JPS58179737A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加熱装置で発生した熱を、循環ファンにより加
熱室内に導いて加熱室内の温度を上昇させる、いわゆる
熱風循環方式のガスオーブン、オーブン付電子レンジ、
ガスオーブン付電子レンジ等の加熱調理器に関するもの
である。

従来この種の熱風循環方式の例えばガスオープンと電子
レンジを一体化した加熱調理器では第１図〜第３図のよ
うに加熱室１と燃焼箱２とを仕切る仕切板３の中央部に
設けられた吸込口４より、加熱室１内の熱気を吸込み、
仕切板３の左右の周辺部に設けられた吹出口５よシ、加
熱室１内に高温の熱気を吹出している為、受皿６０周辺
部に載置した被加熱物７は、吹出口６から吹出した高温
の熱風が当りやすい、その為受皿６０周辺部に載置した
被加熱物子は乾燥して表面の水分が蒸発して硬くなり味
が落ちる。また加熱されすぎ中央と周囲との加熱むらが
大きかった。

そこで本発明は上記の従来の欠点を解消するもので、簡
単な構造により被加熱物の局部的な乾燥をなくすととも
に、加熱室内の熱分布を均一化することを目的とするも
のである。

上記目的を達する為、本発明の加熱調理器は被加熱物を
収納する加熱室と、前記加熱室内を加熱する加熱装置と
、前記加熱室と隣設した隔室と、前記加熱室と隔室とに
熱気を循環しかつ前記隔室に収納されるファンと、前記
隔室と加熱室とを仕切りかつ前記熱気を循環させるだめ
の吹出口と吸込口とを有する仕切板とを備え、前記仕切
板の吹出口近傍に前記熱気の吹出し方向を制御する制御
壁を設けるとともに前記制御壁の前記吹出口近傍に前記
熱気のバイパス路を設ける構成であり、バイパス路によ
って熱気は制御壁に沿って吹出されることになり、熱気
を加熱室のほぼ中央部に方向づけることにより、被加熱
物を局部的な乾燥をなくし中央と周囲との熱分布を均一
にし、加熱むらのない加熱調理を行うものである。

以下本発明の一実施例について添付図面とともに説明す
る。

第４図〜第６図において、本体８内に被加熱物７を加熱
調理する加熱室１がある。加熱室１の前面開口部には、
開閉自在に装着されたドア９が設けられている。加熱室
１の土壁には給電口１Ｑが設けられ、高周波の発生装置
であるマグネトロン１１と導波管１２により結合され、
加熱室１内に高周波放射する。上記の給電口１ｏには導
波管１２に食品かす、水蒸気等が入らないように誘電体
で形成されたカバー１３で覆われている。

加熱室１の底壁には磁力駆動方式の回転載置台１４が装
置され、この上に回転可能な受皿６が載置されている。

上記の回転載置台１４の駆動は第６図に示す冷却用ファ
ンモ〜り１６により駆動を行っており、このモ〜り軸１
６に装置されたブー＋７　Ａ　１７にベルト１１８を介
してウオームギア１９に装着されたプーリＢ２０を駆動
し、更にウオームギア１９の出力軸２１に装着されたプ
ーリＣ２２にベル）Ｂ２３を介してブーＩＪ　Ｄ　２４
が駆動し、ブーＩＪ　Ｄ　２４にはプ〜り軸２６を介し
てブー　リＥ　２５が装置されている為、ブーＩ）　Ｘ
　２８が連動する。ブーＩＪ　Ｅ　２６からベルトＣ２
７を介して、加熱室１外底壁に装着されたプーリＦ２８
が、駆動し回転する。プーリＦ２８が回転するとブーＩ
Ｊ　Ｆ　２　Ｂに装着された磁石ム２９が回転し、磁石
Ａ２９に回転載置台１４の下部に設けられた磁石Ｂ３０
が磁力により互いに吸引しあい、ローラ３１に支持され
た回転載置台１４が回転する。なお加熱室１底壁および
磁石を取付ている金属板３２は、ステンレス、アルミ等
の非磁性体の金属の板で形成し磁気が通るように形成さ
れている。

上記の冷却用ファンモータ１６のモータ軸１６の一端に
装着された冷却ファンにより、マグネトロン１１が冷却
される。冷却後の空気はエアーガイド３４を通り、はと
んどはエアーカイト３４の土壁に設けられた開孔部から
加熱室１外土壁と本体８の土壁との間を通って排気カバ
ー３６より外部へ排出される。

一部は加熱室１側壁のパンチング孔３６を通って加熱室
１内に入った後、加熱室１の土壁の排気孔３７に連設し
た排黴ガイド３８から排気力・（−３６を通って外部へ
排出される。３９は加熱室１外上壁の断熱材、４Ｑは加
熱室１外側壁の断熱板である。

