JP2520230B2 - 低圧水銀蒸気放電灯 - Google Patents

低圧水銀蒸気放電灯

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JP2520230B2 JP60118121A JP11812185A JP2520230B2 JP 2520230 B2 JP2520230 B2 JP 2520230B2 JP 60118121 A JP60118121 A JP 60118121A JP 11812185 A JP11812185 A JP 11812185A JP 2520230 B2 JP2520230 B2 JP 2520230B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発光管内の水銀蒸気圧をアマルガムで制御
するようにした低圧水銀蒸気放電灯に関する。
〔従来の技術〕
従来より低圧水銀蒸気放電灯では、高温時の発光効率
低下を防ぐためにアマルガムを用いて管内の水銀蒸気圧
を適正な範囲内に制御することが知られている。しかし
ながらこのものは、アマルガムの水銀蒸気圧が純水銀の
蒸気圧よりも低いという特性を利用して水銀蒸気圧の制
御を行なっているため、始動時の低温状態では水銀蒸気
圧が低過ぎることにより光出力の立上がりが悪く、定常
状態に達するまでに時間を要するという欠点があった。
これを解決するため、点灯時の水銀蒸気圧を制御する
主アマルガム以外に、点灯初期に一時的に水銀を放出す
る補助アマルガムを発光管両端部の電極近傍の高温部に
それぞれ設け、始動時の光出力の立上がり特性を改善し
たものが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように発光管の一端側にのみ主アマルガムが設け
られていて、しかも両端部に互いに同量の補助アマルガ
ムを備えたランプでは、消灯時に生じる水銀蒸気の流れ
は主アマルガム側に向かう流れの方が大きく、このため
主アマルガム側に位置している補助アマルガムには他方
の補助アマルガムよりも多くの水銀蒸気が吸収されるこ
とが本発明者らの研究により判った。
このように、主アマルガムが設けられている側の補助
アマルガムの方が他方の補助アマルガムよりも水銀の吸
収量が多いと、始動直後に水銀蒸気が不均一となって主
アマルガム側から発光現象が始まり、始動時における輝
度分布の不均一を生じる。また、主アマルガム側の電極
に比較して他方の電極の損傷が激しいことも判った。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、発光管の一方の端部に、電極よりも管端部
側に位置して定常点灯時での管内水銀蒸気圧を制御する
主アマルガムを設け、かつ発光管の両端部の電極近傍の
高温部には始動時に水銀を放出する補助アマルガムをそ
れぞれ設けた低圧水銀蒸気放電灯に適用される。
本発明において上記補助アマルガムは、主アマルガム
が設けられている一方の端部側(すなわち第一の補助ア
マルガムに相当)に少なく、主アマルガムが設けられて
いない他方の端部側(すなわち第二の補助アマルガムに
相当)に多くしたことを特徴とする。
〔作用〕
上記構成の低圧水銀蒸気放電灯は、主アマルガム側に
位置する第一の補助アマルガムに比べて他方の第二の補
助アマルガムが多くなっており、消灯時にこの第二の補
助アマルガムも管内の水銀蒸気の流れをつくり出す作用
をするので、消灯直後の発光管内の浮遊水銀の流れがア
マルガム側に偏ることを防止ないしは軽減できる。
従って双方の補助アマルガムの水銀吸収量を均等化す
ることができ、始動の際の発光現象の均等化に役立つ。
〔実施例〕
第1図に示された電球形けい光ランプにおいて、合成
樹脂製のカバー1の一端側頂部には口金2が取着されて
いる。カバー1の他端側開口部(図示下側)には、略球
状のグローブ3が被冠され、カバー1とグローブ3とに
よってボール形の白熱電球に近似した外囲器4が構成さ
れている。
外囲器4内には、曲管形のガラスバルブを主体として
構成された気密容器を有する発光管5と、この発光管5
の始動素子としての点灯管6、および放電安定素子とし
てのチョークコイル形安定器7が収容されている。
上記発光管5は、第2図に例示したようにいわゆる鞍
形に曲成され、その内面にはけい光体被膜8が被着され
ている。また、発光管5の両端部9にはそれぞれマウン
ト10のフレア部11が封着されている。このフレア部11に
連なるステム管12には、各々一対の内部リード線13が封
止されており、これら内部リード線13間に電極としての
フィラメント14が継線されている。
各マウント10からそれぞれ導出された細管15,16は、
上記フィラメント14に近接するステム管12の先端部で開
