JPS58176354A - 断熱採光外囲体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、採光部で良好な断熱効果を発揮し、結露防止
ができ、構成が比較的簡単で、雨仕舞が勝れ、しかも施
工が簡易且つ迅速にできる断熱採光外囲体に関する。

従来より、住宅、工場２体育館等の構造物の内部に、太
陽の光を取入れる採光窓を屋根または壁等の外囲体に取
付けるには、先ず、雨仕舞を確実にすることが必要とな
り、このため、構成が複雑化したり、取付施工が面倒で
あった。また、その採光部までも、断熱処理することは
難しい面があり、このため冷橋作用により結露が生じ、
この結露処理も不完全であった。

そこで本発明は、構造材上に、これに直交するようにし
て力骨材を適宜の間隔をおいて載置固着し、該隣接する
力骨材上に少なくとも一例に樋状部を有する通し受金具
を固着し、該隣接する通し受金具の柵状部間にクッショ
ン材を介して平坦状の下部採光板を載置し、該下部採光
板の両側を下部笠木材の側部で下部ガスケットを介して
押圧するように力骨材上に設けた複合ボルトに頓着し、
その下部笠木材の上に中間ガスケットを介して平坦状の
上部採光板を載置し、該上部採光板の両側を上部笠木材
の側部で上部ガスケットを介して押圧するように複合ボ
ルトに螺着したことにより、採光部で良好な断熱効果を
発揮し、結露防止が確実にでき、構成が比較的簡単で、
雨仕舞（水蜜性）が勝れ、しかも施工が簡易且つ迅速に
でき前記の欠点等を解消したものである。

その構造の実施例を図面にて説明する。

その断熱採光外囲体の実施例は複数存在し、その第１の
実施例は山形部が連続する屋根または壁等の折版外囲体
Ａ（第１図乃至第３図参照）或いは瓦棒葺外囲体Ｂ（第
４図参照）の一部に後述する下部採光板６及び上部採光
板１０を取付けたものであり、これを先ず、詳述すると
、１は母屋、胴縁等の構造材であって、構造物の上部ま
たは側部に設けられている。該構造材１は軒または棟に
略平行に設けられている。２は力骨材で、長尺または適
宜の長さの金属材で形成され、コ字状または角管状等を
なし、折版外囲体Ａまたは瓦棒葺外囲体Ｂの一部を切除
等した開口部内において、その少なくとも２本の力骨材
２が構造材１に直交するようにして取付片を介して構造
材１，１．・・・・・・」−に対設固着されている（第
２図乃至第４図参照）。

３は通し受金具であって、門形部３ａの少なくとも一側
（第３図、第５図、第７図に示すように門形部３ａの両
側に設けることもある）に樋状部３ｂが一体形成され、
該樋状部３ｂの外側上端には外方（図面参照）または内
方（第６図及び第７図において点線位）に水平縁３Ｃが
屈曲形成されている。その通し受金具３．３がその力骨
材２，２の上面に略平行にして載置され、その力骨材２
の上辺及び該力骨材２の上辺に固着した複合ボルト４に
載置固着されている（図面参照）。該複合ボルト４はボ
ルトが上下に設けられ、具体的には下部軸杆４ａの上端
に下部座金４ｂが形成され、該下部座金４ｂの上方に下
部ボルト４Ｃが一体化されたものと、上部軸杆４ｄの下
端に内蜆子部４ｅが蜆設され、その上部軸杆４ｄの上端
に上部座金４ｆが形成され、該上部座金４ｆの上方に上
部ボルト４ｇが一体化されたものからなり、その上部軸
杆４ｄの下端の内情下部４８−が下部軸杆４ａの上端の
下部ポル１−４ｃに螺合されるように構成され、また、
ナツト４ｈもその下部ボルト４Ｃ上部ポル）４ｇに適宜
螺合される。その通し受金具３゜３の力骨材２．Ｚへの
取付は、実際には、力骨材２の上辺に固着した複合ボル
ト４の下部座金４ｂでその門形部３ａ内の頂部を支持す
るようにして下部ポル）４ｃに貫通載置され、ナラ）４
ｈにて螺着される。そして隣接する通し受金具３．３の
対向する水平縁３ｃ、３ｃ上には帯板状のクッション材
５が載置され、この上に平坦状の下部採光板６が載置さ
れている。該下部採光板６はガラス。

