JPS5883542A - ブラシレスモ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、性能が喪好で製作が容易な構成のブラシレス
モータとその製造方法に関する。

従来のブラシレスモータは、固定子鉄心に巻線を納める
スロットが形成されており、コギングおよび回転ムラを
生じているものであった。

特に低速運転でこの影響が著しく、変速範囲が低速の領
域に及ぶもの、あるいは精密な位置制御を行うためのモ
ータとして利用される場合きわめて不都合であった。

一方製作面においても鋼板の打抜き成形で固定子鉄心を
形成するため材料の利用率が悪く、打抜き型が高価であ
ること、さらには巻線納めの関係上小径のモータを構成
することが困難であるといった問題を有していた。

また、これらの欠点を改良するコアレスモータは、ブラ
シを使用することから信頼性が低くブラシのトラブルで
問題を生じない範囲でのみ高信頼であるといった状態で
ある。

本発明は、このような事情からこれらの問題を解決する
と共に高効率で信頼性が高く、シかも製作が容易である
といったブラシレスモータトソの製造方法を提供するこ
とを目的としている。

以下、本発明を図面に示された一実施例にもとづいて説
明すると、第１図は本発明の一実施例によるブラシレス
モータの縦断両図であり、第２図は型に筒形コイルを巻
装した状態を示す斜視図、第３図は第２図に示された筒
形コイルに鉄線を巻装する状態を示す斜視図、第４図は
モールド型に納められた状態を示す縦断面図である。

第１図においてブラシレスモータａ、筒形コイル１の外
周に鉄線２が巻装され固定子が形成されると共に外側が
樹脂３でモールドされているつそして、固定子には永久
磁石によるロータ４が内装されておシ、ロータ４の軸５
は樹脂３によるフレームの両端に設けられたブラケット
６、マに軸受８．９を介在して支承されている。

さらに、軸５には永久磁石より成る速度検出器ｌＯが設
けられてお１り、速度検出器１０に対向する位置にホー
ル素子等によ木位置検出器１１が設けられている。

第２図において、筒形コイル１は、マグネットイヤーを
コイルスプリング状に巻き対向する辺を相対移動させて
偏平としたものを型１２に巻付けて構成されている。

そして、筒形コイルｌは、型１２に外装された状態でワ
ニスあるいは絶縁性と粘着性のある固着剤を施して構成
されている。

さらに、型１２は、両端に軸１３が延出しており、図示
されない動力によって回転するよう構成されており、ま
た、ヒータを内装あるいは中空に形成して火力が加えら
れ加熱可能に構成されている。

第３図において、筒形コイル１は、型１２に外。

装されワニス等の固着剤が硬化する前に鉄線２が巻装さ
れている。

そして、巻装される鉄線２は、磁性材料として特性のよ
いもので高効率を求めてもよいが、一般的な針金を用い
ても十分な特性を得ることができる。

第４図において１．筒形コイル１および鉄線２を備え九
型１２が樹脂成形型・１４，１５に納められそして、こ
の吸盤１２は、成形型１４，１５０中子として利用され
るよう構成されておシ、型１２には熱可　性樹脂による
剥離剤ｌフが介在されて筒形コイル１が外装されている
。

さらに、この剥離剤１フは、熱可　性樹脂をシート状に
形成し型１２に適宜巻装してから筒形コイル１を外装す
ることで容易に装着でき、適当な厚さに巻装しておけば
型１２より筒形コイル１を抜き出す際に加熱軟化させて
型抜きを容易にするεとができると共に軟化した剥離剤
１フが再び硬化した際筒形コイルｌの隙間に侵入した状
態で硬化するため保持力を示すことができる。

このような構成において、ブラシレスモータは、固定子
に筒形コイル１を用いるためコギングを生じることがな
く、１００：１〜１０００　ｊ　ｌの広範囲の速度制御
を行っても支障なく変速でき、しかも精密な位置制御を
行う産業ロボット等に用い用でき、型１２を回転させる
ことにより容易に鉄線２を巻装でき、しかも巻装中鉄線
２に張力が加わるよう、また整然と巻装すれば鉄線２の
巻装密度を高くすることができる。

