JPS58167620A - 芳香族ポリエステルカ−ボネ−トの製造法 - Google Patents

芳香族ポリエステルカ−ボネ−トの製造法

Info

Publication number
JPS58167620A
JPS58167620A JP5070682A JP5070682A JPS58167620A JP S58167620 A JPS58167620 A JP S58167620A JP 5070682 A JP5070682 A JP 5070682A JP 5070682 A JP5070682 A JP 5070682A JP S58167620 A JPS58167620 A JP S58167620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
added
reaction
acid dichloride
water
aromatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5070682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0313251B2 (ja
Inventor
Susumu Taniyama
谷山 侑
Shinji Sonoda
信治 園田
Mitsuhiko Masumoto
増本 光彦
Shigeo Yanada
簗田 茂夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP5070682A priority Critical patent/JPS58167620A/ja
Publication of JPS58167620A publication Critical patent/JPS58167620A/ja
Publication of JPH0313251B2 publication Critical patent/JPH0313251B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、出発厚相として2価のフェノール系化合物と
ハロゲン化カルボニルとを用いてpHな適当に変化させ
ることにより、芳香族ポリエステルカーボネートを製造
する新規な方法に関するものである。
芳香族ポリエステルカーボネートは種々の製造法が、特
開昭52−128992、特開昭56−822、特開昭
55−25427等に提案されている。
これらはいずれも最初に2価のフェノール系化合物と芳
香族ジカルボン散ジクロライドとを反応させて芳香族ポ
リエステルオリゴマーを形成し、次いでハロゲン化カル
ボニルを反応重合させて芳香族ポリエステルカーボネー
トを得る方法である。
一方、本出願人が出願している日本特許出願番号昭55
−132649号は、最初に2価のフェノール系化合物
とハロゲン化カルボニルとを反応させて芳香族ポリカー
ボネートオリゴマーを形成し、その後、芳香族ジカルボ
ン酸ジクロライドを反応重合させて芳香族ポリエステル
カーボネートを得る新しい方法である。しかしこの方法
は有用であるが、出発原料の分解が起こり、且つ、時間
がかかるなどして満足のいく方法ではなかった。
本発明者らは、この後者の方法につき、その欠点を克服
するため鋭意研究を重ねた結果、反応系のpHな工程毎
に一定範凹内に維持することにより、原料の分解を抑制
し、高収率、且つ。
短時間に芳香族ポリエステルカーボネートを製造するこ
とに成功した。
即ち、本発明は水及び水不混和!!:′m剤からなる反
応媒質中で塩基性無機化合物によりpHを10〜12に
維持しつつ、2価のフェノール系化合物とハロゲン化カ
ルボニルとを反応させてジヒドロキシ芳香族カーボネー
トオリゴマーを製造する第1工程、第1工程の反応生成
液に酸を添加してpI(を5〜8に調整した後、芳香族
ジカルボン酸ジクロライド及び塩基性無機化合物の連続
添加を開始し、pHを9〜12に維持しつつ添加を終了
する第2工程、及び、更に塩基性無機化合物を添加して
pHを12以上に維持しつつ重縮合反応を行なわしめる
第3工程からなり、且つ連鎖停止剤を第1工程終了と第
2工程開始までの間又は第2工程終了と第3工程開始ま
での間に添加することを特徴とする芳香族ポリエステル
カーボネートの製造法である。
本発明の方法で用いられる2例の7工ノール系化合物と
しては、弐〇)で表わされろビスフェノール型化合物 式+2)で表わされる2価フェノール型化合物X。
が挙げられ、これらの群から適宜選択して用いられる。
上記一般式中、X、及びX2は、水素原子、塩素原子、
臭素原子又は低級フルキル基であり、Zは炭素数9以下
の直鎖又は分岐アルキレン基もしくは、−0−1−S−
1−CO−及び−8O2−で示される群から選ばれる橋
かけ結合基を意味する。これらの一般式で表わされる化
合物の代表的な例としては、2.2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2.2−ビス(3,5−ジブ
ロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.2−ビ
ス(6,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(
4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ケトン、ハイドロキノン、レゾルシン等
を挙げることが出来る。
本発明の方法において用いられるハロゲン化5− カルボニルとしては、たとえば、ホスゲンやトリクロロ
メチルクロロホーメート(CllCoCOCl )が用
いられるが、通常はホスゲンが用いられる。
ホスゲンは2価のフェノール系化合物を含有した水相あ
るいは水相及び水不混和性溶剤相に攪拌下で気体状でも
しくは液体状で、あるいは水不混和性溶剤溶液として供
給される。
ここで用いられる水不混和性溶剤としては、水と混合し
た場合完全には水に溶解せず、少なくとも一部が水と分
離して2層を形成し得る有機溶剤であればよく、さらに
ホスゲンあるいは芳香族ジカルボン酸ジクロラクトを溶
解し、かつこれらに対し不活性であり目的とする芳香族
ポリエステルカーボネート樹脂を溶解させる有機溶剤が
挙げられる。代表的な例としてはジクロロメタン、1.
