JPH09163641A - フレームレス電動機の固定子モールド構造及びその固定子モールド方法 - Google Patents
フレームレス電動機の固定子モールド構造及びその固定子モールド方法Info
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- JPH09163641A JPH09163641A JP7320008A JP32000895A JPH09163641A JP H09163641 A JPH09163641 A JP H09163641A JP 7320008 A JP7320008 A JP 7320008A JP 32000895 A JP32000895 A JP 32000895A JP H09163641 A JPH09163641 A JP H09163641A
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- Japan
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- stator
- anaerobic adhesive
- electric motor
- frameless
- iron core
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非量産品においても、作業性が良く、安価な
モールと構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 固定子自体を外皮としたフレームレス電
動機において、固定子3の防水、防振、防塵のために固
定子3に嫌気性接着剤9を含浸したことを特徴とする。
モールと構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 固定子自体を外皮としたフレームレス電
動機において、固定子3の防水、防振、防塵のために固
定子3に嫌気性接着剤9を含浸したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームレス電動
機の固定子モールド構造及びその固定子モールド方法に
関する。
機の固定子モールド構造及びその固定子モールド方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフレームレス電動機においては、
図2に示すように、固定子鉄心11の表面にモールド樹
脂12を充填することにより、積層した鉄板間の空隙か
ら粉塵、水等が侵入することを防いでいる。樹脂のモー
ルドは、射出成形・充填等の製法が用いられる。
図2に示すように、固定子鉄心11の表面にモールド樹
脂12を充填することにより、積層した鉄板間の空隙か
ら粉塵、水等が侵入することを防いでいる。樹脂のモー
ルドは、射出成形・充填等の製法が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すように、鉄
板(固定子鉄心)11の表面に薄くモールド樹脂12を
充填するためには、通常、射出成形・充填等の製法が用
いられるが、これらを実施するためには、成形型、射出
又は充填装置等のように大掛かりな設備を必要とする。
板(固定子鉄心)11の表面に薄くモールド樹脂12を
充填するためには、通常、射出成形・充填等の製法が用
いられるが、これらを実施するためには、成形型、射出
又は充填装置等のように大掛かりな設備を必要とする。
【0004】このため、非量産品では前述ような設備を
使用した場合、段取りに手間がかかり作業性が悪い、設
備投資が製品単価に上乗せされ価格が高い等の障害があ
った。本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもので
あり、非量産品においても、作業性が良く、安価なモー
ルと構造を提供することを目的とする。
使用した場合、段取りに手間がかかり作業性が悪い、設
備投資が製品単価に上乗せされ価格が高い等の障害があ
った。本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもので
あり、非量産品においても、作業性が良く、安価なモー
ルと構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明のフレームレス電動機の固定子鉄心モールド構造
は、固定子自体を外皮としたフレームレス電動機におい
て、固定子の防水、防振、防塵のために固定子に嫌気性
接着剤を含浸したことを特徴とする。また、上記目的を
達成する本発明のフレームレス電動機の固定子鉄心モー
ルド方法は、フレームレス電動機の固定子を嫌気性接着
剤にドブ漬けするか、若しくは、嫌気性接着剤をフレー
ムレス電動機の固定子に刷毛等により塗布したことを特
徴とする。
発明のフレームレス電動機の固定子鉄心モールド構造
は、固定子自体を外皮としたフレームレス電動機におい
て、固定子の防水、防振、防塵のために固定子に嫌気性
接着剤を含浸したことを特徴とする。また、上記目的を
達成する本発明のフレームレス電動機の固定子鉄心モー
ルド方法は、フレームレス電動機の固定子を嫌気性接着
剤にドブ漬けするか、若しくは、嫌気性接着剤をフレー
ムレス電動機の固定子に刷毛等により塗布したことを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、図1に示すように、
固定子鉄芯を嫌気性接着剤により含浸モールドするもの
であり、含浸された嫌気性接着剤は積層された鉄板の間
の空隙を埋め、硬化する。これにより、鉄板の間の空隙
をシールし、モータ外部からの粉塵、水の侵入を防止す
る。含浸モールドは、固定子鉄芯を嫌気性接着剤にドブ
