JPS5817341B2 - エンジン用ピストン - Google Patents
エンジン用ピストンInfo
- Publication number
- JPS5817341B2 JPS5817341B2 JP13197578A JP13197578A JPS5817341B2 JP S5817341 B2 JPS5817341 B2 JP S5817341B2 JP 13197578 A JP13197578 A JP 13197578A JP 13197578 A JP13197578 A JP 13197578A JP S5817341 B2 JPS5817341 B2 JP S5817341B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- engine
- intake
- exhaust port
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/02—Pistons having means for accommodating or controlling heat expansion
- F02F3/022—Pistons having means for accommodating or controlling heat expansion the pistons having an oval circumference or non-cylindrical shaped skirts, e.g. oval
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ピストンの両側に吸、排気ポー１〜を配設し
た頭上弁式あるいは２サイクル式エンジン用ピストンに
関する。
た頭上弁式あるいは２サイクル式エンジン用ピストンに
関する。
上記形式のガソリンエンジンの場合、運転中のピストン
のヘッド部の温度を測定してみると、そのヘッド部の吸
気ポート側より排気ポート側の方が温度が高く、その温
度差は最大で２０〜４０℃にも達する。
のヘッド部の温度を測定してみると、そのヘッド部の吸
気ポート側より排気ポート側の方が温度が高く、その温
度差は最大で２０〜４０℃にも達する。
この現象は、エンジンの吸入混合気による冷却効果が吸
入ポート側で強く、その反面排気ガスによる加熱効果が
排気ポート側で強いことに起因する。
入ポート側で強く、その反面排気ガスによる加熱効果が
排気ポート側で強いことに起因する。
このため従来のピストンでは、エンジンの運転中にヘッ
ド部およびその外周に連なるランド部の排気ポート側が
特に膨張し、スカツフングを起こして摺動面の摩耗を早
め、耐久性を損うのみならず、シリンダ内面との隙間が
大きくなってブローバイガスの発生量が増加し、燃料の
損失が多くなる等の不具合を生じる。
ド部およびその外周に連なるランド部の排気ポート側が
特に膨張し、スカツフングを起こして摺動面の摩耗を早
め、耐久性を損うのみならず、シリンダ内面との隙間が
大きくなってブローバイガスの発生量が増加し、燃料の
損失が多くなる等の不具合を生じる。
本発明は、そのような不具合のない前記ピストンを提供
することを目的とするもので、常温時のランド部の横断
面形状を吸気ポート側と排気ポート側とで非対称となし
、エンジンの運転時にそのランド部が略真円状に膨張す
るようにしたものである。
することを目的とするもので、常温時のランド部の横断
面形状を吸気ポート側と排気ポート側とで非対称となし
、エンジンの運転時にそのランド部が略真円状に膨張す
るようにしたものである。
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、第１図は頭上弁式エンジンを示し、それは本発明のピ
ストンＰを摺合したシリンダと、その上端に接合されて
ピストンＰとの間に燃焼室Ａを画成するシリンダヘッド
Ｈとよりなり、燃焼室Ａの一側と他側には吸気ポートＰ
１および排気ポートＰｅが設けられ、吸気ボーｈＰｉは
吸気弁Ｖｉにより、また排気ポートＰｅは排気弁Ｖｅに
よりそれぞれ適時開閉される。
、第１図は頭上弁式エンジンを示し、それは本発明のピ
ストンＰを摺合したシリンダと、その上端に接合されて
ピストンＰとの間に燃焼室Ａを画成するシリンダヘッド
Ｈとよりなり、燃焼室Ａの一側と他側には吸気ポートＰ
１および排気ポートＰｅが設けられ、吸気ボーｈＰｉは
吸気弁Ｖｉにより、また排気ポートＰｅは排気弁Ｖｅに
よりそれぞれ適時開閉される。
ピストンＰは、燃焼室Ａに臨むヘッド部１と、その外周
部に連なり、ピストンリングを装着するリング溝２を外
周面に有するランド部３と、さらにその下端に連なり、
ピストンピンを嵌挿するピンボス４を有するスカート部
５とより構成され、上記ランド部３には常温時次のよう
な横断面形状を与える。
部に連なり、ピストンリングを装着するリング溝２を外
周面に有するランド部３と、さらにその下端に連なり、
ピストンピンを嵌挿するピンボス４を有するスカート部
５とより構成され、上記ランド部３には常温時次のよう
な横断面形状を与える。
即ち第２図に示すように、ランド部３の横断面形状は、
吸気ポーＩＰｉ側半部３１を略半円形に、また排気ポー
トＰｅ側半部３ｅを両ポートＰｉ。
吸気ポーＩＰｉ側半部３１を略半円形に、また排気ポー
トＰｅ側半部３ｅを両ポートＰｉ。
Ｐｅの配列方向Ｘ−Ｘを短軸方向とする半楕円形にそれ
ぞれ形成する。
ぞれ形成する。
したがって両ポートＰｌ。Ｐｅの配列方向でのランド部
３の半径は吸気ポートＰｉ側より排気ボーｈＰｅ側の方
がΔｒだけ小さくなる。
３の半径は吸気ポートＰｉ側より排気ボーｈＰｅ側の方
がΔｒだけ小さくなる。
上記の半径差ΔＩ°は、例えばガソリンエンジンのアル
ミニウム合金製ピストンの場合、常温で０．０２〜０．
０４ｖａｎ、ディーゼルエンジンの場合は０．０５〜０
．１ ｍｍとすることが望ましい。
ミニウム合金製ピストンの場合、常温で０．０２〜０．
０４ｖａｎ、ディーゼルエンジンの場合は０．０５〜０
．１ ｍｍとすることが望ましい。
而して、エンジンの運転中、ピストンＰのヘッド部１お
よびランド部３の排気ポートＰｅ側か吸気ポートＰｉ側
