JPH0337626Y2 - - Google Patents

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JPH0337626Y2
JPH0337626Y2 JP1986199559U JP19955986U JPH0337626Y2 JP H0337626 Y2 JPH0337626 Y2 JP H0337626Y2 JP 1986199559 U JP1986199559 U JP 1986199559U JP 19955986 U JP19955986 U JP 19955986U JP H0337626 Y2 JPH0337626 Y2 JP H0337626Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気により酸化発熱する発熱剤を用
いた消臭・芳香具に関する。
〔従来の技術〕
本願出願人は先に実公昭60−10575号公報にお
いて、例えば鉄粉、無機塩類、活性炭等の空気に
触れて発熱する発熱剤を不織布や織布等の通気性
を有するシート材からなる袋に封入し、この袋の
外表面に香料または香料を含む樹脂を塗布、印
刷、含浸等で直接付着させて香料層を形成し、こ
の香料付着発熱剤封入袋を、ガス(空気)不透過
性のフイルムで作られた袋内に密封し、通常状態
での空気との接触を避けるようにした芳香具を提
案した。
この芳香具は使用時において、この外側の密封
袋を破き、内包されている通気性シートで形成さ
れている封入袋を取り出し、空気との酸化反応を
起こさせて芳香具として使用する。
また、本願出願人は特公昭60−30223号公報に
おいて、気密性を有する素材で封入体が形成さ
れ、該封入体の内部が遮蔽材により二分されて2
つの部屋となつており、この2つの部屋の一方に
香料含浸体が収納され、他方の部屋には酸化反応
により発熱する発熱剤が収納され、封入体には各
部屋に対応して開口部が形成され、これらの開口
部が閉塞シールにより覆われている芳香具を提案
した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、実公昭60−10575号公報の芳香具は、
一度開封すると、通気性シートで形成されている
封入袋内の発熱剤が空気中の酸素と反応し、反応
途中でこの反応を制御することができず、発熱剤
の酸化反応が終了するまで発熱反応が行なわれて
しまう。
このため、使用者は、芳香具を短時間使用した
いと欲している場合にも、その意思に反して長時
間に亙り消臭・芳香具を使用することを強いられ
ることとなり、極めて不経済である。
また、特公昭60−30223号公報のものは封入体
の2つの部屋のそれぞれに発熱剤と香料含浸体と
を封入しながら製造するので、製造工程の調節が
比較的難しいという問題がある。また、特公昭60
−30223号公報のものは2つの部屋に香料含浸体
と発熱剤が別々に収納されているので、発熱剤の
熱は遮蔽材を介しての伝導により香料含浸体を暖
めるだけである。従つて、発熱剤の熱を効率良く
使用することができない。しかも、暖める箇所が
遮断材と接触している箇所が主であるので、この
特定箇所の香料のみが先に発散してしまい、その
結果、得ようとする所望の香りと異なつてしまう
ことがある。
また、特公昭60−30223号公報のものは2つの
部屋に香料含浸体と発熱剤が別々に収納し、それ
ぞれの部屋に外部に連通する孔を設けているが、
これらの両部屋の孔は使用時には両方とも外部に
連通して空気が流通する状態としておかなければ
ならない。そのため、この特公昭60−30223号公
報のものは使用時の配置場所或は配置状態が制約
され、取扱い難い点がある。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来の消臭・芳香具に付随す
る問題点を解決して、製造が容易で、しかも消費
者が発熱時間を自在に制御すること、および発熱
剤の熱を効率良く利用することを可能とした消
臭・芳香具を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては、空気中の酸素と反応して発