2−ジクロロエタン、1,1゜2.2−テトラクロロエ
タン、りaロホルム。
1.1,1−トリクロロエタン、四塩化炭素、モノクロ
ロベンゼン、ジクロ自ベンゼン等の塩素化炭化水素を挙
げることが出来る。
6− この水不混和性溶剤と水との混合比は、体積比で、57
1〜115の範囲が好ましい。
水及び水不混和性溶剤からなる反応媒質に対する2価の
フェノール系化合物の量比は20〜20 n l/lで
あることが適当であるが、/l?1こ41]〜150 
g/lが好ましい。但し、ハロゲン化カルボニルを水不
混和性溶剤溶液として添加する場合はその水不混和性溶
剤の量も考慮して上記量比に調整する。
本発明の第1工程は規定量の2価のフェノール系化合物
と水及び水不混和性溶剤からなる反応媒質とを含み、且
つ、塩基性無機化合物により、pHを10〜12に調整
した反応混合物中に攪拌しながらハロゲン化カルボニル
を加える工程である。
ハロゲン化カルボニルは数分から数10分にわたり、連
続的に導入するが、この際反応系の温度は0〜40℃、
好ましくは、5〜60℃の範囲で制御される。
第1工程で得られるジヒドロキシ芳香族カーボネートす
りゴマ−は2価フェノール系化合物がカーボネート結合
を介して連接された形のものであるが、1分子中に含ま
れる2 1’d[iフェノール系化合物単位の数(以下
その数を重合度という)は2価フェノール系化合物とハ
ロゲン化カルボニルとのモル比によって規制され、理論
的に11 2価フェノール系化合物モル:ハロゲン化カルボニルモ
ル=重合度:(1合度−1) の関係となる。
むろん生成物はある分子量分布をもったものであり、平
均重合度で考えることとなるが、実際的にはハロゲン化
カルボニルの分解等もあり、理論値通りの平均重合度の
ものが得られるわけではない。
しかし本発明の場合、ハロゲン化カルボニルの分解は低
く抑えられるので、せいぜい理論値の5%程度過剰使用
す、れば良く、更に重合度が小さくなる程理論値に近く
なる。
ハロゲン化カルボニルの添加後、カーボネート化反応を
促進し、ハロゲン化カルボニルの分解損失を抑えるため
に重縮合触媒の添加が好ましい。重縮合触媒としては公
知の第3級アミン、又は第4級アンモニウム塩、第4級
ホスホニウム塩を用いるのが好ましい。
M3117ミンとしては、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、トリプロピルアミン、ト
リヘキシルアミン、トリデシル7ミン、N、N−ジメチ
ルシクロヘキシルアミン、ピリジン、キノリン、ジメチ
ルアニリン尋を例示する事ができ、第4級アンモニウム
塩としては、トリメチルベンジルアンモニウムクロライ
ド、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチ
ルアンモニウムプロマイト等、第4級ホスホニウム塩と
しては、n−ブチルトリフェニルホスホニウムブロマイ
ド、メチルトリフェニルホスホニウムブロマイド等が挙
げられる。
触媒の使用量は2価フェノール系化合物1モルに対しI
 X I Q−’〜axin−”モルが適当で9− ある。
重縮合触媒添加後の反応系の温度は前記と同様に0〜4
0℃、好ましくは5〜50℃に維持して反応させる。
2価のフェノール系化合物の変色を、ひいては得られる
芳香族ポリエステルカーボネートの着色を防止するため
に第1工程でハイドロサルファイドナトリウム等の還元
剤を添加することは効果のあることであり、好んで採用
される。
第1工程で得られたジヒドロキシ芳香族カーボネートオ
リゴマーを含有する反応生成液は、pHが約10〜12
のものであるが、第2工程で使用される芳香族ジカルボ
ン醗ジクロライドの分解を抑えるためにこのpHを一旦
5−8、好ましくは6〜7に下げる必要がある。その手
段としてリン酸、塩酸、硫酸、酢醗等の酸を添加する方
法がある。
これらの方法により、pHを5〜8に調整した後、芳香
族ジカルボン酸ジクロライド及び塩基性無機化合物を連
続的に添加し、ジヒドロキ10− シ芳香族カーボネートオリゴマーと芳香族ジカルボン酸
ジクロライドとを反応させ、低分子量芳香族ポリエステ
ルカーボネートを形成する。
この添加の際、pHを9〜12に維持することが必要で
あり、塩基性無機化合物の量はこの目的に合致する様に
調整する。尚、芳香族ジカルボノ峻ジクーライドは10
〜25分にわたり添加し、反応温度は0〜60℃、好葦
しくは10〜25℃に維持し、反応させる。
ここで用いられる芳香族ジカルボン酸ジクロライドとし
ては、テレフクル酸ジクロライド、2−クロロテレフタ
ル酸ジクロライド、2.5−ジクロロプレフタル酸ジク
ロライド、イソフタル酸ジクロライド、4−りaロイソ
フタル酸ジクロライド、5−クロロイソフタル酸ジクロ
