JPS5820466Y2 - 歩行形コンバイン - Google Patents
歩行形コンバインInfo
- Publication number
- JPS5820466Y2 JPS5820466Y2 JP10970778U JP10970778U JPS5820466Y2 JP S5820466 Y2 JPS5820466 Y2 JP S5820466Y2 JP 10970778 U JP10970778 U JP 10970778U JP 10970778 U JP10970778 U JP 10970778U JP S5820466 Y2 JPS5820466 Y2 JP S5820466Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main clutch
- combine harvester
- rear cover
- combine
- worker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Harvester Elements (AREA)
- Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、作業者が機体の後方位である運転操作位置に
立って歩行しながら運転操作するよう構成された歩行形
コンバインに関するものである。
立って歩行しながら運転操作するよう構成された歩行形
コンバインに関するものである。
従来の歩行形コンバインにあっては、運転操作位置に立
つ作業者の頭上をカバーするものは何ら設けられていな
いので、予め雨具を着用している降雨時においてはとも
かく、にわか雨等のときには作業者が漏れてしまうとい
った作業上の不都合があり、また作業者の背後を保護す
るものも伺ら設げられていないので、コンバインを建造
物等障害物に向って後退走行させる場合、作業者がこれ
に気付かずコンバインと障害物との間に挾まれて怪我を
するおそれがあるといった安全対策上の不都合があった
。
つ作業者の頭上をカバーするものは何ら設けられていな
いので、予め雨具を着用している降雨時においてはとも
かく、にわか雨等のときには作業者が漏れてしまうとい
った作業上の不都合があり、また作業者の背後を保護す
るものも伺ら設げられていないので、コンバインを建造
物等障害物に向って後退走行させる場合、作業者がこれ
に気付かずコンバインと障害物との間に挾まれて怪我を
するおそれがあるといった安全対策上の不都合があった
。
本考案は、従来の歩行形コンバインを改良して上記の如
き不都合を除去しうるよう図ったものである。
き不都合を除去しうるよう図ったものである。
この課題を解決した本考案の歩行形コンバインは、機体
の後部適所に、運転操作位置に立つ作業者の頭上をカバ
ーする上部カバ一体を取付け、該上部カバ一体に、該カ
バ一体から垂下して前記作業者の背後をカバーする後部
カバ一体を、コンバインの進行方向に若干量揺動変位可
能に支持し、前記後部カバ一体と走行装置の発停装置と
の間に、コンバインの後退方向に対向する方向への該後
部カバ一体の相対的な変位に連動して前記走行装置を停
止させるべく前記発停装置を操作しうる停止操作装置を
介装しであることを特徴とするものである。
の後部適所に、運転操作位置に立つ作業者の頭上をカバ
ーする上部カバ一体を取付け、該上部カバ一体に、該カ
バ一体から垂下して前記作業者の背後をカバーする後部
カバ一体を、コンバインの進行方向に若干量揺動変位可
能に支持し、前記後部カバ一体と走行装置の発停装置と
の間に、コンバインの後退方向に対向する方向への該後
部カバ一体の相対的な変位に連動して前記走行装置を停
止させるべく前記発停装置を操作しうる停止操作装置を
介装しであることを特徴とするものである。
次に実施例を図について説明すると、図示の歩行形コン
バイン1において、2は機体の後部に配設された運転操
作部で、この運転操作部2には、主クラッチ(図示せず
)を入り切り操作するための主クラツチレバ−3及び左
右の走行装置4.5を各別に発停操作するための走行う
ラッチレバー6.7を設けである。
バイン1において、2は機体の後部に配設された運転操
作部で、この運転操作部2には、主クラッチ(図示せず
)を入り切り操作するための主クラツチレバ−3及び左
右の走行装置4.5を各別に発停操作するための走行う
ラッチレバー6.7を設けである。
したがって、この歩行形コンバイン1にあっては、主ク
