JPS5819354B2 - メタリツク仕上げ方法 - Google Patents

メタリツク仕上げ方法

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JPS5819354B2
JPS5819354B2 JP50068001A JP6800175A JPS5819354B2 JP S5819354 B2 JPS5819354 B2 JP S5819354B2 JP 50068001 A JP50068001 A JP 50068001A JP 6800175 A JP6800175 A JP 6800175A JP S5819354 B2 JPS5819354 B2 JP S5819354B2
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dispersible
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慎二 川津
公則 平野
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Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はメタリック粉末を配合した水性塗料(ベースコ
ート)を塗装し、次いで着色顔料を含まないか、または
適量配合せしめた粉体塗料を水中に分散せしめてなる水
分散性塗料(トップコート)を塗り重ねたのち両塗膜を
同時に加熱硬化せしめる、いわゆる2コ一ト1ベイタ方
式によるメタリック仕上げ方法に関する。
本発明の特徴とするところは、2コ一ト1ベイタ方式に
よるメタリック仕上げ方法において、従来から欠陥とさ
れていたメタリックムラ(後述)を改良し、かつ光沢鮮
映性がすぐれ、また溶剤の大気中への放散する排出量の
少ない低公害性で、しかも意匠効果のすぐれた仕上げも
可能なメタリック仕上げ方法に関し、ベースコートとし
てメタリック粉末さらに要すれば着色顔料を配合した水
溶性または水分散性塗料を使用し、トップコートとして
着色顔料を含まないか、または適量の着色顔料を配合し
た粉体塗料を水中に分散せしめてなる水分散性塗料を使
用したところにある。
従来の2コ一ト1ベイタ方式によるメタリック仕上げに
使用されている塗料タイプはベースコートおよびトップ
コートのいずれも有機溶剤溶液型樹脂塗料である。
しかしながらこの方法によればベースコートを塗装後、
その塗膜が硬化しないうちに同じ形態のトップコートが
塗装されるため、ベースコート中のメタリック粉末の配
向性がトップコートに含まれる溶剤などによって乱され
メタリック感が不均一になりやすかった(以下この現象
を「メタリックムラ」と呼ぶ)。
かかるメタリックムラを解消するためにベースコートに
蒸発速度の高い溶剤を配合したり、乾燥性に富む樹脂を
配合したりする方法がとられているが、塗膜の平滑性、
光沢鮮映性、塗膜性能などが劣化するので十分でなかっ
た。
またこれらには、大気汚染の源となると考えられる溶剤
を多く含有しているので、公害防止上かつ資源の節約上
好ましくない。
本発明者らは、前述の欠陥を改良するために鋭意研究を
重ねた結果、ベースコートとして水溶性および/または
水分散性塗料を用い、トップコートとして粉体塗料を水
中に分散せしめてなる水分散性塗料を使用することによ
りメタリックムラの発生を解消することができ、かつ肉
持感に富む塗装仕上り外観を得、かつまた溶剤排出量が
大巾に低減できることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
すなわち本発明は、2コ一ト1ベイタ方式によるメタリ
ック仕上げ方法であって、ベースコートとしてメタリッ
ク粉末およびさらに要すれば着色顔料を配合した水溶性
および/または水分散性塗料を塗装し、その上にトップ
コートとして顔料を含まないか、または形成塗膜が着色
透明もしくは半透明になる程度にまで着色顔料を配合し
た粉体塗料を水中に分散せしめるかさらには界面活性剤
、水溶性樹脂などと混合してなる水分散性塗料を塗装し
