JP3212706U - 瞬間ウェットおしぼりおよびタオル - Google Patents

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Abstract

【課題】おしぼり用のタオルを袋に密封した状態で長期間保管ができ、瞬間的に水で湿潤したおしぼりを準備することができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルを提供する。【解決手段】水14を収納した水供給体13と、乾燥タオル12と、水供給体13および乾燥タオル12を収納するタオル収納体11とを備え、使用する際に、水供給体13のみを破壊させることによって乾燥タオル12に水を吸着させて湿潤タオルを形成し、タオル収納体11から湿潤タオルを取り出す。【選択図】図1

Description

本考案は、瞬間ウェットおしぼりおよびタオルに関するものであって、おしぼりとして使用する直前に乾燥タオルを水で湿潤させ、湿潤タオルを加温させ、あるいは湿潤タオルを冷却することが可能な瞬間ウェットおしぼりおよびタオルを提供するものである。
おしぼりは、タオルなどの布片を水に浸して絞り、適度に湿潤させたものとすることで、食事前や食事中などに食卓において手を拭くのに便利なように供したものである。
従来、おしぼりは、湿潤したタオルを巻くか畳むなどして細長く成形し、ビニール、ナイロン等の袋に密封した状態で提供されることが多かった。
また、湿潤したタオルを袋で密封した上で、冷蔵庫等でこれを冷やし、冷たいおしぼりを提供したり、あるいはおしぼり加熱器等でこれを温め、温かいおしぼりを提供することも行われている。
また、携帯に便利で、短時間で昇温して使用可能となり、複数枚のウェットタオルを連続使用する場合であっても簡便に使用することができ、かつ使用中も常に適温に保持することができるホットウェットタオルを提供するために、以下のようなホットウェットタオルがある。(特許文献1参照)
すなわち、粉末状又はシート状の鉄系発熱剤を包材に充填し、かつウェットタオルと密着する面が柔軟性水遮蔽シート、密着しない面が柔軟性通気シートで形成されている発熱体に、1枚又は複数枚のウェットタオルを接着又は半接着させておき、発熱体とウェットタオルとを密着した状態で使用するホットウェットタオルである。
しかし、このようなホットウェットタオルでは、水で湿潤したタオルを予め袋(外装袋)内に封入しておく必要があった。 ところが、水で湿潤したタオルを長時間袋内に封入しておくと、湿潤したタオルに雑菌が繁殖するため、異臭がしたり、衛生面で問題があることから、湿潤したタオルを袋に封入した後長時間にわたって保管しておくことができなかった。
特許文献1: 特開平11−332780
本考案は、かかる観点に鑑みなされたものであり、おしぼり用のタオルを袋に密封した状態で長期間保管ができ、瞬間的に水で湿潤したおしぼりを準備することができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルを提供することを課題とするものである。
また、本考案は、長期間保管のできる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、瞬間的に水で湿潤させ、かつ適切な温度に加熱したおしぼりを準備することができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルを提供することを課題とするものである。
更に、本考案は、長期間保管のできる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、瞬間的に水で湿潤させ、かつ適切な温度に冷却したおしぼりを準備することができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本考案の第1の観点にかかる考案では、
水を収納した水供給体と、
乾燥タオルと、
水供給体および乾燥タオルを収納するタオル収納体とを備え、
使用する際に、水供給体のみを破壊させることによって乾燥タオルに水を吸着させて湿潤タオルを形成し、タオル収納体から当該湿潤タオルを取り出せることができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルとした。
また、本考案の第2の観点にかかる考案では、
水を収納した第1の水供給体、並びに乾燥タオルとを収納したタオル収納体と、
水を収納した第2の水供給体、並びに生石灰系発熱剤とを収納した発熱体と、からなる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、
タオル収納体と発熱体とは互いに接触して配置され、
使用する際に、第1の水供給体および第2の水供給体のみを破壊させることによって乾燥タオルに水を吸着させて湿潤タオルを形成すると共に、発熱体からの発熱によって湿潤タオルを加熱した後、タオル収納体から当該湿潤タオルを取り出せることができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルとした。
また、本考案の第3の観点にかかる考案では、
水を収納した水供給体、並びに乾燥タオルとを収納したタオル収納体と、
外側を酸素不透過性包袋で覆った通気性包袋の内部に収納された鉄系発熱剤を含む発熱体と、からなる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、
タオル収納体と発熱体とは互いに接触して配置され、
