JPH09147795A - 電球形蛍光ランプ - Google Patents

電球形蛍光ランプ

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JPH09147795A
JPH09147795A JP30872295A JP30872295A JPH09147795A JP H09147795 A JPH09147795 A JP H09147795A JP 30872295 A JP30872295 A JP 30872295A JP 30872295 A JP30872295 A JP 30872295A JP H09147795 A JPH09147795 A JP H09147795A
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JP
Japan
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amalgam
auxiliary
auxiliary amalgam
fluorescent lamp
fluorescent tube
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JP30872295A
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English (en)
Inventor
Shiro Iida
史朗 飯田
Takeshi Matsumura
武 松村
Masaru Saito
勝 斉藤
Toshiki Oga
俊喜 尾賀
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動時の発光現象の均等化を図り外観上の商
品価値の低下を防止し、さらに光束立ち上がり時間を短
縮した電球形蛍光ランプを得る。 【解決手段】 蛍光管1は、3本のU字状バルブ1a,
1b,1cの端部をブリッジ接合部15によってブリッ
ジ接続した1本のバルブであり、その両端部16,17
に電極13,14を有する。このバルブ内には、電極1
3,14間に1本の放電路が形成される。蛍光管1の両
端部16,17に、電極13,14よりも管端部側に位
置して定常点灯時での管内水銀蒸気圧を制御する主アマ
ルガム8,9を設け、かつ蛍光管1の電極13,14近
傍に始動時に水銀を放出する第1の補助アマルガム1
0,11を設けている。また、放電路の途中の電極を有
しないバルブ1bに第2の補助アマルガム12を設けて
いる。第1の補助アマルガム10,11は、第2の補助
アマルガム12に比べてアマルガムの量が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アマルガムを用い
た電球形蛍光ランプにおいて水銀蒸気を発生または吸着
する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電球形蛍光ランプは、高温時の発
光効率の低下を防ぐために主アマルガムを用いて管内の
水銀蒸気圧を適正化している。しかしながら、これは主
アマルガムの水銀蒸気圧が純水銀の蒸気圧よりも低いと
いう特性を利用しているため、始動時の低温状態では水
銀蒸気圧が低すぎることにより光束の立上りが悪く、定
常状態に達するまでに時間を要するという欠点があっ
た。このため、始動時において、一時的に水銀を放出す
る補助アマルガムを蛍光管両端部の電極近傍にそれぞれ
設けて、光束立上り特性を改善することが行われてい
る。
【0003】しかし、3本のU字管の端部をそれぞれブ
リッジ接続して形成された1本のバルブの両端部にそれ
ぞれ電極が設けられ、かつ、内部に1本の放電路を形成
した蛍光管を用いた電球形蛍光ランプであって、補助ア
マルガムを蛍光管の電極近傍のみに設置したものでは、
補助アマルガムから放出された水銀蒸気が放電空間全体
に拡散する速度が緩慢であり、特に中央の電極を有して
いないU字管の光束立上りが遅いという問題がある。こ
のようなことから、補助アマルガムを蛍光管の電極近傍
だけでなく、中央のU字管、すなわち放電路の途中の電
極を有しないU字管に設置することが提案されている
(実開昭63−38252号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】3本のU字管をブリッ
ジ接続した蛍光管の両端部に主アマルガムを設け、かつ
蛍光管の電極近傍および放電路の途中の電極を有しない
U字管に補助アマルガムをそれぞれ設置した電球形蛍光
ランプは、補助アマルガムを蛍光管の電極近傍のみに設
置したものに比べると水銀蒸気の放電空間全体に拡散す
る速度は若干改善されるが、不十分であり、特に電極を