ラツチレバ−3をして主クラッチを切ったときは、コン
バイン1の全作業部が停止せしめられるので、走行うラ
ッチレバー6.7を操作することによってもコンバイン
1を走行せしめ得ないのであり、主クラツチレバ−3を
して主クラッチを入れたときにおいてのみ、走行うラッ
チレバー6.7によって走行装置4゜5を発停操作しう
るようになされている。
ラツチレバ−3をして主クラッチを切ったときは、コン
バイン1の全作業部が停止せしめられるので、走行うラ
ッチレバー6.7を操作することによってもコンバイン
1を走行せしめ得ないのであり、主クラツチレバ−3を
して主クラッチを入れたときにおいてのみ、走行うラッ
チレバー6.7によって走行装置4゜5を発停操作しう
るようになされている。
そして前記主クラッチは、常時は入り状態に附勢されて
いるのであるが、次にこの主クラッチを入り切り操作す
るための主クラツチレバ−3の構成について説明する。
いるのであるが、次にこの主クラッチを入り切り操作す
るための主クラツチレバ−3の構成について説明する。
すなわち、主クラツチレバ−3は、前記運転操作部20
機枠2aの上部に形成せる案内長孔8に沿って枢支9点
回りで揺動変位可能とされていると共に、ワイヤー10
を介して主クラッチに連結されていて、案内長孔8の一
端に係合せる第3図A位置に変位させると、主クラッチ
が入り状態とされ、該位置から案内長孔8の他端に係合
せる同図C実線位置に変位させると、主クラッチを入り
状態に附勢している附勢力に抗してワイヤー10が矢印
方向へ引張られて主クラッチが切り状態とされるように
なされている。
機枠2aの上部に形成せる案内長孔8に沿って枢支9点
回りで揺動変位可能とされていると共に、ワイヤー10
を介して主クラッチに連結されていて、案内長孔8の一
端に係合せる第3図A位置に変位させると、主クラッチ
が入り状態とされ、該位置から案内長孔8の他端に係合
せる同図C実線位置に変位させると、主クラッチを入り
状態に附勢している附勢力に抗してワイヤー10が矢印
方向へ引張られて主クラッチが切り状態とされるように
なされている。
また主クラツチレバ−3は、該レバー3と運転操作部2
0機枠2a間に介装されたバネ11が枢支9点を越える
ことにより、主クラッチ入り位置(第3図A位置)又は
主クラッチ切り位置(同図C実線位置)に附勢保持され
るようになされており、前記バネ11の附勢力は、該バ
ネ11が枢支9点を若干越える位置(例えば同図B位置
)まで主クラツチレバ−3を変位させると、後は自動的
に主クラツチレバ−3が前記主クラッチ入り位置或は主
クラッチ切り位置まで変位せしめられるように設定され
ている。
0機枠2a間に介装されたバネ11が枢支9点を越える
ことにより、主クラッチ入り位置(第3図A位置)又は
主クラッチ切り位置(同図C実線位置)に附勢保持され
るようになされており、前記バネ11の附勢力は、該バ
ネ11が枢支9点を若干越える位置(例えば同図B位置
)まで主クラツチレバ−3を変位させると、後は自動的
に主クラツチレバ−3が前記主クラッチ入り位置或は主
クラッチ切り位置まで変位せしめられるように設定され
ている。
この実施例の歩行形コンバイン1における以上の構成は
、通例のものと同様であるが、本考案に係る歩行形コン
バインには、本考案に従って次のような改良が施されて
いるのである。
、通例のものと同様であるが、本考案に係る歩行形コン
バインには、本考案に従って次のような改良が施されて
いるのである。
すなわち、運転操作部20機枠2aの両側部から操向・
・ンドル12,12を突設し、該操向ハンドル12.1
2の先端部から鉛直上方へ支持杆13.13を突設し、
更に該支持杆13.13の上端から運転操作位置(第1
.2図位置)に立つ作業者Mの頭上へと水平に杆状の上
部カバ一体枠14.14を突設しである。
・ンドル12,12を突設し、該操向ハンドル12.1
2の先端部から鉛直上方へ支持杆13.13を突設し、
更に該支持杆13.13の上端から運転操作位置(第1
.2図位置)に立つ作業者Mの頭上へと水平に杆状の上
部カバ一体枠14.14を突設しである。
このカバ一体枠14゜14は、前記支持杆13.13と
の接合部間を連結固定した支持杆15と、上部カバ一体
枠14゜14端に固着せる支持板16.16間に水平且
つ回転自在に支持された回転支軸17とでもって、補強
支持されている。
の接合部間を連結固定した支持杆15と、上部カバ一体
枠14゜14端に固着せる支持板16.16間に水平且
