JPS58204243A - 鉄筋コンクリ−ト造り建築物の構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多層階建築物の中で最も一般的でありかつ経
済的な構造形式であるところの鉄筋コンクリート造り建
築物の構築方法に関する。

鉄筋コンクリート造シ建築物の躯体は、一般に柱、大梁
、小梁、木版、壁、階段などから構成されており、その
うちの主要構造である大梁、小梁、木版をコンクリート
打設にょシ構築するにあたって、従来では第１３図で示
すように大梁作製用型枠（０６）、小梁作製用型枠（０
７）、床版作製用型枠（０８）を各別に組立て、これら
を端太材（０９）及び林立パイプサボー）　（０１０）
を介して支保させた上で躯体コンクリートを打設する手
段が採られていた。　また、このような型枠支保工に用
いるパイプサポートＨ通常ｊｓ位までのものが実用限界
長であり、５痛を越える階高のものを構築するためには
、サポートの下に仮設ステージを架設する必要があって
、何れにしても大梁、小梁、床版の構築に際して使用す
る資材及び労力が膨大であり、そのための費用及び時間
が全工事費及び全工事期間に占める割合が非常に大きい
０　また、コンクリート打設後で所定の養生期間（通常
Ｖ週間位）が経過するまで型枠、支保工、ステージを解
体することができないこと、更には解体作業完了後にそ
の使用資材を搬出して工事場の片付け、清掃を行なわな
ければ後続の仕上工事等に着手できないこと等も加わっ
て、工期が一段と延長化されるものであった０　加えて
、膨大な資材の搬入搬出、組立分解が高所作業であり、
それだけ危険率が増大する問題も、５つた。

木発ｌ−１１１に、かかる実情に鑑み、省資材化、省力
化による大幅な工期短縮、工費低減、及び施工精度の回
−ヒが図れる鉄筋コンクリート造り建築物の構築方法を
提案する点に目的がある。

上記目的を達成すべく創意工夫された本発明による鉄筋
コンクリート造シ建築物の構築方法の要旨に、鉄筋コン
クリート造り建築物の主要構造である柱、大梁、小梁、
床、版を構築するに、（イ）　柱のみ梁下端まで構築す
る、 （））　プレキャストコンクリート小梁を前記大梁を支
点として架設する、 （判前記大梁及び小梁の上に、床版の一部となルフレキ
ャストコンクリート版又は軽量鋼製床型枠を敷設する、 （ホ）躯体コンクリートを打設する、 の工程を経て構築することにある。

即ち、鉄筋コンクリート造り建築物の主要構造であって
、従来方法においてに使用していた大梁、小梁、床版用
の各型枠およびそれらの支保工、更に階高が大なる場合
のステージ構成材といった工事場円での資材や仮設材の
使用を省略ないしに極減し、併せてそれの搬入搬出や組
立分解作業に盛会な労力、時間の節減、及び高所での危
険作業の削減を図り、かつ、床版上に仮設物が殆んどな
いので、コンクリート打設後、直ちに後続の仕上工事等
に着手することができ、もって、全体として能率施工に
より工期短縮、　　　　　　□工費低減が達成できる。

　しかも、現場施工では煩雑な作業となり易い大梁、小
梁を共にプレキャスト化することと、全体施工自身がシ
ンプルになることとによって、施工精度の著し９回上を
も達成できるに至った。

以下本発明方法の実施例を図面に基づいてその工程順に
詳述する。

（イ）第１図で示すように、柱作製用型枠（１１）内に
柱筋０乃を挿設した状態で前記型枠（１１）内にコンク
リート０均を打設することによシ、鉄筋入り柱ｆｉ＋を
梁下端の高さまで構築する。