使用する際に、水供給体および酸素不透過性包袋のみを破壊させることによって乾燥タオルに水を吸着させて湿潤タオルを形成すると共に、発熱体からの発熱によって湿潤タオルを加熱した後、タオル収納体から当該湿潤タオルを取り出せることができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルとした。
また、本考案の第4の観点にかかる考案では、
水を収納した第1の水供給体、並びに乾燥タオルとを収納したタオル収納体と、
水を収納した第2の水供給体、並びに吸熱剤とを収納した吸熱体と、からなる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、
タオル収納体と吸熱体とは互いに接触して配置され、
使用する際に、第1の水供給体および第2の水供給体のみを破壊させることによって乾燥タオルに水を吸着させて湿潤タオルを形成すると共に、吸熱体からの吸熱によって湿潤タオルを冷却した後、タオル収納体から当該湿潤タオルを取り出せることができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルとした。
上述した考案の構成としたことにより、おしぼり用のタオルを袋に密封した状態で長期間保管ができ、瞬間的に水で湿潤したおしぼりを準備することができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルを提供することが可能となった。
また、長期間保管のできる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、瞬間的に水で湿潤させ、かつ適切な温度に加熱したおしぼりを準備することができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルを提供することが可能となった。
更に、長期間保管のできる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、瞬間的に水で湿潤させ、かつ適切な温度に冷却したおしぼりを準備することができる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルを提供することが可能となった。
図1は、本考案の第1の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルの正面図および断面図を示したものである。 図2は、本考案の第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルの正面図および断面図を示したものである。 図3は、本考案の第3の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルの正面図および断面図を示したものである。 図4は、本考案の第4の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルの正面図および断面図を示したものである。
まず、図1に基づき、本考案の第1の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル10について説明する。
第1の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル10は、水14を収納した水供給体13と、乾燥タオル12と、水供給体13並びに乾燥タオル12を収納するタオル収納体11とから構成されている。
水供給体13は、ポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィルムからなり、水不透過特性を有するものである。 水供給体13は密閉され、内部に水を保持することが可能となっている。
この水供給体13は、ある程度大きな外力を加えることによって、合成樹脂フィルムが裂開したり、重ねられて接合したシーリング部分が引き剥がされたりして内部の水14が水供給体13の外部へ放出されるようにするために、トリガーとなるノッチ部や、接合部分が予め設けられている。
なお、このトリガーとなるノッチ部や、接合部分は、通常の取扱い時において外部から作用する力では、裂開したり、シーリング部分が引き剥がされたりすることがない程度の強度を有している。
水供給体13の内部に収納される水14は、直接水供給体13の内部に収納するようにしても良いし、吸水性素材に水14を予め含浸させ、水14を含浸させた吸水性素材を水供給体13の中に収納するようにしても良い。
このような吸水性素材としてスポンジや繊維、あるいは吸水性ポリマー等を使用することができる。
本実施形態で使用される乾燥タオル12は、一般にタオルとよばれている布地、すなわち吸水性や肌触りを良くするため、表面にループ状の細かい糸が飛び出している布地のものの他、起毛部分を減らした手ぬぐいのような布地のもの、あるいはペーパータオルと呼ばれるような紙製の素材を含むものである。
この乾燥タオル12は、一重、あるいは複層に折りたたんだ状態で、かつ水供給体13に隣接した状態でタオル収納体11の中に収納されている。 あるいは、乾燥タオル12を複層とし、複層の乾燥タオル12の内側に水供給体13を挟み込むようにして配置するようにしても良い。
タオル収納体11は、水供給体13と同様に、ポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィルムからなり、水不透過特性を有するものである。 ただし、水供給体13の内部の水14が水供給体13の外部へ放出されるようにするために、タオル収納体11の外部から水供給体13にある程度大きな力が加えられた場合であっても、タオル収納体11が破れたりすることのない強度を有している。