つ回転自在に支持された回転支軸17とでもって、補強
支持されている。
また前記回転支軸170両端部には、コの字形杆状の後
部カバ一体枠18を固着しであるが、この後部カバ一体
枠18は、前記支持板16に形成せる円弧状の長孔16
aに後部カバ一体枠18から突設せるピン18aを挿通
係合させることによって、前記回転支軸17回りで鉛直
面に略沿う立直位置(第2図鎖線位置)と該位置からコ
ンバイン1の後退方向(イ反対方向)へ若干角傾倒せる
傾倒位置(同図実線位置)とに亘って揺動変位可能に構
威されている。
部カバ一体枠18を固着しであるが、この後部カバ一体
枠18は、前記支持板16に形成せる円弧状の長孔16
aに後部カバ一体枠18から突設せるピン18aを挿通
係合させることによって、前記回転支軸17回りで鉛直
面に略沿う立直位置(第2図鎖線位置)と該位置からコ
ンバイン1の後退方向(イ反対方向)へ若干角傾倒せる
傾倒位置(同図実線位置)とに亘って揺動変位可能に構
威されている。
そして、前記上部カバ一体枠14.14に布製のカバー
19を張設して、運転操作位置に立つ作業者の頭上をカ
バーする上部カバ一体20を構成し、また前記後部カバ
一体枠18にも布製のカバー21を張設して、上部カバ
一体20から垂下して前記作業者の背後をカバーする後
部カバ一体22を構威しである。
19を張設して、運転操作位置に立つ作業者の頭上をカ
バーする上部カバ一体20を構成し、また前記後部カバ
一体枠18にも布製のカバー21を張設して、上部カバ
一体20から垂下して前記作業者の背後をカバーする後
部カバ一体22を構威しである。
この後部カバ一体22は、これと上部カバ一体枠14と
の間に介装されたバネ23によって、常時は前記傾倒位
置に附勢保持せしめられてあり、該傾倒位置において上
部カバ一体20の後端縁部から作業者Mの略腰部までを
カハーシうる如き形状とされている。
の間に介装されたバネ23によって、常時は前記傾倒位
置に附勢保持せしめられてあり、該傾倒位置において上
部カバ一体20の後端縁部から作業者Mの略腰部までを
カハーシうる如き形状とされている。
さらに、前記後部カバ一体22と前記走行装置4.50
発停装置(この実施例のものでは前記主クラッチ)との
間には、後部カバ一体22のコンバイン1の前進方向(
イ方向)への相対的な変位つまり前記傾倒位置から立直
位置への変位に連動して前記走行装置4,5を停止させ
るべく前記主クラッチを操作しうる停止操作装置24が
介装されているのであるが、次にこの停止操作装置24
の構成について説明する。
発停装置(この実施例のものでは前記主クラッチ)との
間には、後部カバ一体22のコンバイン1の前進方向(
イ方向)への相対的な変位つまり前記傾倒位置から立直
位置への変位に連動して前記走行装置4,5を停止させ
るべく前記主クラッチを操作しうる停止操作装置24が
介装されているのであるが、次にこの停止操作装置24
の構成について説明する。
すなわち、前記主クラツチレバ−3の下端部の近傍直下
位置に摺動板26を配設してあり、この摺動板26は、
その長手方向に直列状に形成した一対の長孔26a 、
26aを運転操作部20機枠2aから上下に若干創齢さ
せて突設せる一対の支軸25.25に嵌挿させることに
よって、第3図上ロ1ロ′方向に沿って一定距離だげ摺
動可能に支持されている。
位置に摺動板26を配設してあり、この摺動板26は、
その長手方向に直列状に形成した一対の長孔26a 、
26aを運転操作部20機枠2aから上下に若干創齢さ
せて突設せる一対の支軸25.25に嵌挿させることに
よって、第3図上ロ1ロ′方向に沿って一定距離だげ摺
動可能に支持されている。
この摺動板26の中央部分には、作動爪27を回動自在
に枢着28してあり、この作動爪27は、摺動板26か
ら突設せるピン26bと図示されていないバネとによっ
て常時は摺動板26から上方へ最も突出せる位置(第3
図A位置)に附勢保持されており、口′方向の力が作用
したときのみ摺動板26に近づく方向(へ方向)へ回動
変位せしめられるものである。
に枢着28してあり、この作動爪27は、摺動板26か
ら突設せるピン26bと図示されていないバネとによっ
て常時は摺動板26から上方へ最も突出せる位置(第3
図A位置)に附勢保持されており、口′方向の力が作用
したときのみ摺動板26に近づく方向(へ方向)へ回動
変位せしめられるものである。
そして、主クラツチレバ−3の下端部には附勢保持位置
