JPS58183468A - 食品密封容器内における脱酸素剤の反応方法 - Google Patents

食品密封容器内における脱酸素剤の反応方法

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JPS58183468A
JPS58183468A JP6694982A JP6694982A JPS58183468A JP S58183468 A JPS58183468 A JP S58183468A JP 6694982 A JP6694982 A JP 6694982A JP 6694982 A JP6694982 A JP 6694982A JP S58183468 A JPS58183468 A JP S58183468A
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JP
Japan
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oxygen
food
space
present
container
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JP6694982A
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藤島 大四郎
藤島 信一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生肉や味噌、漬物などの水分が多くかつ柔軟
な食品を収容する密封容器に対して脱酸素剤を適用する
方法、殊に、このような密封容器内において脱酸素剤を
円滑に反応させる方法に関するものである。
従来、生肉を無酸素包装すれば、保存期間が延長され、
鮮度が保持されることが知られており、この目的のため
には真空パンクが一般に適用されている。しかしながら
、この場合、真空による負の内圧が生じて、味を構成す
る大切なドリップ(肉汁)が肉身から滲出されるという
欠点がある。
一方、この真空パンクに代るべきものとして、脱酸素剤
(この脱酸素剤は、通常、通気性の小袋に入れて販売使
用されている)による無酸素包装が考えられるが、この
場合には、生肉は水分が多くかつ柔軟であるために、脱
酸素剤を生肉と共に包装しても、脱酸素剤は、その柔軟
かつ多水分の生肉により、脱酸素剤の小袋の通気性表面
が押圧され、その小袋の通気孔が閉塞され、充分な脱酸
素反応が行われなくなるという問題がある。従って、こ
のような問題のために、実際上は、生肉に対しては脱酸
素剤は未だ応用されていないのが実情である。また、同
様の問題は、味噌、漬物、魚貝類などの多水分の食品に
対しても見られる。
本発明者らは、このような問題を解決すべく鋭意研究を
重ねた結果、本発明を完成するに到った。
□ 即ち、本発明によれば、生肉や味噌、漬物などの水
分の多い食品を収容する密封容器内において脱酸素剤を
反応させるに際し、該容器内に剛質の通気性容器を同封
して脱酸素剤反応用の空間を作り、該空間において脱酸
素剤を反応させることを特徴とする脱酸素剤の反応方法
が提供される。
本発明において用いる脱酸素剤は、鉄粉、ノ・イドロサ
ルファイト、ピロカテコール、ピロガロール等の粉状脱
酸素活性物質を紙、多孔性フィルムなどの通気性のフィ
ルムの小袋に入れたもので、市販されているものが適用
される。
前記したように、生肉は水分が多いために、骨を抜かれ
ると、その硬さを失なって、原形をとどめない程柔軟に
なって(殊に、鳥肉の場合はこの傾向が強く、殆んど泥
状に見える程である)、プラスチック袋に入れた場合、
包装フィルム内には肉と肉が接着し、また、肉とフィル
ムとの間も吸着するように付着しあっている。従って、
このよl      うな包装体内に前記脱酸素剤を封
入すると、脱酸素剤の小袋の表面にはその肉が付着して
、脱酸素剤の小袋の通気性が阻害され、その結果、脱酸
素剤の円滑な反応が進まず、包装体内の酸素濃度を所要
の1%以下にまで低下させることは不可能になる。本発
明によれば、このような問題は解決される。
本発明においては、前記のような包装体内に、脱酸素剤
の反応のための特別の反応室を作シ、こめ反応室で脱酸
素剤を円滑に反応させようとするものである。
次に本発明を図面によシさらに詳細に説明する。
第1図において、1は密封性容器、例えば包装用袋状フ
ィルムであシ、酸素非透過性のプラスチックフィルム、
例えばナイロン、ポリエステルなどのフィルム、あるい
はポリ塩化ビニリデンを用いて酸素非透過処理された各
種でプラスチックフィルム(例えばKOPフィルムなど
)から構成される。この包装フィルム内には、水分が多
く柔軟な食品、例えば骨抜きの生肉が充填され、その関
口端6は熱シールにより密封されている。3は、この食
品と共に包装内に装入された剛質の容器であり、その内
部は反応用の空間5が形成され、そして、この空間内に
は、脱酸素剤の小袋4が入れられている。
本発明において用いる容器3は、包装された食品の重量
圧により空間5がなくならない程に押しつぶされないよ
うな剛質のものであればよく、例えば、硬質プラスチッ
クや発泡スチロールなどの箱体、あるいはポリスチレン
ペーパ(厚さ1〜21II+)でへった袋体などであっ
てよい。また、これらの容器には、その表面の少ムくと
も一部、好ましくは全面にわたって小孔(通常、0.0
1〜2■、好ましくは0.1〜1簡程度の直径を有する
小孔)が設けられている。
このような食品包装体においては、脱酸素剤4は、空間
5内に載置され、その表面には、食品が付着されていな
いことから、円滑な脱酸素反応を生起する。その結果、