また、タオル収納体11には、内部から湿潤タオルを取り出すためにタオル収納体11を簡単に開封するためのシール部あるいは合成樹脂フィルムを簡単に裂開するためのノッチ部が設けられている。
瞬間ウェットおしぼりおよびタオル10を使用するときには、まず外部から瞬間ウェットおしぼりおよびタオル10にある程度の力(例えば、圧縮、引張、あるいはねじりによる力)を作用させて、水供給体13の合成樹脂フィルムを裂開させたり、あるいは接合したシーリング部分を引き剥がして内部の水14を水供給体13の外部へ放出させる。
水供給体13から放出された水14は、隣接して配置された乾燥タオル12に接触し毛細管作用により乾燥タオル12の内部まで浸透し、乾燥タオル12は水14で湿潤された湿潤タオルとなる。
その後、タオル収納体11を開封し、湿潤タオルは、タオル収納体11から取り出され、おしぼりとして使用される。
なお、図1に示す第1の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル10は、平板状に広げた状態で示してあるが、タオル収納体11を何層かに折りたたんだ状態にしたり、あるいは巻き上げてロール状にしても良い。
次に、図2に基づき、本考案の第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20について説明する。
第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20は、水24を収納した第1の水供給体23と、乾燥タオル22と、第1の水供給体23並びに乾燥タオル22を収納するタオル収納体21とを備えている。
第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20は、更に、水24を収納した第2の水供給体26と、生石灰系発熱剤27と、第2の水供給体26並びに生石灰系発熱剤27を収納した発熱体25とを備えている。
そしてタオル収納体21と発熱体25は互いに隣接して配置されているが、タオル収納体21と発熱体25を接着剤によって互いに接着しておいても良い。
第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20の水24、第1の水供給体23、乾燥タオル22、タオル収納体21と、第1の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル10の水14、水供給体13、乾燥タオル12、タオル収納体11とは、それぞれ同一であるため、ここでは説明を省略する。
また、第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20の第2の水供給体26は、第1の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル10の水供給体13と同一であるため、ここでは説明を省略する。
生石灰系発熱剤27は、生石灰粉末または生石灰粉末とアルミニュウム粉末との混合粉末からなり、発熱体25の内部であって、第2の水供給体26に隣接して配置されている。 粉末状の生石灰系発熱剤27は、直接発熱体25の中に収納しても良いし、不織布等で作られた透水性の包袋に一旦収納し、その状態で発熱体25の中に収納するようにしても良い。 また、生石灰系発熱剤27におけるアルミニュウム粉末の混合比は特に限定されるものではない。
発熱体25は、ポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィルムからなり、水不透過特性を有するものである。 また、第2の水供給体26の内部の水24が第2の水供給体26の外部へ放出されるようにするために、発熱体25の外部から第2の水供給体26にある程度大きな力が加えられた場合であっても、発熱体25が破れたりすることのない強度を有している。
なお、生石灰系発熱剤27と水24が反応する際にガスが発生するが、発熱体25には、このガスのみを外部へ逃がすための通気部を設けておくようにしても良い。
この瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20を使用するときには、まず外部から瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20にある程度の力(例えば、圧縮、引張、あるいはねじりによる力)を作用させて、第1の水供給体23および第2の水供給体26の合成樹脂フィルムを裂開させたり、あるいは接合したシーリング部分を引き剥がして内部の水24を第1および第2の水供給体23、26の外部へ放出させる。
第1の水供給体23から放出された水24は、隣接して配置された乾燥タオル22に接触し毛細管作用により乾燥タオル22の内部まで浸透し、乾燥タオル22は水24で湿潤された湿潤タオルとなる。
同時に、第2の水供給体26から放出された水24は、隣接して配置された生石灰系発熱剤27に接触し、発熱反応をおこす。 水24と生石灰系発熱剤27との発熱反応の熱は、発熱体25からタオル収納体21へ伝わり、タオル収納体21の内部に収納された湿潤タオルを温めるようになっている。
ここで、発熱体25に収納される生石灰系発熱剤27の量を調節することにより、湿潤タオルを適切な温度に加温することが可能となる。
湿潤タオルが適切な温度に加温された後、タオル収納体21を開封し、ホットな湿潤タオルは、タオル収納体21から取り出され、おしぼりとして使用される。