合成樹脂製で、その内部に鋼線が挿入されていることも
ある。該下部採光板６は、適宜の幅でしかも長手方向に
適宜の長さを有している。７は断面略逆り形状（第１図
乃至第４図参照）または断面略平坦状（第３図、第５図
参照）の下部笠木材であって、その端縁７ａにて断面略
逆り形状の下部ガスケット８を介して下部採光板６の両
端が押圧されつ＼複合ボルト４の下部ポル１−４Ｃに挿
入され、該下部ボルト４Ｃに座金を介して上部軸杆４ｄ
５− の内蝦子部４ｅが＊；ｉＦされ、その下部採光板６及び
下部笠木材７さらに通し受金具３が共に複合ボルト４の
下部軸杆４ａ上に固定されている（第１図乃至第４図参
照）。そしてその下部笠木材７上に中間ガスケット９が
載置され、該中間ガスケット９の上にガラス、合成樹脂
製で、必要に応じて内部に横線が挿入された上部採光板
１０が載置されている。その上部採光板１０の上に断面
略逆り形状（第１図乃至第４図参照）または断面略平坦
状（第３図、第４図参照）の上部笠木材１１の端縁１１
ａにて断面略逆り形状の上部ガスケット１２を介して上
部採光板１０の両端が押圧されつ一複合ボルト４の上部
ボルト４ｇに挿入され、ナツト４ｈにて螺着されている
（第２図乃至第４図参照）。その下部採光板６及び上部
採光板１０を幅方向に一枚にて構成することも多い（第
１図、第２図、第４図参照）が、その下部採光板６及び
上部採光板１０を幅方向に複数設けることもあり（第３
図参照）、この場合には、その幅方向に隣接する下部採
光板６，６の相互端縁が、両側に樋状６− 部３ｂ、３ｂが形成された通し受金具３．３の水平縁３
ｃ、３ｃ上にクッション材５，５を介して載置され、そ
の隣接する下部採光板６．６の相互の間隔内の門形部３
ａの頂部上には前記複合ボルト４の下部ポルト４ｃが突
出し、断面略平坦状（第３図参照）の下部笠木材７の端
縁７ａ、７ａにて下部ガスケット８，８を介して下部採
光板６の両端が押圧されつＸその下部ポル１−４Ｃに挿
入され、該下部ポル１−４ｃに座金を介して上部軸杆４
ｄの内螺子部４ｅが螺着され、そして中間ガスケット９
を介して上部採光板１０が載置され、断面略平坦状の上
部笠木材１１の端縁１１ａ、ｌｌａにて上部ガスケツ）
１２．１２を介して上部採光板１０の両端が押圧されつ
一複合ボルト４の上部ボルト４ｇに挿入され、ナツト４
ｈにて螺着されている（第３図参照）。その山形部が連
続する折版外囲体への開口部（力骨材２を設けた箇所）
寄りの折版材の水平部等が力骨材２に取付片等を介して
固着され、その折版材の傾斜部がら下部笠木材７の下面
間に水切材１３が挿入固着されている（第１図乃至第３
図参照）。また、瓦棒葺外囲体Ｂでは、水切材１３の垂
下部下端がドブ板に接触するように構成されている（第
４図参照）。また、図示しないが、その上部笠木材１１
と水切材１３とを一体成形することもある。また、その
採光部（下部採光板６及び上部採光板１０箇所）の長平
方向の水下側は第１図に示すように軒先水切材１４軒先
化粧板１５軒先面戸１６止面戸１７等にて雨仕舞されて
いる。また、その水上側は図示しないが、棟包材等にて
その採光部の水上側の一部が被覆されて雨仕舞されてい
る。

次に、屋根または壁全体を採光部（下部採光板６及び上
部採光板１０箇所）にて葺成する第２実施例では、その
幅方向の採光部の接続は、前記の幅方向に複数設けた場
合（第３図左側）と同様に葺成されている（第５図参照
）。図中１８は下部継手受金具で、その長平方向あ下部
採光板６．６の相互のを接続するのに使用するものであ
り、対向する通し受金具３，３間に直交して載置されて
いる。その下部継手受金具１８の具体的構成は、前記の
両側に樋状部３ｂ、３ｂを設けた通し受金具３と同等断
面形状をなし、門形部１８ａの両側に樋状部１８ｂ、１
８ｂが形成され、その門形部ｔｅａの頂面には、断面凸
状のガスケット１８ｃが貼着されている。その下部継手
受金具１８のガスケット１８Ｃ上に長手方向に接続する
下部採光板６．６の対向する端縁が載置され、継手板１
９にて押圧されつ＼ビス等にて固着されている（第９図
参照）。２０は上部継手受金具で、ハント形部２０ａの
頂面には、断面凸状のガスケット２０ｂが貼着されてい
る。その上部継手受金具２０は前記下部継手受金具１８
の直上（第９図参照）または適宜の位置に横設され、そ
の長手方向に接続する上部採光板１０．１０の対向する
端縁部上に載置され、継手板１９にて押圧されつ＼ビス
等にて固着されている（第９図、第１０図参照）。２１
は中間受金具で、門形部２１ａの一例に樋状部２１ｂが
形成され、その門形部２１ａ頂面には、断面凸状のガス
ケット２１Ｃが貼着され、これが必要に応じて下部採光
板６または上部採光板１〇９− の中間部を支持するように設けられる（第１０図参照）
。２２はシール材である。