熱する発熱剤と、該発熱剤を封入しており、通気
性を有するシート材からなる内側袋体と、消臭剤
または芳香剤と、前記内側袋体と前記消臭剤また
は芳香剤との間に入れられた隙間材と、前記内側
袋体、前記隙間材および前記消臭剤または芳香剤
を内包した気密性シート材からなる外側袋体とか
らなり、該外側袋体の一部には開口部が形成さ
れ、気密性シートからなり、片面に感圧接着剤が
塗布されている閉塞シールが貼着、剥離可能に前
記開口部を被覆している消臭・芳香具により上述
した従来の消臭・芳香具に付随する問題点を解決
し、上記の目的を達成する。
〔作用〕
本考案に係る消臭・芳香具は、消臭剤または芳
香剤と、2つの袋体から構成されている。一方の
袋体は、発熱剤を保護するための通気性を有する
内側の袋体であり、他方は外部の空気の取入れ状
態を制御するための気密性シート材からなる外側
の袋体である。
本考案においては、内側の袋体と外部空気の接
触は、外側の袋体に形成された開口部のみを通し
て行われる。そして、この空気の接触を使用者の
意のままに制御するために、気密性シートからな
る閉塞シールが前記開口部を被覆するように繰返
し貼着、剥離可能に設けられている。
すなわち、使用者が本考案の消臭・芳香具を発
熱保温状態にしようと思えば、外側の袋体の開口
部を覆つている閉塞シールを剥離し、開口部を通
して外部空気が袋体の内部に侵入し、内側袋体に
封入された発熱剤と発熱反応をするようにする。
なお、この発熱反応の間、剥離した閉塞シール
は、外側袋体の開口部を形成した箇所以外の箇所
に仮付しておく。このため、閉塞シールの裏面に
は感圧接着剤が塗布されている。
次に、保温が不要になつた際には、仮付してお
いた閉塞シールを仮付箇所から剥がして、外側袋
体の開口部を覆うように外側袋体に貼着する。こ
れにより、外部空気の流入が停止し、発熱剤の発
熱反応は数分後に止まる。
以上のようにして、本考案によれば、外側袋体
上の閉塞シールの貼着、剥離により発熱を制御す
ることができる。
また、本考案においては、発熱剤を収納した内
側袋体と芳香剤(消臭剤)との間に隙間材を入れ
ているので、空気の流通が良くなるとともに、発
熱剤から芳香剤(消臭剤)への直接の熱伝導が防
がれる。発熱剤の熱は気密性の外側袋体の中の空
気を暖め、この暖められた空気の対流により効率
良く芳香剤等を全体的に暖めることができる。そ
して、芳香剤等の全体が暖められるので、特定の
香料成分や特定箇所の香料が先に発散することが
なく、配合された香料成分が同時に発散し、所望
の香りを得ることができる。また、芳香剤や消臭
剤には直接の熱伝導が行われないので、熱による
変質も防止される。
消臭剤または芳香剤は、それら自体が固形のも
のはそのままで、液状のものはスポンジや不織布
等の多孔質体に含浸・乾燥させて、また粉末状の
ものは通気性を有する袋に収納して、前記内側袋
体と一緒に外側袋体の中に封入する。従つて、本
考案の消臭・芳香具は容易に製造できる。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づき本考案を詳
細に説明する。
第1図は本考案の消臭・芳香具の実施例の一側
を断面とした斜視図、第2図は第1図の実施例の
全体を示す斜視図、第3図は第1図の実施例の発
熱保温を開始するために閉塞シールを剥離し始め
た状態を示す斜視図、第4図は第1図の実施例の
使用状態を示す斜視図、第5図および第6図はそ
れぞれ本考案の他の消臭・芳香具の実施例の斜視
図である。
第1図から第4図に示すように、本考案の消
臭・芳香具は、空気中の酸素と反応して発熱する
発熱剤7と、該発熱剤7を封入しており、通気性
を有するシート材からなる内側袋体6と、消臭剤
または芳香剤13と、前記内側袋体6および前記
消臭剤または芳香剤13を内包し気密性シート材
からなる外側袋体1とからなり、該外側袋体1の
一部には開口部3が形成され、気密性シートから
なり、片面に感圧接着剤4が塗布されている閉塞
シール2が貼着、剥離可能に前記開口部3を被覆
している。
第1図に示した実施例においては、粉末状の香