、しかるのち加熱乾燥せしめることを特徴とするメタリ
ック仕上げ方法に関する。
本発明における水溶性塗料は、酸価20〜100の樹脂
を塩基で中和することにより水溶化した樹脂をビヒクル
成分とするものである。
酸価20〜100の樹脂としては、たとえばカルボキシ
ル基を持つ重合可能なモノマー(例えばアクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸など)
とこれらと共重合可能なアクリル酸のアルキルエステル
またはグリシジルエステル、メタクリル酸のアルキルエ
ステルまたはグリシジルエステル、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、N−メチ
ロールアクリルアミドおよびそのアルキルエーテル、エ
チレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼン
、トリビニルベンゼンなどから選ばれたモノマーとの共
重合によって得られる酸価20〜100のアクリル樹脂
またはビニル樹脂、さらに多塩基酸(たとえば無水フタ
ル酸、無水マレイン酸、アジピン酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、コハク酸、トリカルバリル酸、無水トリメリ
ット酸など)と多価アルコール(たとえばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ネオペンチルクリコー
ル、トリメチロールエタン、トリメチロールエタン々ン
、グリセリン、ペンタエリスリトールなど)とのエステ
ル化物、または必要に応じこれらに1価のカルボン酸(
脂肪酸など)、もしくは1価のアルコール、分子中に1
個のグリシジル基を有する成分を反応せしめた酸価20
〜100のオイルフリーアルキッド樹脂または脂肪酸変
性アルキッド樹脂などがある。
これらの樹脂を水溶化するための塩基性物質としては、
例えばアンモニア、ジエチルアミン、ジェタノールアミ
ン、トリエチルアミン、ジメチルアミノエタノール、ト
リメチルアミン、モノエタノールアミン、メチルアミン
、プロピルアミン、ブチルアミン、アミルアミンなどが
ある。
本発明における水分散性塗料のビヒクル成分は、たとえ
ば前記した重合可能なカルボキシル基を有するモノマー
、それと共重合可能な七ツマ−との組合わせよりなるモ
ノマーを水中で重合することにより得られる水分散型ア
クリルないしビニル樹脂である。
さらに、後述する粉体塗料を水中に分散せしめるか、さ
らにこれらに界面活性剤、水溶性樹脂などを混合してな
る水分散性塗料も使用できる。
また、水分散性塗料の分散安定剤としてアニオン活性剤
、カチオン活性剤、ノニオンアニオン混合活性剤、ノニ
オン活性剤、保護コロイドを形成する水溶性樹脂および
界面活性作用を有する水溶性樹脂などを添加することも
できる。
また本発明では、前記水溶性樹脂と水分散性樹脂との混
合系をも十分使用に供しうることは言うまでもない0 以上の水溶性樹脂および水分散性樹脂に硬化性成分とし
て水溶性または水分散性のメラミン樹脂、ベンゾグアナ
ミン樹脂、尿素樹脂などを併用することが好ましく、他
の水溶性、水分散性樹脂の併用が可能である。
前記水溶性樹脂および水分散性樹脂と上記硬化成分との
配合比率は樹脂固形分重量比で60〜90%対40〜1
0係が好ましい。
ベースコートに配合するメタリック粉末としてはアルミ
ニウム粉末(脂肪酸でコーティング処理されたり−フイ
ングタイプまたはノンリーフィングタイプ)、銅粉末、
雲母粉末、酸化チタンをコーティング処理した雲母粉末
などがあり、着色顔料としては通常の水性塗料用顔料が
使用できる。
メタリック粉末の配合量は樹脂分100重量部に対し、
3〜30重量部の範囲が好ましい。
本発明における水分散性塗料に使用する粉体塗料は官能
性上ツマ−としてグリシジル基またはヒドロキシル基を
有するビニル糸上ツマ−(たとえばメタクリル酸グリシ
ジルまたはメタクリル酸ヒドロキシエチル)と非官能性
モノマー(たとえばアクリル酸のアルキルエステル、メ
