JPS58176239A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS58176239A JPS58176239A JP6019382A JP6019382A JPS58176239A JP S58176239 A JPS58176239 A JP S58176239A JP 6019382 A JP6019382 A JP 6019382A JP 6019382 A JP6019382 A JP 6019382A JP S58176239 A JPS58176239 A JP S58176239A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphite
- polyarylate
- polycarbonate
- resin composition
- bis
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ボリアリレートとポリカーボネートとよりな
る組成物の耐熱性を改良した樹脂組成物に関するもので
ある。
る組成物の耐熱性を改良した樹脂組成物に関するもので
ある。
ボリアリレートとポリカーボネートとよりなる組成物は
、特開昭48−54158号公報、特公昭50−270
61号公報などにより公知である。例えば特公昭50−
27061号公報にはボリアリレート1〜99重量%と
ポリカーボネート99〜1重量%とよりなる組成物が記
載されており、とりわけボリアリレート5〜80重量%
であるときに耐熱変形性と耐衝撃性とを兼ね備えた。優
れた相溶性を有する組成物が得られることが記載されて
いる。かかるボリアリレートとポリカーボネートとより
なる組成物は高度の耐熱変形性と耐衝撃性とを兼ね備え
、しかも透明性の優れた成形品を与えるため、従来の透
明プラスチックでは応用することのできなかったさまざ
まな用途に幅広く利用することが期待できる。
、特開昭48−54158号公報、特公昭50−270
61号公報などにより公知である。例えば特公昭50−
27061号公報にはボリアリレート1〜99重量%と
ポリカーボネート99〜1重量%とよりなる組成物が記
載されており、とりわけボリアリレート5〜80重量%
であるときに耐熱変形性と耐衝撃性とを兼ね備えた。優
れた相溶性を有する組成物が得られることが記載されて
いる。かかるボリアリレートとポリカーボネートとより
なる組成物は高度の耐熱変形性と耐衝撃性とを兼ね備え
、しかも透明性の優れた成形品を与えるため、従来の透
明プラスチックでは応用することのできなかったさまざ
まな用途に幅広く利用することが期待できる。
しかしながら、ボリアリレートとポリカーボネートとよ
りなる組成物は上記のごとき優れた特性を有しながら、
はとんど実用化されていないのが現状である。その大き
な理由のひとつに溶融加工時の発泡現象が挙げられる0
例えば、この組成物から射出成形法によって成形品を得
ようとする場合、あらかじめ組成物を十分に乾燥除湿し
ておいても、成形温度が約330℃以上になると加熱に
よって発泡を生じて満足な成形品が得られないことが多
く、 350℃以上になればほとんどの場合発泡する
ことが知られている。そして、かかるボリアリレートと
ポリカーボネートとよりなる組成物の欠点を改良する試
みはこれまでほとんどなされていなかった。
りなる組成物は上記のごとき優れた特性を有しながら、
はとんど実用化されていないのが現状である。その大き
な理由のひとつに溶融加工時の発泡現象が挙げられる0
例えば、この組成物から射出成形法によって成形品を得
ようとする場合、あらかじめ組成物を十分に乾燥除湿し
ておいても、成形温度が約330℃以上になると加熱に
よって発泡を生じて満足な成形品が得られないことが多
く、 350℃以上になればほとんどの場合発泡する
ことが知られている。そして、かかるボリアリレートと
ポリカーボネートとよりなる組成物の欠点を改良する試
みはこれまでほとんどなされていなかった。
一般に熱可塑性プラスチックの溶融加工時の発泡を防ぐ
方法としては、溶融加工温度で気化する水分、低分子量
物などをあらかじめ除いておく方法や金属石鹸などの滑
剤を添加する方法が知られているが、これらの方法はい
ずれもボリアリレートとポリカーボネートとよりなる組
成物には効果かない。
方法としては、溶融加工温度で気化する水分、低分子量
物などをあらかじめ除いておく方法や金属石鹸などの滑
剤を添加する方法が知られているが、これらの方法はい
ずれもボリアリレートとポリカーボネートとよりなる組
成物には効果かない。
本発明者らは、かかるボリアリレートとポリカーボネー
トとよりなる組成物の溶融加工時における発泡を防ぐべ
く鋭意研究の結果、かかる組成物に安定剤として亜リン
酸エステルを含有せしめることにより、驚(べきことに
、その耐熱変形性。
トとよりなる組成物の溶融加工時における発泡を防ぐべ
く鋭意研究の結果、かかる組成物に安定剤として亜リン
酸エステルを含有せしめることにより、驚(べきことに
、その耐熱変形性。
耐衝撃性、透明性を損なうことなく、溶融加工時におけ
る発泡を防止しうろことを見い出し2本発明に到達した
ものである。
る発泡を防止しうろことを見い出し2本発明に到達した
ものである。
