JPS58186402A - 透気性皮膜 - Google Patents

透気性皮膜

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Publication number
JPS58186402A
JPS58186402A JP6924682A JP6924682A JPS58186402A JP S58186402 A JPS58186402 A JP S58186402A JP 6924682 A JP6924682 A JP 6924682A JP 6924682 A JP6924682 A JP 6924682A JP S58186402 A JPS58186402 A JP S58186402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
film
resin
small holes
permeable film
Prior art date
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Pending
Application number
JP6924682A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Fukuda
福田 信義
Yuji Komiya
小宮 優治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP6924682A priority Critical patent/JPS58186402A/ja
Publication of JPS58186402A publication Critical patent/JPS58186402A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 る透気性皮膜に関する。
衣料等に用いられる防水布は雨滴等の内部への浸透を防
止し、かつ発汗等の作用により発散される湿気及び体熱
によるムレを防ぐため、水蒸気、空気等が透過し、放散
するものが理想とされており、従来この様な目的のため
には、布等の素材上に捩水剤を処理する等の方法が行わ
れていたが、捩水剤による処理では完全な防水性は得が
たかった。また霧雨程度の水滴の直径はおよそ100μ
、雷雨時のそれは5, O O Oμであり、これに対
して空気ないし水蒸気の分子は0. ODD 4μ程で
あることから、布等の素材上に、空気ないし水蒸気を透
過して雨滴等を透過しない1〜5μ以下の微小孔径の穴
を有する樹脂層を塗布又はラミネートする方法も知られ
ているが、小孔径の穴を樹脂中に設けることは孔径のコ
ントロールが難しく、良好な防水性と大きな透気性とを
同時に達成することは困難であった。また、微小孔径の
穴の形成は、貧溶媒により樹脂溶液を凝集、樹脂溶媒抽
一出する、いわゆる湿式法、樹脂中に非相溶成分を混合
して製膜し、さらに延伸することにより微小孔径の穴を
得る延伸法等が行われているが、何れの場合も大がかり
な設備を必要とし、又複雑な工程を経るため、加工コス
トが大きくなり、製造工程のコントロールも煩雑なもの
であった。
ところで、樹脂皮膜中に孔径5〜100μあるいはこれ
以上の大きさの穴を形成することは、物理的化学的手法
により比較的容易に行うことができる。また、デンプン
−アクリル酸ソーダグラフト共重合体等の吸水性樹脂が
、自重の数百倍〜数千倍の水を吸収して容積を増加する
ことが知られている。本発明はこの両者を利用して、透
気性て、しかも防水性の皮膜を提供するものである。
すなわち、本発明は厚み方向に一部又は全部が貫通せる
小孔を有し、吸水性樹脂粉末の混合分散された合成樹脂
から成る透気性皮膜であり、前記のような物理的化学的
手法により形成された穴の一部又は全部を、吸水性樹脂
の吸水と乾燥による可逆的な体積の増減によりコントロ
ールして、気体を透過すると共に水分を遮断するもので
ある。
本発明で用いられる合成樹脂は、例えばポリウレタン、
ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、アクリ
ル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、各種コム等
溶液、エマルジョン等の塗布乾燥又は加熱溶融により連
続皮膜を得る事が可能な高分子化合物等であり、また繊
維状又は微粒子状のものでも適当な糊剤又は加熱する事
により皮膜とすることができるなら使用することができ
る。
また、本発明で用いられる吸水性樹脂とは、構成単位に
少なくとも1個以上の水酸基、二) IJル基、アミド
基、カルボン酸基等の親水基を有する高分子化合物を架
橋又はグラフト重合等の手段により不溶化網状構造とし
たもので、例えばデンプン−アクリル酸ソーダグラフト
共重合体、デンプル−アクリロニトリルグラフト重合体
の加水分解物、一部架橋されたデンプン−ポリ(メタ)
アクリル酸共重合体、一部架橋されたテンプンーポリメ
タクリル酸メチルの加水分解物及びこれらの塩等のデ/
グンークラフト重合体系のもの、あるいはメタクリル酸
メチル−酢酸ビニル共重合体の加水分解物等の架橋合成
樹脂系のもの等が挙げられる。
これらの吸水性樹脂は粒径約2〜600μの微粉末とし
て、着色剤、発泡剤、滑剤、帯電防止剤、光填剤等と共
に、樹脂の溶液又はエマルジョンの中に添加し、ボール
ミル、サンドミル等の手段により強制的に攪拌混合する
方法、あるいはバンバIJ −ミキサー、押出機等fよ
り加熱融解した樹脂中に添加し、混合することができる
吸水性樹脂を添加混合した樹脂組成物は、例えば溶液キ
ャスティング、コーティング、あるいは’l’ タ(、
サーキュラ−ダイ、カレンダーロール等を用いた加熱溶
融法等により皮膜形成を行なうことができる。
樹脂皮膜に小孔を形成するためには様々の方法を用いろ
ことができ、小孔の孔径も1〜5μ程度のごく小さなも
のでも艮いし、それ以上の大きなものでも良い。具体的
には、炭酸ガスや水蒸気による連続気泡を生成する発泡
剤を、前記樹脂組成物中に混合しておくことにより形成
