JPS5820671A - 微多孔フイルム及びこれを用いた袋及び成形容器 - Google Patents

微多孔フイルム及びこれを用いた袋及び成形容器

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JPS5820671A
JPS5820671A JP56112118A JP11211881A JPS5820671A JP S5820671 A JPS5820671 A JP S5820671A JP 56112118 A JP56112118 A JP 56112118A JP 11211881 A JP11211881 A JP 11211881A JP S5820671 A JPS5820671 A JP S5820671A
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JP
Japan
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film
file
bag
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microporous film
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JP56112118A
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English (en)
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階 久雄
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Asahi Dow Ltd
Original Assignee
Asahi Dow Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラスチック、セロハン、アルミニウム等のフ
ィルムに多数の微細な傷痕を設けて、酸素、炭酸ガス、
窒素等のガスを自由に通過させる一方、水蒸気の通過を
調節する微多孔フィルム及びこの微多孔フィルムを使用
し、空気を自由に通過させ、かつ、水分の逸散を防止す
る袋及び成形容器に関する。
従来、青果物等の包装具としては紙箱、プラスチック成
形容器、紙袋、ネット袋、プラスチックフィルム、及び
その成形体が使用されているが、中でも透明プラスチッ
クフィルムは一見して内容物が分り、しかも手指が直接
内容物に触れないため、衛生上の見地からも望ましい包
装材料である。
しかしながら、青果物は採取後も分解呼吸を続けている
ため、鮮度を保ろためには、大気組成に近い環境を与え
ることが好ましい。通気性の不足するフィルムで密封し
たとき′には青果物の分解呼吸により包装具内の酸素が
減少し、炭酸ガスが増加し、周囲のガス組成の変化は窒
息による細胞死を招き、青果物の鮮度を急速に低下させ
る。
このようなガス組成の変化による悪影響を避けるため、
現実にはネット又は明らかに大型の孔を穿設したプラス
チック容器、袋などが使用されている。しかし、このよ
うに大型の孔では、酸素、炭酸ガスと共に水蒸気も通過
し、内容物は急速に乾燥し、これもまた鮮度維持の上で
極めて望ましくない。上記の見地から酸素及び炭酸ガス
を自由に通過させ、かつ水蒸気の通過をある程度制御で
きる包!I!材料が求められてい丸。
又、通称「孔ポリ」と呼ばれる包装材もあり、こレハポ
リプ薗ピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のフィ
ルムを多数の加熱された針を突設し九プレート又はロー
ラで押圧することによシ、フィルムを局所的に溶融し、
針の周i!iK細孔を設けたものである。その孔径は小
さなものでもO,マ簡程度であムこのsytの孔では水
蒸気の通過も自由であって、′内容物の減量、乾燥も著
しい。しかも孔あけ加工に複雑な装置を要するため高価
となり、結局一部の高級青果物に使用嘔れでいるにすぎ
ない。
本発明は紙やすり、研削砥石などの粗面をフィルム面に
抑圧して得られたやすり面を転写してなる傷痕群線加工
がきわめて容易であると共に酸素、炭酸ガスを容易に通
過させるが、水蒸気を通過させがたい事笑に着目しで完
成したものである。すなわち、酸素、辰ll!ガス、窒
素等は黴細な穿孔あるい線¥!A実に貫通していない、
フィルムの極く薄くなった部分であっても通過できるが
、水蒸気は上記ガス体に比し抵抗が大きく、明らかな穿
孔であってもそれが極く微細である場合には通過しにく
い。本発明フィルムの水分の通過程度は傷痕の数、深さ
及びこれを施した面積により自由に調節できる。また、
傷痕の数及び深さは使用する砥粒のメツシュ、密度、押
圧力及び加工されるフィルムの種類、厚さにより調節さ
れる。
本発明によれば酸素と炭酸ガスの交換が自由であって、
しかも水分の蒸散程度を目的に応じて調節できる微多孔
フィルムをきわめて容易な加工手段によって安価に得る
ことができる。
本発明において使用するフィルムはポリプロピレスポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の各種プラ
スチックのフィルム類、アルミニウム等の金属ホイル及
びセロハン更にこれらのラミネートあるーはこれらと紙
とのラミネートであり、その厚さは5μ程度の薄いもの
からシートと呼ばれる厚手のものまで含むものである。
やすシ状粗面とは砥粒を付着させた紙やすり、布やすり
等のシート状やすり、あるいは砥粒を結合した研削砥石
、金属その他の硬質素材の表面をやすり状に加工したも
のなどであり、要するに砥粒が密集して平面又は曲面を
形成しているものであればよい。