料や消臭剤13が通気性のある袋14に封入され
ている。袋14は発熱剤に面した側がアルミフオ
イル14aで、反対側は通気性のある紙14bお
よびこの紙14bを保護するため孔あき合成樹脂
フイルム14cとからなる。
第1図に示すように、発熱剤を収納した内側袋
体6と香料や消臭剤を収納した袋14との間に隙
間材15が入れられている。この隙間材15は両
袋体6,14の間に隙間を形成するためのもので
あり、例えば、発泡スチロールなどを用いればよ
い。好ましくは、隙間材15の両面に接着剤を塗
布して、その一方の面に袋14を接着剤し、他方
の面に内側袋体6を接着する。このようにする
と、袋14は隙間材15を介して内側袋体6に固
定されることになる。
隙間材15を用いると、袋14と内側袋体との
が密着せず、空気の流通がよくなる。このため発
熱剤の発熱も良く行われ、また袋14内の香料は
気密性の外側袋体の中の暖められた空気の対流に
より全体的に暖められる。
また、袋14を内側袋体6に固定しなくてもよ
いが、固定した場合は製造工程において内側袋体
6と消臭剤または芳香剤13とを一緒に処理でき
るので好都合である。
更に、第1図に示す実施例においては、外側袋
体1と内側袋体6との間に、通気性を有する発泡
スポンジ、不織布、織布、紙等の多孔性シート8
が介在している。このようにすると、多孔質シー
ト8により、内側袋体6の外周面が外側袋体1の
内周面に密着せず、従つて、開口部3から流入し
た外部空気は多孔性シート8を通じて開口部3と
は反対側まで円滑に流入する。この結果、閉塞シ
ール2を剥離後短時間で発熱反応が生じ、また発
熱反応状態が内外側袋体1,6の接触状態に影響
されないので好ましい。
なお、多孔性シート8を介板在させる代りに、
内側袋体6を構成するシートの表面にエンボス加
工を施して凹凸を形成することにより、同様の効
果が得られる。すなわち、内側袋体6の外周面が
外側袋体1の内周面に密着せず、外部空気が流入
が円滑に行われる。
本考案においては、消臭剤または芳香剤は、そ
れら自体が固形のものはそのままで使用してもよ
く、液状のものはスポンジや不織布等の多孔質性
に含浸または塗布してから乾燥して使用してもよ
い。
好ましくは、香料または芳香剤をサイクロデキ
ストリンにより包接して包接化合物とし、これを
粉末状にしたものを用いると、芳香または消臭効
果が長時間持続する。
香料および消臭剤は、その使用目的に合せて適
宜選定することができる。香料としては、例えば
ジヤスミン、ラベンダー、フルーテイー、ムスク
等が利用できる。また、消臭剤としては、例え
ば、茶を20mmHgで乾留して得られる沸点範囲
が180〜200℃にある乾留成分の消臭剤(白井松新
薬株式会社製のフレツシユライマツ)等を用いる
ことができる。
香料または消臭剤13は発熱剤7が酸化反応に
より発熱することにより、揮散する。発熱剤と一
緒であるので、室内に芳香を標わせたり、室内の
匂いを消すだけでなく、本考案の消臭・芳香具を
身に付けて、香料の場合には体を保温しながら芳
香を楽しんだり、また消臭剤の場合には体臭や衣
服の臭を消すことができる。
発熱剤7は本考案の発熱源となるものであり、
空気中の酸素と反応して発熱する組成物であり、
空気の存在下で発熱するものであれば良く、特に
限定されない。
発熱剤7として、一例として、金属粉、例えば
鉄粉、に反応助剤として塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、
硫酸ナトリウム等の金属酸化物を加えることがで
きる。反応助剤として他の化合物を用いてもよ
い。更に、水、および水を吸収する保湿剤とし
て、活性炭、シリカゲル、木粉、リンター、パル
プ、澱粉、アクリル重合体等の添加物が適宜加え
られる。
発熱剤7は、発熱剤7が洩れない程度の大きさ
の目で且つ通気性を有するシート材からなる内側
袋体6に封入される。内側袋体6は、パルプ、
綿、麻等の天然繊維、ナイロン、レーヨン、ビニ
ロン、ポリエステル、アクリル、ポリオレフイン
等の人造繊維、または上記天然繊維と人造繊維の
