレッシャーローディング機能を発揮させるようにした
ものである。
このように側板22を焼結金属で形成し、しかも、この側
板22の背面にプレッシャーローディング機能を発揮する
ローディングエリアLを形成しているので、摩耗強度は
十分に維持されるとともに、アルミ製のカバーCが変形
しても、側板22がロータ4及びベーン5に密着するの
で、その容積率が低下するという問題もなくなる。
板22の背面にプレッシャーローディング機能を発揮する
ローディングエリアLを形成しているので、摩耗強度は
十分に維持されるとともに、アルミ製のカバーCが変形
しても、側板22がロータ4及びベーン5に密着するの
で、その容積率が低下するという問題もなくなる。
また、ローディングエリアLの大きさを側板22の厚みに
応じて設定すれば、ローディングエリアL側からの圧力
と側板22のたわみ量とを最適な関係にすることができ
る。これにより、側板22のたわみによるロータ、ベーン
の焼き付きや、摩耗を防ぐこともできる。
応じて設定すれば、ローディングエリアL側からの圧力
と側板22のたわみ量とを最適な関係にすることができ
る。これにより、側板22のたわみによるロータ、ベーン
の焼き付きや、摩耗を防ぐこともできる。
図面第1図はこの考案の実施例を示す断面図であり、第
2図は側板の正面図、第3図は従来例の断面図である。 1……ボディ、4……ロータ、5……ベーン、C……カ
バー、22……側板、L……ローディングエリア。
2図は側板の正面図、第3図は従来例の断面図である。 1……ボディ、4……ロータ、5……ベーン、C……カ
バー、22……側板、L……ローディングエリア。
Claims (1)
- 【請求項1】ボディとカバーとを分離し、このボディに
内装したロータにベーンを設けるとともに、このロータ
に回転軸を嵌着し、この回転軸をボディで支持してなる
ベーンポンプにおいて、上記カバーをアルミ製とすると
ともに、ロータ及びベーンと接触するカバーの内側面
に、焼結金属からなる側板を挿入し、さらに、この側板
の背面にプレッシャーローディング機能を発揮するロー
ディングエリアを形成したベーンポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987171135U JPH0634634Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | ベーンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987171135U JPH0634634Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | ベーンポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0176582U JPH0176582U (ja) | 1989-05-24 |
JPH0634634Y2 true JPH0634634Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31462696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987171135U Expired - Lifetime JPH0634634Y2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | ベーンポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634634Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6574363B2 (ja) * | 2015-09-18 | 2019-09-11 | Kyb株式会社 | カートリッジ式ベーンポンプ |
JP2017057833A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | Kyb株式会社 | カートリッジ式ベーンポンプ |
-
1987
- 1987-11-09 JP JP1987171135U patent/JPH0634634Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0176582U (ja) | 1989-05-24 |
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