漬け、又は刷毛等による塗布といった簡単な作業により
実施される。
固定子鉄芯を嫌気性接着剤により含浸モールドするもの
であり、含浸された嫌気性接着剤は積層された鉄板の間
の空隙を埋め、硬化する。これにより、鉄板の間の空隙
をシールし、モータ外部からの粉塵、水の侵入を防止す
る。含浸モールドは、固定子鉄芯を嫌気性接着剤にドブ
漬け、又は刷毛等による塗布といった簡単な作業により
実施される。
【0007】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。本発明の一実施例に係わるモ
ールド構造を図1に示す。本実施例は、永久磁石式同期
電動機に適用したものである。
参照して詳細に説明する。本発明の一実施例に係わるモ
ールド構造を図1に示す。本実施例は、永久磁石式同期
電動機に適用したものである。
【0008】即ち、図1(a)に示すように、固定子鉄
芯3の内側にローター1が挿入されると共に固定子鉄芯
3の両脇に負荷側フランジ2、反負荷側フランジ4が配
置され、更に、ローター1の両端部が負荷側フランジ
2、反負荷側フランジ4に軸受を介して回転自在に支持
されている。固定子鉄芯3は、その両端部に端板6及び
固定子コイル7が設けられるが、その外周にはフレーム
構造は設けられていない。つまり、固定子鉄芯3自体を
外皮としたフレームレス電動機構造である。
芯3の内側にローター1が挿入されると共に固定子鉄芯
3の両脇に負荷側フランジ2、反負荷側フランジ4が配
置され、更に、ローター1の両端部が負荷側フランジ
2、反負荷側フランジ4に軸受を介して回転自在に支持
されている。固定子鉄芯3は、その両端部に端板6及び
固定子コイル7が設けられるが、その外周にはフレーム
構造は設けられていない。つまり、固定子鉄芯3自体を
外皮としたフレームレス電動機構造である。
【0009】ここで、図1(b)に示すように、固定子
鉄芯3は、鉄板8を積層すると共に嫌気性接着剤9によ
り含浸モールドされたものである。図1(c)に示すよ
うに、嫌気性接着剤9は、空気と触れている限り固まら
ず、鉄板8の間の空気の遮断された場所のみで硬化す
る。そのため、モールド後のバリ取り等の作業は不要と
なる。
鉄芯3は、鉄板8を積層すると共に嫌気性接着剤9によ
り含浸モールドされたものである。図1(c)に示すよ
うに、嫌気性接着剤9は、空気と触れている限り固まら
ず、鉄板8の間の空気の遮断された場所のみで硬化す
る。そのため、モールド後のバリ取り等の作業は不要と
なる。
【0010】含浸モールドは、固定子鉄芯3を嫌気性接
着剤9にドブ漬け、又は刷毛等により嫌気性接着剤9を
塗布することにより実施される。含浸モールドされた嫌
気性接着剤9は、図1(b)に示すように、積層した鉄
板8の間の空隙及び鉄板8と端板6との間に浸透して硬
化する。
着剤9にドブ漬け、又は刷毛等により嫌気性接着剤9を
塗布することにより実施される。含浸モールドされた嫌
気性接着剤9は、図1(b)に示すように、積層した鉄
板8の間の空隙及び鉄板8と端板6との間に浸透して硬
化する。
【0011】これにより、固定子鉄芯3をシールし、電
動機外部からの粉塵、水等の侵入を防止することができ
る。ここで、嫌気性接着剤9としては、例えば、スリー
ボンド1320N(株式会社スリーボンド社製)を用い
ることができる。その特徴は、極低粘度、低中強度であ
り、その他の一般的物性及び特性は表1に示す通りであ
る。
動機外部からの粉塵、水等の侵入を防止することができ
る。ここで、嫌気性接着剤9としては、例えば、スリー
ボンド1320N(株式会社スリーボンド社製)を用い
ることができる。その特徴は、極低粘度、低中強度であ
り、その他の一般的物性及び特性は表1に示す通りであ
る。
【0012】
【表1】
【0013】尚、本実施例では、永久磁石式同期電動機
に適用したものであるが、本発明は、これに限るもので
はなく、類似の固定子構造を有する誘導電動機に対して
も適用可能である。
に適用したものであるが、本発明は、これに限るもので
はなく、類似の固定子構造を有する誘導電動機に対して
も適用可能である。
【0014】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明では、固定子鉄芯に嫌気性接着剤をド
ブ漬け、又は刷毛等による塗布により含浸モールドする
ことにより、モールド用の型、射出成形装置等のと特別
な装置を不要として、フレームレス電動機に防塵、防水
等の特性を付与することが可能となる。また、含浸モー
ルドにより、固定子鉄芯の剛性を向上させ、騒音・振動
の発生を抑制することも可能となる。
たように、本発明では、固定子鉄芯に嫌気性接着剤をド
ブ漬け、又は刷毛等による塗布により含浸モールドする
ことにより、モールド用の型、射出成形装置等のと特別
な装置を不要として、フレームレス電動機に防塵、防水
等の特性を付与することが可能となる。また、含浸モー
ルドにより、固定子鉄芯の剛性を向上させ、騒音・振動
の発生を抑制することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る永久磁石式同期電動機
を示す構造図である。
を示す構造図である。
【図2】従来のフレームレス構造を示す断面図である。
1 ロータ 2 負荷側フランジ 3 固定子鉄芯 4 反負荷側フランジ 5 検出器 6 端板 7 固定子コイル 8 鉄板 9 嫌気性接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 固定子自体を外皮としたフレームレス電
動機において、固定子の防水、防振、防塵のために固定
子に嫌気性接着剤を含浸したことを特徴とするフレーム
