JPS5818424Y2 - 高圧導電装置 - Google Patents
高圧導電装置Info
- Publication number
- JPS5818424Y2 JPS5818424Y2 JP1979122414U JP12241479U JPS5818424Y2 JP S5818424 Y2 JPS5818424 Y2 JP S5818424Y2 JP 1979122414 U JP1979122414 U JP 1979122414U JP 12241479 U JP12241479 U JP 12241479U JP S5818424 Y2 JPS5818424 Y2 JP S5818424Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- aluminum
- arc
- burnout
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、高圧絶縁ガスを充填した金属カプセルによっ
て包囲され且つ支持絶縁体で金属カプセルに対して保持
されている高圧導体がその故障アークの滞留部に於て耐
焼損性が他の導体部分よりも大きな材料より成る部分を
持つ型の高圧導電装置の改良に関する。
て包囲され且つ支持絶縁体で金属カプセルに対して保持
されている高圧導体がその故障アークの滞留部に於て耐
焼損性が他の導体部分よりも大きな材料より成る部分を
持つ型の高圧導電装置の改良に関する。
この型の装置は昭和49年特許願第18063号として
既に本出願人から提案されている。
既に本出願人から提案されている。
そしてそれによれば、前記のような耐焼損部分をアーク
滞留部に設けることによって管状をなすカプセル及び管
状導体自体の壁の焼損が、想定されうる最長のアーク滞
留時間に於ても焼は抜けない程度に低下せしめられる。
滞留部に設けることによって管状をなすカプセル及び管
状導体自体の壁の焼損が、想定されうる最長のアーク滞
留時間に於ても焼は抜けない程度に低下せしめられる。
即ち特にアーク滞留部だけに高い溶融点従って高い耐焼
損性を持っている材料を使用することにより、その他の
部分に安価な材料又は安価につく薄い壁厚を採用しうる
ことについて記載されている。
損性を持っている材料を使用することにより、その他の
部分に安価な材料又は安価につく薄い壁厚を採用しうる
ことについて記載されている。
なお、従来に於ても耐焼損性材料がアーク滞留部に使用
されていたがその場合には長い管体の全部に同材料が使
用されており、それでは前記提案に示すような経済的に
良好な解決は遠戚されないのである。
されていたがその場合には長い管体の全部に同材料が使
用されており、それでは前記提案に示すような経済的に
良好な解決は遠戚されないのである。
高圧導体とカプセルとの間に地絡事故が発生してアーク
が生じると、このアークはその発生個所に止まらず、カ
プセルの軸方向の一方向に走行する。
が生じると、このアークはその発生個所に止まらず、カ
プセルの軸方向の一方向に走行する。
すなわちアークを含む電流路によって生じる磁気駆動力
によってアーク自身が電源から遠ざかる方向に駆動され
、アークの足点は、一方では導体上で、一方ではカプセ
ル内面上で移動する。
によってアーク自身が電源から遠ざかる方向に駆動され
、アークの足点は、一方では導体上で、一方ではカプセ
ル内面上で移動する。
導体上を走行しているアークの足点は、該導体をカプセ
ルから絶縁支持している支持絶縁体に到達するとその近
くに滞留する可能性が大きい。
ルから絶縁支持している支持絶縁体に到達するとその近
くに滞留する可能性が大きい。
というのは、支持絶縁体の導体を支持している部分は機
械的・電気的な要請からアークの足点が導体表面上を伝
わって移動することを阻むからである。
械的・電気的な要請からアークの足点が導体表面上を伝
わって移動することを阻むからである。
すなわち、支持部分では、導体の表面にきわめて接近し
て支持絶縁体が包囲しているかもしくは接触している。
て支持絶縁体が包囲しているかもしくは接触している。
支持絶縁体の導体を支承する部分には、導体と同電位と
するとともに該支持絶縁体中の電位傾度を緩和する制御
電極が設けられており、アークの足点がこの支持部を越
えて行くためには狭い間隙を通り抜けるか、あるいはア
ークによって発生した金属蒸気が他側に達することによ
って新たに足点を生ずるかしなければならないからであ
る。
するとともに該支持絶縁体中の電位傾度を緩和する制御
電極が設けられており、アークの足点がこの支持部を越
えて行くためには狭い間隙を通り抜けるか、あるいはア
ークによって発生した金属蒸気が他側に達することによ
って新たに足点を生ずるかしなければならないからであ
る。
このようなアークの滞留する可能性を持つ部分は当然の
こととしてカプセル側にも存在するが、カプセル側にお
いては導体表面よりはるかに広い面積と空間とを有する
から容易に対処することができる。
こととしてカプセル側にも存在するが、カプセル側にお
いては導体表面よりはるかに広い面積と空間とを有する
から容易に対処することができる。
故障電流がしゃ断されるまでの間に、耐焼損処置を施し
た部分までアークが走行することを妨げる要素は特に導
体上に取りつけられる部材において回避困難に存在する
ことが多い。
た部分までアークが走行することを妨げる要素は特に導
体上に取りつけられる部材において回避困難に存在する
ことが多い。
本考案は、特に高圧導体に於て滞留アークが生じうる部
分だけに耐焼損性材料を使用ししかもその構成を長い導
体の場合にも安価に構成し且つ容易に組立てうるように
改善することを目的とする。
分だけに耐焼損性材料を使用ししかもその構成を長い導
体の場合にも安価に構成し且つ容易に組立てうるように
改善することを目的とする。
