JPS5820254Y2 - 発熱体 - Google Patents
発熱体Info
- Publication number
- JPS5820254Y2 JPS5820254Y2 JP1979035176U JP3517679U JPS5820254Y2 JP S5820254 Y2 JPS5820254 Y2 JP S5820254Y2 JP 1979035176 U JP1979035176 U JP 1979035176U JP 3517679 U JP3517679 U JP 3517679U JP S5820254 Y2 JPS5820254 Y2 JP S5820254Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- pouch
- heating element
- reactant
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は発熱体、特に酸化作用により発熱し、カイロ等
に適する発熱体に関するものである。
に適する発熱体に関するものである。
従来、酸化作用を用いた発熱体として公開実用昭和48
−17991号等が公知である。
−17991号等が公知である。
これは内袋に水を充てんし、この内袋と反応剤とを通気
性を有する外袋に封入し、使用に際し外袋を押圧したり
、ねじったりして内袋を破裂させてその内部の水を反応
剤と混合せしめ、外袋の通気部分を介する空気にもとづ
き酸化を行なわせて発熱するようにしたものである。
性を有する外袋に封入し、使用に際し外袋を押圧したり
、ねじったりして内袋を破裂させてその内部の水を反応
剤と混合せしめ、外袋の通気部分を介する空気にもとづ
き酸化を行なわせて発熱するようにしたものである。
上記外袋としては例えば公開実用昭和51−46151
号で開示するように通気孔を有する非通気性樹脂フィル
ムと不織布等の布材とを2層化した材料が用いられる。
号で開示するように通気孔を有する非通気性樹脂フィル
ムと不織布等の布材とを2層化した材料が用いられる。
しかしながら、従来の発熱体によると使用時内袋が破裂
することに伴ないその衝撃で内部の水分が外袋側に勢い
よく放散され、フィルムの通気孔を介して布材に達し、
この布材を漏らしてしまう欠点を有する。
することに伴ないその衝撃で内部の水分が外袋側に勢い
よく放散され、フィルムの通気孔を介して布材に達し、
この布材を漏らしてしまう欠点を有する。
そこで、水分をシリカゲル等の活性炭に含ませて、反応
時活性炭より水分を放出せしめるようにしたものが提案
されているが、これによると発熱の立上りが遅く、水分
が十分供給されないので所定の温度に達せず、また製造
コストが高くなるという欠点を有する。
時活性炭より水分を放出せしめるようにしたものが提案
されているが、これによると発熱の立上りが遅く、水分
が十分供給されないので所定の温度に達せず、また製造
コストが高くなるという欠点を有する。
本考案の目的は小袋が破裂した際、溶液が激しく放散さ
れないようにして、上記欠点を除去するものであり、以
下実施例を用いて詳細に説明する。
れないようにして、上記欠点を除去するものであり、以
下実施例を用いて詳細に説明する。
第1図、第2図は本考案による発熱体の一実施例を示す
簡略構成図であり、同図において1は通気孔2を有する
樹脂フィルム3と不織布等の布材4とを2層化し、開口
部をヒート・シール5して得た外袋であり、その内部に
は鋳鉄と、2酸化マンガンと、硫酸銅等の反応剤6と、
水溶液供給部7とが収容されている。
簡略構成図であり、同図において1は通気孔2を有する
樹脂フィルム3と不織布等の布材4とを2層化し、開口
部をヒート・シール5して得た外袋であり、その内部に
は鋳鉄と、2酸化マンガンと、硫酸銅等の反応剤6と、
水溶液供給部7とが収容されている。
水溶液供給部7は反応剤6と反応する水単体又は水に塩
化カリウム、塩化第2銅等を加えた水溶液8が充てんさ
れた小袋9と、十分な空間10を残して小袋9を包囲し
、かつ小孔11を有する樹脂フィルムより戊る緩衝袋1
2とより構成される。
化カリウム、塩化第2銅等を加えた水溶液8が充てんさ
れた小袋9と、十分な空間10を残して小袋9を包囲し
、かつ小孔11を有する樹脂フィルムより戊る緩衝袋1
2とより構成される。
このような構成において外袋1を押圧したりねじること
により小袋9が破裂し溶液8が放散されるが、この溶液
8は一旦緩衝袋12に滞留した後に小孔11より流出し
て緩衝袋12より滲み出ることになる。
により小袋9が破裂し溶液8が放散されるが、この溶液
8は一旦緩衝袋12に滞留した後に小孔11より流出し
て緩衝袋12より滲み出ることになる。
ついで外袋1を幾分振ることにより溶液8は反応剤6と
混合され、このようにして外袋1の通気孔2より流入す
る空気と相俟って酸化熱が得られる。
混合され、このようにして外袋1の通気孔2より流入す
る空気と相俟って酸化熱が得られる。
本実施例によれば、外袋1を押圧した際小袋9は特に隅
部13から破れ、ここから溶液が集中的に放散されるの
であるが、この水の勢いは緩衝袋12で緩和され、かつ
小孔11のいたる所から放出するので分散され、このた
め反応剤6に反応し易くなるとともに、外袋1の内壁の
一個所に集中して溶液が供給される恐れがなくなる。
部13から破れ、ここから溶液が集中的に放散されるの
であるが、この水の勢いは緩衝袋12で緩和され、かつ
小孔11のいたる所から放出するので分散され、このた