の作動爪27に係合しうるピン3aが突設してあって、
摺動板26が口′方向へ最も変位した状態(第3図A状
態)では、前記ピン3aに作動爪27が口方向から係合
せしめられており、この状態から摺動板26が口方向へ
変位せしめられると、この変位に伴って主クラツチレバ
−3が前記ピン3aと作動爪27との係合によって主ク
ラッチ切り位置(第3図C実線位置)方向(ホ方向)へ
ど回動変位せしめられ、バネ11が主クラツチレバ−3
の回動支点9をホ方向に若干越えた位置(第3図B位置
)まで変位せしめられると、前記ピン3aから作動爪2
7が外れるのであり、摺動板26が口方向へ最も変位し
た状態(第3図C状態)では、作動爪27が主クラツチ
レバ−3の揺動によって前記ピン3aが描く軌跡T下に
位置せしめられているようになされている。
の作動爪27に係合しうるピン3aが突設してあって、
摺動板26が口′方向へ最も変位した状態(第3図A状
態)では、前記ピン3aに作動爪27が口方向から係合
せしめられており、この状態から摺動板26が口方向へ
変位せしめられると、この変位に伴って主クラツチレバ
−3が前記ピン3aと作動爪27との係合によって主ク
ラッチ切り位置(第3図C実線位置)方向(ホ方向)へ
ど回動変位せしめられ、バネ11が主クラツチレバ−3
の回動支点9をホ方向に若干越えた位置(第3図B位置
)まで変位せしめられると、前記ピン3aから作動爪2
7が外れるのであり、摺動板26が口方向へ最も変位し
た状態(第3図C状態)では、作動爪27が主クラツチ
レバ−3の揺動によって前記ピン3aが描く軌跡T下に
位置せしめられているようになされている。
すなわち、主クラツチレバ−3下端のピン3aと作動爪
27とが、上記の如き相対変位関係をなすように、摺動
板26の摺動方向及び摺動量並びに作動爪27の形状を
設定しておくものである。
27とが、上記の如き相対変位関係をなすように、摺動
板26の摺動方向及び摺動量並びに作動爪27の形状を
設定しておくものである。
なお、摺動板26は、運転操作部20機枠2aとの間に
介装したバネ29によって常時は第3図A位置に附勢保
持されている。
介装したバネ29によって常時は第3図A位置に附勢保
持されている。
そして、前記摺動板26と前記後部カバ一体枠18の回
転支軸17から上方へ突出している部分とをワイヤー3
0を介して連結してあって、後部カバ一体22が傾倒位
置(第2図実線位置)に附勢保持されているときは摺動
板26も第3図A位′置に附勢保持されており、後部カ
バ一体22が前記傾倒位置から立直位置(第2図鎖線位
置)へとバネ23に抗して変位せしめられると、摺動板
26もバネ29に抗して口方向へと第3図C位置にまで
変位せしめられるようになされている。
転支軸17から上方へ突出している部分とをワイヤー3
0を介して連結してあって、後部カバ一体22が傾倒位
置(第2図実線位置)に附勢保持されているときは摺動
板26も第3図A位′置に附勢保持されており、後部カ
バ一体22が前記傾倒位置から立直位置(第2図鎖線位
置)へとバネ23に抗して変位せしめられると、摺動板
26もバネ29に抗して口方向へと第3図C位置にまで
変位せしめられるようになされている。
次に作用を上記実施例について説明すると、今コンバイ
ン1を走行させて作業を行う場合には、まずエンジン(
図示せず)を作動させて、主クラツチレバ−3を主クラ
ッチ入り位置(第3図A位置)に変位させて主クラッチ
(図示せず)を入り状態とするのであるが、このとき摺
動板26つまり作動爪27は第3図A位置に位置されて
いるから、主クラツナレバー3の操作は何ら妨げられる
ことがない。
ン1を走行させて作業を行う場合には、まずエンジン(
図示せず)を作動させて、主クラツチレバ−3を主クラ
ッチ入り位置(第3図A位置)に変位させて主クラッチ
(図示せず)を入り状態とするのであるが、このとき摺
動板26つまり作動爪27は第3図A位置に位置されて
いるから、主クラツナレバー3の操作は何ら妨げられる
ことがない。
次いで走行うラッチレバー6.7等を操作して走行装置
4.5を駆動させると共に刈取装置(図示せず)等の各
作業部を駆動させて作業を行うのであるが、作業時にお
いて運転操作位置(第1゜2図位置)に立つ作業者Mの
頭上は、上部カバ一体20によってカバーされているか
ら、この上部カバ一体20(及び作業者Mの背後をカバ
ーしている後部カバ一体22)の存在により、にわか雨
等の場合でも作業者Mが濡れたりすることがなく、また