することができ、樹脂がウレタンなら、イソシアネート
基を有するウレタンアダクト、プレポリマーと水を反応
させろことにより得られるポリウレタンは小孔を有して
(・る。また、針状突起物により機械的に穴を形成する
方法、点状の爵剤液滴又は溶剤ミストケ用いて樹脂皮膜
の一部を溶出させる方法、あるいは合成樹脂が繊維状又
は微粒子状なら、これを凝結させることにより多孔質皮
膜を得ることができる。また、前述の湿式法、延伸法に
よっても艮い。
本発明の透気性皮膜は、乾燥時には上述の小孔を有する
ため、十分な透気性を有する。しかしながら水分の存在
下では、吸水性樹脂が水分を吸収して膨張し、この小孔
を連間もしくは孔径な小さくするので、結果として水分
が透過j、Bことができ1fいものである。
また、この透気性皮膜は単独のシートとして使用しても
良いが、布、不織布等の多孔質基材と積層して使用して
も良く、また、05〜10μ程度の透気性を抑制しない
スキン層と積層して用いても良い。このスキン層には、
本発明の透気性皮膜形成材料として説明した合成樹脂で
あれば使用できる。
〈実施例1〉 (1)A液 末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
(住友バイエルン■製ディスモジュール)20重量係の
酢酸エチル溶液80重量部に、予め乾燥処理を施した平
均粒径10〜15μの吸水性樹脂(三洋化成■製すンウ
ェト)を添加し、ボールミルにより24時間混練してA
液とした。
(2)B液 末端にイソシアネート基を有するウレタンフレホリマ−
(住友ハイエルン■製テイスモジュール)60重量係酢
酸エチル溶液iB液とした。
(3)C液 ポリウレタン(日本ライヒホールドパンティノクス)2
5重量係酢酸エチル溶液をS液とした。
綿布へ上記B液をロールコートにより塗布量20 g/
 rr2 (不揮発分)で塗布し塗布乾燥後A液をさら
Vc1og7.、(の塗布量にて塗布した。塗布された
布を直ちに加熱水蒸気雰囲気に入れ発泡処理を行った。
発泡された塗工布をさらに乾燥後C液をグラビアコート
により塗布量2 & / m塗布し通気性防水布を得た
〈実施例2〉 ポリウレタン樹脂(日本エラストラン■製エラストラン
E385)90重量部と、予め乾燥処理を施した平均粒
径10〜15μの吸水性樹脂(三洋化成(株製サンウェ
ット)をバンバリーミキサ−により混線ペレタイズして
樹脂(A)とし、この樹脂CA+とポリプロピレン(三
菱油化■製ノーブレンFL−25) ’&共押出し法に
より220℃の加工温度で押出して、樹脂(A)15μ
、ポリプロピレン40μの厚みの二層フィルムを得た。
この二層フィルムを、針状突起を多数有するロール間を
通して小孔を形成した。このフィルムのポリウレタン(
樹脂図面に、ポリウレタン系接着剤(日本ホリウレタン
■製ディスモコール)20重量係酢酸エチル溶液を不揮
発分として39/ぜとなる様にグラビアコートし、綿布
とラミネートした後、ポリプロピレン層を剥離して通気
性防水布を得た。
〈実施例6〉 樹脂処方 高密度ポリエチレン(三片石油化学工業、・・イゼック
ス)70重量部 炭酸カルシウム         20重量部吸水性樹
脂(実施例−1と同じ) 10重量部上記処方の樹脂を
予めタンブラ−型ミキサーにより混合後バンバリーミキ
サ−により混練ペレタイズしたものを原料とした。
上記原料なTダイ型押出機により150μの厚みのフィ
ルムを作成した。得られたフィルムをさらに120°C
のオープン中に挿入し縦方向、4倍、横方向3倍の延伸
倍率で延伸処理を行い多孔質フィルムを得た。
特許出願人 凸版印制株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)厚み方向に一部又は全部が貫通せる小孔を有し、
    吸水性樹脂微粉末の混合分散された合成樹脂から成る透
    気性皮膜。
JP6924682A 1982-04-24 1982-04-24 透気性皮膜 Pending JPS58186402A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6924682A JPS58186402A (ja) 1982-04-24 1982-04-24 透気性皮膜

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JP6924682A JPS58186402A (ja) 1982-04-24 1982-04-24 透気性皮膜

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Publication Number Publication Date
JPS58186402A true JPS58186402A (ja) 1983-10-31

Family

ID=13397194

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6924682A Pending JPS58186402A (ja) 1982-04-24 1982-04-24 透気性皮膜

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JP (1) JPS58186402A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0495738U (ja) * 1991-01-10 1992-08-19
US6720049B2 (en) 2002-06-07 2004-04-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Thin-walled polyurethane articles

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0495738U (ja) * 1991-01-10 1992-08-19
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