JPS58203453A - 静電荷像現像用トナ− - Google Patents

静電荷像現像用トナ−

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JPS58203453A
JPS58203453A JP57085686A JP8568682A JPS58203453A JP S58203453 A JPS58203453 A JP S58203453A JP 57085686 A JP57085686 A JP 57085686A JP 8568682 A JP8568682 A JP 8568682A JP S58203453 A JPS58203453 A JP S58203453A
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JP
Japan
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resin
toner
temperature softening
softening
developing
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Pending
Application number
JP57085686A
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English (en)
Inventor
Akizo Shirase
明三 白勢
Hiroyuki Takagiwa
高際 裕幸
Koichi Yamakawa
山川 剛一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS58203453A publication Critical patent/JPS58203453A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真法、静電印刷法、静電記録法などに
おいて形成される静電荷像を現像するだめのトナーに関
するものである。
一般に静電荷像は、バインダー樹脂より成る徽(3) 粒子体中に着色剤などが含有されて成るトナーにより現
像されるが、斯くして得られるトナー像は転写紙などよ
り成るその支持体に定着されることが必要である。斯か
る定着の方法としては種々のものが知られているが、特
に加熱ローラ定着器に代表される接触加熱定着方式は、
熱板定着器などの無接触加熱定着方式に比して熱効率が
高い点で優れておシ、特に高速定着が可能である点で好
ましい。
この接触加熱定着方式においては、トナーのバインダー
樹脂の物性、ランニングスピード、消費電力の大きさ、
像形成装置の保守その他の作業性の観点から、通常15
0〜220℃の温度範囲内で定着が遂行される。そこで
この定着方式に供されるトナーにおいては、定着温度に
おいて確実に定着が達成きれるよう、バインダー樹脂が
低分子量重合体を含有すると共に、接触加熱ローラにト
ナーの一部が付着することによるオフセット現象及び接
触加熱ローラに圧接されている圧接ローラの汚れが生じ
ないよう、当該バインダー樹脂が高分子量重合体を含有
するものであることが好ましいとされている。
このような技術は、例えば特開昭50−134652号
、同54−114245号、同56−89749号、同
56−27156号、同56−16144号などの公報
に開示されている。
即ち、特開昭50−134652号公報には、α、β−
不飽和エチレン系単量体を構成単位として含有し、重量
平均分子量Myと数平均分子量Mnとの比M v/M 
nの値が35〜40である樹脂をバインダー樹脂とする
トナーが開示されておシ、当該バインダー樹脂は高分子
量重合体と低分子量重合体とを含有するものであること
が記載されている。
特開昭54−114245号公報には、分子量が100
0〜4000、ガラス転移点が40〜60℃、温度11
0℃におけるメルトインデックスが50〜200 g/
10分 め低温融解性で高流動性の低分子量重合体と、
ガラス転移点が35〜60℃、重量平均分子量が50万
以上の高分子量重合体とを含有するバインダー樹脂よ構
成るトナーが記載されて(5) いる。
特開昭56−89749号公報KFi、トナーのバイン
