JPS5817531Y2 - 圧力鍋の安全弁装置 - Google Patents

圧力鍋の安全弁装置

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JPS5817531Y2
JPS5817531Y2 JP13264378U JP13264378U JPS5817531Y2 JP S5817531 Y2 JPS5817531 Y2 JP S5817531Y2 JP 13264378 U JP13264378 U JP 13264378U JP 13264378 U JP13264378 U JP 13264378U JP S5817531 Y2 JPS5817531 Y2 JP S5817531Y2
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JP
Japan
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valve
lid
valve seat
pressure
pressure cooker
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Application number
JP13264378U
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English (en)
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JPS5548492U (ja
Inventor
勝 松本
Original Assignee
アサヒ軽金属工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は圧力鍋の蓋に装着される安全弁装置に関する
ものである。
一般に、圧力鍋には、例えば第1図に示しであるように
、鍋蓋2に圧力の調節装置3と、安全弁装置4とを設け
てあって、煮炊き時における鍋1内の圧力は、圧力調節
装置3の頭部錘り5の重さを変えることによって、一定
圧力に調節されるようになっていて、このような圧力調
節装置3では、鍋1内の蒸気圧が一定の圧力(例えば1
.4 kg/cm2)まで上昇すると、蒸気が蒸気の逃
し孔6,7を通って錘り5を押し上げて外気中へと逃が
されることによって、鍋1内の圧力が錘り5の重さに釣
合った一定圧に保たれるようになっており、又この圧力
調節装置3に何らかのトラブルが発生して、例えば前記
逃し孔6に煮炊き中の食物が詰まる等のトラブルを生じ
て、鍋1内の圧力が異常(例えば2.5 kg/cm2
以上)に上昇した場合には、安全弁装置4の可撓性の素
材からなる弁8が蒸気圧によって上方へと外れ、鍋1内
の圧が通孔9を通って逃がされるようになっている。
ところが、上記のような圧力調節装置3の逃し孔6には
、煮炊き中の内容物から澱粉質の糊とがあく等が吹き上
ると、とかくそこに詰り現象を生じ易く、そのために鍋
1内の圧力が異常に上昇した場合には、その都度前記安
全弁装置4が作動せしめられることになるのであるが、
上記のような安全弁装置4は、一般に高圧の蒸気を瞬間
的に逃すものであるため、それが作動したときには非常
に大きな音を発するので、しばしばびっくりさせられる
ばかりでなく、このような安全装置が一旦作動した場合
には、高温の安全弁装置4を冷して弁8を再びセットし
なおさなければならないので、非常に不便である。
この考案は、このような欠点をなくするために、次のよ
うな安全弁を提供しようとするものである。
実施例を第2・3図について説明すると、この考案に係
る安全弁装置は、圧力鍋1の蓋2にあけられた孔10に
、ポペット弁11を摺動自在に支持する孔12をその頭
部13 aに有する弁支持金物13の筒状部13bを挿
通して、該支持金物13の頭部13aを蓋2の外側に位
置させると共に、この弁支持金物13の筒状部13bに
形成せる雄ねじ部14に蓋2の内側に位置せしめた弁座
金物15を螺着して、この弁支持金物13と弁座金物1
5とにて弁室16を構成し、該弁室16内に位置せしめ
られたポペット弁11を、ばね17によって常時弁座1
5aへと圧着される向に附勢すると共に、弁支持金物1
3の頭部13aに、弁室16を蓋2外の大気中へと連通
せしめるための通気孔18を設けて、構成されているの
であるが、上記のようにして蓋2に取付けられた弁支持
金物13の頭部13 aの下面と蓋2の上面との間には
、バッキング20を気密に介装してあって、孔10とこ
の弁装置間がこのバッキング20によってシールされる
と共に、弁座金物15の上面15bと蓋2の下面との間
には、一定の高さhを有する可溶合金製のリング21が
介装されると共に、弁座金物15が直接蓋2の下面へと
対面している当り面15 Cには、排気溝22が形成さ
れていて、この当り面15 Cと蓋2の下面との間には
、弁支持金物13と弁座金物15間を締付けたときにお
いて、弁支持金物13の下端面つまり筒状部13bの下
端面13Cと弁座15 a間に生じるクリヤランスαよ
りも大きいクリヤランスβが生じるように、筒状部13
bの長さが設定されている。
この考案に係る圧力鍋の安全弁装置は、上記のように構
成されているので、例えば、今ばね17の常数を、鍋1
内の圧力が2.3 kg/ cm2(約137〜138
℃)になったところでポペット弁11が開かれるように
選択すると共に、リング21の材質に、140〜145
℃(約3kg/cm2)で溶けるようなツユ−ジブルア
ロイを選択しておくならば、煮炊中において、圧力調整
装置3が正常に作動しているときは、鍋内の圧力は選択
せる錘り5によって定まる一定の圧力(例えば1.4
kg/cm2)に保たれるが、その逃し孔6に詰りを生
じて、鍋1内の圧力が異常に上昇したような場合には、
この考案の安全弁装置は、先づその圧力が2.3 kg