晴天時の場合においても作業者Mには直射日光が当らず
、極めて快適に作業を行いうる。
4.5を駆動させると共に刈取装置(図示せず)等の各
作業部を駆動させて作業を行うのであるが、作業時にお
いて運転操作位置(第1゜2図位置)に立つ作業者Mの
頭上は、上部カバ一体20によってカバーされているか
ら、この上部カバ一体20(及び作業者Mの背後をカバ
ーしている後部カバ一体22)の存在により、にわか雨
等の場合でも作業者Mが濡れたりすることがなく、また
晴天時の場合においても作業者Mには直射日光が当らず
、極めて快適に作業を行いうる。
このように、本考案に係る歩行形コンバインによれば、
天候に左右されることなく常に快適に作業を行いうるの
であるが、更にコンバイン1を建造物等障害物に向って
後退走行させる場合、例えばコンバイン1の格納作業時
において倉庫の壁に可及的に近づけてコンバイン1を格
納スべくコンバイン1を障害物である壁に向って後退走
行させる場合、作業者Mが障害物とコンバイン10機体
との間に強く挾まれて怪我をするといった不測の事故を
未然に防止できるのである。
天候に左右されることなく常に快適に作業を行いうるの
であるが、更にコンバイン1を建造物等障害物に向って
後退走行させる場合、例えばコンバイン1の格納作業時
において倉庫の壁に可及的に近づけてコンバイン1を格
納スべくコンバイン1を障害物である壁に向って後退走
行させる場合、作業者Mが障害物とコンバイン10機体
との間に強く挾まれて怪我をするといった不測の事故を
未然に防止できるのである。
すなわち、作業者Mの背後は鉛直面から若干コンバイン
1の後退方向(イ反対方向)へ傾倒せる後部カバ一体2
2によってカバーされているので、コンバイン1が障害
物に衝突しそうなときには、最初に前記後部カバ一体2
2が障害物に衝突する。
1の後退方向(イ反対方向)へ傾倒せる後部カバ一体2
2によってカバーされているので、コンバイン1が障害
物に衝突しそうなときには、最初に前記後部カバ一体2
2が障害物に衝突する。
衝突後も作業者Mがこれに気付かず走行装置4゜5を停
止させないときは又気付いても迅速に走行停止操作をし
ないときは、コンバイン1はなおも後退走行するから、
後部カバ一体22は回転支軸17回りで第2図実線位置
から鎖線位置方向へバネ23に抗して変位せしめられる
。
止させないときは又気付いても迅速に走行停止操作をし
ないときは、コンバイン1はなおも後退走行するから、
後部カバ一体22は回転支軸17回りで第2図実線位置
から鎖線位置方向へバネ23に抗して変位せしめられる
。
この後部カバ一体22の変位に伴って、ワイヤー30を
介して摺動板26もバネ29に抗して第3図A位置から
第3図C位置方向へ変位せしめられるのであるが、この
とき主クラツチレバ−3下端のピン3aに係合している
作動爪27をして主クラツチレバ−3がバネ11に抗し
てホ方向へど回動変位せしめられる。
介して摺動板26もバネ29に抗して第3図A位置から
第3図C位置方向へ変位せしめられるのであるが、この
とき主クラツチレバ−3下端のピン3aに係合している
作動爪27をして主クラツチレバ−3がバネ11に抗し
てホ方向へど回動変位せしめられる。
そして摺動板26が第3図B位置まで変位されると、主
クラツチレバ−3下端のピン3aと作動爪27との係合
状態が解かれるが、このとき主クラツチレバ−3を附勢
しているバネ11は主クラツチレバ−30回回動点9を
ホ方向に若干越えており、したがって前記ピン3aと作
動爪27の係合状態が解かれても、主クラツチレバ−3
はバネ11により主クラッチ切り位置(第3図C位置)
へと自動的に変位されることになるから、主クラッチ(
図示せず)が切り状態とされ走行装置4゜5′つまりコ
ンバイン1が停止される。
クラツチレバ−3下端のピン3aと作動爪27との係合
状態が解かれるが、このとき主クラツチレバ−3を附勢
しているバネ11は主クラツチレバ−30回回動点9を
ホ方向に若干越えており、したがって前記ピン3aと作
動爪27の係合状態が解かれても、主クラツチレバ−3
はバネ11により主クラッチ切り位置(第3図C位置)
へと自動的に変位されることになるから、主クラッチ(
図示せず)が切り状態とされ走行装置4゜5′つまりコ
ンバイン1が停止される。
ところで、このように、この実施例のものでは、主クラ
ッチは、摺動板26が第3図B位置まで変位せしめられ
たとき、つまり後部カバ一体22が鉛直面に略沿う立直