（ロ）　第２図で示すように、特殊形状（第７図、第８
図参照）のプレキャストコンクリート大梁（２）を前記
柱（１）及び状況に応じて適当本数立設した仮設支柱（
１つの上にクレーン等を介して建込み架設する。　尚、
仮設支柱（１’）　ｒｉ大梁（２）の自重や後述する小
梁（３）、木版（４）のコンクリート打設時の荷重に耐
応させ得る範囲で可及的に少数のものを用いることが望
ましい。

（ハ）第８図で示すように、プレキャストコンクリート
の小梁（Ｂ）（形状は′ｆ１７図、第８図参照）を前記
プレキャストコンクリート大梁（２）の側面を支点とし
て、クレーン等を使って建込み架設する。　尚、状況に
応じて小梁ｆｉｌｌ下に補強用の仮設支柱を設置しても
良い。

に）第４図で示すように、前記大梁（２）及び小梁（３
）の上に軽量鋼製床型枠（４Ｂ）を敷設する。

尚、この軽量鋼製床型枠（４Ｂ）ｒｉ、第７図、第８図
で明示の如くせき板としてのキーストンプレート（又は
類似の軽量鋼板）（４ｂ□）とそれの下部に並設の軽量
組立トラスからなる仮受梁ｃ＋ｂ＋）　ｌ及び吊金物（
＋ｂｓ）とから構成され、仮受梁Ｃ４ｂｔ）　ｒｉ大梁
（２）と小梁（８）を支点として吊金物（４ｂｓ）によ
り架設され、この仮受梁（４ｂり群と大梁（２）、小梁
（３）の上にキーストンプレー）　（４ｂｘ）を敷き込
む。

（ホ）第５図で示すように、全面に亘って躯体コンクリ
ート（５）を打設することにより、床版（４）、大梁（
２）、小梁（３）、柱（１）が一体化された鉄筋コンク
リート造シ建築物の主要構造を構築する。

第９図乃至第１２図は、前述の（勾玉程において使用し
た前記軽量鋼製床型枠（４Ｂ）に代えて、床版（４）の
下半部となるプレキャストコンクリート版（４Ａ）を前
記大梁（２）及び小梁（３）上に敷設した別実施例を示
し、この場合は床版の一部もプレキャスト化されている
ことから、一層施工精度（特に表面精度）が同上する利
点がある。

【図面の簡単な説明】

図面灯本発明に係る鉄筋コンクリート造シ建築物の構築
方法の実施例を示し、第１図乃至第５図は夫々各構築工
程の概略斜視図、第６図は要部の平面図、第７図、第８
図は第６図■−■線、■−■線での拡大縦断面図、′＠
９図乃至第１２図は別の実施例を示し、第９図は概略斜
視図、第１０図に要部の平面図、第１１図、第１２図に
第１θ図ト１線、罵−■線での拡大縦断面図、第１８図
は従来方法を示す要部の拡大縦断面図である。 ｉｌｌ・・・・・・柱、（２）・・・・・大梁、（３）
・・・・・・小梁、（４）・・・・・・床版、　（４Ａ
）・・・・・・プレキャストコンクリート版又は軽量鋼
製床型枠、（５）・・・・・・躯休コンクリ−トイ代理
人　弁理士、北　肘　　　修

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 鉄筋コンクリート造シ建築物の主要構造である柱（１）
   、大梁（２）、小梁（３）、床版（４）を構築するに、
   げ）　柱＋１１のみ梁下端まで構築する、（ロ）　プレ
   キャストコンクリート大梁（２）を舶記柱（１）又ニ前
   記柱ｉｌ＋及び仮設支柱（１′）の上に架設する、 （ハ）　プレキャストコンクリート小梁（３）を前記大
   梁（２）を支点として架設する、 に）前記大梁（２）及び小梁（３）の上に、床版の一部
   となるプレヤヤストコンクリート版（４Ａ）又は軽量鋼
   製床型枠（４Ｂ）を敷設する、 （ホ）躯体コンクリート（５）を打設する、の工程を経
   て構築することを特徴とする鉄筋コンクリート造り建築
   物の構築方法つ