混合繊維からなる、織布、不織布または紙により
構成されている。
外側袋体1は、外部空気と内側袋体6内の発熱
剤7との接触を遮断しなければならないので、気
密性シート材により構成されている。
外側袋体1を構成する袋体の素材としては、ポ
リエステル、ポリビニルクロライド、アクリル、
ナイロン、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、塩化ビニリデン等の合成樹脂シートま
たはこのような合成樹脂シートとアルミフオイル
等とのラミネート品、更には、前記素材同士の複
合シート等が良好であり、気密性や製袋性を考慮
し、適正な厚みおよび素材を任意に選定する。
外側袋体1の表面には開口部3が形成されてい
る。
開口部3は外部空気が袋内に流入する唯一の箇
所であり、開口部3の数は単数でも複数でもよ
く、その開口面積は内部の発熱剤の量に合せて穴
めればよい。
開口部の形状は、図示のように円形とするほ
か、三角形、正方形、長方形、楕円等任意の形状
とすることができる。
開口部3は、外側袋体1を完全に打抜き形成し
てもよい。別の方法としては、図面に示すよう
に、開口部の形状にミシン目または厚さが薄くな
つた切込みを予め入れておき、閉塞シール2の裏
面に塗布されている感圧接着剤4に貼着すること
により、閉塞シール2を剥離した際に、ミシン目
9または切り込みに囲まれた部分が第3図に示す
ように切離部5として一緒に剥がし取られて開口
部3が形成されるようにしてもよい。
開口部3の形成位置は、外側袋体1の表面のう
ちでできるだけ平坦となつている部分に形成する
ことが好ましく、後述する閉塞シール2の貼着を
容易にするためには外側袋体1の製袋シール部分
の極近傍は避けた方がよい。
閉塞シール2は、裏面に感圧接着剤等の接着剤
4が塗布されており、外側袋体1に繰返し貼着、
剥離自在に貼着される。すなわち、本考案の消
臭・芳香具の使用前または使用開始後に発熱反応
を停止する場合に、閉塞シール2は外側袋体1の
開口部3を覆うように貼着される。これにより、
開口部3を通しての外部空気の外側袋体1内への
流入が遮断される。また、消臭・芳香具の使用時
には、閉塞シール2を剥取り、開口部3を露出さ
せる。このようにすると、開口部3を通して外側
空気が外側袋体1内に流入する。
閉塞シール2は、外側袋体1と同様に気密性を
有する素材で構成し、外側袋体1と同一の素材と
してもよい。また、当然ながら閉塞シール2の大
きさは、外側袋体1に形成される開口部3より大
きくする。
閉塞シール2の裏面に塗布する感圧接着剤4
は、ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の接
着剤を用いることができ、ロールコート等の公知
の方法により塗布する。
以上の構成とした閉塞シール2は、外側袋体1
の開口部3を覆うように貼着して本考案の消臭・
芳香具の発熱反応が起こらない状態に保持した
り、開口部3から剥離して本考案の消臭・芳香具
の発熱反応を起こさせたり、更に再び開口部3を
覆うことにより一旦開始した発熱反応を停止させ
たりすることができる。消臭・芳香具の使用のた
めに剥離した閉塞シール2は、例えば第2図に示
すような箇所や外側袋体1の開口部3とは反対側
の面等のように外側袋体1の開口部3以外の箇所
に貼着しておくと、閉塞シール2を粉失しないの
で便利である。
閉塞シール2は種々の形状とすることができ
る。例えば、第5図に示す閉塞シール2ではその
両端部に取手部10を形成しており、この取手部
10の裏面には感圧接着剤4が塗布されておら
ず、閉塞シール2の貼着時に取手部10は外側袋
体1に貼着されない。
従つて、この取手部10の一方を持つて閉塞シ
ール2を容易に剥離することができる。取手部1
0は第5図に示すように閉塞シール2の両端に形
成してもよく、あるいは一端のみに形成してもよ
い。
更に、第6図に示す実施例においては、上記取
手部10を延長し、その延長部にミシン目等の切
離部11を形成し、この切離部11により区画さ
れた先端部に封縅部12を形成している。封縅部
12の裏面の一部または全部を接着剤または溶着
