JPS5818454Y2 - 樹脂モ−ルド電動機 - Google Patents

樹脂モ−ルド電動機

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Publication number
JPS5818454Y2
JPS5818454Y2 JP10826778U JP10826778U JPS5818454Y2 JP S5818454 Y2 JPS5818454 Y2 JP S5818454Y2 JP 10826778 U JP10826778 U JP 10826778U JP 10826778 U JP10826778 U JP 10826778U JP S5818454 Y2 JPS5818454 Y2 JP S5818454Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
core
electric motor
molded
resin molded
Prior art date
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Expired
Application number
JP10826778U
Other languages
English (en)
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JPS5418602U (ja
Inventor
博之 山口
昌男 前田
松太郎 南
Original Assignee
富士電機株式会社
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Publication date
Application filed by 富士電機株式会社 filed Critical 富士電機株式会社
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Publication of JPS5418602U publication Critical patent/JPS5418602U/ja
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 厳しい環境の下で、例えば水滴、薬品あるいは粉塵など
のかかる雰囲気ないし海中作業用電動機のようにこのよ
うな悪い雰囲気に加えて高い圧力の加わる環境の下で使
用する電動機において、信頼性の向上を図るために、固
定子巻線全体をあるいは鉄心端面より突出する部分、い
わゆるエンド部を樹脂モールドすることは知られている
例えば、雑誌富士時報第45巻(昭和47年)第7号の
574〜581頁には、このような処理を施こした深海
潜水艇推進用電動機が開示されている。
この種電動機においては、巻線をモールドする樹脂が鉄
心から剥離したり、内部にクラックを生じたりすると、
特性の低下や温度の上昇が起こるからこれを極力避けね
ばならない。
しかしながら、樹脂が硬化時大きく収縮することおよび
鉄心と熱膨張係数が異なることなどから、鉄心との密着
性に欠け、これに伴い機械的強度も不充分であるため、
高い圧力ならびに圧力サイクルそして負荷変動に伴うヒ
ートサイクルや巻線の振動により剥離やクラックを生じ
易い。
このような不都合を回避するために、鉄心端面と樹脂の
間に、発泡あるいは可撓性の樹脂からなる緩衝層を設け
る方法や、モールド後鉄心端面を切削加工し、ここに熱
膨張係数を小とするため多量の充填材を添加した樹脂を
埋め込むなどの方法がとられている。
しかしながら、前者は、作業性に欠けその処理に多くの
時間を必要とし、しかも塗付法の如何によつは満足すべ
き結果が得られないという欠点がある。
また後者も、多くの後加工時間を要すると共に、切削加
工時巻線を損傷しないよう細心の注意を払う必要があり
、作業性に欠ける。
本考案は、きわめて簡単な処置を施こすことで、固定鉄
心をモールドする樹脂が鉄心から剥離したり、クラック
を生じたりするのを防止するようにしたものである。
本考案によれば、固定子巻線を保持するための楔が固定
子鉄心端面より突出せしめられ、該突出部は巻線をモー
ルドする樹脂と強固な結合を生ずるような形状とされ、
巻線と一緒に樹脂モールドされる。
第1図は、本考案の一実施例に係る電動機の要部を示す
もので、1は継鉄、2は固定子鉄心、3は回転子である
固定子鉄心2にはスロット21が設けられ、ここに固定
子巻線4が収められている。
スロット21には、さらに巻線4を保持するための楔5
がはめ込まれている。
この楔5は、通常の電動機におけるそれと異なり、鉄心
2の端面22から突出する部分51を有する。
この部分51は、巻線4の鉄心端面22から突出する部
分、いわゆるエンド部41と共に樹脂6でモールドされ
ている。
この楔5の突出部51は、硬化時あるいは温度変動時樹
脂6が鉄心2と異なる膨張ないし収縮するのを防止する
支柱として働き、両者を良好な接着状態に保ち併わせて
樹脂7を補強する作用をする。
この結果、樹脂7が鉄心から剥離しあるいは内部にクラ
ックが生じる危険性が低下する。
突出部51は、上記の効果を充分に奏するために、樹脂
6と強固な結合を生ずるような形状を有する必要がある
第2図は、このような突出部51を有する楔5の一構造
例を示す。
この楔5は、スロット内に収まる部分が平坦な側面を有
するのに対し、部分51では両側面に溝52を有し、図
において上側の面が樹脂の内周面と同一面に存するよう
にモールドされる。
従って、部分51は両側面に形成した溝52ならびに底
面で樹脂と鉄心の半径方向におけるそして側面で円周方
向における強固な結合を形成する。
突出部51の長さは、電動機の容量や用途により定まる
−例を挙げれば、20 mm程度とすることにより所期
の効果が得られることを確めている。
楔5は、できるだけ大きな機械的強度を有し、しかもモ
ールド樹脂と強固に接着することが必要である。
従って、樹脂6と同一の材料をガラス繊維で補強した強
化プラスチック製とするのがよい。
下記第1表は、7.5KW深海潜水艇推進用電動機の固
定子鉄心と同一寸法の鉄心に、本発明の処理を施こして
巻線を収め、これを20℃の水中に浸漬して時間の経過
に伴って絶縁抵抗がどのように変化するかを測定した結
果を示す。
また第2表は、上記の固定子に0〜100℃のヒートサ
イクルを加えた後水中に浸漬した際の絶縁抵抗がどのよ
うに変化するかを示す。
上記第1および第2表からも、本考案による電動機にお
いては、モールド樹脂が鉄心に強固に結合し、しかもク
ラックを生ずることがなく、厳しい環境下で使用するに
充分な特性を有することが解る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案−実施例の要部縦断面図、第2図はその
一部に使用される楔の斜視図であって、2は固定子鉄心
、22はその端面、4は固定子巻線、41はそのエンド
部、5は楔、51はその突出部、52は溝、6はモール
ド樹脂である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定子巻線の、少なくとも固定子鉄心端面から突出する
    部分を樹脂でモールドしたものにおいて、前記鉄心のス
    ロット内にはめ込まれた楔を鉄心端面から突出させ、該
    突出部の両側面に溝を形成して樹脂と強固な結合が生ず
    るような形状となし、前記固定子巻線と共に樹脂でモー
    ルドしてなることを特徴とする樹脂モールド電動機。
JP10826778U 1978-08-07 1978-08-07 樹脂モ−ルド電動機 Expired JPS5818454Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10826778U JPS5818454Y2 (ja) 1978-08-07 1978-08-07 樹脂モ−ルド電動機

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JP10826778U JPS5818454Y2 (ja) 1978-08-07 1978-08-07 樹脂モ−ルド電動機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5418602U JPS5418602U (ja) 1979-02-06
JPS5818454Y2 true JPS5818454Y2 (ja) 1983-04-14

Family

ID=29053149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10826778U Expired JPS5818454Y2 (ja) 1978-08-07 1978-08-07 樹脂モ−ルド電動機

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JP (1) JPS5818454Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018137999A1 (de) * 2017-01-25 2018-08-02 Grob-Werke Gmbh & Co. Kg Deckschieber fuer ein bauteil einer elektrischen maschine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018137999A1 (de) * 2017-01-25 2018-08-02 Grob-Werke Gmbh & Co. Kg Deckschieber fuer ein bauteil einer elektrischen maschine

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Publication number Publication date
JPS5418602U (ja) 1979-02-06

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