JPS5819849Y2 - 空中線の取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は移動体に設置される空中線の取付構造に関する
ものである。

従来空中線の取付構造においては、その代表的な実施例
を第１図の側視図に示すように、フレーム１２がオサエ
イタ１３および固定ネジ１４で移動体に固定され、前記
フレーム１２と空中線との接続コネクタの受は金具１５
が固定ネジ１６で任意な角度で固定されるというもので
あった。

従って空中線が取り付けられる移動体と一軸方向しか角
度調整ができないために、移動体のあらゆる形状への取
り付け〜および軸と直角方向での外的障害に対して配慮
されないという欠点を倚していた。

本考案は上述のような欠点を排除するために、移動体に
固定ネジＡによって収り付ゆられるクランプと固定ネジ
Ｂを介して取り付けられるフレームが、取り付は軸と直
角方向に任意な角度に固定され〜さらに空中線との接続
コネクタおよびケーブルを収容するケースとカバーが、
廻り屯め片および固定ネジＣを介して前記フレームに平
行な方向で任意な角度に固定できるようにした空中線の
取付構造を供するものである。

次に本考案を図面により説明すると、移動体に固定ネジ
Ａにより固定するクランプ１、固定ネジＢの軸と直角方
向に回転可能なフレーム２１空中線との接続コネクタ３
およびケーブル４を収容スるケース５とカバー６、前記
フレーム２と前記ケース５が固定ネジＣを軸に回転する
ためのスペーサＴとスプリング８＼キヤツプ９および任
意な角度に固定するための廻り屯め片１０．１１により
構成される。

本考案は上述の如き構成を倚するため、固定ネジＢを緩
めることによりクランプ１とフレーム２が回転可能にな
り、任意の角度に固定され固定ネジＣを緩めることによ
りスプリング８にて前記固定ネジＣが軸方向に押し上げ
られて、廻り止め片１０と廻り止め片１１の噛み合せが
解除されて前記フレーム２と前記ケース５が回転可能に
なり、任意な角度に設定して固定することができる。

従って２軸方向に対して任意な角度に固定可能にしたこ
とを特徴とするものである。

また本考案によりスプリング８のバネ圧と廻り小め片１
０．１１の噛み合せ寸法を設定することにより空中線へ
衝撃力が加わっても自動的に回転させることも可能にな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の空中線の取付構造を示す外観斜視図、第
２図は本考案の空中線取付構造を示す外観斜視図、第３
図は本考案の断面図である。 １・・・・・・クランプ、２・・・・・・フレーム、３
・・・・・・コネクタ、４・・・・・・ケーブル、５・
・・・・・ケース、６・・・・・・カバー、Ｉ・・・・
・・スペーサ、８・・・・・・スプリング、９・・・・
・・キャップ、１０．１１・・・・・・廻り旧め片−Ａ
、 Ｂ。 Ｃ・・・・・・固定ネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 移動体に取り付ゆられる空中線の取付構造において、前
   記移動体に固定されるクランプと、前記クランプと第１
   の固定ネジを介してこの固定ネジの軸と直角方向に任意
   の角度で固定されるフレームと、前記空中線との接続コ
   ネクタを固定保持するケースと、このケースとカバーと
   より成り前記接続コネクタより伸びるケーブルを収容し
   前記フレームと第２の固定ネジを介してこの固定ネジの
   軸と直角方向に任意な角度に固定される収容部と、前記
   収容部の回転方向に一定以上の外力が加わった場合前記
   収容部が自動的に回転するよう前記フレームへの前記収
   容部の固定を前記第２の固定ネジと協働して弾性力によ
   って所定の強さに設定する手段とを含むことを特徴とす
   る空中線の取付構造。