有しない中央のU字管の光束立上りは、その両端部に設
けられたU字管に比べて遅く、発光の不均一を生じ、外
観上の商品価値の低下を起こしている。
【0005】このような問題に対して発明者が種々検討
したところ、蛍光管の両端部に主アマルガムを設け、蛍
光管の電極近傍および放電路の途中にそれぞれ同量の補
助アマルガムを備えた蛍光ランプにおいて、消灯時に生
じる水銀蒸気の流れは、主アマルガムのある蛍光管の両
端部側へ向かう流れが大きい。このため主アマルガム近
くに位置している蛍光管の電極近傍のそれぞれの補助ア
マルガムには、放電路の途中に設置された補助アマルガ
ムよりも多くの水銀蒸気が吸収されることがわかった。
【0006】このように、主アマルガムの近くに位置し
ている蛍光管の両端部の補助アマルガムのほうが、放電
路の途中に設置された補助アマルガムより水銀の吸着量
が多いと、始動直後に水銀蒸気が不均一となって蛍光管
の両端部から発光現象が始まるため、始動時において輝
度分布の不均一を生じることとなる。
【0007】本発明は、始動時の発光現象の均等化を図
ることにより外観上の商品価値の低下を防止し、さらに
光束立上り時間を短縮することのできる電球形蛍光ラン
プを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電球形蛍光ラン
プは、3本のU字状バルブの端部をそれぞれブリッジ接
続して形成された1本のバルブの両端部にそれぞれ電極
が設けられ、かつ内部に前記電極間において1本の放電
路を有する蛍光管、前記蛍光管を点灯するための点灯回
路、前記点灯回路を内蔵したケース、前記蛍光管を覆
い、かつ前記ケースとで外囲器を構成するグローブ、前
記蛍光管の両端部に、前記電極よりも管端部側に位置し
て設けられた定常点灯時での管内水銀蒸気圧を制御する
主アマルガム、前記蛍光管の両端部の前記電極近傍にそ
れぞれ設けられた始動時に水銀を放出する第1の補助ア
マルガム、および、前記蛍光管の放電路の途中の電極を
有しないバルブに設けられた第2の補助アマルガムとを
備え、前記第1の補助アマルガムは、前記第2の補助ア
マルガムに比べてアマルガムの量が少ない構成を有して
いる。
【0009】この構成によれば、アマルガムの量が、蛍
光管の電極近傍に設けられている第1の補助アマルガム
に比べて放電路の途中の電極を有しないバルブに設けら
れた第2の補助アマルガムの方が多くなっており、消灯
時に第2の補助アマルガムも管内の水銀蒸気の流れをつ
くり出す作用をするので、消灯直後の蛍光管内の浮遊水
銀の流れが主アマルガムのある蛍光管両端部側に偏るこ
とを防止ないしは軽減することができる。
【0010】つまり本発明は、第1および第2の補助ア
マルガムの水銀吸着量を均等化することにより、始動時
の発光現象の均等化を図り外観上の商品価値の低下を防
止し、さらに光束立上り時間を短縮した電球形蛍光ラン
プを提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、蛍光管両端部の電極近傍に設けられている第1の補
助アマルガムに比べて、放電路の途中の電極を有しない
バルブの端部に設けられた第2の補助アマルガムが多く
なっており、消灯時に第2の補助アマルガムも管内の水
銀蒸気の流れをつくり出す作用をするので、消灯直後の
蛍光管内の浮遊水銀の流れが主アマルガムの存在する蛍
光管両端部側に偏ることを防止ないしは軽減することが
できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、第1の補助アマ
ルガムの量をa1、第2の補助アマルガムの量をa2と
したときに、a2/a1が1.33〜4.0の範囲にあ
ることによって、上記と同様の効果を有するとともに、
製造時の作業性に優れ、かつ、コストの面でも有利にな
る。
【0013】請求項3に記載の発明は、第1の補助アマ
ルガムは、第2の補助アマルガムに比べて水銀吸着力が
低い組成のものを用いている。すなわち、蛍光管両端部
の電極近傍に設けられている第1の補助アマルガムに比
べて放電路の途中に設けられた第2の補助アマルガムの
方が消灯時にアマルガムをつくり易くしているので、消
灯直後の蛍光管内の浮遊水銀の流れが主アマルガムのあ
る蛍光管両端部側に偏ることを防止ないしは軽減できる
ものである。
【0014】請求項4および5に記載の発明は、請求項
3の発明における、第1および第2の補助アマルガムの
好適な組み合わせを規定したものである。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1に示すように本発明の第1の実施
の形態である電球形蛍光ランプは、ケース4の一端側頂
部に口金7が装着され、ケース4の他端側開口部にはグ