位置(第2図鎖線位置)へ変位せしめられるまでに切り
状態とされることになるから、仮に主クラッチが切れた
後もコンバイン1がその慣性によって若干後退走行した
としても、後部カバ一体22が前記立直位置以上にイ方
向へと変位することなく、後部カバ一体22及び停止装
置24が破損することがないように工夫されているので
ある。
ッチは、摺動板26が第3図B位置まで変位せしめられ
たとき、つまり後部カバ一体22が鉛直面に略沿う立直
位置(第2図鎖線位置)へ変位せしめられるまでに切り
状態とされることになるから、仮に主クラッチが切れた
後もコンバイン1がその慣性によって若干後退走行した
としても、後部カバ一体22が前記立直位置以上にイ方
向へと変位することなく、後部カバ一体22及び停止装
置24が破損することがないように工夫されているので
ある。
倒れにしても、主クラッチが切れてコンバイン1が停止
されたときには、コンバイン10機体と障害物との間に
作業者Mが挾まれ得ない程度の空間が生じることになり
、作業者Mの安全が確保されるのである。
されたときには、コンバイン10機体と障害物との間に
作業者Mが挾まれ得ない程度の空間が生じることになり
、作業者Mの安全が確保されるのである。
そして作業者Mの両側は開放されているから、そこから
作業者Mが安全に出やことができることは勿論であり、
このときには走行うラッチレバー6.7をして走行装置
4.5を停止させるべく操作しておくことが望ましい。
作業者Mが安全に出やことができることは勿論であり、
このときには走行うラッチレバー6.7をして走行装置
4.5を停止させるべく操作しておくことが望ましい。
このようにしてコンバイン1が停止されたとき、後部カ
バ一体22が前記立直位置又はその近傍位置に位置され
ており、つまり摺動板26つまり作動爪27が第3図C
位置又はその近傍位置(例えば同図B位置)に位置され
ていて、この作動爪27は主クラツチレバ−3下端のピ
ン3aの軌跡T外に位置されているから、作動爪27の
存在によっては主クラツチレバ−3の操作が側ら妨げら
れることがない。
バ一体22が前記立直位置又はその近傍位置に位置され
ており、つまり摺動板26つまり作動爪27が第3図C
位置又はその近傍位置(例えば同図B位置)に位置され
ていて、この作動爪27は主クラツチレバ−3下端のピ
ン3aの軌跡T外に位置されているから、作動爪27の
存在によっては主クラツチレバ−3の操作が側ら妨げら
れることがない。
したがって、コンバイン1を再び前進走行させる場合に
は、主クラツチレバ−3を主クラッチ入り位置(第3図
A位置)にもたらして主クラッチを入り状態とした上、
走行うラッチレバー6.7等を操作してコンバイン1を
前進走行させればよいのであるが、コンバイン10走行
に伴って後部カバ一体22はバネ23により自動的に第
2図実線位置に復帰され、同時に摺動板26も第3図A
位置に復帰されることになる。
は、主クラツチレバ−3を主クラッチ入り位置(第3図
A位置)にもたらして主クラッチを入り状態とした上、
走行うラッチレバー6.7等を操作してコンバイン1を
前進走行させればよいのであるが、コンバイン10走行
に伴って後部カバ一体22はバネ23により自動的に第
2図実線位置に復帰され、同時に摺動板26も第3図A
位置に復帰されることになる。
すなわち、摺動板26が口′方向へ上記位置まで変位さ
れるとき、例えば第3図A位置に位置されているときの
主クラツチレバ−3のピン3aKは作動爪27が相対的
に口方向から衝突することになるが、作動爪27は、こ
れを附勢しているバネ(図示せず)に抗してハ方向へ相
対的に回動せしめられながら(第3図D)、第3図A位
置に前記ピン3aに妨げられることなく変位せしめらる
のである。
れるとき、例えば第3図A位置に位置されているときの
主クラツチレバ−3のピン3aKは作動爪27が相対的
に口方向から衝突することになるが、作動爪27は、こ
れを附勢しているバネ(図示せず)に抗してハ方向へ相
対的に回動せしめられながら(第3図D)、第3図A位
置に前記ピン3aに妨げられることなく変位せしめらる
のである。
したがって、主クラツチレバ−3が、第3図A位置又は
同図C位置の何れの位置にあっても、またこの三位置間
を変位しているときであっても、後部カバ一体22が第
2図実線位置に復帰されると、摺動板26つまり作動爪
27は、必ず自動的に第3図A位置に復帰せしめられて
、上記の如き不測の事態が発生した場合において上記同