により外側袋体1に固着して、消臭・芳香具に封
縅機能を付与している。
すなわち、使用者は消臭・芳香具を使用する際
には、切離部11を切離し取手部10を持つて閉
塞シール2を外側袋体1から剥離し、開口部3を
露出させて該開口部3から外部空気を袋体1内に
流入させて発熱反応を起こさせる。この場合に、
切離部11が切離されておらず、封縅部12と取
手部10が繋がつていれば初めて使うことの証が
得られる。一方、切離部11が切離されると、固
着された封縅部12が外側袋体1の上に残るの
で、封縅部12と取手部10が離されており既に
使用されたものであることが一目瞭然に分る。
〔考案の効果〕
本考案の発熱剤入り保温具にあつては、一度開
封した後も、閉塞シールにより外側袋体に形成し
た開口部を覆うことにより、通気性シートで形成
されている封入袋内の発熱剤と空気中の酸素との
反応を停止することができ、使用者は、発熱時間
を自在に制御することができる。従つて、消臭・
芳香具を短時間使用したいと欲している場合に
は、閉塞シールを貼着することにより、所望の時
間だけ消臭・芳香具を使用することができ、極め
て経済的である。
本考案によれば、1つの気密性の袋(外側袋
体)の中に芳香剤(消臭剤)と発熱剤とが一緒に
収納され、この1つの気密性の袋に外部と連通す
る開口部が設けられており、使用時にはこの開口
部が開放されて、開口部から空気が流入すると共
に、芳香が発散される。従つて、本考案の消臭・
芳香具は使用時には前記開口部を塞がないように
置くだけでよいので、配置場所や配置状態を自由
に決められる。
また、本考案の消臭・芳香具は簡単に製造でき
るので、安価に提供できる。
更に、本考案によれば、発熱剤を収納した内側
袋体と芳香剤(消臭剤)との間に隙間材を入れて
いるので、内側袋体と芳香剤とが密着せず、空気
の流通がよくなり、発熱剤の酸化反応が起こりや
すい。発熱剤の熱は気密性の外側袋体の中の空気
を暖め、この暖められた空気の対流により効率良
く芳香剤等を全体的に暖めることができる。そし
て、芳香剤等は主に暖められた空気により全体的
に暖められるので、特定の香料成分や特定箇所の
香料が先に発散することがなく、配合された香料
成分が同時に発散し、所望の香りを得ることがで
きる。
また、隙間材により発熱剤から芳香剤への直接
の熱伝導を防いでいるので、熱による変質も防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の消臭・芳香具の実施例の一側
を断面とした斜視図、第2図は第1図の実施例の
全体を示す斜視図、第3図は第1図の実施例の発
熱保温を開始するために閉塞シールを剥離し始め
た状態を示す斜視図、第4図は第1図の実施例の
使用状態を示す斜視図、第5図および第6図はそ
れぞれ本考案の他の消臭・芳香具の実施例の斜視
図である。 1……外側袋体、2……閉塞シール、3……開
口部、4……感圧接着剤、6……内側袋体、7…
…発熱剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 空気中の酸素と反応して発熱する発熱剤と、
    該発熱剤を封入しており、通気性を有するシー
    ト材からなる内側袋体と、消臭剤または芳香剤
    と、前記内側袋体と前記消臭剤または芳香剤と
    の間に入れられた隙間材と、前記内側袋体、前
    記隙間材および前記消臭剤または芳香剤を内包
    した気密性シート材からなる外側袋体とからな
    り、該外側袋体の一部には開口部が形成され、
    気密性シートからなり、片面に感圧接着剤が塗
    布されている閉塞シールが貼着、剥離可能に前
    記開口部を被覆していることを特徴とする消
    臭・芳香具。 2 消臭剤または芳香剤が粉末状で、袋体に封入
    され、該袋体の少なくとも一部が通気性を有し
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の消
    臭・芳香具。
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