タアクリル酸のアルキルエステル、スチレンなど)とか
らなるガラス転移温度40〜70°Cの共重合体樹脂に
硬化成分として多価カルボン酸またはブロックイソシア
ネートなどを適量使用し、これに塗面調整剤、はじき防
止剤などを適量配合したアクリル樹脂系粉末からなる。
また通常のポリエステル系樹脂粉末からなる粉体塗料の
使用も可能である。
ここでトップコートの水分散性塗料に使用する界面活性
剤、水溶性樹脂はベースコートの塗料に使用することで
説明した界面活性剤、水溶性樹脂と同種のものが使用で
きる。
また水溶性樹脂には水溶性アルキッド樹脂、水溶性アク
リル樹脂、水溶性硬化剤(メラミン、尿素、グアナミン
)などが使用できる。
さらに、本発明の方法において適量の着色顔料を配合し
た粉体塗料を水中に分散せしめるかさらには界面活性剤
、水溶性樹脂などに混合してなる水分散性塗料(トップ
コート)を用いることにより、装飾的効果のすぐれたメ
タリック仕上げ塗膜が得られる。
すなわち、ベースコート塗面上に形成される粉体塗料塗
膜が透明ないし半透明(ベースコートのメタリック感が
消失しない程度)になる程度に着色顔料を配合した粉体
塗料の水分散性塗料を塗装し、加熱硬化せしめると、ト
ップコート塗膜としてベースコートのメタリック感が消
失することなく着色された塗膜が形成されるので色彩的
に変化があり、しかも立体感のすぐれたメタリック仕上
げとなり、ここで用いられる着色顔料としては、通常の
有機または無機の顔料であるC水分散性塗料における水
の量は70重重量部下、望ましくは60重重量部下であ
る。
着色顔料を配合するには粉体塗料にあらかじめ配合する
ことも出来るし、界面活性剤を用いて水中に分散した顔
料ペーストを配合する方法かあるいは水溶性樹脂を用い
る場合にはその水溶性樹脂中に分散せしめて配合するこ
ともできる。
本発明における2コ一ト1ベイク方式によるメタリック
仕上げ方法は次の手順にて容易に行なわれる。
まずメタリック粉末および必要ならば着色顔料を配合し
たベースコートを塗装希釈剤(水ないしは必要に応じて
親水性溶剤を併用したもの)で粘度15〜35秒(フォ
ードカップ≠4/20℃)に調整し、基材(鋼板、アル
ミニウム板など)に。
直接またはプライマー塗膜を施した基材上に乾燥膜厚と
して約10〜30μになるように塗装する。
塗装方法はスプレー塗装、エアレススプレー塗装、静電
塗装などで行なう。
次に数分間常温下でセツティング後または約100℃以
下で数分間乾燥 ・(flush off )後、その
上にトップコートとしての粉末塗料(着色顔料を全く含
まないかまたは上記した適量の顔料を配合せしめたもの
)を形成膜厚が約50〜150μになるように塗り重ね
て約5〜10分間経過後160〜190°Cで20〜3
0分間、両筒膜を同時に加熱硬化せしめて本発明の目的
とするメタリック仕上げが得られる。
また本発明の塗料には大気中に放散し、大気の汚染源と
もなりうる有機溶剤を殆んど零かないしは少量しか使用
していないため、大気の汚染を軽減できる。
次に実施例をあげ、本発明の詳細な説明する。
配合中の部はとくに断わりのない限り重量部を示す0 実施例 1 脱脂およびリン酸塩化成処理を行なった軟鋼板に自動車
用電着プライマーおよび中塗サーフエサ−の塗膜を作成
し、その上に次の配合(A)なる水溶性樹脂を主成分と
する水溶性塗料(ベースコート)をエアースプレーガン
(ビンクスJGA502)を用い、室温24〜26℃、
湿度50%RHの塗装ブース内で、乾燥膜厚が約18μ
になるように塗装した。
〔配合A〕
アロロン557N 160部(不揮発
分50%)〔口触アロー化学■製商品名〕(水溶性熱硬
化性アクリル樹脂)ニカラツクMW−12LP
28.6部(不揮発分70%)(三和ケミカル■製 商品名〕(水溶性メラミン樹脂) アルミペースト≠1109MA 12部〔東洋
アルミニウム■製部品名〕 イソプロピルアルコール 12部上記塗料
の塗装は脱イオン水70%、イソプロピルアルコール3
0係とからなる希釈シンナーを用いて粘度30秒(フォ
ードカップ−1/20℃)になるように調整し行なった
ついで室温で数分間放置し、指触乾燥させた後下記配合