ダー樹脂が平均分子量の異なる重合体よ漫成シ、当該重
合体がスチレン成分と、アクリル酸アルキルエステル成
分若しくけメタクリル酸アへキルエステル成分□とを構
成成分とし、平均分子量の大きい高分子量重合体におけ
るアクリA/WIアルキルエステル成分若しくけメタク
リル酸アルキルエステル成分のホモポリマーのガラス転
移点が、平均分子量の小さい低分子量重合体におけるそ
れよシも低いものが記載されている。
□又特開昭56−27156号公報には、バインダー樹
脂が、スチレン成分の含有割合が高い低分子量重合体と
、スチレン成分の含有割合が低い高分子量重合体を含有
するトナーについて記載されている。
特開昭56−16144号公報には、ビニル系重合体よ
F) r F) 、c”pc測定による分子量が10o
O〜8万の領域と、10万〜200万の領域のそれぞれ
に少なくとも1つの極大値をもつ樹脂をバインダ(6) −としたトナーが記載されている。
以上の各公報に記載された技術は、何れもトナーのバイ
ンダー樹脂中に高分子量重合体と低分子量重合体とを含
有せしめ、これによシ主として定着性を確保し、カから
加熱ローラによる定着におけるオフセット現象の発生の
防止を目的とするものである。
しかしながら、トナーを実用に供する観点からは、定着
性及びそれ自体の非オフセット性以外に、製造時に必要
な粉砕が容易に行なわれる粉砕性、現像性、耐ブロッキ
ング性、締シ返し使用における耐久性、摩擦帯電性など
の諸特性が十分であることが要請される。このよう方路
特性を満足させるためには、従来技術におけるように、
トナーのバインダー樹脂が単に高分子量重合体と低分子
量重合体を含有する、ということのみでは不十分である
本発明は以上の如き事情ににいてなされたものであって
、その目的とするところは、十分な定着性を有すると共
に、非オフセット性が大きくてオ(7) 7セツト発生最低濡度(その温度以上でけオフセット現
象が生ずる温度ンが高く、圧接ローラの汚れも生じない
静Na像現像用トナーを提供するにある。
本発明の他の目的は、粉砕性が良好で製造が容易であり
、現像性が優れている静電荷像現像用トナーを提供する
にある。
上記の目的は、バインダー樹脂及び着色剤を含有して成
る静電荷像現像用トナーにおいて、前記バインダー樹脂
が低温軟化性樹脂と高温軟化性樹脂とより成る主成分樹
脂を含有して成句、前記低温軟化性樹脂及び高温軟化性
樹脂は何れも、スチレン系重合体、アクリル系重合体及
びスチレン−アクリル系重合体より成る群から選ばれる
少なくとも1種の重合体であル、前記主成分樹脂のガラ
ス転移点が1点で示され、かつオフセット防止剤を含有
して成る静電荷像現像用トナーによって達成される。
前記主成分樹脂を構成する低温軟化性樹脂は軟化点が8
0〜120℃のもの、又高温軟化性樹脂は軟化点が14
0℃以上、打着しくけ140〜2oo℃のものであり、
低温軟化性樹脂と高温軟化性樹脂との割合は、重量比で
1 : 0.2〜1 m 0.8の範囲内にあることが
好捷しい。ここで前記低温軟化性樹脂の軟化点が120
℃を越える場合、高温軟化性樹脂の軟化点が過度に高い
場合又は低温軟化性樹脂に対する高温軟化性樹脂の割合
が0.8倍を越える場合には、粉砕性が悪くなシ、かつ
軟化点が高くなって定着性が低下し、又前記低温軟化性
樹脂の軟化点が80℃未満である場合、高温軟化性樹脂
の軟化点が140℃未満で°ある場合又は低温軟化性樹
脂に対する高温軟化性樹脂の割合が0.2倍未満である
場合には、トナーの保存時の耐ブロッキング性が低下し
、かつ非オフセット性を十分に得ることができない。
これらの低湿軟化性樹脂及び高温軟化性樹脂は、その何
れのものも、スチレン系重合体、アクリル系重合体及び
スチレ°レーアクリル系重合体のうちの1種又はそれ以
上より成ることが必要であり、こねによってトナー製造
時の粉砕性が得られて所(9) 要粒径のトナーを容易に製造することが可能とがり、併
せて良好な摩擦帯電性と優れた現像性が発揮される。し
かし、前記低温軟化性樹脂と高温軟化性樹脂とが互に同
一種類の重合体よ構成ることは必ずしも必要ではない。
前記スチレン系重合体は、いわゆるスチレン系単量体′
ft重合して得られるものであり、その具体例としては
、スチレン、O−メチルスチレン、m−メチルスチレン
、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチ
ルスチレン、2.4−ジメチルスチレン、p−n−ブチ
ルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−
へキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n
−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p −n
 −ドデシルスチレン、p−メートキシスチレン、p−
フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3P 4−ジ
クロルスチレンなどを挙げることができるが、このうち
スチレンが最も好ましい0 前記アクリル系重合体は、アクリル系単量体を重合し、
て得られるものであシ、その具体例として(10) は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸ステアリル、7りlJル@2−クロルエチル、ア
クリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタ
アクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリ
ル酸プロピル、メタアクリル酸n−ブチル、メタアクリ
ル酸イソブチル、メタアクリル酸n−オクチル、メタア
クリル酸ドデシル、メタアクリル酸ラウリル、メタアク
リル酸2−エチルヘキシル、メタアクリル酸ステアリル
、メタアクリル酸フェニル、メタアクリル酸ジメチルア
ミノエチル、メタアクリル酸ジエチルアミノエチルがど
のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;アク
リロニトリル、メタアクリロニトリル、アクリルアミド
などのアクリル酸若しくけメタアクリル酸誘導体を挙げ
ることができる。
更に前記スチレン−アクリル系重合体は、既述(11) のスチレン系単茄体とアクリル糸単量体とを共重合して
得られるものである。
上述の@温軟化性樹脂及び高温軟化性樹脂よ構成る主成
分樹脂は、実用上、120〜160℃の軟化点を有して
いることが好まLく、これにより、定着を好適な湿度範
囲内で確実に達成することが可能となる。
本発明においては、そのバインダー樹脂の主成1分樹脂
において、その成分たる低温軟化性樹脂と高温軟化性樹
脂とが、いわば分子のレベルで緊密に混合されて事実上
単一種の樹脂となっておシ、低温軟化性樹脂と高温軟化
性樹脂とによるガラス転移点のピークが各々別個に現わ
れるような単なる混合体ではなく、ガラス転移点のピー
クが実質上1つであるような渾然一体的に混在された状
態となっていることが必要である。そしてこのことKよ
ル、各成分樹脂がトナーにおいてその特性を共にしかも
十分に発揮するようになシ、低温軟化性樹脂による定着
性と、高温軟化性樹脂による非オフセット性及び圧接ロ
ーラ汚れの防止効果とを共に得ることができる。この主
成分樹脂のガラス転移点のピークの値は、多少の範囲に
亘る場合もあるが、50℃以上であれば、得られるトナ
ーが耐ブロッキング性の大きいものとなって凝集が生じ
に〈〈なシ、流動性が阻害されないのでこの点からも現
像性が向−卜し、併せて繰り返し使用時の耐久性が向上
する。
ガラス転移点のピークが1つであるような前記主成分樹
脂を得るためには、低温軟化性樹脂及び高温軟化性樹脂
を製造しそれらを共通の溶剤に溶解せしめた後に溶剤を
除去する方法、低温軟化性樹脂及び高温軟化性樹脂の両
者を乳濁重合法によシ製造し、両者のラテックスを混合
する方法、低温軟化性樹脂及び高温軟化性樹脂の一方を
製造し、これを他方の樹脂のための単量体と共に共通の
溶剤に溶解せしめた状態で当該他方の樹脂を重合して製
造する方法5.その他が有効である。
以上説明した主成1樹脂を含有するバインダー樹脂によ
って本発明トナーが構成されるが、バインダー樹脂中に
おける主成分樹脂の割合Fi70重(13) 量%以上である。主成分樹脂と共にバインダー樹脂の構
成に用いられる樹脂の具体例としては、通常この用途に
用いられる樹脂、例えばポリオレフィン樹脂、スチレン
樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂その他を挙げることができる。
