JP3141400B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP3141400B2
JP3141400B2 JP03023113A JP2311391A JP3141400B2 JP 3141400 B2 JP3141400 B2 JP 3141400B2 JP 03023113 A JP03023113 A JP 03023113A JP 2311391 A JP2311391 A JP 2311391A JP 3141400 B2 JP3141400 B2 JP 3141400B2
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雅義 橋浦
幸司 佐々木
清蔵 中野
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豊 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス絶縁開閉装置に係
り、特に、パッファシリンダ、及びスペーサ等のごと
く、接触による導電部をもつ部分を有しているものに好
適なガス絶縁開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス絶縁開閉装置に使用される中
心導体,パッファシリンダ、及びスペーサの埋め込み貫
通導体については、軽量化,加工性から主にアルミ材が
使用されているが、特に、中心導体とスペーサ埋め込み
貫通導体については、他の中心導体と摺動接触し導電す
る部分には、銅材を使用し接触部の短時間電流通電性能
を向上させることが一般に行われている。この場合、ア
ルミ材と銅材は、銀メッキ面を介してのボルト締結によ
り構成されている。
【0003】図1に中心導体の接触による導電部に係る
導体の構造を示す。該図に示すごとく、アルミ材からな
る導体101は、接合面cでアルミ材からなるボス10
2の接合面dとアーク溶接される。ボス102の接触面
eには銀メッキ103が施されており、同じく銀メッキ
103が施された銅材からなるボス105の接触面fと
対向しボルト106で締結される。この場合、アルミ材
からなる導体101は、重量軽減のために使用される。
銅材からなるボス105は、他の導体との摺動接触によ
る導電に係る部分であり、短時間電流通電性能を確保す
るため銅が使用される。ボルト106は軟銅が用いら
れ、銀メッキ103が施された面を固定させている。
又、パッファシリンダは、SF6 ガスを圧縮し接触子へ
吹き付ける際のシリンダとして使用され、一般にアルミ
材からなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、導体
の接触部分に銅材を使用し短時間電流通電性能を確保し
ているが、ボルトで銅材とアルミ材を締結しているた
め、所要通電面積とは別にボルト締結用の面積も必要と
なり、導体径を大きくする必要があった。又、接触部で
あるアルミ導体の端面の銀メッキ作業は、アーク溶接後
に実施するため、物により長さも数メートルに達するの
で、作業が煩雑になっていた。
【0005】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、銅材とアルミ材の接合にボル
ト締結を必要とせず導体径が大きくなることはないこと
は勿論、大幅な工数低減が図れるガス絶縁開閉装置を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、遮断器を構成するパッファシリンダの
中心軸をアルミ合金で、外筒部は銅材で形成すると共
に、これら両者が金属接合されて構成されているガス絶
縁開閉装置、又は遮断器、及び母線を収納するシース間
を区分すると共に、該シース内に封入されたガス圧を区
分し、かつ、アルミ材が埋め込まれて貫通導体となるス
ペーサであって、該スペーサはアルミ材の端部に銅を金
属接合されて構成されているガス絶縁開閉装置としたこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】アルミ材と銅材との接合に摩擦圧接、或いはろ
う付等の金属接合を採用することにより、ボルト類の使
用を無くすことができるので工数低減が図れ、更に組立
て作業の低減が図れる。特に、金属接合部の十万回曲げ
疲労強度を応力振幅10kg/mm2 となる接合条件で接合
することにより、導電部品としての信頼性を向上させる
ことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2ないし図7によ
り説明する。図2には本発明の一実施例である電力変電
機器に採用されるガス絶縁開閉装置を示し、このガス絶
縁開閉装置は、遮断器11,母線12,遮断器13,ケ
ーブル14等から概略構成されている。これらのユニッ
トは、主回路導電部15を金属容器であるシース2の中
に絶縁物17で支え、空間には絶縁性の高いSF6 ガス
が封入されている。また、各ユニットは、それぞれのシ
ース2のフランジ4を介して連結されている。主回路導
電部15は、銅材、又はアルミ(アルミ合金を含む)材
で製作された中心導体1の相互接続の大部分は、長手方
向に摺動可能な接触子28で構成されている。
【0009】本実施例では、中心導体1の接触子28と
摺動接触する部分には銅材を使用して短絡電流通電能力
を高めており、中間の導電部分には軽量で機械的強度も
あるアルミ材を使用し、そして、これら両者を摩擦圧
接、或いはろう付等の金属接合で固着している。
【0010】このような本実施例の構成とすることによ
り、主回路導電部を構成する中心導体の銅材とアルミ材
の接合にボルト締結を用いる必要がないため、ボルト締
結用面積が不要となり導体径を小さくできる。又、銅材
とアルミ材のボルト締結接触面に必要であった端面の銀
メッキ作業が不要となり、従来、製缶→機械加工→メッ
キという工程で製作されていたアルミ材側が、製缶,機
械加工の二工程で製作できる。このため、長さ数メート
ルの導体の銀メッキが不要となり大幅な工数低減とな
る。更に、ボルトの締結に必要であったアルミ材のボス
が不要となり、この部分のアーク溶接作業が不要とな
る。
【0011】図3,図4,図5に示す例は、ガス絶縁開
閉装置の遮断器11に適用した例である。
【0012】図3は遮断器11の断面図であり、タンク
3の中に主回路導電部15の遮断部分であるパッファシ
リンダ21と主接触子22等を絶縁筒24,25で支持
している。図4に図3で示した遮断器11に内蔵された