様に対処し得るよう備えるものである。
同図C位置の何れの位置にあっても、またこの三位置間
を変位しているときであっても、後部カバ一体22が第
2図実線位置に復帰されると、摺動板26つまり作動爪
27は、必ず自動的に第3図A位置に復帰せしめられて
、上記の如き不測の事態が発生した場合において上記同
様に対処し得るよう備えるものである。
なお、上記実施例において、上部カバ一体20及び後部
カバ一体220カバー19.21は、これを何れも日光
をさえぎるべ(非透明な布製のものとしたが、特に後部
カバ一体220カバー21を、後方を作業者が見通しう
るよう透明なビニル等合成樹脂製のものとしてもよい。
カバ一体220カバー19.21は、これを何れも日光
をさえぎるべ(非透明な布製のものとしたが、特に後部
カバ一体220カバー21を、後方を作業者が見通しう
るよう透明なビニル等合成樹脂製のものとしてもよい。
また、停止操作装置24の構成及び該停止操作装置24
にて作動される走行装置4.5の発停装置(上記実施例
においては主クラッチ)の選定は、上記実施例に限定さ
れるものでないのであって、例えば、上記実施例同様に
構成した停止操作装置24をして、主クラツチレバ−3
と同様構造の走行うラッチレバー6.7の何れもが同時
に走行装置4.5を停止せしめる操作位置に変位せしめ
られるよう構成してもよいのであり、またエンジンその
ものが停止せしめられるよう構成してもよい。
にて作動される走行装置4.5の発停装置(上記実施例
においては主クラッチ)の選定は、上記実施例に限定さ
れるものでないのであって、例えば、上記実施例同様に
構成した停止操作装置24をして、主クラツチレバ−3
と同様構造の走行うラッチレバー6.7の何れもが同時
に走行装置4.5を停止せしめる操作位置に変位せしめ
られるよう構成してもよいのであり、またエンジンその
ものが停止せしめられるよう構成してもよい。
更に、エンジンから走行装置4.5への動力伝達系の適
所であって、走行うラッチレバー6.7にて操作される
走行うラッチよりもエンジン寄りの位置に、既存の走行
装置4.5の発停装置とは別に新たな発停装置例えばク
ラッチを介装し、該クラッチを後部カバ一体22にワイ
ヤー等(停止操作装置24)を介して連結して、コンバ
イン1の前進方向への後部カバ一体22の相対的変位に
より前記クラッチが切り状態とされるよう構成してもよ
い。
所であって、走行うラッチレバー6.7にて操作される
走行うラッチよりもエンジン寄りの位置に、既存の走行
装置4.5の発停装置とは別に新たな発停装置例えばク
ラッチを介装し、該クラッチを後部カバ一体22にワイ
ヤー等(停止操作装置24)を介して連結して、コンバ
イン1の前進方向への後部カバ一体22の相対的変位に
より前記クラッチが切り状態とされるよう構成してもよ
い。
何れにしても、以上の説明からも明らかなように、本考
案の歩行形コンバインは、運転操作位置に立つ作業者の
頭上及び背後を上部カバ一体及び後部カバ一体でもって
カバーしたものであるから、にわか雨とか直射日光等に
よる不快感の発生を防止して、作動者が常に快適に作業
を行いうるといった作業上極めて有利なものである。
案の歩行形コンバインは、運転操作位置に立つ作業者の
頭上及び背後を上部カバ一体及び後部カバ一体でもって
カバーしたものであるから、にわか雨とか直射日光等に
よる不快感の発生を防止して、作動者が常に快適に作業
を行いうるといった作業上極めて有利なものである。
さらに、本考案の歩行形コンバインは、前記後部カバ一
体をコンバインの進行方向に若干量揺動変位可能とする
と共に、コンバインの後退方向に対向する方向への後部
カバ一体の相対的な変位に連動して走行装置が自動的に
停止されるよう構成したものであるから、コンバインを
後退走行させたときにおいて、その後退方向に建造物等
障害物がありこれに作業者が気付かないときであっても
、作業者の背後にある後部カバ一体が障害物に衝突して
変位せしめられることによって自動的にコンバインが停
止され、作業者がコンバインと障害物との間に強く挾ま
れて怪我をするといった不測の事故を未然に防止しうる
ものであり、常に安全に後退走行せしめうるものである
。
体をコンバインの進行方向に若干量揺動変位可能とする
と共に、コンバインの後退方向に対向する方向への後部
カバ一体の相対的な変位に連動して走行装置が自動的に
停止されるよう構成したものであるから、コンバインを
