JPH0547457U - エンジンのトロコイド形潤滑ポンプ - Google Patents

エンジンのトロコイド形潤滑ポンプ

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Publication number
JPH0547457U
JPH0547457U JP10230091U JP10230091U JPH0547457U JP H0547457 U JPH0547457 U JP H0547457U JP 10230091 U JP10230091 U JP 10230091U JP 10230091 U JP10230091 U JP 10230091U JP H0547457 U JPH0547457 U JP H0547457U
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
plate
cover plate
trochoidal
outer rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10230091U
Other languages
English (en)
Inventor
由雄 新野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0547457U publication Critical patent/JPH0547457U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋板4の耐久性向上と製造コストの引き下げ
とを両立させる。 【構成】 筒形ケース2と、筒形ケース2の一端面を覆う
底板3と、筒形ケース2を一体に形成した蓋板4と、これ
らの筒形ケース2内に回転自在に内嵌された外部ロータ6
と、外部ロータ6内に偏心位置で回転自在に挿入してか
み合わせた内部ロータ10と、この外部ロータ6と内部ロ
ータ10との周面間に形成されるポンプ室11と、上記底板
3に形成した吸入ポート12及び吐出ポート13と、外部ロ
ータ6・ポンプ室11及び内部ロータ10と蓋板4との間に介
在させたロータ受板16とによりトロコイド形循環ポンプ
1を構成する。上記ロータ受板16は、耐摩耗性の高い材
料で形成し、蓋板4は耐摩耗性の低い材料で形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンのトロコイド形潤滑ポンプに関するものである。
【0002】
【前提技術】
本考案のエンジンのトロコイド形潤滑ポンプは、例えば図1〜図3で示すよう に、次の構造を有するものを前提とする。 即ち、エンジンのトロコイド形潤滑ポンプ1の筒形ケース2の一端面を底板3 で、他端面を蓋板4で覆って、その内部にロータ室5を形成し、このロータ室5 に外部ロータ6を回転自在に内嵌し、この外部ロータ6内に内部ロータ10を偏 心位置で回転自在に挿入してかみ合わせ、この外部ロータ6と内部ロータ10と の周面間にポンプ室11を形成し、上記底板3に円弧状の吸入ポート12と吐出 ポート13とをそのポンプ室11に臨ませて開口して構成されている。
【0003】
【従来の技術】
この前提構造のトロコイド形潤滑ポンプにおいて、従来では図3で示すように 、外部ロータ6及び内部ロータ10の一端面12Bが蓋板4の内側面に直接摺接 するように構成される。蓋板4は耐摩耗性の低いアルミダイカスト製の場合と、 鋳鉄性の場合とがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種のトロコイド形潤滑ポンプでは、ポンプの吐出圧力が吐出ポート13か ら外部ロータ6及び内部ロータ10の他端面12Aに側圧として作用し、各ロー タ6・10の一端面12Bが蓋板4の内側面に強い力で押し付けられる。一方こ れらのロータ6・10は、通常耐摩耗性の高い材料で形成されている。 蓋板4がアルミダイカストの場合、この蓋板4のアルミ合金材料の耐摩耗性が 低いため、蓋板4の内側面が各ロータとの強い摩擦力により早期に摩耗し、耐久 性に劣る。 また、蓋板4が鋳鉄性の場合、その製造に手間がかかるうえ、内側面の切削加 工が必要なため、製造コストが高くつく。 本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、蓋板の耐久性の向上とそ の製造コストの低減とを両立させることを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、前記トロコイド形潤滑ポンプを例えば 図1に示すように、次のように改良したことを特徴とする。 即ち、エンジンのトロコイド形潤滑ポンプ1の筒形ケース2の一端面を底板3 で、他端面を蓋板4で覆って、その内部にロータ室5を形成し、このロータ室5 に外部ロータ6を回転自在に内嵌し、この外部ロータ6内に内部ロータ10を偏 心位置で回転自在に挿入してかみ合わせ、この外部ロータ6と内部ロータ10と の周面間にポンプ室11を形成し、上記底板3に円弧状の吸入ポート12と吐出 ポート13とをそのポンプ室11に臨ませて形成して構成したエンジンのトロコ イド形潤滑ポンプにおいて、 前記外部ロータ6・ポンプ室11及び内部ロータ10と蓋板4との間にロータ 受板16を介在させ、このロータ受板16は、耐摩耗性の高い材料で形成するの に対して、蓋板4は耐摩耗性の低い材料で形成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作 用】
本考案は、次のように作用する。 即ち、ポンプの吐出圧力が外部ロータ6及び内部ロータ10の他端面12Aに 作用して、各ロータ6・10の一端面12Bはロータ受板16の内側面に摺接す るが、このロータ受板16は、耐摩耗性の高い材料で形成されており、ロータ6 ・10の一端面12Bが摺接しても早期摩耗をきたすおそれはない。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに詳しく説明する。図1は本考案に 係るトロコイド形潤滑ポンプの断面図であり、図2中のI−I線矢視断面図に相当 する。図2は図1のII−II線矢視断面図である。ここで符号1はトロコイド形潤 滑ポンプ全体を示す。