すなわち1本発明はボリアリレートとポリカーボネート
と亜リン酸エステルとよりなる安定化された樹脂組成物
である。
と亜リン酸エステルとよりなる安定化された樹脂組成物
である。
本発明の樹脂組成物の一成分であるボリアリレートは、
芳香族ジカルボン酸又はその機能誘導体と二価フェノー
ル又はその機能誘導体とより得られるものである。
芳香族ジカルボン酸又はその機能誘導体と二価フェノー
ル又はその機能誘導体とより得られるものである。
ボリアリレートの調製に用いられる芳香族ジカルボン酸
としては、二価フェノールと反応し満足□11 な重合体を与えるものであればいかなるものでも番 よく、l@又は2種以上混合して用いられる。好のまし
い芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸、イソフタ
ル酸があげられるが、特にこれらの混合物が溶融加工性
及び総合的性能の面で好ましい、かかる混合物のとき、
その混合比は限定されるものではないが、テレフタル酸
/イソフタル酸=9/1〜1/9 (モル比)が好まし
く、特に溶融加工性、性能のバランスの点で7/3〜3
/7(モル比)、更には1/l (モル比)が望ましい
。
としては、二価フェノールと反応し満足□11 な重合体を与えるものであればいかなるものでも番 よく、l@又は2種以上混合して用いられる。好のまし
い芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸、イソフタ
ル酸があげられるが、特にこれらの混合物が溶融加工性
及び総合的性能の面で好ましい、かかる混合物のとき、
その混合比は限定されるものではないが、テレフタル酸
/イソフタル酸=9/1〜1/9 (モル比)が好まし
く、特に溶融加工性、性能のバランスの点で7/3〜3
/7(モル比)、更には1/l (モル比)が望ましい
。
ボリアリレートの調製に用いられる二価フェノールとし
ては、下記一般式(1)、 (II)あるいは(1)
で表示されるものがあげられる。
ては、下記一般式(1)、 (II)あるいは(1)
で表示されるものがあげられる。
上記一般式において、 Rj、 Rt、 R3,R,、
R1’。
R1’。
吋’、 R,’、 R,″は水素原子、ハロゲン原子、
炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基からなる群より選ば
れ、Xは飢 s、 so 、 co、アルキレン基
あるいはアルキリデン基(もし必要ならばアルキレン基
あるいはアルキリデン基は1あるいはそれ以上のハロゲ
ン原子で置換されていてもさしつがえない。)をあられ
す。好ましい二価フェノールの具体例としては2.2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロ
パン、 2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
クロロフェニル)プロパン、 4.4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、 4.4’−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル。
炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基からなる群より選ば
れ、Xは飢 s、 so 、 co、アルキレン基
あるいはアルキリデン基(もし必要ならばアルキレン基
あるいはアルキリデン基は1あるいはそれ以上のハロゲ
ン原子で置換されていてもさしつがえない。)をあられ
す。好ましい二価フェノールの具体例としては2.2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロ
パン、 2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
クロロフェニル)プロパン、 4.4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、 4.4’−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル。
4.4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィイド、4゜
41−ジヒドロキシジフェニルケトン、 4.4’−ジ
ヒドロキシジフェニルメタン、2.2”−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン。
41−ジヒドロキシジフェニルケトン、 4.4’−ジ
ヒドロキシジフェニルメタン、2.2”−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン。
1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン。
1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、 4.4’−ジヒドロキシジフェニル、ベンゾキノ
ンなどがあげられる。これらは単独で使用してもよいし
、また2種以上混合して使用してもよい。またこれら二