ローブ5が装着され、ケース4とグローブ5によって外
囲器6が構成されている。外囲器6内には蛍光管1と、
この蛍光管1を点灯するための点灯回路3が収容されて
いる。蛍光管1はホルダ2に保持されている。蛍光管1
は、図2に示すように3本のU字状バルブ1a,1b,
1cの端部をそれぞれブリッジ接合部15によってブリ
ッジ接続され1本のバルブを形成し、かつその両端部1
6,17に電極13,14を設けたものである。なお、
図2に示す蛍光管1は、図1に示す蛍光管1を展開した
ものである。また、このバルブ内には、電極13,14
間に1本の放電路が形成される。なお、蛍光管1内面に
は蛍光体被膜19が被着されている。蛍光管1の両端部
16,17に、電極13,14よりも管端部側に位置し
て定常点灯時での管内水銀蒸気圧を制御する主アマルガ
ム8,9を設け、かつ蛍光管1の電極13,14近傍に
始動時に水銀を放出する第1の補助アマルガム10,1
1を設けている。また、放電路の途中の電極を有しない
バルブ1bの端部18に第2の補助アマルガム12を設
けている。
【0016】上記の主アマルガム8,9は例えばビスマ
ス69.3重量%、インジウム28.5重量%、水銀
2.2重量%の組成を有している。また上記第1の補助
アマルガム10,11および第2の補助アマルガム12
は金属メッシュ例えばステンレスメッシュの基体上にイ
ンジウムをメッキしたものであり、その量(重量、面
積、体積のいずれかで評価)は、第1の補助アマルガム
10,11に比べて第2の補助アマルガム12の方が多
くなっている。
【0017】上記構成の電球形蛍光ランプを始動させる
と、蛍光管1の両端部16,17の主アマルガム8,9
は放電による熱影響を受けて温度上昇し、蛍光管1内に
水銀を放出する。こうして水銀蒸気圧は紫外線の変換効
率が最高となる約6×10-3mmHg付近に制御され
る。このような動作状態にあるものを消灯すると蛍光管
1内の浮遊水銀は主アマルガム8,9へと吸収され、蛍
光管1の両端部16,17側へ向かうような水銀蒸気の
流れが生じる。そしてこの水銀蒸気の流れの途中に第1
の補助アマルガム10,11があるために、水銀蒸気の
一部は第1の補助アマルガム10,11に吸収される。
これと同様に、放電路の途中の電極を有しないバルブ1
bの端部18に設けられた第2の補助アマルガム12自
体も蛍光管1内の水銀蒸気の流れを作り出す作用を有し
ているので消灯時に第2の補助アマルガム12側にも水
銀蒸気の流れが生じる。本発明にかかる電球形蛍光ラン
プは、第1の補助アマルガム10,11に比べて第2の
補助アマルガム12の方がアマルガム量が多くなってい
るので、浮遊水銀の流れが主アマルガム8,9の存在す
る蛍光管1の両端部16,17へ偏るのを防止でき、3
つの補助アマルガム10,11,12の水銀吸着量を近
づけることができる。こうしてランプ消灯時に再始動さ
せると、第1の補助アマルガム10,11は電極13,
14の熱を受け、第2の補助アマルガム12はブリッジ
接合部15とアークの熱によって急激に温度上昇し3つ
の補助アマルガム10,11,12とも十分な量の水銀
を速やかに蛍光管1内に放出する。したがって光束の立
上りが瞬時に行われるとともに蛍光管1内には放電空間
の3つの補助アマルガム10,11,12からほぼ均等
に水銀が放出されるので始動時の発光現象の均等化を図
り外観上の商品価値の低下を防止できるものである。
【0018】ここで、実際に上記した本発明の第1の実
施の形態である電球形蛍光ランプ(以下、本発明品1と
いう)と、蛍光管1の電極13,14近傍と放電路の途
中とにそれぞれ同量の補助アマルガム10,11,12
を備えた電球形蛍光ランプ(以下、従来品という)とを
製作し、それぞれの光束立上り特性の比較を行った。な
お、本発明品1については、第1の補助アマルガム1
0,11は高さ2mm、幅7mmとし、第2の補助アマ
ルガム12は高さ4mm、幅7mmとして測定を行っ
た。また従来品については第1の補助アマルガム10,
11は高さ2mm、幅7mm、第2の補助アマルガムは
高さ2mm、幅7mmとし測定を行った。測定条件は周
囲温度25℃、入力電圧100V、消費電力25Wで、
100時間点灯6時間消灯後、測定を行った。この測定
結果を図3に示す。
【0019】図3から明らかなように本発明品1(曲線
A)は従来品(曲線C)に比べて光束の立上りは点灯後
10秒の相対光束値(安定時の光束値を100%とす
る)で約8%向上している。さらに始動時のランプの状
態を目視で比較したところ、従来品は3本のバルブの
内、中央のバルブの発光が両側のバルブに比べて遅かっ
たのに対し、本発明品1は3本のバルブの発光がほぼ同
時であることが確認できた。
【0020】次に、それぞれの補助アマルガム10,1
