JPS58178951A - 螢光灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は螢光灯装置、特にグローブにて非直線状螢光灯
を密閉した構造の螢光灯装置に関するものである。

従来、片口金形螢光灯装置として、Ｕ字状、枝状などに
成形した非直線状螢光灯を点灯装置とともにプラスチッ
クまたはガラスのグローブに内蔵し、電球口金を取付け
たものが知られている。

このような装置は白熱電球と交換して使用することを目
的とするので、コンパクト化が要求され、このため限ら
れた空間内に螢光灯および安定器を収納しなければなら
ず、容積の小さいグローブ内に非直線状螢光灯を密閉し
て収納すると、この螢光灯の管壁温度が一ヒ昇し、最適
水銀蒸気圧温度以上に達する結果、螢光灯の発光効率が
著しく低下−する。この欠点を除去するには、グローブ
および安定器収納部に多数の通風孔を設け、螢光灯の管
壁を冷却することにより発光効率の低下を抑制すること
ができるものの、点灯中通風孔から昆虫などが侵入し、
外観的に見苦しい上に、熱対流によって外部から塵埃な
どを吸着する結果、グローブ内部にそれらが堆積して、
グローブの透過率を低下させ、このため点す］中の光束
維持率が悪くなるなどの欠点があった。

本発明は、非直線状螢光灯をグローブで密閉して点灯し
た場合においても、この螢光灯の管壁温度を低くし、水
銀蒸気圧の規正を行なわせることによって発光効率の低
下を抑制することのできる螢光灯を提供するものである
。

すなわち、本発明は非直線状螢光灯をグローブにて密閉
するように構成し、前記非直線状螢光灯と前記グローブ
との間の一部または全部を気体を除く熱伝導性媒体にて
結合した螢光灯装置を特徴とするものである。

以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。

第１図ないし第６図は本発明による片口金形螢光灯装置
であり、第１図において、帽状基盤１に設けたホルダー
２に、両端に電極を有し、内部に水銀とともに希ガスが
封入された非直線状帯光灯３および点灯管４を支持した
マウント構体を、安定器５を内蔵した口金６を有するカ
ップ７とガラスまたは透光性樹脂からなるグローブ８に
て密閉するように構成し、かつ非直線状帯光灯３とグロ
ーブ８との間を熱伝導性媒体９にて結合している。

なお、同図において、カップ７と口金６とは絶縁具１０
全介して接続しているが、これはカップ７が金属で成形
された場合に口金６とカップ７とを電気的に絶縁するた
めである。もし、カップが電気絶縁性材料で成形される
場合には絶縁具は不要である。捷だ、カップ７とマウン
ト構体とグローブ８との接続は接着剤１２にて行なわれ
る。なお、安定器５のカッグアへの取付けは、鳩目１１
などを使った鋲止めで行なわれる。

実施例に示した螢光灯は管外径約１６端、電極間距離的
２７０ｍｍであって、直線状螢光灯ｉＵ字状Ｖ（成形し
たのち、再度Ｕ字状に曲げてコンパクト化したダブルベ
ント形螢光灯である。螢光体は目的に応じて従来の螢光
灯と同様に適宜使い分けができるものであるが、本実施
例では希土類螢光体を使用し、色温度約２８００Ｋに調
整した。

さて、前記非直線状帯光灯を単体で空気中において管電
流０２３Ａで点灯すると、約９Ｗの電力消費をし、約６
５０Ｑｍの光束値が得られる。

ところが、この螢光灯を直径７０朋、長さ８０咽のガラ
ス製のグローブ８とカップ７とで密閉した状態で点灯す
ると、同じ安定器でも非直線状帯光灯の管壁温度が上昇
し、管内水銀蒸気圧が高くなる結果、管電流が約０２７
Ａに増加して、光束は約４５０ｎｍに低下するー、これ
はグローブを透明ガラス製とし、た場合であり、内面に
光拡散膜（実施例では図示せず）を有する場合、脣たは
、樹脂製のグローブを用いた場合には低下率はさらに犬
きくなる。

一般に、螢光灯における最適水銀蒸気は管壁温度が約４
０’Ｃのときに得られることは周知であるが、上記の場
合は小形のグローブで密閉することにまり管壁温度が約
７０℃に上昇する結果、光束低下が犬きくなるもので、
管電流を増加させても光束の増加はほとんどないもので
ある。

本発明は、非直線状帯光灯３の管壁とグローブ８との間
の一部または全部を熱伝導媒体９で結合することにまり
管壁温度を低下させ、管内水銀蒸気圧を低くして、光束
低下を防ぐものである。すなわち、第１図に示したよう
に、非直線状帯光灯３およびグローブ８の頂部同士を熱
伝導性媒体９で結合することにより、単に密閉したとき
は管電流Ｑ２７Ａで、光束が４５０４ａｍであったのに
対し、同一安定器を用いて、管電流が約０２４Ａ。

