JPS581742Y2 - 空気調和装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、空気調和装置における制御箱の改良に関す
るものである。

従来、この種空気調和装置において、筐体内の制御箱を
含む配線作業を容易にするために、この制御箱を筐体の
前面に設けられたサービス用開口に覗かせて装着するよ
うにしているが、空気調和装置の小形化に伴ない、この
ような構成では筐体内部の圧縮機または熱交換器等の交
換作業、あるいは冷媒配管作業時等に、この制御箱が邪
魔になる欠点があった。

これに対処するため上述した制御箱を回動自在に筐体に
装着し、サービス作業時にこれが邪魔になるときには、
この制御箱を回動するようにしたものもあるが、その構
成が著しく複雑になる欠点がある。

この考案は、かかる点に着目してなされたもので、制御
箱を筐体内の側壁に取付けてサービス作業時にこれが邪
魔にならないようにし、しかも制御箱内の配線接続用端
子群をサービス用開口に対向させて配線作業性および内
蔵機器のサービス作業性の向上を計った空気調和装置を
提供しようとするものである。

すなわち、第１図〜第４図は何れもこの考案の一実施例
を示すもので、１は前面に形成したサービス用開口２を
サービスパネル３により開閉自在に閉塞した筐体で、こ
の筐体１内には冷媒圧縮機４および熱交換器５等の空調
用機器が収納されている。

６は上記筐体１内のサービス用開口に隣接する側壁７ま
たは８の何れか一方に装着され、前面に開口９を有する
制御箱で、この制御箱６内の上記サービス用開口２の近
傍に、取付板１２を立設し、この取付板１２に配線接続
用の端子群１０およびリレー１１等が配設されている。

そして、端子群１０が筐体１のサービス用開口２に対向
するように取付板１２には所定角度の傾斜が与えられて
いる。

１３は上記制御箱６の開口９を開閉自在に閉塞するカバ
ーである。

この考案の空気調和装置は上述したように、制御箱６を
筐体１の側壁７または８に装着するようにしたので、筐
体１内の圧縮機４または熱交換器５等の交換作業あるい
は冷媒配管作業時にこの制御箱６が邪魔になるようなこ
とがなく、筐体１のサービス用開口２をフルに利用でき
る優れた効果がある。

また、この考案によれば、制御箱６内の配線接続用端子
群１０をサービス用開口２の近傍においてこの開口２に
対向させるようにしたので、筐体内の配線作業が著しく
容易になる効果をも有している。

なお、第５図および第６図はこの考案の他の実施例を示
すもので、これは配線接続用の端子群１０を筐体のサー
ビス用開口２に対向させるために、制御箱６の開口９を
サービス用開口２の方向に対応させたもので、その作用
効果は上述した一実施例と全く同様である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は何れもこの考案の一実施例を示すもの
で、第１図は空気調和装置の斜視図、第２図は横断面図
、第３図は制御箱をカバーを外して示す斜視図、第４図
はカバーの斜視図である。 第５図および第６図はこの考案の他の実施例を示すもの
で、第５図は制御箱をカバーを外して示す斜視図、第６
図はカバーの斜視図である。 図面中、１は筐体、２はサービス用開口、３はサービス
パネル、６は制御箱、７，８は側壁、１０は配線接続用
端子群、１２は取付板である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内部に圧縮機および熱交換器などの機器を収納した筐体
   のサービス用開口に開閉自在なるサービスパネルを設け
   たものにおいて、この筐体内の上記サービス用開口と隣
   接する筐体側壁に装着された制御箱内の上記サービス用
   開口の近傍に配線接続用端子群の取付板を立設し、この
   取付板に上記配線接続用端子群を上記サービス用開口に
   対向させて取付けたことを特徴とする空気調和装置。