そして、鉄線２の巻装による釉向きの圧力で筒形コイル
ｌは型１２に密着し調心性が良好となシロータ番との空
隙を最少にすることができ効率をよくすることができる
。

しかも、このように製造できるため軸方向に長く形成す
るに障害がなく従前のモータに得られない構造を得るこ
とができる。

鉄線２０巻装は、端部で崩れる場合ツバを有するボビン
を介在させてもよく、巻装時にのみ崩れないよう治具を
用い固着処理することも可能である。

そして、型１２に筒形コイル１を外装した後にワニス等
の固着剤を施してこれが乾燥する前に鉄線２を巻装すれ
ば、未乾燥のワニスが巻装される鉄線２の隙間に侵入し
筒形コイル１の保持機能を４成することができる。

また、型１２に筒形コイル１を外装する際に、熱可　性
の剥離剤１フを介在させておき、後工程で型１２を加熱
すれば剥離剤１フが軟化して流動することができるよう
になり型１２を容易に筒形コイル１より抜き出すことが
できる。

しかも、このような剥離剤１ツは、樹脂３を成形型１４
．１５に注入してモールドする際、注入された樹脂３に
融合する傾向があり成形状態がきわめて良好となる。

剥離剤１フは、必ずしも熱可　性の樹脂等を用いること
に限定されるものではなく、筒形コイル１と型１２との
離脱を目的に　層のシートから構成して層間で滑らせて
もよく、この場合筒形コイル１０鉄線２との結合は別の
固着剤によって実施すればよい。

型１２は、成形型１４．１５の中子として利用できるた
め、筒形コイル１に対して調心性のよいフレームを構成
することができる。

そして、ブラケット６、ツは、フレームに調心性の良好
なるインローを形成することができるため嵌着が容易で
あると共に丈夫で調心性のよい軸承が行える。

このため、軸方向に細長い形状のブラシレスモータを構
成しても空隙の当り等の支障を生じることなく効率のよ
いブラシレスモータを形成することができる。

また、鉄線２を巻装する４外側が凸凹状になる他外力に
よっ−て崩れ易い状態になるが、電１２を中子として樹
脂３でモールドすれば丈夫な、しかも後加工の不要な任
意の形状のフレームが得られきわめて都合がよい。

そして、樹脂３のモールド時に位置検出器１１をも埋設
すれば型１２に位置検出器１１を取付けることのみで組
立工数が不要になる他確実な取付けが行える。

さらに、このようにモールドによって構成すると、ブラ
ケット６、フとロータ４等一部の部品の組込みでブラシ
レスモータが完成するため組立上きわめて都合がよい。

以上説明の通り、本発明によれば筒形コイルに鉄線を巻
装して形成したため細長い、しかも組立容易な高効率の
ブラシレスモータを構成することができ、さらに回転ま
たはモールド成形型の中子として利用できる型を利用し
て固定子を組立ることによ抄きわめて都合よく精密な組
立が行えその効果は産業上天である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるブラシレスモータの縦
断面図であり、第２図は型に筒形コイルを巻装した状態
を示す斜視図、第３図は第２図に示された筒形コイルに
鉄線を巻装する状態を示す斜視図、第４図はモールド型
に納められた状態を示す縦断面図である。 １・・、・筒形コイル、　　２・・・鉄線、　　３・・
・樹脂、　４・・・ロータ、　１２・・・型。 １４１５・・・成形型。 特許出願人 株式会社芝浦製作所 第１図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）、筒形コイルの外周に鉄線を巻装して固定子を形
   成し、永久磁石ロータを内装して成るブラシレスモータ
   。
2. （２）、筒形コイルを回転する型に外装し、かつ回転方
   法。
3. （３）９回転する型に外装された筒形コイルに固着処理
   を行うと共に硬化前に鉄線を巻装することを特徴とする
   特許 レスモータの製造方法。
4. （４）、回転する型を中子として成形型に納め固定子を
   樹脂モールドすることを特徴とする前記特許請求の範囲
   第２項または第３項記載のブラシレスモータの製造方法
   。
5. （５）、回転する型に剥離剤を介在して筒形コイルを外
   装することを特徴とする前記特許請求の範囲第２項、第
   ３項または第４項記載のブラシレスモータの製造方法。
6. （６）、剥離剤に熱可　性樹脂を用いると共に回転型を
   加熱可能に構成したことを特徴とする前記特許請求の範
   囲第５項記載のブラシレスモータの製造方法。