本発明トナーは、以上の如きバインダー樹脂中に着色剤
及び必要に応じて加えられる特性改良剤を含有して成シ
、平均粒径5〜30ミクロンの粉粒体とされる。磁性ト
ナーとなす場合には、着色剤と共に、或いは着色剤の代
シに磁性体が含有せしめられる。
本発明において用いられるオフセット防止剤はトナーを
構成するバインダー樹脂よシ低い表面エネルギーを有す
る離型性物質のなかから選ばれる。
本発明トナーに適するオフセット防止剤としては、低軟
化点ポリオレフィン、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、
部分ケン化脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、パラフィンワックス、脂肪酸アミド、多価アルコー
ルエステル、シリコ(14) ンワニス、脂肪族フロロカーボン等を挙げることができ
る。尚斯かるオフセット防止剤は任意の一種又は二種以
上を混合して使用することができる。
前記ポリオレフィンとしては、例えばポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリブテン等の樹脂であってJISK 
2531−1960に規定される環球法で測定したとき
の軟化点が80〜180℃、好ましくけ100〜160
℃のものである。
前記脂肪酸金属塩としては、例えばマレイン酸と亜鉛、
マグネシウム、カルシウム等との金属塩ニステアリン酸
と亜鉛、カドミウム、バリウム、鉛、鉄、ニッケル、コ
バルト、銅、アルミニウム、マグネシウム等との金属塩
;二塩基性ステアリン酸鉛;オレイン酸と亜鉛、マグネ
シウム、鉄、コバルト、銅、鉛、カルシウム等との金属
塩:パルミチン酸とアルミニウム、カルシウム等との金
属塩:カプリル醇鉛:カプロン酸鉛:リノール酸と亜鉛
、コバルト等との金属塩;リシノール酸カルシウム;リ
シルイン酸と亜鉛、カドミウム等との金属塩及びこれら
の混合物等が挙げられる〇(15) 前記脂肪酸エステルとしては、例えばマレイン酸エチル
エステル、マレイン酸ブチルエステル、ステアリン酪メ
チルエステル、ステアリン酸ブチルエステル、パルミチ
ン酸セチルエステル、モンタン酸エチレングリコールエ
ステル等が挙げられるO 前記部分ケン化脂肪酸エステルとしては、例えばモンタ
ン酸エステルのカルシウム部分ケン化物等が挙げられる
前記高級脂肪酸としては、例えばドデカン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、リノール酸、リシノール酸、アラキン酸、ベヘ
ン酸、リグノセリン酸、セラコレイン酸等及びこれらの
混合物を挙けることができる。
前記高級アルコールとしては、例えばドデシルアルコー
ル、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パル
ミチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルア
ルコール、ベヘニルアルコール等を挙げることができる
前記パラフィンワックスとしては、伝えば天然パラフィ
ン、マイクロワックス、合成パラフィン、塩素化炭化水
素等が挙げられる0 前記脂肪酸アミドとしては、例えばステアリン酸アミド
、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、ラウリル酸
アミド、ベヘニン酸アミド、等が挙げられる。
前記多価アルコールエステルとしては、例えばグリセリ
ンステアレート、グリセリンリシルレート、グリセリン
モノベヘネート、ソルビタンモノステアレー)、プロピ
レングリコールモノステアレート、ソルビタントリオレ
ート等が挙げられるO前記シリコンワニスとしては、例
えばメチルシリコンワニス、フェニルシリコンワニス等
が挙ケられる。
前記脂肪族70ロカーボンとしては、例えば四フッ化エ
チレン1.′パ・六フッ化プロピレンの低重合化合物或
いは特開昭53−124428号公報記載の含フツ素界
面活性剤等が挙げられる。
これらのオフセット防止剤の前記バインダーに(17) 対する割合は、通常05〜20重量%であシ、打着しく
け1〜10重量%である。
着色剤としては、カーボンブラック、ニグロシン染料(
C,1,届50415B)、アニリンブルー(C,1,