第６図において、加熱室１の背部のほぼ中央に吸込口４
．左右の周辺部に障壁４１を設け、前記障壁４１に吹出
口６を併設し、吹出口６を多数のパンチング穴で形成し
３分割した吹出口６．すなわち、上部吹出口６ａ、中部
吹出口６ｂ、下部吹出口６Ｃを有する仕切板３と燃焼室
４２、循環空気加熱室４３と循環ファン収納室４４を有
する燃焼箱２が設けられている。加熱室１と燃焼箱２は
それぞれ別体で、加熱室１の背部に燃焼箱２をピスを介
して取付けた構成である。上記燃焼室４２は燃焼箱２の
下部に位置するとともに、周壁の下部に燃焼用空気の導
入口４６が設けられ頂壁に循環空気加熱室４３に開口す
る燃焼ガス通路４６を形成したものであり、２本の主バ
ーナ４７と１本の種火バーナ４８が収納しである。また
循環空気加熱室４３はその隔壁４９によって仕切板３の
吸込口４を包囲するごとく形成してあり、循環ファン収
納室４４に設けられた循環ファン６０の吸引側と対向し
て吸引口６１が穿設しである。さらに循環ファン収納室
４４の左右の側壁及び、隔壁４９は仕切板３までのびる
。仕切板３の近傍の隔壁４９の部分に吹出方向を制御す
る案内壁６２が設けてあり、さらに案内壁６２と仕切板
３との間にバイパス路６３が設けてあり、吹出口６（上
部吹出口６ａ、中部吹出口５ｂ、下部吹出口ｅｃ）及び
加熱室１内に連通する吹出系路６４を構成している。フ
ァン装置６６は循環ファン６０と循環ファン６０を駆動
する循環ファンモータ６６と循環ファンモータ６６を冷
却する自冷ファン６７とケーシングとなる循環ファン収
納室４４などで構成されており、循環ファン６０は循環
ファンモータ軸６８にファン取付ねじ６９を介して着脱
自在に取付けられた構成である。

次に上記構成における動作について説明する。

第６図および第７図において、加熱室１から仕切板のほ
ぼ中央に設けられた吸込口４を介して流出した熱流と燃
焼カス通路４６を通過したバーナ４７からの高温の燃焼
ガスとは、循環空気加熱室４３内に流動し吸引口６１か
ら循環ファン６０に吸引され吹出系路６４へ流れる。こ
の吸引から吹出までの過程での合流混合作用および循環
ファン６０の攪拌作用で両熱流は充分に混合され、温度
的にもむらのない高温の熱風となる。上記の高温の熱風
は第７図のように循環ファン収納室４４の側壁に沿って
流れるが、仕切板３の左右の周辺部に障壁４１が設けら
れている為、障壁４１部は圧力が高くなり、障壁４１部
に対応する隔壁４９の部分には吹出口５及び加熱室１内
に連通ずるバイパス路６３が設けである。バイパス路６
３の圧力は障壁４１部の圧力より低くなる。その為高温
の熱風は隔壁４１の一部分を形成する案内壁５２に沿っ
て流れるようになる。案内壁６２に沿って流れた高温の
熱風は吹出口６（上部吹出口６ａ、中部吹出ロｓｂ、下
部吹出口ＳＣ）から加熱室１内のほぼ中央部を通るよう
に吹出される。吹出口６から吹出された高温の熱風は、
熱風の粘性により吹出口６の周囲から、被加熱物７の加
熱後の熱気が引っ張られる。その為吹出口６から吹出し
た直後の高温の熱風は、引っ張られた加熱後の熱気によ
り熱が奪われ、ソフトな熱風になり加熱室１内のほぼ中
央部に向かって流れる。

第６図のように熱風の一部は被加熱物７を加熱後、吸込
口４に吸い込捷れていくが、その一部は吹出した直後の
高温の熱風により引っ張られ循環をする。熱風の主流は
、加熱室１のほぼ中央で、右側から吹出された熱風と左
側から吹出された熱風とがぶつかりあって、中央部を流
れドア９に当って左右に分かれ加熱室１の側壁面に沿っ
て流れる。その一部の熱風は吹出口６から吹出した直後
の高温の熱風により引っ張られて循環をする。その残り
の熱風は、熱風の主流の上部または下部の熱風の流れの
弱い部分を通り吸込口４より吸い込まれる。

上部吹出口５ａから加熱室１内に吹出され高温の熱風は
第４図〜第６図に示すように上段の受皿６ａに載置した
被加熱物７より上の面をほぼ水平に流れるが、加熱室１
の側壁面に沿って流れた熱風の一部は加熱室１の土壁の
排気孔３７から排気ガイド３８を流れ排気カバー３５を
通り外部へ排出される。中部吹出口６ｂから加熱室１内
に吹出された高温の熱風は上段の受皿６ａの底面と、下
段の受皿６ｂに載置した被加熱物７より上の面との間を
ほぼ水平に流れる。下部吹出口６Ｃから加熱室１内に吹
出された高幅の熱風は、下段の受皿６ｂの底面と加熱室
１の底壁との間を流れるが、ドア９に当って左右に分か
れた熱風の一部は、中部吹出口６ｂから吹出されドア９
に当って左右に分かれた熱風と合流し上段の受＠８ａと
下段の受皿６ｂとの間の加熱室１内の側壁に沿って流れ
る。