価フェノールはバラ置換体であるが、他の異性体を使用
してもよく、更にこれら二価フェノールにエチレングリ
コール、プロピレングリコールなどを併用してもよい。
ン、 4.4’−ジヒドロキシジフェニル、ベンゾキノ
ンなどがあげられる。これらは単独で使用してもよいし
、また2種以上混合して使用してもよい。またこれら二
価フェノールはバラ置換体であるが、他の異性体を使用
してもよく、更にこれら二価フェノールにエチレングリ
コール、プロピレングリコールなどを併用してもよい。
二価フェノールの中で最も代表的なものは、2.2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、通常ビスフェ
ノールAと呼ばれているものであり、総合的な物性面か
ら最も好ましい。
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、通常ビスフェ
ノールAと呼ばれているものであり、総合的な物性面か
ら最も好ましい。
したがって1本発明におけるボリアリレートとして最も
好ましいものは、テレフタル酸とイソフタル酸又はこれ
らの機能誘導体の混合物(但し。
好ましいものは、テレフタル酸とイソフタル酸又はこれ
らの機能誘導体の混合物(但し。
テレフタル酸基とイソフタル酸基のモル比4L9:1な
いしl:9.特に7:3ないし3ニア)と一般式(II
I)で示される二価フェノール、特にビスフェノールA
又はその機能誘導体とより得られるものである。また9
本発明においては分子量が約12.000〜約20.0
00のボリアリレートが好ましく用いられる。
いしl:9.特に7:3ないし3ニア)と一般式(II
I)で示される二価フェノール、特にビスフェノールA
又はその機能誘導体とより得られるものである。また9
本発明においては分子量が約12.000〜約20.0
00のボリアリレートが好ましく用いられる。
本発明の樹脂組成物の一成分であるポリカーボネートは
、 4.4’−ジオキシジアリルアルカン系ポリカーボ
ネートであり1例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)
メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2.
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(
4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン
、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)
プロパン。
、 4.4’−ジオキシジアリルアルカン系ポリカーボ
ネートであり1例えばビス(4−ヒドロキシフェニル)
メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2.
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(
4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン
、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)
プロパン。
4.4°−ジヒドロキシジフェニルメタン、 2.2’
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)
プロパン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、 4.4’−ジヒドロキシジフェニル。
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)
プロパン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン、1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、 4.4’−ジヒドロキシジフェニル。
ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタンなどの
4.41−ジオキシジフェニルアルカンとホスゲンある
いはジフェニルカーボネートとより得られるものがあげ
られるが2本発明におけるポリカーボネートとして最も
好ましいものは、ビスフェノールAとホスゲンあるいは
ジフェニルカーボネートとより得られるものである。本
発明においては1分子量が約15,000〜約35.0
00のポリカーボネートが好ましく用いられる。・5.
・;本発明の樹脂組成物の一成分である亜リン酸エステ
ルとは、亜リン酸のモノエステル、ジエステル及びトリ
エステルをいうが、ジホスファイト。
4.41−ジオキシジフェニルアルカンとホスゲンある
いはジフェニルカーボネートとより得られるものがあげ
られるが2本発明におけるポリカーボネートとして最も
好ましいものは、ビスフェノールAとホスゲンあるいは
ジフェニルカーボネートとより得られるものである。本
発明においては1分子量が約15,000〜約35.0
00のポリカーボネートが好ましく用いられる。・5.