1,12の面積を変えて測定を行った。その結果を表1
に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1において、補助アマルガムの面積は幅
を一定としてその高さを変えている。また、立ち上がり
相対光束は安定時光束を100%として点灯後10秒に
おける光束値(%)を示している。表1に示すように1
0通りについて実験を行ったが立ち上がり特性は従来品
に比べてどれも良好な結果を得た。
【0023】しかし、高さを1mm未満とすると補助ア
マルガムのカット作業性が悪くなり、逆に高さが5mm
を越えてもコストがアップする割に効果は大きくならな
い。
【0024】したがって、高さは1mm以上4mm以下
の組み合わせが望ましく、第1の補助アマルガムの量を
a1、前記第2の補助アマルガムの量をa2としたとき
に、a2/a1が1.33ないし4.0の範囲にあるこ
とが望ましい。
【0025】なお、本実施の形態では補助アマルガム1
0,11,12の形成金属としてインジウムを使用した
が、他の金属からなるアマルガムを使用してもよい。
【0026】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態である電球形蛍光ランプは、上記実施の形態で用いた
蛍光管1において、蛍光管1の電極13,14近傍に設
けられている第1の補助アマルガム10,11は放電路
途中に設けられた補助アマルガム12に比べて水銀吸着
力が低い組成のものを用いた構成を有している。
【0027】例えば、第1の補助アマルガム10,11
は、金属メッシュ例えばステンレスメッシュの基体上に
ビスマス・インジウムメッキを施したものである。
【0028】一方、第2の補助アマルガム12は、金属
メッシュ例えばステンレスメッシュの基体上にインジウ
ムメッキを施している。
【0029】インジウムとビスマスインジウムでは、水
銀吸着力はインジウムの方が高い。これは同じ水銀濃度
下でインジウムとビスマスインジウムを放置した場合イ
ンジウムの方が水銀を多く吸着することを意味する。そ
のため、第1の補助アマルガム10,11よりも第2の
補助アマルガム12の方がアマルガムをつくりやすい。
【0030】上記構成の電球形蛍光ランプを始動させる
と、蛍光管1の両端部16,17の主アマルガム8,9
は放電による熱影響を受けて温度上昇し、蛍光管1内に
水銀を放出する。こうして水銀蒸気圧は紫外線の変換効
率が最高となる約6×10-3mmHg付近に制御され
る。このような動作状態にあるものを消灯すると蛍光管
1内の浮遊水銀は主アマルガム8,9へと吸収され、蛍
光管1の両端部16,17側へ向かうような水銀蒸気の
流れが生じる。そしてこの水銀蒸気の流れの途中に第1
の補助アマルガム10,11があるため水銀蒸気の一部
は第1の補助アマルガム10,11に吸収される。
【0031】これと同様に、放電路の途中に設けられた
第2の補助アマルガム12自体も蛍光管1内の水銀蒸気
の流れを作り出す作用を有しているので、消灯時に第2
の補助アマルガム12側にも水銀蒸気の流れが生じる。
【0032】ここで、本実施の形態では第2の補助アマ
ルガム12はアマルガムをつくりやすい組成としてある
ので、浮遊水銀の流れが主アマルガム8,9のある蛍光
管1の両端部16,17へ偏るのを防止でき、3つの補
助アマルガム10,11,12の水銀吸着量を近づける
ことができる。
【0033】こうして、ランプ消灯時に再始動させる
と、第1の補助アマルガム10,11は電極13,14
の熱を受け、第2の補助アマルガム12はブリッジ接合
部15とアークの熱によって急激に温度上昇し3つの補
助アマルガム10,11,12とも十分な量の水銀を速
やかに蛍光管1内に放出する。したがって、光束の立上
りが瞬時に行われるとともに蛍光管1内には放電空間の
3つの補助アマルガム10,11,12からほぼ均等に
水銀が放出されるので始動時の発光現象の均等化を図り
外観上の商品価値の低下を防止できるものである。
【0034】次に、上記の本発明の第2の実施の形態で
ある電球形蛍光ランプ(以下、本発明品2という)を製
作し、先ほど説明した蛍光管1の電極13,14近傍と
放電路の途中とにそれぞれ同量の補助アマルガム10,
11,12を備えた電球形蛍光ランプ(従来品)との光
束立上り特性の比較を行った。測定条件は同様に周囲温
度25℃、入力電圧100V、消費電力25Wで、10
0時間点灯6時間消灯後、測定を行った。この結果を図
3に示す。
【0035】図3から明らかなように本発明品2(曲線
B)は、従来品(曲線C)に比べて光束の立上りは点灯
後10秒の相対光束値(安定時の光束値を100%とす
る)で約7%向上している。さらに、本発明品2は3本
のバルブの発光がほぼ同時であることも確認できた。