口しており、この細管15,16を通じて発光管5内の排気
と可電離媒体としての不活性ガスの封入が行なわれる。
また、上記発光管5の一方の端部に位置する細管15の
内部には、定常点灯時での管内水銀蒸気圧を制御する主
アマルガム17が収容されている。かつ発光管5の両端部
に位置する各フィラメント14の近傍の高温部には、それ
ぞれ始動時に水銀を放出する第一、第二の補助アマルガ
ム18,19が設けられている。
上記補助アマルガム18,19は、プレート状の金属基体
上にインジウムメッキを施したものであり、その量(面
積ないし体積)は、主アマルガム17側に位置する第一の
補助アマルガム18の方を他方の第二の補助アマルガム19
よりも少なくしてある。これら補助アマルガム18,19の
金属基体は、例えば内部リード線13に取付けられる。
上記構成の電球形けい光ランプを始動させると、一方
の細管15内に設けられた主アマルガム17は放電による熱
影響を受けて温度上昇し、発光管5内に水銀を放出す
る。こうして水銀蒸気圧は、紫外線の変換効率が最高と
なる約6×10-3mmHg付近に制御される。
このような動作状態にあるものを消灯すると、発光管
5内の浮遊水銀は主アマルガム17へと吸収され、細管15
に向かうような水銀蒸気の流れが生じる。そしてこの水
銀蒸気の流れの途中に第一の補助アマルガム18があるた
め、水銀蒸気の一部はこの第一の補助アマルガム18に吸
収される。
これと同時に、他方の第二の補助アマルガム19自体も
発光管5内の水銀蒸気の流れを作り出す作用を有してい
るので、消灯時にこの第二の補助アマルガム19側にも水
銀蒸気の流れが生じる。
しかして、本実施例では主アマルガム側の第一の補助
アマルガム18を少なく、他方の第二の補助アマルガム19
を多くしてあるので、浮遊水銀の流れが主アマルガム17
側に偏ることを防止でき、双方の補助アマルガム18,19
の水銀吸収量を互いに近付けることができる。
しかしてランプ消灯後に再始動させると、水銀蒸気を
吸収した補助アマルガム18,19は近接する各フィラメン
ト14からの熱を受けて急激に温度上昇し、双方とも充分
な量の水銀を速やかに発光管5内に放出する。従って、
光出力の立上がりが瞬時に行なわれるとともに、発光管
5内には放電空間の両端側からほぼ均等に水銀が放出さ
れるので、点灯初期での管軸方向に沿う明るさをほぼ均
一化することができる。また、点灯初期での両電極付近
の水銀蒸気圧の差がほとんどないため、一方の電極のみ
が激しく損傷するといった不具合も生じない。
なお本実施例では補助アマルガム18,19の形成金属と
してインジウムを使用したが、他の金属からなるアマル
ガムを使用しても差支えない。また、本発明の放電灯
は、電球形の外囲器内に曲管形の発光管を収容したもの
に限らず、例えば高出力の直管形あるいは曲管形のけい
光ランプのように、発光管を露出させた状態で点灯する
ものにも適用可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、発光管の一端側に主アマルガムと第
一の補助アマルガムを、また他端側に第二の補助アマル
ガムのみを設けた低圧水銀蒸気放電灯において、ランプ
始動時の光出力の立上がりが瞬時に行なわれるととも
に、点灯初期での管軸方向に沿う明るさを均一化する上
で効果がある。また、始動時の電極の損傷を軽減させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は電球形けい光
ランプを一部断面で示す側面図、第2図は発光管を一部
断面で示した斜視図である。 5……発光管、9……発光管の両端部、14……フィラメ
ント(電極)、15,16……細管、17……主アマルガム、1
8,19……補助アマルガム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密容器を形成するガラスバルブと; ガラスバルブ内の両端に各々配設された電極と; ガラスバルブ内に封入された水銀と; 電極よりもガラスバルブ内の端部側に配設された主アマ
    ルガムと; ガラスバルブ内の主アマルガムの配設されている一方の
    端部の電極近傍に設置された第一の補助アマルガムと; ガラスバルブ内の他方の端部の電極近傍に設置され、第
    一の補助アマルガムよりも量の多い第二の補助アマルガ
    ムと; を具備することを特徴とする低圧水銀蒸気放電灯。
JP60118121A 1985-05-31 1985-05-31 低圧水銀蒸気放電灯 Expired - Fee Related JP2520230B2 (ja)

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