なお、図2に示す第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20は、平板状に広げた状態で示してあるが、タオル収納体21と発熱体25を重ね合わせた上で、何層かに折りたたんだ状態にしたり、あるいは巻き上げてロール状にしても良い。
次に、図3に基づき、本考案の第3の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル30について説明する。
第3の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル30は、水34を収納した水供給体33と、乾燥タオル32と、水供給体33並びに乾燥タオル32を収納するタオル収納体31とを備えている。
第3の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル30は、更に、外側を酸素不透過性包袋38で覆った通気性包袋39の内部に収納された鉄系発熱剤37を含む発熱体35とを備えている。
そしてタオル収納体31と発熱体35は互いに隣接して配置されているが、タオル収納体31と発熱体35を接着剤によって互いに接着しておいても良い。
第3の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル30の水34、水供給体33、乾燥タオル32、タオル収納体31と、第1の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル10の水14、水供給体13、乾燥タオル12、タオル収納体11とは、それぞれ同一であるため、ここでは説明を省略する。
発熱体35の中に収納される鉄系発熱剤37としては、鉄粉または鉄粉にアルミニュウム粉末、水分、塩化ナトリュウム、活性炭、水分保持剤等を添加したものが使用される。 このよう鉄系発熱剤37を、不織布等からできた通気性包袋39の中に収納し、更にその外側を合成樹脂フィルム等の酸素不透過性包袋38で覆うことによって発熱体35が構成されている。 なお、鉄系発熱剤37の配合比は特に限定されるものではない。
ここで、酸素不透過性包袋38は、ある程度大きな外力を加えることによって、酸素不透過性包袋38の合成樹脂フィルムが裂開したり、重ねられて接合したシーリング部分が引き剥がされたりして外気が通気性包袋39を通して鉄系発熱剤37と接触するようにするために、トリガーとなるノッチ部や、接合部分が予め設けられている。
この瞬間ウェットおしぼりおよびタオル30を使用するときには、まず外部から瞬間ウェットおしぼりおよびタオル30にある程度の力(例えば、圧縮、引張、あるいはねじりによる力)を作用させて、水供給体33および酸素不透過性包袋38の合成樹脂フィルムを裂開させたり、あるいは接合したシーリング部分を引き剥がして内部の水34を水供給体33の外部へ放出させると共に、外気が通気性包袋39を通して鉄系発熱剤37と接触させる。
水供給体33から放出された水34は、隣接して配置された乾燥タオル32に接触し毛細管作用により乾燥タオル32の内部まで浸透し、乾燥タオル32は水34で湿潤された湿潤タオルとなる。
同時に、外気が通気性包袋39を通して鉄系発熱剤37と接触することによって、大気中の酸素と鉄系発熱剤37が発熱反応を起こすようになっている。
大気中の酸素と鉄系発熱剤37との発熱反応の熱は、発熱体35からタオル収納体31へ伝わり、タオル収納体31の内部に収納された湿潤タオルを温めるようになっている。
ここで、発熱体35に収納される鉄系発熱剤37の量を調節することにより、湿潤タオルを適切な温度に加温することが可能となる。
湿潤タオルが適切な温度に加温された後、タオル収納体31を開封し、ホットな湿潤タオルは、タオル収納体31から取り出され、おしぼりとして使用される。
なお、図3に示す第3の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル30は、平板状に広げた状態で示してあるが、タオル収納体31と発熱体35を重ね合わせた上で、何層かに折りたたんだ状態にしたり、あるいは巻き上げてロール状にしても良い。
次に、図4に基づき、本考案の第4の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル40について説明する。
第4の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル40は、水44を収納した第1の水供給体43と、乾燥タオル42と、第1の水供給体43並びに乾燥タオル42を収納するタオル収納体41とを備えている。
第4の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル40は、更に、水44を収納した第2の水供給体46と、吸熱剤47と、第2の水供給体46並びに吸熱剤47を収納した吸熱体45とを備えている。
そしてタオル収納体41と吸熱体45は互いに隣接して配置されているが、タオル収納体41と吸熱体45を接着剤によって互いに接着しておいても良い。
第4の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル40の水44、第1の水供給体43、乾燥タオル42、タオル収納体41と、第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20の水24、第1の水供給体23、乾燥タオル22、タオル収納体21とは、それぞれ同一であるため、ここでは説明を省略する。