よりも強く加熱されるため、それに伴う各部の膨張量は
排気ポートＰｅに近づく程大きいが、その膨張量を見込
んで予めランド部３の半径を排気ポートＰｅに向って減
少させであるので、ランド部３の横断面形状は上記膨張
の結果略真円状になる。
よびランド部３の排気ポートＰｅ側か吸気ポートＰｉ側
よりも強く加熱されるため、それに伴う各部の膨張量は
排気ポートＰｅに近づく程大きいが、その膨張量を見込
んで予めランド部３の半径を排気ポートＰｅに向って減
少させであるので、ランド部３の横断面形状は上記膨張
の結果略真円状になる。
以上は本発明を頭上弁式エンジンに適用したものである
が、これをシリンダ内に掃気ポートおよび排気ポートを
対向して開口させた２サイクルエンジンにも適用するこ
とができ、こ＼でいう掃気ポートは前記吸気ポートＰｉ
に対応する。
が、これをシリンダ内に掃気ポートおよび排気ポートを
対向して開口させた２サイクルエンジンにも適用するこ
とができ、こ＼でいう掃気ポートは前記吸気ポートＰｉ
に対応する。
以上のように本発明によれば、常温時のランド部３の横
断面形状を、その吸気ポートＰｉ側半部３１が略半円形
、その排気ポートＰｅ側半部３ｅが両ポーＩＰｉ、Ｐｅ
の配列方向Ｘ−Ｘを短軸方向とする半楕円形といった特
殊形状としたので、エンジンの運転時にはヘッド部１に
吸気ポートＰｉ側と排気ポートＰｅ側とで温度差がある
も、それに連なるランド部３は略真円状に膨張すること
ができ、したがってシリンダＣ内面に対する摺動が円滑
でスカッフィングによる摩耗は起こらず、耐久性が著し
く向上し、またそれに伴いシリンダ内面との隙間が適正
に保たれるので、ブローバイガスの発生量が少なく燃料
の損失を抑えることができるものである。
断面形状を、その吸気ポートＰｉ側半部３１が略半円形
、その排気ポートＰｅ側半部３ｅが両ポーＩＰｉ、Ｐｅ
の配列方向Ｘ−Ｘを短軸方向とする半楕円形といった特
殊形状としたので、エンジンの運転時にはヘッド部１に
吸気ポートＰｉ側と排気ポートＰｅ側とで温度差がある
も、それに連なるランド部３は略真円状に膨張すること
ができ、したがってシリンダＣ内面に対する摺動が円滑
でスカッフィングによる摩耗は起こらず、耐久性が著し
く向上し、またそれに伴いシリンダ内面との隙間が適正
に保たれるので、ブローバイガスの発生量が少なく燃料
の損失を抑えることができるものである。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本発明
ピストンを備えた頭上弁式エンジンの縦断面図、第２図
は本発明ピストンのランド部横断面図である。 Ｐ・・・・・・ピストン、Ｐｉ・・・・・・吸気ボート
、Ｐｅ・・・・・・排気ポート、Ｘ−Ｘ・−・・・・ポ
ートの配列方向、３・・・・・・ランド部、３１・・・
・・・吸気ポート側半部、３ｅ・・・・・・排気ポート
側半部。
ピストンを備えた頭上弁式エンジンの縦断面図、第２図
は本発明ピストンのランド部横断面図である。 Ｐ・・・・・・ピストン、Ｐｉ・・・・・・吸気ボート
、Ｐｅ・・・・・・排気ポート、Ｘ−Ｘ・−・・・・ポ
ートの配列方向、３・・・・・・ランド部、３１・・・
・・・吸気ポート側半部、３ｅ・・・・・・排気ポート
側半部。
Claims (1)
- １ ピストンＰの両側に吸、排気ポートＰｉ、Ｐｅを配
設したエンジン用であって、常温時の前記ピストンＰの
ランド部３の横断面形状において前記吸気ポートＰｉ側
半部３１を略半円形に、また前記排気ポートＰｅ側半部
３ｅを両ポートＰｉ、Ｐｅの配列方向Ｘ−Ｘを短軸方向
とした半楕円形にそれぞれ形成してなるピストン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13197578A JPS5817341B2 (ja) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | エンジン用ピストン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13197578A JPS5817341B2 (ja) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | エンジン用ピストン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5560641A JPS5560641A (en) | 1980-05-07 |
| JPS5817341B2 true JPS5817341B2 (ja) | 1983-04-06 |
Family
ID=15070597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13197578A Expired JPS5817341B2 (ja) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | エンジン用ピストン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5817341B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1144621B (it) * | 1981-07-31 | 1986-10-29 | Ae Borgo Spa | Perfezionamento relativo all architettura degli stantuffi per motori endotermici |
| US5261321A (en) * | 1992-03-06 | 1993-11-16 | Zollner Corporation | Piston having oval shaped crown |
-
1978
- 1978-10-26 JP JP13197578A patent/JPS5817341B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5560641A (en) | 1980-05-07 |
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