このようなやすり状粗面をフィルムに押圧したときには
やすり状粗面の凸部に当接したフィルムの部分はその凸
部により切断されたり、貫通孔を生じたり、引きのばさ
れて破れたり、破れないまでも薄くなったり、フィルム
厚みの途中まで切傷が生じたりして多数の傷痕が発生す
る。このような傷痕は押圧したやすり状粗面の凸部に対
応して発生するため、傷痕群はやすり状粗面の転写状を
なしている。使用するやすり状粗面の単位面積当りの凸
部の数は単位面積当9の傷痕の数にほぼ対応し、凸部の
突出の程度、押圧力、フィルムの質、厚さは傷痕の大き
さを決定する。やすり状粗面は任意の形状の砥粒が任意
の方向、任意の角度で配置しているため、傷痕の大きさ
形状はさまざまであり、線状に切れたもの、穿孔を生じ
たもの、貫通しない線状又は点状の押し傷、局部的に引
きのばされた部分の複合である。
本発明に係る傷痕群を有する微多孔フィルムを製造する
には第1図に示すように同一周速で回転する1対のロー
ル間をフィルムを通過させる方法がある。この場合、一
方のロールにやすり状粗面を設は他方のロールをゴム等
弾性を有する素材で形成するとよい。あるいはゴム中に
砥粒を混入したゴムロールを用いることもできる。
更に抑圧手段はロールによる動圧に限らず、一方又は両
方の面がやすり状粗面である板状体の間にフィルムを挾
み、押圧してもよい。
傷痕群を設けるべき部位はシートの全面に限らず、必要
に応じ、一部分であっても充分である。
また、被加工フィルムが熱可塑性プラスチックである場
合には、押圧すべきやすり状粗面を加熱すれば小さい圧
力で深い傷痕群を得ることができる。
本発明に係る微多孔フィルムを用いて袋を製造し、呼吸
する内容物を収納密封すれば通常の酸素分圧下で内容物
の乾燥を防いで保存することができる。更にやや厚い微
多孔フィルムを用いて熱プレス加工によりトレーなどの
深絞り成形容器を成形することもできる。更には通常の
トレーなどに内容物を入れて被せるべきストレッチフィ
ルムに本発明に係る微多孔フィルムを用いることもでき
る。
本発明は青果物に限らず昆虫の飼育、その他、外界との
遮断を必要とし、かつ充分な酸素と炭酸ガヌの流通と1
.多湿を必要とする動植物の飼育及び保存に使用できる
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例1 厚さ20μの延伸ポリスチレンフィルム(旭ダウ株式会
社製、商品名スタイロフイルム)を用い、第1図に示す
装置を使用して部分的に加工し、微多孔フィルムを得た
。すなわち、第1図は微多孔フィルム加工装置の1例を
示す模式図であって1はスチール製ローラ、2はローラ
1と同一周速で回転するローラであり、部分的にリボン
状にアランダム砥粒3を付着した布やすりを2crn幅
にリボン状に円周に貼着した。4はフィルムであって、
ローラ112の間隙を通過する際抑圧され、表面にやす
り面が転写されて、やすり状粗面の転写面5を形成する
。布やすりとしてはアランダム80メツシユ及び120
メツシユのものを用いた。
本実施例においてはやすり面を部分的に設けたがローラ
全面に設け、フィルム全面を加工することもできる。
また押圧するにあたっては両面をローラとせず、一方を
平面、一方をローラとして、いずれか一方にやすシ面を
設けて回転押圧することもできる。
本実施例により得られた微多孔フィルムの端面模式図を
第2図に示す。6は貫通孔、7はフィルムの途中までの
穴、8は切傷、9は引きのばされて破れない部分、10
は引きのばされて破れた部分、11は切断された部分、
12は押し傷であり、これらの総称が傷痕群である。
実施例2 実施例1で得られた部分的にやすり状粗面を転写した微
多孔フィルムを用いて147mmX190inの袋を作
シ、この袋内に市販B級品の生しいたけを密封し、約l
O°Cの冷蔵庫に保存し、袋中の酸素を測定した。封入
時のしいたけ重量、1時間、12時間後の袋中の酸素容
量チ及び12時間、24時間後の減量率を実験Al、2
.3として第1表に示した。しいたけの減量は水蒸気の
蒸散に起因するものである。
なお、比較のため、全く微多孔加工を施さない20μ厚
ポリスチレンを用いて同寸の袋を作り、同時に購入した
しいたけを封入し、減量率及び酸素濃度を測定し、実験
A4として第1表に示した。
更に従来のポリネット及び孔ポリ袋(楕円形であって長
径0.811Ul、短径05朋の孔を互に71m1間隔
に、並列する平行線上に8酊間隔を保って互に最も離れ
て位置するように配列したもの)に同様のしいたけを封
入し、それぞれ実験A5及び実験煮6として測定結果を
第1表に示した。
第1表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明微多孔フィルムを製造する装置の1゛実
施を示す模式図、第2図は得られた微多孔フィルムの拡
大模式図である。 図面中、 1.2はローラ、6はアランダム砥粒、4はフィルム、
5は転写面、6〜12は傷痕群である。 特許出願人 旭ダウ株式会社 代理人 弁理士  鈴 木 定 子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)やすり状粗面を転写してなる傷痕群を有する微多
    孔フィルム。
  2. (2)やすり状粗面を転写してなる傷痕群を有する微多
    孔フィルムを使用してなる袋。
  3. (3)やすり状粗面を転写してなる傷痕群を有する微多
    孔フィルムを使用してなる深絞9成形容器。
JP56112118A 1981-07-20 1981-07-20 微多孔フイルム及びこれを用いた袋及び成形容器 Pending JPS5820671A (ja)

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