光束が約５５０　Ｒｍ　となった。同一安定器で点灯し
て管電流が低下することは、管内の水銀蒸気圧が低下し
たことを明らかに示しており、それに伴って光束の低下
率も軽減したものである。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、非直線状帯
光灯３の管壁の複数個所を熱伝導性媒体９にてグローブ
８と結合したもので、前記実施例と同等の効果が得られ
る。

非直線状螢光灯の管壁とグローブとの間の熱伝導性媒体
による結合場所、熱伝導性媒体の大きさ。

個数は非直線状帯光灯の入力電力１点灯方向などによっ
て変わるので、目的に応じて適宜選択すればよい。もっ
とも好捷しいのは、非直線状帯光灯の管壁温度の最も低
い部分とグローブを結合することである。

第３図は本発明のさらに他の実施例を示すもので、熱伝
導性媒体９をグローブ８内全体にわたって充填した場合
であり、前記実施例の場合より管壁温度を低下させる効
果は大きいものの、重くなる。

そこで、第４図に示すように、非直線状帯光灯の中心部
分を空洞にし、この非直線状螢光す］３の周囲とグロー
ブ８間のみに熱伝導性媒体９を充填することにより、重
量を軽減することができる。

第５図は別の実施例を示すものであり、Ｕ字状螢光灯に
適用した例を示す。管外径約１６間、電極間長約２００
ｒｒｒｍの９ＷのＵ字状螢光灯からなる非直線状帯光灯
３を直径６０ｒａｎ、長さ１３０胴のガラスからなるグ
ローブ８にて密閉して点灯した場合、単に密閉したとき
は管電流約Ｑ２５Ａで光束約４５０　ｆｌｍであったの
に対し、図示のようにＵ字状螢光灯の湾曲部とグローブ
８との間を熱伝導性媒体９にて結合することにより、管
電流が０２３Ａで、光束が５００ｎｔｏ　となった。

なお、非直線状螢光灯全グローブにて密閉する場合、内
容積の大きいグローブで密閉すれば光束の低下は比較的
小さいが、この場合にはグローブが大形化するので、電
球代替という面から好ましくないものである。

本発明における熱伝導性媒体は、非直線状螢光幻の管壁
の熱をグローブに伝えて局部的または全体的にこの管壁
温度を低下させるのが目的であるので、熱伝導性にすぐ
れた固体であることが望ましく、これらに適する材質と
しては、金属、ゴム。

高分子系樹脂類、ガラスなどの単体捷たは複合物が適す
る。

金属の場合、熱伝導性にはすぐれているものの、光透過
性は劣り、したがってグローブの内壁面の半分たけにア
ルミニウムなどからなる金属膜を形成し、この膜に非直
線状帯光灯を接触させてこの管壁とグローブとを熱的に
結合する構造を採る。

これは反射形構造となるものである。

本発明の効果をより大とするためには、熱伝導性媒体と
非直線状帯光灯の外壁面およびグローブ内壁面との接触
を密にすることが大切であり、いずれかの面が密に接続
していないと、熱伝導が十分に行なわれないため、それ
ぞれの結合面に熱伝導しこすぐれた物質、たとえば接着
剤、グリスなどを介して結合させてもよい。

グローブの形状、材質は光透過性にすぐれていれはいず
れでもよく、その外壁面および外壁面に凹凸を設けたも
の、または内壁面に光拡散膜を設けたものなどいずれの
ものでもよい。

なお、上記実施例では安定器を内蔵した螢光灯装置につ
いて説明したが、本発明は安定器を別としたものについ
ても実施することがで−ることはいうまでもない。

以上説明したように、本発明は非直線状帯光灯をグロー
ブ内に密閉するように構成し、この非直線状帯光灯とグ
ローブとの間の一部″ｊｆ、たけ全部を熱伝導性媒体で
結合することにより、コンパクトでありながら光出力の
低下を抑制することのできる螢光灯装置を提供すること
ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図および第３図はそれぞれ本発明の各実施
例の螢光灯装置を示す断面図、第４図は本発明の別の実
施例の螢光灯装置を示す要部断面図、第５図は本発明の
さらに別の実施例の螢光灯装置を示す断面図である。 ３・・・・・・非直線状帯光灯、８・・・・・・グロー
ブ、９・・・・・・熱伝導性媒体。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非直線状螢光灯をグローブで密閉し、かつ前記非直線状
   螢光灯と前記グローブとの間の一部または全部を気体を
   除く熱伝導性媒体にて結合したことを特徴とする螢光灯
   装置。