このように本実施例によれば、吹出口５より加熱室１内
に吹出された直後の高温の熱風は、粘性により吹出口６
の周囲から、被加熱物７の加熱後の熱気を引っ張る為、
加熱後の熱気により熱が奪われソフトな熱風となる。１
だ熱風は被加熱物７より上の面を第４図〜第６図のよう
に加熱室１内のほぼ中央部を通って流れる為、熱風が部
分的に強く被加熱物７に当ることもなく流れる。まだ吹
出口５から吹出された熱風は、徐々に垂直方向にも広が
って行き加熱室１の熱気と混合し、被加熱物７のふきん
では、よりソフトな熱風になり被加熱物７を温度の均一
化した熱風が包みこむように加熱しながら、仕切板３の
ほぼ中央に設けられた吸込口４の方に流れていく。また
吹出口６から吹出された熱風は受Ｉｌ［ｎ６の底面にそ
って流れる。受［［１６は金属で形成されている為、熱
伝導がよく受［１Ｔ１６の温度及びその雰囲気温度の均
一化が促進され、さらに回転するので加熱むら及び局部
的な乾燥のない調理を行うことができるという効果を有
する。

以上のように本発明によれば次の効果を得ることができ
る。

（１）仕切板の右左の周辺部に障壁を設け、前記障壁に
吹出口を併設し、吹出口を多数のノ々ンチング穴で形成
するとともに、上部吹出口、中部吹出口。

下部吹出口の３箇所に分割して設け、燃焼箱の吹出系路
の隔壁に案内壁を設け、前記案内壁と仕切板との間に加
熱室内に連通するバイノくス路を設けることにより、吹
出口より吹出する熱風の方向をほぼ加熱室内の中央部に
向けることが可能になり、従来流度が低かった加熱室の
中央部を高くすることができ、周囲と中央との熱分布が
均一になり、加熱むらのない加熱調理ができる。

（２）吹出口より加熱室内に吹出された直後の高温の熱
風は、粘性により吹出口の周囲から、被加熱物の加熱後
の熱風を引っ張る為、加熱後の熱気により熱が奪われソ
フトな熱風となり、熱風の通る所が強すぎるということ
がなく、局部的に被加熱物を乾燥させることもない。

上記は高周波加熱装置付のガスの加熱調理器について説
明しだが、高周波加熱装置のないものであっても、まだ
電気の加熱調理器であっても同じであることは言うまで
もない。また、同様に２段調理の場合を実施例として説
明したが、単段調理の場合でも、あるいは３段調理の場
合でももちろん同様に効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の加熱調理器の側面断面図、第２図は同正
面断面図、第３図は同平面断面図、第４図は本発明の一
実施例を示す加熱調理器の側面断面図、第６図は同正面
断面図、第６図は同平面断面図、第７図は同要部拡大平
面断面図である。 １・・・・・加熱室、２・・・・・燃焼箱（隔室）、３
・・・・・・仕切板、４・・・・・吸込口、５・・・・
・・吹出口、ｅａ、ｅｂ・・・・・・受器、７・・・・
・・被加熱物、１１・・・・・・マグネトロン（加熱装
置）、４１・・・・・・障壁、４３・・・・・・循環空
気加熱室（隔室）、４４・・・・・・循環ファン収納室
（隔室）、４７・・・・・主バーナ（加熱装置）、６０
・・・・・・循環ファン、６２・・・・・・案豹壁（制
御壁）、６３・・・・・・バイハス路。 第１図 笥２図 第　３１゛Ａ ＠４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室内を加
   熱する加熱装置と、前記加熱室と隣設した隔室と、前記
   加熱室と隔室とに熱気を循環しかつ前記隔室に収納され
   るファンと、前記隔室と加熱室とを仕切りかつ前記熱気
   を循環させるための吹出口と吸込口とを有する仕切板と
   を備え、前記仕切板の吹出口近傍に前記熱気の吹出し方
   向を制御する制御壁を設けるとともに前記制御壁の前記
   吹出口近傍に前記熱気のバイパス路を設ける構成とした
   加熱調理器。 （２）仕切板の吹出口の隔室側に制御壁を設けるととも
   に、熱気の吹出し方向を加熱室のほぼ中央部方向とｉ−
   でなる特許請求の範囲第１項記載の加熱調理器。 （３）バイパス路は制御壁に連設して凹状に形成すると
   ともに仕切板の吹出口に対し隔室側に設ける構成とした
   特許請求の範囲第１項記載の加熱調理器。 （４）仕切板の吹出口はパンチング形状とするとともに
   、加熱室壁に連設する仕切板の一部は熱気の吹出しを遮
   断する障壁としてなる特許請求の範囲第１項記載の加熱
   調理器。 （６）仕切板の吹出口を上部と中部と下部の３箇所に設
   けてなる特許請求の範囲第１項記載の加熱調理器。