遮断部を示す(本図は遮断行程の状態を示す)。該図に
おいて、パッファシリンダ21の内部のSF6 ガスは、
パッファシリンダ21が絶縁操作ロッド18により開路
方向5に引張力をうけ高速度で移動することにより圧縮
され、絶縁ノズル19を通して一部が固定子20側へ、
一部はアーク接触子23とパッファシリンダ21の中空
側の内部を通り排出される。
【0013】このようにパッファシリンダ21は、高速
で駆動する必要から軽量で強度のあるアルミ材で一体成
形されているが、閉路状態では集電子16を通してパッ
ファシリンダ21の外筒部を経由し主接触子22側と導
通している必要があり、四千A程度の大電流通電を考慮
すると、寸法の小さい72KV級定格のガス絶縁開閉装
置では、アルミ材よりも銅材を使用する必要がある。
【0014】図5に本発明によるパッファシリンダ21
の構成の一実施例を示す。該図において、中空軸31は
アルミ材を、外筒部32は銅材をそれぞれ使用してい
る。そして、本実施例では、これらアルミ材の中空軸3
1と銅材の外筒部32を摩擦圧接、或いはろう付等の金
属接合で固着している。
【0015】このような本実施例の構成とすることによ
り、特に、72KV級定格のガス絶縁開閉装置で大電流
の仕様に対し、従来のパッファシリンダの寸法のままで
外筒部を銅材にするだけで対応できるため、全体として
寸法を変更することなく安価に製作できるメリットがあ
る。
【0016】図6,図7はガス絶縁開閉装置の断路器1
3、及びスペーサ29に本発明を適用した例である。
【0017】図6は断路器13の近傍のシース2の断面
図である。該図に示すごとく、中心導体1は、断路器1
3と他のユニットとを隔離しているスペーサ29の埋め
込み貫通導体30に接合されている。断路器としての動
作は、絶縁体26を介して動作する可動接触子27が接
触子28に接合,分離することで主回路の開閉が行われ
る。
【0018】図7はスペーサに本発明を適用した実施例
である。該図に示す実施例では、スペーサ29に埋め込
まれたアルミ材の埋め込み貫通導体30に、銅材の接触
子34が摩擦圧接、或いはろう付等により金属接合さ
れ、中心導体1との接触は差し込み構造となっている。
【0019】このような本実施例の構成とすることによ
り、中心導体1と埋め込み貫通導体30の外径を小さく
でき、更にスペーサ29の径も小さくできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明のガス絶縁開閉装置
によれば、遮断器を構成するパッファシリンダの中心軸
をアルミ合金で、外筒部は銅材で形成すると共に、これ
ら両者が金属接合されて構成されているか、又は遮断
器、及び母線を収納するシース間を区分すると共に、該
シース内に封入されたガス圧を区分し、かつ、アルミ材
が埋め込まれて貫通導体となるスペーサであって、該ス
ペーサはアルミ材の端部に銅を金属接合されて構成され
ているものであるから、銅材とアルミ材の接合にボルト
締結を必要とせず導体径が大きくなることはないことは
勿論、大幅な工数低減が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス絶縁開閉装置に採用される従来の中心導体
を示す分解断面図である。
【図2】本発明の一実施例であるガス絶縁開閉装置の全
体構成を破断して示す正面図である。
【図3】図2に示したガス絶縁開閉装置に採用されてい
る断路部を示す断面図である。
【図4】図2に示したガス絶縁開閉装置に採用されてい
るパッファシリンダを示す断面図である。
【図5】図4に示したパッファシリンダを構成する中空
軸と外筒部を示す断面図である。
【図6】断路器近傍のシース部分の断面図である。
【図7】図2に示したガス絶縁開閉装置に採用されてい
るスペーサを示す断面図である。
【符号の説明】
1…中心導体、2…シース、3…タンク、4…フラン
ジ、5…開路方向、11…遮断器、12…母線、13…
断路器、15…主回路導電部、17…絶縁物、18…絶
縁操作ロッド、19…絶縁ノズル、20…固定子、21
…パッファシリンダ、22…主接触子、23…アーク接
触子、24,25…絶縁筒、26…絶縁体、27…可動
接触子、28…接触子、29…スペーサ、30…貫通導
体、31…中空軸、32…外筒部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 幸司 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (72)発明者 中野 清蔵 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (72)発明者 逸見 恭男 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (72)発明者 小林 豊 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株 式会社 日立製作所 国分工場内 (56)参考文献 特開 昭58−223226(JP,A) 特開 平3−82304(JP,A) 特開 昭62−2804(JP,A) 特公 平7−40769(JP,B2) 特公 昭60−56046(JP,B2) 特公 平5−69250(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 13/035 - 13/075 H01H 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮断器,断路器,母線を含むガス絶縁開閉
    装置において、 前記遮断器を構成するパッファシリンダの中心軸をアル
    ミ合金で、外筒部は銅材で形成すると共に、これら両者
    が金属接合されて構成されていることを特徴とするガス
    絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】遮断器,断路器,母線を含むガス絶縁開閉
    装置において、 前記遮断器、及び母線を収納するシース間を区分すると
    共に、該シース内に封入されたガス圧を区分し、かつ、
    アルミ材が埋め込まれて貫通導体となるスペーサであっ
    て、該スペーサはアルミ材の端部に銅を金属接合されて
    構成されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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