/cm2に達したところで、ポペット弁11が蒸気圧に
より押し開がれ、蒸気が通気孔18を通って大気中へと
連通されるので、鍋1内の圧は、2 、3 kg/Cm
2に保たれることになるのである。
そして、鍋1内の煮炊物によって、前記圧力調整装置3
の逃し孔6に詰りを生じるような場合には、とかくこの
弁装置の通気孔18にも、詰りを生じ易いのであるが、
この考案の弁装置では、若しこの通気孔18にも詰りを
生じて鍋内の圧が上昇したような場合には、その圧が約
3kg/cm2程度に達したときにおいて、この弁装置
を構成しているリング21が溶融して、弁支持金物13
が上に押し上げられるから、バッキング20の上又は下
面に隙間を生ずることになって、そこがら鍋1内の圧力
が大気中へと逃されることになるものである。
なおその場合において、この考案の安全弁装置では、弁
座金物15の上面に排気溝22付の当り面15 Cが形
成されているので、この弁座金物15の上面15Cと蓋
2の下面との間には、上記溝22によって必づ孔10方
向に通じる通気路が形成されることになるのであって、
この間が溶けたリングによってシールされたままの状態
となることはない。
したがって、この考案の安全弁装置によれば、鍋内の圧
力の上昇が、二段階に分けて、二重に自動的に逃がされ
ることになるから極めて安全であり、可溶合金製のリン
グからなる過圧装置は、圧力が上昇して温度が上昇すれ
ば、これが危険な圧力に達する以前に確実に作動するも
のであるがら、この点でも安全である。
しかもこの考案の安全弁装置は、それが作動してリング
が溶けても、高音を発することがなく、その交換も極め
て容易であるといった長所をもっており、実施例のよう
に、前記クリヤランスβをクリヤランスαよりも大に構
成しておくときは、リングをつけ忘れたときには、必づ
鍋内の圧力が上昇し得ないこととなって、非常に好都合
で、この点でも重ねて安全が図られるものである。
またこの考案の安全装置は、空炊きした場合のように、
圧力が比較的上昇しないで温度のみが上昇したような場
合にも、いち早くリングが溶けて、臭いを発散するとこ
ろより、それを知ることができ、鍋の空炊きによる変形
を未然に防ぎうるものでもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧力鍋の一例を示した一部切欠側面図、第2図
はこの考案に係る安全弁装置の縦断側面図、第3図は第
2図のIII−III線断面図である。 1・・・・・・鍋、2・・・・・・蓋、10・・・・・
・孔、11・・・・・・ポペット弁、13・・・・・・
弁支持金物、13a・・・・・・頭部、13b・・・・
・・筒状部、14・・・・・・雄ねじ部、15・・・・
・・弁座金物、15a・・・・・・弁座、15C・・・
・・・当り面、16・・・・・・弁室、17・・・・・
・ばね、18・・・・・・通気孔、20・・・・・・バ
ッキング、21・・・・・・リング、22・・・・・・
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■、圧力鍋の蓋にあけられた孔に、ポペット弁を摺動自
    在に支持せる弁支持金物の筒状部を挿通して、該弁支持
    金物の頭部を蓋の外側に位置させると共に、この弁支持
    金物の筒状部に形威せる雄ねし部に、蓋の内側に位置せ
    しめた弁座金物を螺着して、弁支持金物と弁座金物とに
    て弁室を構威し、弁室内にばねによって常時弁座に圧着
    される向に附勢されたポペット弁を内装すると共に、前
    記弁支持金物の頭部に弁室を蓋外の大気中へと連通させ
    る通気孔を設けた安全弁であって、弁支持金物の頭部の
    下面と蓋の上面との間にはバッキングが気密に介装され
    、弁座金物の上面と蓋の下面との間には可溶合金製のリ
    ングが介装されると共に、弁座金物の上面に排気溝付の
    当り面が形成されていることを特徴としてなる圧力鍋の
    安全弁装置。 2、弁支持金物を弁座金物に螺着した状態における、弁
    支持金物の筒状部の下端面と弁座間のクリヤランスが、
    前記排気溝併売り面と蓋の下面間のクリヤランスよりも
    小である実用新案登録請求の範囲第1項に記載の圧力鍋
    の安全弁装置。
JP13264378U 1978-09-26 1978-09-26 圧力鍋の安全弁装置 Expired JPS5817531Y2 (ja)

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JP13264378U JPS5817531Y2 (ja) 1978-09-26 1978-09-26 圧力鍋の安全弁装置

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JP13264378U JPS5817531Y2 (ja) 1978-09-26 1978-09-26 圧力鍋の安全弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5548492U JPS5548492U (ja) 1980-03-29
JPS5817531Y2 true JPS5817531Y2 (ja) 1983-04-09

Family

ID=29100374

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JP13264378U Expired JPS5817531Y2 (ja) 1978-09-26 1978-09-26 圧力鍋の安全弁装置

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JPS5548492U (ja) 1980-03-29

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