・;本発明の樹脂組成物の一成分である亜リン酸エステ
ルとは、亜リン酸のモノエステル、ジエステル及びトリ
エステルをいうが、ジホスファイト。
トリホスファイトなるいは重縮合したホスファイトも本
発明にいう亜リン酸エステルにふくまれる。
発明にいう亜リン酸エステルにふくまれる。
本発明に使用される亜リン酸エステルの好適な具体例と
しては、モノフェニルハイドロジエンホスファイト、モ
ノラウリルハイドロジエンホスファイト、モノトリデシ
ルハイドロジエンホスファイト、モノノニルフェルハイ
ドロジエンホスファイト、モノ2.4−ジ−t−ブチル
フェニルハイドロジエンホスファイトなどの亜リン酸モ
ノエステル、ジフェニルハイドロジエンホスファイト
ジラウリルハイドロジエンホスファイト、ジトリデシル
ハイドロジエンホスファイト、ジノニルフェニルハイド
ロジエンホスファイト、ジ2,4−ジーt−ブチルフェ
ニルハイドロジエンホスファイト。
しては、モノフェニルハイドロジエンホスファイト、モ
ノラウリルハイドロジエンホスファイト、モノトリデシ
ルハイドロジエンホスファイト、モノノニルフェルハイ
ドロジエンホスファイト、モノ2.4−ジ−t−ブチル
フェニルハイドロジエンホスファイトなどの亜リン酸モ
ノエステル、ジフェニルハイドロジエンホスファイト
ジラウリルハイドロジエンホスファイト、ジトリデシル
ハイドロジエンホスファイト、ジノニルフェニルハイド
ロジエンホスファイト、ジ2,4−ジーt−ブチルフェ
ニルハイドロジエンホスファイト。
などの亜リン酸ジエステル、トリフェニルホスフナイト
、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトトリエチルホ
スファイト、トリn−ブチルホスファイト、トリス(2
−エチルヘキシル)ホスファイト、トリデシルホスファ
イト、トリス(トリデシル)ホスファイト、トリステア
リルホスファイト、ジフェニルモノデシルホスファイト
、ジフエ、−ルモノ (トリデシル)ホスファイト、ト
リス2゜4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイトなど
の亜リン酸トリエステル、テトラフェニルジプロピレン
グリコールジホスファイト、ジノニルフェニルペンタエ
リスリトールジホスファイト、テトラ下記(IV)式 で示されるジホスファイト、テトラフェニルビスフェノ
ールAジホスファイト、テトラ(2,4−ジー1−ブチ
ル) 4.4”−ジハイドロキシジフェニルジホスファ
イトなどのジホスファイト。
、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトトリエチルホ
スファイト、トリn−ブチルホスファイト、トリス(2
−エチルヘキシル)ホスファイト、トリデシルホスファ
イト、トリス(トリデシル)ホスファイト、トリステア
リルホスファイト、ジフェニルモノデシルホスファイト
、ジフエ、−ルモノ (トリデシル)ホスファイト、ト
リス2゜4−ジ−t−ブチルフェニルホスファイトなど
の亜リン酸トリエステル、テトラフェニルジプロピレン
グリコールジホスファイト、ジノニルフェニルペンタエ
リスリトールジホスファイト、テトラ下記(IV)式 で示されるジホスファイト、テトラフェニルビスフェノ
ールAジホスファイト、テトラ(2,4−ジー1−ブチ
ル) 4.4”−ジハイドロキシジフェニルジホスファ
イトなどのジホスファイト。
下記(V)式
で示されるトリホスファイト、テトラフェニル(トリデ
シル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、下記
(Vl)式 で示されろ水添ビスフェノールAホスファイトポリマー
などのトリホスファイトなるいはそれ以上の重縮合ホス
ファイトがあげられる。
シル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、下記
(Vl)式 で示されろ水添ビスフェノールAホスファイトポリマー
などのトリホスファイトなるいはそれ以上の重縮合ホス
ファイトがあげられる。
本発明の樹脂組成物においてボリアリレートとポリカー
ボネートの混合割合は、総合的な物性面からみて重量比
で好ましくは1:99ないし99:1.特に好ましくは
5:95ないし95:5である。本発明の樹脂組成物に
おける亜リン酸エステルの含有量は、ボリアリレート、
ポリカーボネート及び亜リン酸エステルの合計量に対し
好ましくは0.01重量%以上であるが、亜リン酸エス
テルの量が多くなりすぎると、得られる樹脂組成物の耐
熱変形性、透明性が低下する傾向があるので。
ボネートの混合割合は、総合的な物性面からみて重量比
で好ましくは1:99ないし99:1.特に好ましくは
5:95ないし95:5である。本発明の樹脂組成物に
おける亜リン酸エステルの含有量は、ボリアリレート、
ポリカーボネート及び亜リン酸エステルの合計量に対し
好ましくは0.01重量%以上であるが、亜リン酸エス
テルの量が多くなりすぎると、得られる樹脂組成物の耐
熱変形性、透明性が低下する傾向があるので。
特に好ましいのは0.1〜2重量%である。