レス電動機の固定子鉄心モールド構造。 - 【請求項2】 フレームレス電動機の固定子を嫌気性接
着剤にドブ漬けするか、若しくは、嫌気性接着剤をフレ
ームレス電動機の固定子に刷毛等により塗布したことを
特徴とする請求項1記載のフレームレス電動機の固定子
モールド方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320008A JPH09163641A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | フレームレス電動機の固定子モールド構造及びその固定子モールド方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320008A JPH09163641A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | フレームレス電動機の固定子モールド構造及びその固定子モールド方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163641A true JPH09163641A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18116726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7320008A Pending JPH09163641A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | フレームレス電動機の固定子モールド構造及びその固定子モールド方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09163641A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003096514A1 (fr) * | 2002-05-08 | 2003-11-20 | Daikin Industries, Ltd. | Moteur electrique et compresseur |
JP2004322274A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Nidec Shibaura Corp | 電動工具 |
KR100905758B1 (ko) * | 2007-08-10 | 2009-07-02 | 삼성전기주식회사 | 모터 및 그 제조방법 |
CN109038877A (zh) * | 2017-06-09 | 2018-12-18 | 发那科株式会社 | 马达 |
DE102018007629A1 (de) | 2017-10-10 | 2019-04-11 | Fanuc Corporation | Stator and motor |
JP2020195199A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | 山洋電気株式会社 | 回転電機のアーマチュア及びその絶縁方法 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7320008A patent/JPH09163641A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003096514A1 (fr) * | 2002-05-08 | 2003-11-20 | Daikin Industries, Ltd. | Moteur electrique et compresseur |
US7030540B2 (en) | 2002-05-08 | 2006-04-18 | Daikin Industries, Ltd. | Electric motor and compressor |
JP2004322274A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Nidec Shibaura Corp | 電動工具 |
JP4514414B2 (ja) * | 2003-04-25 | 2010-07-28 | 日本電産シバウラ株式会社 | 電動工具 |
KR100905758B1 (ko) * | 2007-08-10 | 2009-07-02 | 삼성전기주식회사 | 모터 및 그 제조방법 |
CN109038877A (zh) * | 2017-06-09 | 2018-12-18 | 发那科株式会社 | 马达 |
JP2018207755A (ja) * | 2017-06-09 | 2018-12-27 | ファナック株式会社 | モータ |
DE102018007629A1 (de) | 2017-10-10 | 2019-04-11 | Fanuc Corporation | Stator and motor |
US10886812B2 (en) | 2017-10-10 | 2021-01-05 | Fanuc Corporation | Stator and motor |
DE102018007629B4 (de) | 2017-10-10 | 2022-08-04 | Fanuc Corporation | Stator and motor |
JP2020195199A (ja) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | 山洋電気株式会社 | 回転電機のアーマチュア及びその絶縁方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030311 |