(Blなる粉体塗料の水分散性塗料〔配合C〕(トップ
コート)をウェットオンウェット塗装により、エアース
プレーガン(ワイダー60)を用いて膜厚が約70μに
なるように塗装した。
〔配合B〕
アクリル樹脂粉末(a) 100部デ
カメチレンジカルボン酸 12部やダ、。
−1部〔モンサンド化学社製〕 上記〔配合B〕からなるものを、加熱ロールを用いて9
0℃で10分間溶融混練する。
ついで冷却後粒径20〜150μに粉砕して粉体塗料と
した。
また、アクリル樹脂粉末(a)はスチレン20部、メタ
クリル酸メチル43部、アクリル酸ブチル18部、アク
リル酸エチル3部、メタクリル酸グリシジル13部、メ
タクリル酸ヒドロキシエチル3部とドルオール100部
を攪拌機と還流冷却部を付した三つロフラスコに投入す
る。
これに過酸化ベンゾイル15部を加えて内温90〜10
0℃になるように加熱した。
さらに3時間後退酸化ベンゾイル20部を加えて4時間
上記温度に保持して重合を完遂せしめる。
次に冷却管を、冷却凝縮した溶剤が流出するように取り
付けて、外温120〜140°Cに加熱、攪拌を続けた
かくして約60係の溶剤を留去せしめた。
その後フラスコ内を200miHg程度の減圧とし、次
いで外温を140〜150℃まで再び上昇せしめて、残
存する溶剤をほぼ完全に留去する。
このようにして得られた重合物を粉砕機により100メ
ツシユのふるいを通過する微粒に粉砕し、アクリル樹脂
粉末とした。
該粉体塗料を用いて〔配合C〕の水分散性塗料を製造し
た。
〔配合C〕
配合(B)なる粉体塗料 45部脱イ
オン水 55部上記配合からな
るものをプロペラ式かきまぜ機で約5分間分散し、水分
散性塗料とした。
粘度は350CPS(B型粘度計6ORPMによる測定
〕を示した。
かきまぜにより発生した泡がなくなるまで静置した後ス
プレー塗装に供した。
該塗料を前記配合(A)の上に塗り重ね、10分間経過
後、180℃で20分間焼付した。
焼付後の塗膜の仕上りは、メタルムラがなく、肉持感に
富み鮮映性良好なものであった。
実施例 2 実施例1と同じ条件で化成処理し、電着塗装を行なって
、中塗々装した塗膜層の上に、下記配合(口なろ水性分
散液を主成分とする水分散性塗料を実施例1と同様の条
件下で乾燥膜厚が17μになるように塗装した。
〔配合D〕
水性分散液(b) 178部(
不揮発分45%) スミマールM−10020,6部 〔不揮発分97%X住友化学■製商品名〕(水溶性メラ
ミン樹脂) アルミペースト+1109MA 12部〔東洋
アルミニウム■製商品名〕 ブチルセロソルブ 10部フタロ
シアニングリーン 0.2部イルガジンエ
ロー3RLTN O,01部フタロシアニン
ブルー 0.2部カーボンブラック
0.005部ここで使用した水性分散液(
b)は次のようにして得た。
ヒドロキシエチルメタクリレート 5部ア、す2
.酸 20部スチレン
40部メタクリル酸エチル
35部アゾビスイソブチロニトリル
1部を、120℃に加熱した100部のセロ
ソルブ中に滴下し、7時間かけて重合を行なった後、溶
剤70部を留去させ、トリエチルアミンで中和し、水を
加えて不揮発分15%にした。
この水溶液100部に、 メタクリル酸メチル 24部アクリル
酸エチル 15部N−ブトキシメチ
ルアクリルアミド 18部ヒドロキシエチルメタクリ
レート 3部を加えて1時間攪拌した後、過硫酸
アンモニウム1部を水5部に溶かして加え、75℃で4
時間加熱したところ固形分45%で粘度130センチポ
イズの重合体水性分散液が得られた。
該塗料(ベースコート)を脱イオン水で希釈し、粘度3
5秒(フォードカップ+4,20°C)になるように調
整し塗装した。
ついで85℃で2分間放置後、実施例1の〔配合C〕の
粉体塗料の水分散性塗料を、実施例1と同じ塗装条件で
ウェットオンウェット塗装し、10分間経過後、180
℃で20分間の焼付を行なった。
焼付後の塗膜の仕上りは、実施例1の場合と同じく、メ
タルムラがなく、肉持感に富む良好な鮮映性を得た。
実施例 3 実施例1で用いた水溶性塗料(ベースコート)を実施例
1と同様に塗装したのち、下記組成の粉体塗料の水分散