煮50405)、カルコオイルブルー(C,I。
A azoee Blue 3 ) s りpムイエロ
ー(C,l−A14090)、ウルトラマリンブルー(
C0■。扁77103)、デュポンオイルレッド(C,
I。屋26105)、キノリンイエロー(C,LA 4
7005)、メチレンブルークロライドCC0■。45
2015)、7タロシアニンブルー(C,■、A741
60) 、マラカイトグリーンオフサレート (C,I
。A 42000 )、ランプブラック (C,I。扁
77266)、ローズベンガル(C0■。A 4543
5 ) 、これらの混合物、その他を挙げることができ
る。これら着色剤は、十分な濃度の可視像が形成される
に十分な割合で含有されることが必要であ勺、通常バイ
ンダー樹脂100重量部に対して1〜20重量部重量部
側合とされる。
前記磁性体とし7ては、フェライト、マグネタイ(18
) トを始めとする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を
示す金属若しくは合金又はこれらの元素を含む化合物、
或いl−j強磁性元素を含まないか適当な熱処理を施す
ことによって強磁性を示すようになる合金、例えばマン
ガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫などのマン
ガンと銅とを含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金
、又は二酸化クロム、その他を挙げることができる。こ
れらの磁性体は平均粒径0.1〜1ミクロンの微粉末の
形でバインダー中に均一に分散される。そしてその含有
量は、トナー100重量部当り20〜70重量部、好t
しくFi40〜70重量部である。
前記特性改良剤としては、荷電制御剤、オフセット防止
剤、流動性改善用滑剤その他があるが、本発明トナーは
それ自体においてトナーとして良好な特性を有している
ため、これら特性改良剤の添加が不要となシ、或いは添
加する場合においても少量でよい。
本発明トナーは、鉄粉、ガラスピーズ等よ多酸るキャリ
アと混合されて二成分現像剤とされて静(19) 電荷像の現像に供されるが、キャリアとしては、特にス
チレン−アクリル共重合体等の樹脂によシ被覆した鉄粉
よ多酸るものが好ましく用いられる。
本発明トナーが磁性体を含有するものである場合には、
これを磁性トナーと[てその捷ま現像に供することがで
きる〇 以下本発明の実施例について説明するが、これによシ本
発明が限定されるものではない。
1〕バインダー樹脂の製造 A。スチレンと2−エチルへキシルアクリレートとを重
量比85:15で共重合せしめて得られる軟化点161
’Cの高温軟化性樹脂と、スチレンと2−エチルへキシ
ルアクリレートとを重量比85:15で共重合せしめて
得られる軟化点110℃の低温軟化性樹脂とを、重量比
で40:100となる割合で、メチルエチルケトン中に
完全に溶解せしめ、その後メチルエチルケトンを除法し
て樹脂1を製造した。
又樹脂1の製造方法に準じ、第1表に示す条件で合計4
種の樹脂2〜樹脂5を製造した。
一方、高温軟化性樹脂と低温軟化性樹脂とを混合するた
めに溶剤に溶解する方法によらずに溶融混練法を利用し
、他は第1表に示す条件で合計3種の比較用樹脂1〜比
較用樹脂3を製造した。
以上の樹脂の特性値を共に第1表に示す。
(2シ) 表中、「HRJけ高温軟化性樹脂、「LR,Jは低温軟
化性樹脂、「HR混合比」は低湿軟化性樹脂に対する高
温軟化性樹脂の重量比、rTgJIl’iガラス転移点
、rsPJVi軟化点、r2−El(Ajけ2−エチル
へキシル7クリレート、1−EAJけエチルアクリレー
ト、r MMAJはメチルメタクリレ−)、「n−BM
AJはn−プチルメタクリレー)1 「n−BAJはn
−ブチルアクリレートを表わす。以下同じ。
なお比較樹脂1及び比較樹脂2け各々ガラス転移点のピ
ークが2つあるものであシ、比較樹脂3はI(R混合比
が02より小さいものである。
B。窒素ガスで置換し、た容量201のオートクレーブ
中に第2表に示すモノマーを入れて合計5種のHRのラ
テックス及び合計5種のLRのラテックスを合成した。
即ち、水180部中にアクリル酸エステル類とスチレン
とを合計で100部となる割合で乳化剤ドデシルベンゼ
ンスルホン酸の存在下に分散せしめ、重合開始剤として