また、第4の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル40の第2の水供給体46は、第2の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル20の第2の水供給体26と同一であるため、ここでは説明を省略する。
吸熱剤47は、尿素粉末、硝酸アンモニウム粉末、あるいは尿素粉末と硝酸アンモニウム粉末の混合物からなり、吸熱体45の内部であって、第2の水供給体46に隣接して配置されている。 粉末状の尿素、硝酸アンモニウム、あるいは尿素と硝酸アンモニウムの混合物(吸熱剤47)は、直接吸熱体45の中に収納しても良いし、不織布等で作られた透水性の包袋に一旦収納し、その状態で吸熱体45の中に収納するようにしても良い。 また、吸熱剤47における尿素と硝酸アンモニウム粉末の混合比は特に限定されるものではない。
吸熱体45は、ポリエチレンフィルム等の合成樹脂フィルムからなり、水不透過特性を有するものである。 また、第2の水供給体46の内部の水44が第2の水供給体46の外部へ放出されるようにするために、吸熱体45の外部から第2の水供給体46にある程度大きな力が加えられた場合であっても、発熱体25が破れたりすることのない強度を有している。
この瞬間ウェットおしぼりおよびタオル40を使用するときには、まず外部から瞬間ウェットおしぼりおよびタオル40にある程度の力(例えば、圧縮、引張、あるいはねじりによる力)を作用させて、第1の水供給体43および第2の水供給体46の合成樹脂フィルムを裂開させたり、あるいは接合したシーリング部分を引き剥がして内部の水44を第1および第2の水供給体43、46の外部へ放出させる。
第1の水供給体43から放出された水44は、隣接して配置された乾燥タオル42に接触し毛細管作用により乾燥タオル42の内部まで浸透し、乾燥タオル42は水44で湿潤された湿潤タオルとなる。
同時に、第2の水供給体46から放出された水44は、隣接して配置された吸熱剤47に接触し、吸熱反応をおこす。 水44と吸熱剤47との吸熱反応により、タオル収納体41から吸熱体45へ熱が逃げ、タオル収納体41の内部に収納された湿潤タオルを冷やすようになっている。
ここで、吸熱体45に収納される吸熱剤47の量を調節することにより、湿潤タオルを適切な温度に冷却することが可能となる。
湿潤タオルが適切な温度に冷却された後、タオル収納体41を開封し、冷えた湿潤タオルは、タオル収納体41から取り出され、おしぼりとして使用される。
なお、図4に示す第4の実施形態にかかる瞬間ウェットおしぼりおよびタオル40は、平板状に広げた状態で示してあるが、タオル収納体41と吸熱体45を重ね合わせた上で、何層かに折りたたんだ状態にしたり、あるいは巻き上げてロール状にしても良い。
10、20、30、40 瞬間ウェットおしぼりおよびタオル
11、21、31、41 タオル収納体
12、22、32、42 乾燥タオル
13、33 水供給体
14、24、34、44 水
23、43 第1の水供給体
25、35 発熱体
26、46 第2の水供給体
27 生石灰系発熱剤
37 鉄系発熱剤
38 酸素不透過性包袋
39 通気性包袋
45 吸熱体
47 吸熱剤

Claims (4)

  1. 水を収納した水供給体と、
    乾燥タオルと、
    水供給体および乾燥タオルを収納するタオル収納体とを備え、
    使用する際に、水供給体のみを破壊させることによって乾燥タオルに水を吸着させて湿潤タオルを形成し、タオル収納体から当該湿潤タオルを取り出せることを特徴とする瞬間ウェットおしぼりおよびタオル。
  2. 水を収納した第1の水供給体、並びに乾燥タオルとを収納したタオル収納体と、
    水を収納した第2の水供給体、並びに生石灰系発熱剤とを収納した発熱体と、からなる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、
    タオル収納体と発熱体とは互いに接触して配置され、
    使用する際に、第1の水供給体および第2の水供給体のみを破壊させることによって乾燥タオルに水を吸着させて湿潤タオルを形成すると共に、発熱体からの発熱によって湿潤タオルを加熱した後、タオル収納体から当該湿潤タオルを取り出せることを特徴とする瞬間ウェットおしぼりおよびタオル。
  3. 水を収納した水供給体、並びに乾燥タオルとを収納したタオル収納体と、
    外側を酸素不透過性包袋で覆った通気性包袋の内部に収納された鉄系発熱剤を含む発熱体と、からなる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、
    タオル収納体と発熱体とは互いに接触して配置され、
    使用する際に、水供給体および酸素不透過性包袋のみを破壊させることによって乾燥タオルに水を吸着させて湿潤タオルを形成すると共に、発熱体からの発熱によって湿潤タオルを加熱した後、タオル収納体から当該湿潤タオルを取り出せることを特徴とする瞬間ウェットおしぼりおよびタオル。
  4. 水を収納した第1の水供給体と乾燥タオルとを収納したタオル収納体と、
    水を収納した第2の水供給体と吸熱剤とを収納した吸熱体と、からなる瞬間ウェットおしぼりおよびタオルであって、
    タオル収納体と吸熱体とは互いに接触して配置され、
    使用する際に、第1の水供給体および第2の水供給体のみを破壊させることによって乾燥タオルに水を吸着させて湿潤タオルを形成すると共に、吸熱体からの吸熱によって湿潤タオルを冷却した後、タオル収納体から当該湿潤タオルを取り出せることを特徴とする瞬間ウェットおしぼりおよびタオル。
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