次に作用効果について説明する。

本発明においては、構造材ｌ上に、これに直交するよう
にして力骨材２，２．・・・・・・を適宜の間隔をおい
て載置固着し、該隣接する力骨材２．２上に少なくとも
一側に樋状部３ｂを有する通し受金具３を固着し、該隣
接する通し゛受金具３．３の樋状部杢す、３ｂ間にクッ
ション材５を介して平坦状の下部採光板６を載置し、該
下部採光板６の両側を下部笠木材７の側部で下部ガスケ
ット８を介して押圧するように力骨材２上に設けた複合
ポルト４に螺着し、その下部笠木材７の上に中間ガスケ
ット９を介して平坦状の上部採光板１ｏを載置し、該上
部採光板１ｏの両側を上部笠木材１１の側部で上部ガス
ケット１２を介して押圧するように複合ボルト４に螺着
したことにより、第１に採光部で良好な断熱効果を発揮
し、第２に結露防止が確実にでき、第３に極めて良好な
雨仕舞（水蜜性）ができ、第４に施工が簡易且つ迅速に
でき、第５１０− に構成が比較的簡単で、安価に施工できる等の多くの作
用効果を奏する。

該作用効果を詳述すると、先ず、下部採光板６と内部と
の間にば、下部笠木材７の側部で下部ガスケット８を介
して押圧されており、且つ上部採光板１０と外部との間
には、上部笠木材１１の側部で上部ガスケット１２を介
して押圧されており、これが気密且つ水密的に構成され
、従って、下部採光板６と上部採光板１ｏとの間には、
外気と遮断されている空気層が形成され、該空気層は、
断熱層としての役割をなし、断熱効果が極めて勝れた断
熱採光外囲体を提供することができる。また、内部の放
熱もしにく＼なり、良好なる保温の効果を発揮し得る。

このため、２層の下部採光板６と上部採光板１０とを設
けたことで、照明用の電力消費量を軽減できるのみなら
ず、構造物の内部の冷暖房の熱効率を増加させ、しがも
、その電力消費量の節約を図ることができ、省エネルギ
一対策上極めて有功である。さらにそのように、外気温
と遮断された空気層が形成されると、外気温の熱伝導率
は、その下部採光板６箇所では極めて少なくなり、その
冷橋作用が殆ど働かず、下部採光板６の下面に結露が生
じないものとなり、その結露水で、内部を汚すことも防
止することができる。

また、外気温と遮断された２層の採光部であると、その
内部に雨水が浸入しない確実な雨仕舞（水密性）ができ
る。さらに、仮に、上部採光板１０の両側から雨水が浸
入しても、その下部笠木材７中間ガスケット９上部笠木
材１１の樋状部間より夕（部に流出するし、また、下部
採光板６の下面に結露が生じてその結露水が下部ガスケ
ット８から仮に内部に浸入したとしても、その通し受金
具３の樋状部３ｂから外部に流出するようにでき、２重
。

３重に雨水浸入防止の構成部が設けられており、極めて
雨仕舞（水密性）の勝れた断熱採光外囲体にできる。ま
た、そのように外気温と遮断された２層の採光部である
と、２層の内部に塵等も侵入せず、長期の使用によって
も、上部採光板１０の上面の簡単な掃除だけで、十分な
太陽光を取入れることができる。このように内部が汚れ
ないことは、維持管理上でも大きな利点にできる。また
、その施工は、下部採光板６がら順次上側に上部採光板
１０を取付けるのみででき、施工しゃすく、しかも、複
合ホ冗・ト４を使用したことで、取付がより迅速にでき
る。さらに、本発明の断熱採光外囲体は、構成が比較的
簡単であるのみならず、部材数が少なく、前記の良好な
る施工性と相まって極めて低源なる施工費にて施工する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一部切除した斜視図、第２図は第１図
の縦断正面図、第３図乃至第５図は本発明の別の実施例
の縦断正面図、第６図、第７図は通し受金具の斜視図、
第８図は複合ボルト箇所の分解斜視図、第９図は下部採
光板及び上部採光板の長手方向の継手部の一部斜視図、
第１０図は下部採光板及び上部採光板の長手方向の継手
部及び中間部の縦断側面図である。 ■・・・・・・構造材、　　　　２・・・・・・力骨材
、３・・・・・・通し受金具、　　３ｂ・・・・・・樋
状部、４・・・・・・複合ボルト、　　５・・・・・・
クッション材、　１３− ６・・・・・・下部採光板、　　７・・・・・・下部笠
木材、８・・・・・・下部ガスケット、９・・・・・・
中間ガスケット、１０・・・・・・上部採光板、　　１
１・・・・・・上部笠木材、１２・・・・・・上部ガス
ケット。 ＝１４−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 構造材上に、これに直交するようにして力骨材を適宜の
   間隔をおいて載置固着し、該隣接する力骨材上に少なく
   とも一側に柵状部を有する通し受金具を固着し、該隣接
   する通し受金具の柵状部間にクッション材を介して平坦
   状の下部採光板を載置し、該下部採光板の両側を下部笠
   木材の側部で下部ガスケットを介して押圧するように力
   骨材上に設けた複合ボルトに螺着し、その下部笠木材の
   上に中間ガスケットを介して平坦状の上部採光板を載置
   し、該上部採光板の両側を上部笠木材の側部で上部ガス
   ケットを介して押圧するように複合ボルトに螺着したこ
   とを特徴とした断熱採光外囲体。