め反応剤6に反応し易くなるとともに、外袋1の内壁の
一個所に集中して溶液が供給される恐れがなくなる。
したがって、溶液8が通気孔2より流出して布材4を濡
らすという欠点を除去できる。
らすという欠点を除去できる。
第3図、第4図は本考案による発熱体の他の実施例を示
す簡略構成図であり、第1図と同じものは同一符号を用
いている。
す簡略構成図であり、第1図と同じものは同一符号を用
いている。
同図において、外袋1は内層としての樹脂フィルム3と
外層としての布材4とより成り、両者間には布、不織布
、発泡材、吸湿紙等の吸湿材14が介在する。
外層としての布材4とより成り、両者間には布、不織布
、発泡材、吸湿紙等の吸湿材14が介在する。
このように構成すると緩衝袋12の小孔11より流出す
る溶液の一部が通気孔2を透過してもこの溶液8はこの
吸湿材14で吸収されるので、布材4を濡らすという欠
点をさらに抑えることができる。
る溶液の一部が通気孔2を透過してもこの溶液8はこの
吸湿材14で吸収されるので、布材4を濡らすという欠
点をさらに抑えることができる。
第5図は上記吸湿材14を樹脂フィルム3の内側に設け
た場合であり、このように構成しても同様な効果を得る
ことができる。
た場合であり、このように構成しても同様な効果を得る
ことができる。
本実施例において、緩衝袋12は空間10を有するので
あるが、このようにすることにより、小袋9と同時に緩
衝材12が破れるという問題を解消できる。
あるが、このようにすることにより、小袋9と同時に緩
衝材12が破れるという問題を解消できる。
したがって、緩衝袋12は小袋9よりも幾分大きいもの
が好ましい。
が好ましい。
本実施例において、緩衝袋12の材料としては樹脂フィ
ルムに限定されず、吸湿材等を用いてもよい 以上説明したように本考案によれば小袋より放散される
水の勢いを緩和する緩衝材を、小袋の外側に設けたので
、外袋を構成する布材が濡れるという欠点を除去でき、
また必要量の水分を反応剤に供給できるので発熱の立上
りを早くでき、所定温度を維持でき、しかも製造コスト
を低くできる。
ルムに限定されず、吸湿材等を用いてもよい 以上説明したように本考案によれば小袋より放散される
水の勢いを緩和する緩衝材を、小袋の外側に設けたので
、外袋を構成する布材が濡れるという欠点を除去でき、
また必要量の水分を反応剤に供給できるので発熱の立上
りを早くでき、所定温度を維持でき、しかも製造コスト
を低くできる。
第1図、第2図は本考案による発熱体の一実施例を示す
断面図及び平面図、第3図ないし第5図は本考案による
発熱体の他の実施例を示す図である。 1・・・・・・外袋、2・・・・・・通気孔、3・・・
・・・樹脂フィルム、4・・・・・・布材、6・・・・
・・反応剤、7・・・・・・水溶液供給部、8・・・・
・・溶液、9・・・・・・小袋、10・・・・・・空間
、11・・・・・・小孔、12・・・・・・緩衝袋、1
4・・・・・・吸湿材。
断面図及び平面図、第3図ないし第5図は本考案による
発熱体の他の実施例を示す図である。 1・・・・・・外袋、2・・・・・・通気孔、3・・・
・・・樹脂フィルム、4・・・・・・布材、6・・・・
・・反応剤、7・・・・・・水溶液供給部、8・・・・
・・溶液、9・・・・・・小袋、10・・・・・・空間
、11・・・・・・小孔、12・・・・・・緩衝袋、1
4・・・・・・吸湿材。
Claims (1)
- 通気手段を有する外袋と、この外袋の内部に封入される
反応剤及び反応溶液収容小袋とを有する発熱体において
、上記小袋との間で一定の空間10を有して小袋を包囲
し、かつ小孔11を有する樹脂フィルムより成る袋12
を設けたことを特徴とする発熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979035176U JPS5820254Y2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979035176U JPS5820254Y2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 発熱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55137621U JPS55137621U (ja) | 1980-10-01 |
JPS5820254Y2 true JPS5820254Y2 (ja) | 1983-04-26 |
Family
ID=28893945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979035176U Expired JPS5820254Y2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820254Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5820253Y2 (ja) * | 1979-01-17 | 1983-04-26 | 錦明印刷株式会社 | 発熱体 |
-
1979
- 1979-03-20 JP JP1979035176U patent/JPS5820254Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55137621U (ja) | 1980-10-01 |
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