【0008】 このトロコイド形潤滑ポンプ1は、筒形ケース2と、筒形ケース2の一端面を 覆う底板3と、筒形ケース2を一体に形成した蓋板4と、これらの筒形ケース2 ・底板3・蓋板4の内部に形成されるロータ室5と、ロータ室5内に回転自在に 内嵌された外部ロータ6と、外部ロータ6内に偏心位置で回転自在に挿入してか み合わせた内部ロータ10と、この外部ロータ6と内部ロータ10との周面間に 形成されるポンプ室11と、上記底板3に形成した円弧状の吸入ポート12及び と吐出ポート13と、外部ロータ6・ポンプ室11及び内部ロータ10と蓋板4 との間に介在させたロータ受板16とを具備して成る。なお、これらの図中の符 号Z1は外部ロータ6の回転軸心、Z2は内部ロータ10の回転軸心、12aは吸 入ポート12のオイル入口、13aは吐出ポート13のオイル出口、15は支軸 14の一端に固定された伝動ギアである。
【0009】 上記内部ロータ10は、外部ロータ6内に偏心位置で、その支軸14を底板3 の軸受孔3aと蓋板4の軸受孔4aとで回転自在に軸支して成り、その支軸14 を矢印A方向に1回転することにより、外部ロータ6がそれに連れて4/5回転し 、その間に内部ロータ10の突出面10aが外部ロータ6の凹面6aに次々と入 り込んで、両ロータ間にできるポンプ室11の容積を変化させる。 即ち、オイルはポンプ室11の容積増加につれて吸入ポート12から吸入され 、ポンプ室11に蓄えられて反対側に運ばれ、容積減少につれて吐出ポート13 より押し出される。
【0010】 上記ロータ受板16は、例えば焼き入れをした鉄板等の耐摩耗性の高い材料で 形成され、外部ロータ6・ポンプ室11及び内部ロータ10と蓋板4との間にを 介在される。即ち、蓋板4の内側面に固着される。また、蓋板4はアルミダイカ スト製あるいは合成樹脂製等の耐摩耗性の低い材料で形成されている。 即ち、ポンプの圧送反力が外部ロータ6及び内部ロータ10の他端面12Aに 作用して、各ロータ6・10の一端面12Bはロータ受板16の内側面に摺接す るが、このロータ受板16は耐摩耗性の高い材料で形成されているから、早期摩 耗をきたすおそれはない。
【0011】 なお、本考案は上記実施例に限るものではなく、上記筒形ケース2と蓋板4と を別体に形成したものなど、適宜変更を加えて実施し得ることは多言を要しない。
【0012】
【考案の効果】
本考案では、外部ロータ・ポンプ室及び内部ロータと蓋板との間にロータ受板 を介在させ、ロータ受板は、耐摩耗性の高い材料で形成するのに対して、蓋板は 耐摩耗性の低い材料で形成したので、蓋板はアルミダイカスト製や合成樹脂製の ものを用いながらも内側面の早期摩耗を無くすことができる。これにより、蓋板 の耐久性向上と蓋板の製造コストの引き下げとを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトロコイド形潤滑ポンプの断面図
である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】従来例に係るトロコイド形潤滑ポンプの断面図
である。
【符号の説明】
1…トロコイド形潤滑ポンプ、 3…底板、
4…蓋板、5…ロータ室、 6…
外部ロータ、 10…内部ロータ、11…ポンプ室、
12…吸入ポート、 13…吐出ポ
ート、16…ロータ受板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのトロコイド形潤滑ポンプ(1)
    の筒形ケース(2)の一端面を底板(3)で、他端面を蓋板
    (4)で覆って、その内部にロータ室(5)を形成し、 このロータ室(5)に外部ロータ(6)を回転自在に内嵌
    し、この外部ロータ(6)内に内部ロータ(10)を偏心位
    置で回転自在に挿入してかみ合わせ、 この外部ロータ(6)と内部ロータ(10)との周面間にポ
    ンプ室(11)を形成し、上記底板(3)に円弧状の吸入ポ
    ート(12)と吐出ポート(13)とをそのポンプ室(11)
    に臨ませて形成して構成したエンジンのトロコイド形潤
    滑ポンプにおいて、 前記外部ロータ(6)・ポンプ室(11)及び内部ロータ
    (10)と蓋板(4)との間にロータ受板(16)を介在さ
    せ、 このロータ受板(16)は、耐摩耗性の高い材料で形成す
    るのに対して、蓋板(4)は耐摩耗性の低い材料で形成し
    たことを特徴とするエンジンのトロコイド形潤滑ポン
    プ。
JP10230091U 1991-11-15 1991-11-15 エンジンのトロコイド形潤滑ポンプ Pending JPH0547457U (ja)

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JP10230091U JPH0547457U (ja) 1991-11-15 1991-11-15 エンジンのトロコイド形潤滑ポンプ

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JPH0547457U true JPH0547457U (ja) 1993-06-25

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ID=14323766

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014024701A1 (ja) * 2012-08-08 2014-02-13 Ntn株式会社 内接歯車ポンプ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014024701A1 (ja) * 2012-08-08 2014-02-13 Ntn株式会社 内接歯車ポンプ
JP2014051964A (ja) * 2012-08-08 2014-03-20 Ntn Corp 内接歯車ポンプ
CN104520586A (zh) * 2012-08-08 2015-04-15 Ntn株式会社 内接齿轮泵
US9810215B2 (en) 2012-08-08 2017-11-07 Ntn Corporation Internal gear pump

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