JPH0326049Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0326049Y2
JPH0326049Y2 JP1985131496U JP13149685U JPH0326049Y2 JP H0326049 Y2 JPH0326049 Y2 JP H0326049Y2 JP 1985131496 U JP1985131496 U JP 1985131496U JP 13149685 U JP13149685 U JP 13149685U JP H0326049 Y2 JPH0326049 Y2 JP H0326049Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
vehicle
inverter
indoor
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985131496U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6240064U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985131496U priority Critical patent/JPH0326049Y2/ja
Publication of JPS6240064U publication Critical patent/JPS6240064U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0326049Y2 publication Critical patent/JPH0326049Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両用空調装置、特に、車内例え
ば客車内の空気調和を行なう空調装置が各車両の
屋根上に設けられているものに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
この種の従来装置を示すと第3図のとおりであ
つて、図において、符号1は車内空気を調和する
めの冷媒を圧縮する圧縮機であり、2はこの圧縮
機1を収納している圧縮機室、3は冷房の場合、
圧縮機1により圧縮されて高温高圧になつた冷媒
ガスを空冷によつて熱交換して高圧冷媒液とする
図示されていない室外熱交換器に送風するための
室外フアンであつて、4はこの室外フアン3およ
び図示されていない室外熱交換器が収納されてい
る室外フアン室、5は高圧冷媒液を膨張手段によ
つて膨張させて低温低圧とした冷媒を供給し、車
内等から還流してきたリターン空気と熱交換する
図示されていない室内熱交換器へ上記リターン空
気を引き込み、室内熱交換器によつて熱交換され
て空調された冷風6を車内に送風するための室内
フアンであつて、7はこの室内フアン5および図
示されていない室内熱交換器を収納している室内
フアン室である。そして、上記各機器はまとめら
れて空調装置8を構成し、この空調装置8は車両
屋根9上に配置されている。また、室内フアン室
7は車内に開口10によつて開放されているが、
その車内側には隔板11が設けられており、隔板
11と車両屋根9とによつて配風ダクト12が形
成されている。
一方、これらの空調装置8とは別途に、車両屋
根9上にインバータ13を有するインバータ装置
14が設けられており、このインバータ装置14
と空調装置8とはリード線15によつて接続され
ている。そして、上記空調装置8は上記インバー
タ装置14によつて駆動制御されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の空調装置は、上記のように構成され、イ
ンバータ装置14が別置きされている為、製作組
立取付に対して余分の作業時間や作業経費を要す
るという問題点を有していた。
この考案は、上記のような従来装置における問
題点を解決するためになされたもので、空調装置
内にインバータ装置を組み込むとともに重量バラ
ンスのとれた車両用空調装置を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る車両用空調装置は、車両屋根上
に相互に接続して、中央に室内フアン室を配置
し、その車両長手方向の前後に圧縮機室とインバ
ータ室とを配し、更にその長手方向前後にそれぞ
れ室外フアン室を設け、かつインバータ室を室内
フアン室に連通して、リターン空気によりインバ
ータを冷却するものである。
〔作用〕
上記のように、この考案は構成されているの
で、圧縮機室とインバータ室とはほぼ同重量であ
るので、重量的にバランスが保たれ、又、室外フ
アン室は車両長手方向の両端に設けられているの
で、これも重量的にバランスがとれている。従つ
て、空調装置全体としても、十分重量バランスが
とれ、また、インバータ装置も他の空調装置と一
体で製作し組み立てることができ、また、車両へ
の取付も空調装置の取付のみで完了する。
〔実施例〕
以下、この考案をその一実施例を示す第1図お
よび第2図に基づいて説明する。
図において、圧縮機1、圧縮機室2、室外フア
ン3、室外フアン室4、室内フアン5、冷風又は
暖風6、室内フアン室7、車両屋根9、隔板1
1、配風ダクト12およびインバータ装置14は
従来装置におけるものと同等のものである。
また、室外フアン室4内には、第3図では図示
されていなかつた室外熱交換器16が設けられて
おり、室内フアン室7内には、同様に図示されて
いなかつた室内熱交換器17が設けられている。
更に、室内フアン室7と室外フアン室4との間
であつて圧縮機室2とは反対側にはインバータ室
21が室内外フアン室7,4に接続して設けられ
ており、その内部にはインバータ装置14を収納
している。
更に又、上記各室は、枠体22を隔壁23によ
つて区切ることによつて形成されている。室内フ
アン室7およびインバータ室21の車両屋根9側
は、車両屋根9および枠体22共に形成された開
口24を介して、車両内部に開放して配風ダクト
12に連通しているとともに、上部側は、室内上
面カバー25によつて覆われており、更に、上記
開口24の周囲および上記室内上面カバー25の
周囲には水密シールパッキン26を設けて、イン
バータ室21および室内フアン室7を外部に対し
て水密に保持している。また開口24には風仕切
りパツキン26aが設けられている。
なお、圧縮機室2および室外フアン室4は室外
部を構成し、水密構造には構成されていない。
上記のように構成されているこの考案の車両用
空調装置20は、従来装置と同様に、指令によつ
てインバータ装置14により駆動制御され、これ
によつて、圧縮機1が作動して圧縮された冷媒を
室外熱交換器16により冷却し、次いで膨張させ
て低圧低温の冷媒とし、室内熱交換器17によつ
てこの冷媒とリターン空気27とを熱交換させて
冷風6として、また、暖房の場合は、冷媒サイク
ルを逆にして暖風6として車内に配風する。な
お、この場合、インバータ室21と室内フアン室
7との間の隔壁23にはリターン空気27が通る
通気口が設けられており、インバータ装置14
は、室内熱交換器17を通過しないリターン空気
27によつて冷却される。