即ち本考案によれば、導体の主体を形成するアルミニウ
ム導体をそれよりも耐焼損性の高い材料部分によって接
続ししかもこの部分の両端をアルミニウム介挿体を介し
て前記主体と連結すると共に前記材料部分に支持絶縁体
が取付けられるものとする。
ム導体をそれよりも耐焼損性の高い材料部分によって接
続ししかもこの部分の両端をアルミニウム介挿体を介し
て前記主体と連結すると共に前記材料部分に支持絶縁体
が取付けられるものとする。
従ってアーク滞留部の耐焼損性は著しく高められ、又主
体はアルミニウム製であるので安価となる。
体はアルミニウム製であるので安価となる。
更に両者の結合にアルミニウム介挿体を使用することに
より、長い導体を連結構成する場合に於てアルミニウム
とそれよりも耐焼損性の高い材料との接続の問題が容易
に解決される。
より、長い導体を連結構成する場合に於てアルミニウム
とそれよりも耐焼損性の高い材料との接続の問題が容易
に解決される。
即ち前記材料とアルミニウム介挿体との連結はその設備
のある工場で行ない、次にアルミニウム介挿体とアルミ
ニウム導体との連結はアルミニウムーアルミニウム接続
として現地で容易に溶接法によって行なわれうる。
のある工場で行ない、次にアルミニウム介挿体とアルミ
ニウム導体との連結はアルミニウムーアルミニウム接続
として現地で容易に溶接法によって行なわれうる。
なお前記の材料部分を銅製とした場合には、それとアル
ミニウム介挿体との結合は摩擦溶接法によって行なわれ
るのが特に良好である。
ミニウム介挿体との結合は摩擦溶接法によって行なわれ
るのが特に良好である。
そしてその場合にはたとえば鋼管の端面に鎖中間層を付
着し、その一方を回動して静止した他方に押圧する。
着し、その一方を回動して静止した他方に押圧する。
それによって、網部分とアルミニウム部分とは良導電的
にしかも機械的に強固に結合される。
にしかも機械的に強固に結合される。
又この接続法はアルミニウムと鋼又はアルミニウムとそ
れよりも耐焼損性の大きな他の材料との結合にも良好に
使用されうる。
れよりも耐焼損性の大きな他の材料との結合にも良好に
使用されうる。
次に図面について本考案を詳細に説明する。
図に於て10はガス絶縁金属カプセル型高圧導電装置又
は高圧開閉設備に於ける管状の高圧導体であり、カプセ
ルの図示は省略されている。
は高圧開閉設備に於ける管状の高圧導体であり、カプセ
ルの図示は省略されている。
しかし支持絶縁体3の断面は示されており、これによっ
て導体10は図示されていないカプセルに対して支持さ
れているものとする。
て導体10は図示されていないカプセルに対して支持さ
れているものとする。
そして経験によれば、故障によって発生したアークは導
体10側に於ては支持絶縁体3の近傍に滞留する。
体10側に於ては支持絶縁体3の近傍に滞留する。
即ち導体10に於ける他の部分に於てアークが発生した
場合に於ても、それは絶縁体の近傍にまで移動する。
場合に於ても、それは絶縁体の近傍にまで移動する。
従ってそのために導体10に於ける絶縁体3の近傍は、
導体10に耐焼損材料部分2を設けることによって熱的
に補強されている。
導体10に耐焼損材料部分2を設けることによって熱的
に補強されている。
即ちこの部分2にはたとえば耐焼損材料として銅が使用
され、導体の主体をなすその他の部分1の材料としては
アルミニウムが使用されている。
され、導体の主体をなすその他の部分1の材料としては
アルミニウムが使用されている。
又この部分2の材料として、銅の代りに鋼を使用するこ
とも出来る。
とも出来る。
いずれにせよ導体10は、この部分2に於て制御電極4
を介して絶縁体3によって支持されている。
を介して絶縁体3によって支持されている。
そして全体として軸線6に対して回転対称に形成されて
いる。
いる。
図示の実施例に於ては、鋼管として形成された部分2の
両端にアルミニウム前装のその他の導体部分1を良好に
接続する解決手段が示されている。
両端にアルミニウム前装のその他の導体部分1を良好に
接続する解決手段が示されている。
即ち画部分1,2間にはアルミニウム製の介挿体7が使
用され、しかも両介挿体7の少なくとも一つには接続作
業上の理由から貫通孔が設けられる。
用され、しかも両介挿体7の少なくとも一つには接続作
業上の理由から貫通孔が設けられる。
そして網部分2の両端部9はアルミニウム介挿体と工場
に於て結合せしめられ、一体として現地に送られる。
に於て結合せしめられ、一体として現地に送られる。
そして現地に於てアルミニウム前装の導体部分1と両端
部に於て嵌合結合されうる。
部に於て嵌合結合されうる。
このように構成されているので銅とアルミニウムとの結
合はその設備を持った工場に於て容易に行なわれ、現地
では両者の摩擦係合と突合せ部分8に於けるアルミニウ
ム対アルミニウム溶接を行なえばよい。
合はその設備を持った工場に於て容易に行なわれ、現地
では両者の摩擦係合と突合せ部分8に於けるアルミニウ
ム対アルミニウム溶接を行なえばよい。
従ってアルミニウム製の部分1と銅製の部分2との良好
な結合に関する技術的問題が簡単に且つ有利に解決され
る。
な結合に関する技術的問題が簡単に且つ有利に解決され
る。
即ち本考案によれば高圧導体を安価に作ることができ、
しかも滞留アークの存在しうる部分は耐焼損性を持ちし
かもそれを容易に製造製作し且つ現地に於て簡単に組立
てることが出来る。
しかも滞留アークの存在しうる部分は耐焼損性を持ちし
かもそれを容易に製造製作し且つ現地に於て簡単に組立
てることが出来る。
図面は本考案装置に関する一実施例の縦断側面図である
。 図に於て10は高圧導体、1はその主体をなすアルミニ
ウム部分、2はそれよりも耐焼損性の高い材料部分、3
は支持絶縁体、7はアルミニウム介挿体である。
。 図に於て10は高圧導体、1はその主体をなすアルミニ