後退走行させたときにおいて、その後退方向に建造物等
障害物がありこれに作業者が気付かないときであっても
、作業者の背後にある後部カバ一体が障害物に衝突して
変位せしめられることによって自動的にコンバインが停
止され、作業者がコンバインと障害物との間に強く挾ま
れて怪我をするといった不測の事故を未然に防止しうる
ものであり、常に安全に後退走行せしめうるものである
。
したがって、本考案の歩行形コンバインによれば、常に
快適に且つ安全に作業を行いうるのである。
快適に且つ安全に作業を行いうるのである。
第1図は本考案に係る歩行形コンバインを示した一部切
欠平面図(断面は第2図のI−I線に沿う)、第2図は
同側面図、第3図は同要部の縦断側面図(断面は第1図
の■−■線に沿う)である。 1・・・・・・歩行形コンバイン、4.5・・・・・・
走行装置、20・・・・・・上部カバ一体、22・・・
・・・後部カバ一体、24・・・・・・停止操作装置、
M・・・・・・作業者。
欠平面図(断面は第2図のI−I線に沿う)、第2図は
同側面図、第3図は同要部の縦断側面図(断面は第1図
の■−■線に沿う)である。 1・・・・・・歩行形コンバイン、4.5・・・・・・
走行装置、20・・・・・・上部カバ一体、22・・・
・・・後部カバ一体、24・・・・・・停止操作装置、
M・・・・・・作業者。
Claims (1)
- 機体の後部適所に、運転操作位置に立つ作業者の頭上を
カバーする上部カバ一体を取付け、該上部カバ一体に、
該カバ一体から垂下して前記作業者の背後をカバーする
後部カバ一体を、コンバインの進行方向に若干量揺動変
位可能に支持し、前記後部カバ一体と走行装置の発停装
置との間に、コンバインの後退方向に対向する方向への
該後部カバ一体の相対的な変位に連動して前記走行装置
を停止させるべく前記発停装置を操作しうる停止操作装
置を介装しであることを特徴とする、歩行形コンバイン
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10970778U JPS5820466Y2 (ja) | 1978-08-10 | 1978-08-10 | 歩行形コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10970778U JPS5820466Y2 (ja) | 1978-08-10 | 1978-08-10 | 歩行形コンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5525578U JPS5525578U (ja) | 1980-02-19 |
JPS5820466Y2 true JPS5820466Y2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=29055907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10970778U Expired JPS5820466Y2 (ja) | 1978-08-10 | 1978-08-10 | 歩行形コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820466Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55133687U (ja) * | 1979-03-13 | 1980-09-22 | ||
JPS5819909Y2 (ja) * | 1979-03-16 | 1983-04-23 | 株式会社パイロット | マイクロホンを有する帽子類 |
JPS5843343Y2 (ja) * | 1979-03-17 | 1983-09-30 | 株式会社パイロット | 振動ピックアップ型イヤ−マイクロホン支持部 |
JP2002145131A (ja) * | 2000-11-08 | 2002-05-22 | Honda Motor Co Ltd | 歩行型作業機の日除け装置 |
-
1978
- 1978-08-10 JP JP10970778U patent/JPS5820466Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5525578U (ja) | 1980-02-19 |
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