ところで、このような車両用空調装置は、車両
屋根9上に搭載する際、これを水平に取り付ける
必要があるが、従来の車両用空調装置では、重量
バランスが悪いため、圧縮機1側の水密シールパ
ツキン26が反対側よりも大きく縮んでしまい、
これを水平に調整するのにかなりの手間がかかつ
た。また、この調整を十分にしないと、車両の振
動や水漏れの原因となつた。これに対して、上記
実施例の車両用空調装置では、重量バランスが十
分にとれているため、据付作業が容易であり、振
動や水漏れもより確実に防止される。
〔考案の効果〕
以上のように構成されたこの考案によれば、イ
ンバータ装置を含むすべての車両用空調装置の各
機器を一体化して構成し、かつ、中央に室内フア
ン室を配し、その前後方向両側にほぼ同重量の圧
縮機室およびインバータ室を配し、更にその前後
両側に室外フアン室を配したので、重量バランス
が十分にとれ、従つて車両屋根への据付時に容易
に水平にすることができ、この結果、据付作業が
簡単になるとともに、装置全体の傾きによる振動
や水密シールパツキンからの水漏れ等がより確実
に防止されるという効果が得られる。また、機器
を一体化したことにより、製作、組立、取付に際
してきわめて経済的であるという効果も得られ
る。さらに、インバータの冷却にリターン空気を
利用しているが、通常車内のリターン口にはフイ
ルタが設けられているため、リターン空気はフイ
ルタを通過した清浄な空気であり、従つてインバ
ータの電気部品等にゴミが付着するのが防止さ
れ、かつ、インバータ室専用のフイルタが不要と
なるため、車両の屋根上での専用フイルタの取付
やメンテナンス作業の手間が省けるとともに、経
済的であるなどの効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成平面図、第
2図は第1図の−線による構成断面図、第3
図は従来の車両上に取り付けられた空調装置の構
成説明図である。 1……圧縮機、2……圧縮機室、3……室外フ
アン、4……室外フアン室、5……室内フアン、
7……室内フアン室、8,20……空調装置、9
……車両屋根、14……インバータ装置、16…
…室外熱交換器、17……室内熱交換器、21…
…インバータ室、22……枠体、23……隔壁、
24……開口、25……室内上面カバー、26…
…水密シールパツキン、27……リターン空気。
なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気調和のための冷媒を圧縮するための圧縮機
    を収納している圧縮機室と、外気流によつて熱交
    換する室外熱交換器および上記外気流を生じさせ
    る室外フアンを収納している室外フアン室と、車
    内から還流してくるリターン空気と熱交換する室
    内熱交換器および上記リターン空気を室内熱交換
    器へ送風する室内フアンを収納している室内フア
    ン室と、上記各機器を駆動制御するインバータを
    収納しているインバータ室とが、車両の屋根上に
    搭載されている車両用空調装置において、車両の
    長手方向中央に上記室内フアン室を配設し、上記
    室内フアン室に接続して長手方向の前後のいずれ
    か一方に圧縮機室を、他方にインバータ室を配設
    し、更に、上記圧縮機室およびインバータ室に接
    続して長手方向の前後にそれぞれ室外フアン室を
    配設し、かつ上記インバータ室を上記室内フアン
    室に連通して、上記リターン空気により上記イン
    バータを冷却することを特徴とする車両用空調装
    置。
JP1985131496U 1985-08-30 1985-08-30 Expired JPH0326049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985131496U JPH0326049Y2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985131496U JPH0326049Y2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6240064U JPS6240064U (ja) 1987-03-10
JPH0326049Y2 true JPH0326049Y2 (ja) 1991-06-05

Family

ID=31029995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985131496U Expired JPH0326049Y2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0326049Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5897553A (ja) * 1981-12-02 1983-06-10 株式会社日立製作所 電源一体形車両用空調装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5897553A (ja) * 1981-12-02 1983-06-10 株式会社日立製作所 電源一体形車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6240064U (ja) 1987-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3995446A (en) Reverse air cycle air conditioner
US4641503A (en) Outdoor unit for an air conditioning apparatus of through-the-wall multitype
KR20040093684A (ko) 공기조화기용 벽 매입형 실외기
JPS621615Y2 (ja)
KR100356245B1 (ko) 창문형 실내 공조 장치
JPH0326049Y2 (ja)
JPH0344613Y2 (ja)
JPH0754740Y2 (ja) 空調用コンプレッサーの防音構造
CN215096900U (zh) 驻车空调器
CN215096899U (zh) 驻车空调器
CN215590437U (zh) 一种集成式货车用顶置空调
JPH01212663A (ja) 車両用空調装置
JPS6326301B2 (ja)
CN215096901U (zh) 驻车空调器
JPH0245467Y2 (ja)
JP2635095B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPS6326300B2 (ja)
JPS6240065U (ja)
JPS627934Y2 (ja)
JPS6243223Y2 (ja)
JPS621616Y2 (ja)
JPS58145864A (ja) 空気調和機
SU1527023A1 (ru) Установка кондиционировани воздуха транспортного средства
JPH0719589A (ja) 空気調和装置
JPH063315Y2 (ja) 電話ボックス用空調装置