本発明の樹脂組成物を製造するためのボリアリレートと
ポリカーボネートと亜リン酸エステルの混合は公知のい
かなる方法で行なってもよい。例えば3成分を同時に混
合してもよいし、またあらかじめ2成分を混合したのち
、これに残りの成分を添加し、混合してもよい。本発明
の樹脂組成物を製造するための混合装置としてはなんら
特別の装置や機器を必要とせず、公知のものを適宜使用
することができる。例えば2通常の溶融押出機や混練ロ
ールなどにより溶融混練してもよく、また溶液状でブレ
ンドしたのち溶媒を除去し、溶融押出してもよい。
ポリカーボネートと亜リン酸エステルの混合は公知のい
かなる方法で行なってもよい。例えば3成分を同時に混
合してもよいし、またあらかじめ2成分を混合したのち
、これに残りの成分を添加し、混合してもよい。本発明
の樹脂組成物を製造するための混合装置としてはなんら
特別の装置や機器を必要とせず、公知のものを適宜使用
することができる。例えば2通常の溶融押出機や混練ロ
ールなどにより溶融混練してもよく、また溶液状でブレ
ンドしたのち溶媒を除去し、溶融押出してもよい。
本発明の樹脂組成物は、目的により耐候(光)剤、耐熱
剤、難燃剤、成形加工改良剤(離型剤や滑剤などの各種
添加剤やガラス繊維、無機粉体などの充填強化剤を含む
ことができる。
剤、難燃剤、成形加工改良剤(離型剤や滑剤などの各種
添加剤やガラス繊維、無機粉体などの充填強化剤を含む
ことができる。
以下実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1〜5.比較例1
テレフタル酸とイソフタル酸のモル比が1:1の混合ジ
カルボン酸とビスフェノールAとより得たボリアリレー
ト(分子量約20,000)と、ビスフェノールAポリ
カーボネート(分子量約20.000)を1:l (重
量比)の割合に混合し、これに表1に示す各種の亜リン
酸エステルを0.3重量%添加し、溶融押出機にて30
0℃で混練し、ペレット化し、このペレットを用いて射
出成形機により各種試験片を作製し、その性能の測定を
行なった。
カルボン酸とビスフェノールAとより得たボリアリレー
ト(分子量約20,000)と、ビスフェノールAポリ
カーボネート(分子量約20.000)を1:l (重
量比)の割合に混合し、これに表1に示す各種の亜リン
酸エステルを0.3重量%添加し、溶融押出機にて30
0℃で混練し、ペレット化し、このペレットを用いて射
出成形機により各種試験片を作製し、その性能の測定を
行なった。
また、成形温度を種々変えて射出成形を行ない。
発泡の生ずる温度を調べた。その結果を表1に示す。表
1より明らかなように、亜リン酸エステルの発泡防止効
果は著しいものがある。
1より明らかなように、亜リン酸エステルの発泡防止効
果は著しいものがある。
実施例6〜9.比較例2
実施例1〜5で用いたのと同じボリアリレートとポリカ
ーボネートを7=3(重量比)の割合で混合し、溶融押
出機にて300℃で混練し、ペレット化した。このペレ
ットにテトラフェニルビスフェノールAジホスファイト
を表2に示す量トライブレンドし、これを射出成形し発
泡温度と熱変形温度、アイゾツト衝撃強度を測定した。
ーボネートを7=3(重量比)の割合で混合し、溶融押
出機にて300℃で混練し、ペレット化した。このペレ
ットにテトラフェニルビスフェノールAジホスファイト
を表2に示す量トライブレンドし、これを射出成形し発
泡温度と熱変形温度、アイゾツト衝撃強度を測定した。
表2に示したように亜リン酸エステルは0.01重量%
の添加ですでに発泡抑制効果が顕著であった。
の添加ですでに発泡抑制効果が顕著であった。
表1
Claims (1)
- (11ボリアリレートとポリカーボネートと亜リン酸エ
ステルとよりなる安定化された樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6019382A JPS58176239A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6019382A JPS58176239A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58176239A true JPS58176239A (ja) | 1983-10-15 |
Family
ID=13135070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6019382A Pending JPS58176239A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58176239A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2002053748A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-19 | Teijin Ltd | 樹脂組成物 |
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