性塗料〔配合F〕を塗装した。
ここで水分散性塗料に使用した粉体塗料は下記配合(匂
よりなる塗料を用いた。
〔配合E〕
ポリエステル樹脂粉末(c) 90部ロ
ジンエステル 10部アミノ樹脂
(サイメル+300) 10部パラトルエンスル
ホン酸 0.2部フタロシアニングリーン
0.2部フタロシアニンブルー
0.2部イルガジンエロー3RLTN
O,01部〔チバガイギー社製商品名〕 〔配合E〕の組成物をロール直径8.8 CnLの試験
用熱ロールミルで100℃で10分間溶融混合したもの
を、微粉砕用ハンマーミルで粉砕して得られた粉末を1
00メツシユのふるいでふるい別したものとした。
〔配合E〕におけるポリエステル樹脂粉末(c)は次の
ようにして得た。
攪拌機、温度計、分離器を備えた反応容器にジメチルテ
レフタレート582.0部、エチレングリコール186
.0部、グリセリン36.8部を仕込み加熱溶融する。
溶融したらかきまぜを行ないつつ加熱し、160℃に達
したときりサージ1.0部を加え、さらに加熱して24
0℃に到らしめる。
この間、副生ずるメタノールは分離器を通じて除去する
1時間この温度に保った後、ミネラルピリット30.0
部を徐々に加え、温度を240°Cに2時間保つ。
副生じたメタノールは分離器中で分離して除去する。
2時間この温度に保った後、反応容器を減圧にしてミネ
ラルスピリットを除去した後、冷却して流動性のあるう
ちに内容物を取り出した。
生成した樹脂の軟化点は105℃、水酸基過剰率20.
0係、酸価0であった。
水分散性塗料の配合および製造 〔配合F〕 配合(E)なる粉体塗料 45部脱イ
オン水 54.5部界面活性剤
0.5部(エマロツクスMG
−7,7吉村油化学■製商品名) 上記配合からなるものをプロペラ式かきまぜ機で約5分
間分散し、水分散性塗料とした。
粘度は350CPS(B型粘度計6ORPMによる測定
)を示した。
かきまぜにより発生した泡がなくなるまで静置した後ス
プレー塗装に供した。
ここで得られたメタリック仕上げ塗膜は実施例1および
2と同様にメタルムラがなく、肉持感、光沢鮮映性の優
れ、かつトップコート塗膜は透明着色であるために色彩
的にもすぐれていた。
実施例 4 実施例1で用いた粉体塗料〔配合8310部、水1部、
界面活性剤(エマ田ノクスMG−77、〔吉村油化学社
製商品名))0.1部、アルミペースト≠5105WA
(東洋アルミニウム■製商品名〕1.5部からなる水分
散性塗料を、実施例1と同様な被塗物にスプレーで乾燥
膜が約40μになるように塗装し、80’Cで3分間加
熱(flushoff)した。
次に、この塗面に実施例3で用いた着色透明塗膜を形成
する粉体塗料の水分散性塗料〔配合F〕を膜厚的70μ
になるように塗装し、180°Cで20分間焼付けた。
焼付後の塗膜の仕上りは良好で、メタリックムラがなく
、平滑で光沢鮮映性がよく、しかも色彩的にも優れたい
た。
実施例 5 実施例2で用いた水分散性塗料〔配合D〕を実施例2と
同様の条件下で乾燥膜厚が18μになるように塗装した
塗装後80℃で5分放置後下記配合の水分散性塗料〔配
合G〕を膜厚的60μになるように塗装し、180℃で
20分間焼付けた。
焼付後の塗膜の仕上りはタレ、ワキ、メタリックムラが
なく、平滑で光沢鮮映性のよいものであった0 〔配合G〕;水分散性塗料 アクリル粉末(a) 78部脱
イオン水 25部水溶性メラミ
ン樹脂 22部(CymeA≠303
:American CyanamideCo、商品
名) 上記配合からなるものをプロペラ式かきまぜ機で約5分
間分散し、水分散性塗料とした。
更に脱イオン水を97部加え加熱残分約45係に調整し
た。
粘度は400CPS/B型粘度計(60RPM)であっ
た。
次に泡がなくなるまで静電した後トップコートの塗装に
供した。
ここで使用したアクリル粉末(d)は2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート120部、ブチルアクリレート4
0部、エチルメタクリレート624部、アクリル酸16
部、過酸化ベンゾイル10部からなる混合物より実施例