この空間5内は無箋素に保持され、そして、この空間が
無酸素になると、この空間と他の包装内部との間の酸素
濃度差により、食品相互の空間内に存在する空気中酸素
ばかりでなく、食品の水分に溶存する酸素までもこの空
間内に拡散してきて、脱酸素剤4により吸収除去される
。このようにして、包装体内部の酸素濃度は1%以下、
殊に0.5 %以下にまで低下される。
本発明において対象とする食品は、水分が多く(通常5
0〜60%以上)、柔軟性に富むものであるが、本発明
者らの研究によれば、このような食品は、あらかじめ、
繊維で織成した布や、プラスチック繊維又はモノフィラ
メント(糸)で編成した網状体を以って形成した袋体に
、あるいは通気性の段ボール箱などに入れ、これをプラ
スチックフィルムの包装に、脱酸素剤を入れた剛質の容
器と共に、充填し、密封するのが有利であることが判明
した。このような構成の包装体とする時には、フィルム
内面と食品との間には、布状体又は網状体あるいは通気
性の隔壁が存在することから、間隙部が生じ、この間隙
部のために、包装体内部の空気又は酸素の拡散が容易に
なシ、食品からの脱酸素剤による酸素除去が容易になる
。また、この場合には、食品はあらかじめ形成した布状
又は網状の袋体内あるいは容器内に保持されることから
、食品の形くずれが起きにくいという利点もある。
なお、本発明における容器とは、前記した袋状体の他、
箱状体、缶状体などの全ての形状を包含する。また、本
発明で対象とする食品には、牛、豚、鳥などの動物の生
肉又は煮沸内の他、漬物、味噌、魚貝類などの水分の多
い軟質状のものが包含される。
次に、本発明の実施例について説明すると、厚さ2cr
nの発泡スチロール板で作った、内寸法で、10crn
×3crn×4crnの箱体の全表面に多数の細孔をあ
けたものに、耐水型の脱酸素剤(ケプロン5号、酸素吸
収量300cc)を入れ、これをスライス状の生豚肉1
 kgと共にプラスチック袋(20口×30Crn)に
入れて、開口端を熱シールして密封した。
一方、比較のために、脱酸素剤を直接スライスl   
   状の生豚肉と共にプラスチック袋に封入した。
前記で得た食品包装体を0〜5Cの温度で20日間保存
した後、その包装体内部の酸素濃度を測定した。その結
果、本発明による食品包装体内部の酸素濃度は0.5%
以下であることが確認された。
一方、比較品の場合は、包装体内部の脱酸素は十分では
なく、12%の酸素濃度を示しだ。また、生肉の品質を
調べると、本発明により包装されたものは、豚肉の赤味
を構成するヘモグロビンの酸化が生じないため鮮度がよ
く極めて良好なる状態であった。一方、比較品の場合は
、残存酸素の影響が太きく、ヘモグロビンの酸化により
肉の赤味の部分は、薄黒色に変色し、鮮度低下が認めら
れた。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明を実施する場合の食品包装体の断面説明
図である。 1・・・・・・包装用袋状フィルム、2・・・・・・食
品、3・・・・・・脱酸素剤収容用容器、4・・・・・
・脱酸素剤、6・旧・・熱シール部。 代理人  弁理士 池 浦 敏 明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  生肉や味噌、漬物などの水分の多い食品を収
    容する密封容器内において脱酸素剤を反応させるに際し
    、該容器内に剛質の通気性容器を同封して脱酸素剤反応
    用の空間を作り、該空間において脱酸素剤を反応させる
    ことを特徴とする脱酸素剤の反応方法。
JP6694982A 1982-04-21 1982-04-21 食品密封容器内における脱酸素剤の反応方法 Pending JPS58183468A (ja)

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JP6694982A JPS58183468A (ja) 1982-04-21 1982-04-21 食品密封容器内における脱酸素剤の反応方法

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JPS58183468A true JPS58183468A (ja) 1983-10-26

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ID=13330768

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JP6694982A Pending JPS58183468A (ja) 1982-04-21 1982-04-21 食品密封容器内における脱酸素剤の反応方法

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JP (1) JPS58183468A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019135174A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 川本国際包装有限公司 包装袋の鮮度保持排気弁構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019135174A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 川本国際包装有限公司 包装袋の鮮度保持排気弁構造

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