過酸化アンモニウム及び連鎖移動剤としてt−ドデシル
メルカプタンを用い、温度80℃で重合せしめた。
斯くシて得られたHRのラテックスとLRのラテックス
とを第2表に示す割合で混合し。
た後、脱水乾燥し5て合計4秒類の樹脂6〜樹脂9を製
造した。
一方HRのラテックス及びLRのラテックスを各々脱水
乾燥1−7で得られた2種の樹脂を溶融混練して比較樹
脂4を製造した。
以上の樹脂の特性値を共に第2表に示す。
(24) (25) なお、各表中の軟化点−1高化式フローテスター(高滓
製作所製)を用い、試料100gを流度80℃から昇温
速度6℃/分で昇温きせ荷重20Kp / ctdを印
加した状態で直径1m、高さ1nのオリフィスより流出
が開始する点と流出が停止したときのプランジャーの降
下Jih (α)を読み取り、b/2(Crl)に相当
するフロー曲線上の点Tを、求める軟化点としたもので
ある。1だガラス転移点は試料について示差走査熱量計
によって次に記す条件で測定される値である。
微粉砕した対象重合体の試料20±5 mgをアルミニ
ウム製のパンに入れ、昇温速度10℃/分として0℃よ
p加熱昇温して、試料のガラス転移による吸収ピークの
外挿開始点の温度をガラス転移点とする。湿度補正は、
インジウムの融点を154℃(IA挿開開始点とするこ
とによ力行なう。
以上のようにして得られた樹脂1〜#脂9及び比較樹脂
1〜比較樹脂40名々をバインダー樹脂として用い、そ
の100部と、オフセット防止剤5部と、カーボンブラ
ック10部とを混合し、ボ(26) 一ルミルによシ24時間分散せしめた後熱ロールにより
混練し、冷却後粉砕して分級L1平均粒径約9μの粉粒
体を分取し、合計9種類の本発明トナー(試料1〜試料
9)と、合計4種類の比較トナー(比較試料1〜比較試
料4)とを得た。壕だオフセット防止剤を除去したほか
は本発明トナーと同様にして合計9種類の比較トナー(
比較試料la〜9m)を得た。
これらのトナーの各4部と平均粒径60μの鉄粉キャリ
ア96部とを混合して現像剤を調製し、その各々を用い
て定着テストを行なった。
定着テストにおいては、通常の電子写真法によ多形成し
た静電荷像をそれら現像剤の各々により現像せしめた後
、得られたトナー像を転写紙上に転写し、表層がテフロ
ン(デュポン社製ポリテトラフルオロエチレン)よ多酸
る加熱ローラと表層がシリコンゴムf”KE−13oo
些。T、V、J(信越化学工業社製)より成る圧着四−
ラとを具えた定着器により、線スピードt−150m今
に設定し、て当該トナー像を定着せしめた後白紙の転写
紙を同様の条件で作動している当該定着器に給送し、こ
の転写#T[)ナー汚れが生ずるが否妙・を観察するこ
とによりオフセット現象が生ずるが否かを調べる操作を
、前記加熱ローラの設定温度を種々に変えて行なった。
そしてオフセット現象が生ずる最低の設定温度即ちオフ
セット発生最低温度Tomを求めた。
また各現像剤によりトナーfIlを形成して定着せしめ
たときの圧接ローラの汚れを観察した。結果を第3表に
示す。
□、5 (28) 第3表 トナー   オフセット防止剤 Tos’r℃)  圧
接6−ラ汚れ試料lPP23o無 2 Wax−OF 225 無 3 PE  230無 4   Siワニス     230       無
5 PPとWax−C235無 6 PP  240無 7 WILX−OF 230無 8PE23o無 g     Siワニス     225      
無比較試料I     PP       155  
  30002    Wax−OP      15
0     25003   ’PE        
135     30004     Siワニス  
   160     40001a        
       200    100002m    
  −19512000 3m     −2058000 4m      −20011000 51″     □      195     90
006a                210  
    9000リ−1nc       1nr\n
n(29) 第3表中、オフセット防止剤の詳細は次の通っである。
rppJ・・・低分子iポリプロピレン「ビスコール6
6(J)PJ(三洋化成社製) 「Wax−OPJ・・・エステル系ワックス「ヘキスト
ワックスOP」(ヘキスト社製) 1−p E 、J・・・低分子量ポリエチレン「ハイワ