1に記載するアクリル樹脂粉末(a)と同様に製造した
ものである。
実施例 6 実施例5と同様にトップコートに〔配合H〕なる水分散
性塗料を用いてメタリック仕上げを行なった。
塗膜は同様な仕上りを得た。〔配合H〕 アクリル粉末(d) 78部脱
イオン水 25部界面活性剤
0.5部(エマロツクスMG
−77) 上記配合からなるものをプロペラ式かきまぜ機で約5分
間分散し、次いで水溶性樹脂22部(Cymell+
303 )を混入し、更に脱イオン水97部を追加し、
加熱残分約45係に調整した。
粘度は約340CPS/B型粘度計(60RPM)を示
した。
かきまぜ時に生じた泡がなくなるまで静置し塗装に供し
た。
比較例 1 実施例1と同じ条件で化成処理し、電着塗装し、中塗々
装を行なって作成した塗膜層の上に、下記配合(I)な
る溶液型ベースコートをエアースプレーガンを用い、実
施例1と同じ塗装条件にて乾燥膜が16μになるように
塗装した。
〔配合■〕
アクリル樹脂 120部(不揮発
分50%)〔三菱レーヨン■製部品名〕(ダイヤナール
HR−556) セロソルブアセテートブチレート樹脂 50部(不揮発
分20%)(イーストマンケミカルズ社製商品名)(E
AB+551−02) メラン≠28 50部(不揮発分
60%)〔日立化成■製部品名〕アルミペースト=#=
1109MA 12部フタロシアニングリーン
o、2部イルガジンエロー3RLTN
O,01部フタロシアニンブルー
0.2部カーボンブラック 0.
005部該配合(I)なる塗料を、酢酸ブチル20係、
キジロール34係、芳香族炭化水素(商品名ツルペッツ
+100)30%、ブタノール4%、セロソルブアセテ
ート12係、からなる混合溶剤で粘度14秒(フォード
カップ+4,20℃)に調整し、塗装した。
ついで、室温で4分間経過後下記配合(J)なる溶液型
クリヤー塗料をウェットオンウェット塗装により、エア
ースプレーガンを用い、乾燥膜厚が35μになるように
塗装した。
〔配合J〕
アクリル樹脂 140部(不揮発
分50%)(三井し−ヨン■製商品名〕(ダイヤナール
HR−516) メラン−42833,3部 (不揮発分60係) 該塗料(クリアー)を、芳香族炭化水素溶剤(商品名ツ
ルペッツ−4150)で、粘度30秒(フォードカップ
+4.20°C)に調整した。
該塗料を前記配合(1)なる溶液型ベースコートの上に
塗り重ね、10分間経過後150℃で20分間の焼付乾
燥を行なった。
仕上り塗膜は、メタルのトマリが不完全でメタリックム
ラを発生し、鮮映性は実施例1〜6の場合に比べ劣った
以上のように水溶性樹脂または水分散液を主成分とする
ペースコート塗料と溶剤を含まない粉体の水分散性塗料
との組合わせの塗装方法は、従来の溶液型ベースコート
と溶液型トップコートとの組合わせの塗装方法に比べ、
塗装作業性(とくにトップコートの厚塗りができ、タレ
、ワキが出にくい)、大気汚染性(低公害性)であるこ
とに加え、上表の如くメタリックを生じにくく、仕上り
外観で数段優れるものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メタリック粉末、さらに要すれば着色顔料を配合し
    てなる水溶性および/または水分散性塗料を塗装し、次
    いで該塗装面に着色顔料を含まない無色透明な粉体塗料
    、あるいは形成塗膜が透明ないし半透明になる程度に着
    色顔料を配合してなる粉体塗料を水中に分散せしめるか
    さらには界面活性剤、水溶性樹脂などと混合してなる水
    分散性塗料を塗装し、しかる後に両塗膜を同時に加熱硬
    化せしめることを特徴とするメタリック仕上げ方法。
JP50068001A 1975-06-05 1975-06-05 メタリツク仕上げ方法 Expired JPS5819354B2 (ja)

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JPS4845529A (ja) * 1971-10-06 1973-06-29
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