ウム部分、2はそれよりも耐焼損性の高い材料部分、3
は支持絶縁体、7はアルミニウム介挿体である。
Claims (1)
- 高圧絶縁ガスを充填した金属カプセルによって包囲され
且つ支持絶縁体で金属カプセルに対して保持されている
高圧導体がその故障アークの滞留部に於て耐焼損性が他
の導体部分よりも大きな材料より戒る部分を持つ型のも
のに於いて、導体の主体を形成する管状のアルミニウム
導体をそれよりも耐焼損性の高い管状の材料部分によっ
て接続ししかもこの部分の両端をアルミニウム介挿体を
介して前記主体と連結すると共に前記材料部分に支持絶
縁体が取付けられることを特徴とする高圧導電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979122414U JPS5818424Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 高圧導電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979122414U JPS5818424Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 高圧導電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5535895U JPS5535895U (ja) | 1980-03-07 |
JPS5818424Y2 true JPS5818424Y2 (ja) | 1983-04-14 |
Family
ID=29080506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979122414U Expired JPS5818424Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 高圧導電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5818424Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5075617B2 (ja) * | 2007-12-27 | 2012-11-21 | 株式会社東芝 | ガス絶縁母線用導体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS459725Y1 (ja) * | 1967-03-27 | 1970-05-07 | ||
JPS4870873A (ja) * | 1971-12-23 | 1973-09-26 |
-
1979
- 1979-09-04 JP JP1979122414U patent/JPS5818424Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS459725Y1 (ja) * | 1967-03-27 | 1970-05-07 | ||
JPS4870873A (ja) * | 1971-12-23 | 1973-09-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5535895U (ja) | 1980-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
FR2479597A1 (ja) | ||
JPS58111231A (ja) | しや断器用真空バルブ | |
US3931451A (en) | Apparatus for preventing burn-off due to an accidentical standing arc in high voltage apparatus | |
JPS5818424Y2 (ja) | 高圧導電装置 | |
KR19980079908A (ko) | 절연형 개폐장치 | |
TW584874B (en) | Vacuum switch tube | |
CA1334855C (en) | Electrical apparatus with an in-tank electromagnetic shield | |
CN1467771A (zh) | 真空开关设备 | |
JP4579928B2 (ja) | 高電圧屋外型ブッシング装置 | |
JP2710898B2 (ja) | 静止誘導電器リードの絶縁構造 | |
JPS6233708B2 (ja) | ||
JPS6023864Y2 (ja) | プツシング | |
JPS6254220B2 (ja) | ||
JPH02285909A (ja) | 導体接続装置 | |
JPH09200915A (ja) | ガス絶縁断路器、ガス絶縁断路器の接地装置 | |
JPS6347216B2 (ja) | ||
JP3141400B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPS6052645B2 (ja) | ガス絶縁母線 | |
JPH066495Y2 (ja) | 樹脂モールド変圧器 | |
JPS6111948Y2 (ja) | ||
JP2595075B2 (ja) | 投入抵抗装置付遮断器 | |
Horten et al. | New insulator design for gas insulated high voltage apparatus with advantageous composite application | |
JPH0754906Y2 (ja) | 高圧ガス開閉器におけるブッシング構造 | |
JPH03151608A (ja) | リード線支持装置 | |
JPH0465603B2 (ja) |