【0036】なお、本実施の形態では第1の補助アマル
ガム10,11の形成金属としてビスマス・インジウム
を使用し、第2の補助アマルガム12はインジウムを用
いたが、一般に使われるこれらの代わりになるアマルガ
ムの組み合わせを表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】表2に示したものは、主なアマルガムの組
み合わせであり、これら以外の金属からなるアマルガム
を使用してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電極形蛍
光ランプは、始動時の発光現象の均等化を図ることによ
り、外観上の商品価値の低下を防止し、さらに光束立上
り時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態である電
球形蛍光ランプの一部切欠正面図
【図2】同じく電球形蛍光ランプの蛍光管の要部切欠展
開図
【図3】本発明品1,2および従来品の光束立上り特性
を示す図
【符号の説明】
1 蛍光管 2 ホルダ 3 点灯回路 4 ケース 5 グローブ 6 外囲器 8,9 主アマルガム 10,11 第1の補助アマルガム 12 第2の補助アマルガム 13、14 電極 15 ブリッジ接合部 16,17 蛍光管の両端部 18 電極を有しないバルブの端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾賀 俊喜 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本のU字状バルブの端部をそれぞれブ
    リッジ接続して形成された1本のバルブの両端部にそれ
    ぞれ電極が設けられ、かつ内部に前記電極間において1
    本の放電路を有する蛍光管、前記蛍光管を点灯するため
    の点灯回路、前記点灯回路を内蔵したケース、前記蛍光
    管を覆い、かつ前記ケースとで外囲器を構成するグロー
    ブ、前記蛍光管の両端部に、前記電極よりも管端部側に
    位置して設けられた定常点灯時での管内水銀蒸気圧を制
    御する主アマルガム、前記蛍光管の両端部の前記電極近
    傍にそれぞれ設けられた始動時に水銀を放出する第1の
    補助アマルガム、および、前記蛍光管の放電路の途中の
    電極を有しないバルブに設けられた第2の補助アマルガ
    ムとを備え、前記第1の補助アマルガムは、前記第2の
    補助アマルガムに比べてアマルガムの量が少ないことを
    特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 前記第1の補助アマルガムの量をa1、
    前記第2の補助アマルガムの量をa2としたとき、a2
    /a1が1.33〜4.0の範囲にあることを特徴とす
    る請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 前記第1の補助アマルガムが、前記第2
    の補助アマルガムに比べて水銀吸着力が低い組成のもの
    であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    電球形蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 前記第1の補助アマルガムがビスマス鉛
    スズ(Bi−Pb−Sn)であり、前記第2の補助アマ
    ルガムがビスマスインジウム(Bi−In)、インジウ
    ム鉛スズ(In−Pb−Sn)、インジウム(In)の
    少なくとも一つからなることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれかに記載の電球形蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 前記第1の補助アマルガムがビスマスイ
    ンジウム(Bi−In)であり、前記第2の補助アマル
    ガムがインジウム鉛スズ(In−Pb−Sn)またはイ
    ンジウム(In)の少なくとも一つからなることを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電球
    形蛍光ランプ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11162402A (ja) * 1997-11-28 1999-06-18 Matsushita Electron Corp 電球形蛍光灯
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