ックス」(三井石波社製) 「Siワニス」・・・シリコンゴムス「KR−220J
(信越化学工業社製) 「Wgx −CJ ・・・ビスアミド系ワックス(ヘキ
スト社製) また圧接ローラ汚れについて、「無」は6万回の複写に
よっても汚れが生じなかったことを示し、数値はその回
数の複写によって汚れが生じたことを示す。
第3表の結果から明かなように、本発明によるトナーは
、オフセット発生最低温度が高く、しがも圧接ローラ汚
れが少なく、良好な特性を有するものである。
手続補正書(自発) 昭和57年7月26日 特許庁長官 衾杉和夫 殿 1、事件の表示 昭和 57年    特許師弟85686号2・発明の
名称  静電荷像現像用トナー3、 補正をする者 事件との関係   特許出願人 (;”i   東京都新宿区西新宿1丁目26番2号M
ll“筑銘称)(127)小西六写真工業株式会社4、
代理人 5、 補正命令の日付 1)明細書路25頁第2行中1’−1,00gJを「1
.00cm’Jと訂正する。
329−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)バインダー樹脂及び着色剤を含有して成る静電荷像
    現像用トナーにおいて、前記バインダー樹脂が低温軟化
    性樹脂と高温軟化性樹脂とよシ成る主成分樹脂を含有し
    て成シ、前記低温軟化性樹脂及び高温軟化性樹脂は何れ
    も、スチレン系重合体、アクリル系重合体及びスチレン
    −アクリル系重合体より成る群から選ばれる少なく−と
    も1種の重合体であル、前記主広1分樹脂のガラス転移
    点が1点で示され、かつオフセット防止剤を含有して成
    ることを特徴とする静電荷像現像用トナー。 2)前記主成分樹脂の低温軟化性樹脂の軟化点が80〜
    120℃であり・ 前記主成分樹脂の高温軟化性樹脂の
    軟化点が140℃以上である特許請求の範囲第1項記載
    の静電荷像現像用トナー。 3)前記主成分樹脂における低温軟化性樹脂と高温軟化
    性樹脂との重量割合が1:0.2〜1:0.8である特
    許請求の範囲第1項記載の静電荷像現像用(2) トナー。 4)前記主成分樹脂の軟化点が120〜160℃である
    特許請求の範囲第1項記載の静電荷像現像用トナー。 5)前記主成分樹脂のガラス転移点が50℃以上である
    特許請求の範囲第1項記載の静電荷像現像用トナー。 6)前記オフセット防止剤が、低軟化点ポリオレフィン
    、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、部分ケン化脂肪酸エ
    ステル、高級脂肪酸、高級アルコール、パラフィンワッ
    クス、多価アルコールエステル、脂肪酸アミド、シリコ
    ンワニスおよび脂肪族フロロカーボン化合物よシ成る群
    から選ばれた少なくとも1種、で、5ある特許請求の範
    囲第1項記載の静電荷像現像用トナー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5250382A (en) * 1990-12-25 1993-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Toner for developing electrostatic image, and image fixing method
US5298354A (en) * 1990-01-19 1994-03-29 Canon Kabushiki Kaisha Electrostatic image developing toner and fixing method
US5418102A (en) * 1990-11-29 1995-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Developer for developing electrostatic image, image forming method, toner imager fixing method and image forming apparatus

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