ライド、2,3,5.6−チトラクロロテレフクル酸ジ
クロライド等を挙げる事が出来る。こ不りらの芳香族ジ
カルボン酸ジクロライトは、通常水不況[1性溶剤に俗
解した均一な#液としてi、1.tl製した後、反応液
中に攪拌下で滴下して接触反応させる。
芳香族ジカルボン酸ジクロライドは、ハロゲノ化カルボ
ニルとの合計量の2価フェノール系化合物に対するセル
比として1 、 +10〜1.30、好ましくは1.0
2〜1.10になる範囲の童で用いられる。第2工程で
の水及び水不混和性溶剤からなる反応媒質に対する芳香
族ジカルボン酸ジクロライトの量比は3〜100g/l
、好ましくは5〜80 ///lの範囲になる様にK1
1l整するのが良い。
第2工程のジヒドロキシ芳香族カーボネートオリゴマー
と芳香族クカルボン酸ジクロライドとのエステル化重縮
合反応を促進し、高分子量化を容易にするため、^1■
記の第6級アミン、第4級アンモニウム塩、第4級ホス
ホニウム塩等の重縮合触媒を用いるのが好ましいが、既
に第1工程に於て添加しており、従って必要な場合のみ
追加添加すれば良い。
第2工程で得られた低分子量芳香族ポリエステルカーボ
ネートを芳香族ポリエステルカーボネートとして満足し
つる性能を有する程度に高分子量化するには、第3工程
でpi(を12以上に維持しつつ1軍縮合反応を更fこ
進めることが必要である。場、H,tX性無機化合物の
前はこの目的に合致する様調整する。反応温度はn−4
0℃、好ましくは5〜5n”Cである。
更に、目的とする芳香族ポリエステルカーボ不−トの分
子量を所望の程度にv4節するために連鎖停止ヒ剤が用
いられる。連蛸停止剤の例として、フェノール、オルソ
フェニルフェノール、バラフェニルフェノール、オルソ
メトキシフェノール、メタメトキシフェノール、クミル
フェノール、バラタ−ジャリーブ千ルフェノール等の1
価のフェノールが享げられる。
連鎖停止剤の使用量は第1工程で用いられる2価のフェ
ノール系化合物と第2工程で用いられる芳香族ジカルボ
ン酸ジクロライドの和に対し、2〜5モル%の範囲で適
宜選択される。連鎖停止剤の添加時期は第1工程終Tと
第2工程開始までの間(連鎖停止剤後添加と称する)又
15− は第2工程終了と第3工程開始までの間(連鎖停止剤後
添加と称するl I/、)いずれでも良いが、分子量制
御の精度を上げ、分子量分布を狭くした耐熱性、耐衝撃
性等の優れた物性を持つ芳香族ポリエステルカーボネー
トを得るには連鎖停止剤後添加が好ましい。
第1工程、第2工程、f45工程ノp HvA整ニ使用
されている塩基性無機化合物としては水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム
、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等である。
gK1工程においてpHは10〜12に維持しつつ、反
応させることが必要である。ptlが10以下であると
、2価のフェノール系化合物のカーボネート化反応性が
鈍く、且つ、重縮合反応が進みにくいため1反応時間を
長く要するとともに高純度のジヒドロキシ芳香族カーボ
ネートオリゴマーが得られにくい。一方、pHが12を
越えるとハロゲン化カルボニルの加水分解が進み、理論
量より相当多くのハロゲン化カル14− ボニルが必要となる。
第1工程終了後のジヒドロキシ芳香族カーボネートオリ
ゴマーを含有する反応生成液はpH約1〔)〜12であ
るが、このpHな一旦5〜B。
好ましくは6〜7に酸で調整する。
第2工程に於ける反らに対しては塩基性無機化合物の存
在は必須であり、芳香族ジカルボン酸ジクロライドに対
して少くとも1.6モル倍が必要であるが、第1工程終
了後のpH1n〜12の反応生成液に、pHを下げるこ
となく芳香族ジカルボン酸ジクロライド及び塩基性無機
化合物の連続添加を開始すると、反応混合溶液(+’)
 p Hが上昇して芳香族ンカルボン酸ジクロライドの
分解が促進され、重縮合反応不活性なカルボキシル基末
端を形成し1分子量制御性が低下し、所望の物性を有す
る芳香族ポリエステルカーボネートが得られない。
又、第2工程において、芳香族ジカルボン酸ジクロライ
ド及び塩基性無機化合物を連続的に添加する際、添加開
始と共にpHは上昇するが、添加中もpHは9〜12に
維持することが必要である。pHが9以下である場合、
芳香族ジカルボン酸ジクロライドの反応性が低下し、ジ
ヒドロキシ芳香族カーボネートオリゴマーとのエステル
化反応が進まない。又、p Hが12以上の場合をこは
前記の様に芳香族ンカルボン酸ジクロライドの末端が分
解して1縮合反応不活性なカルボキシル基末端を形成し
、分子量制御性が低下し、所望の物性を有する芳香族ポ
リヱステルカーボネートが得られない。
糾6エ程において芳香族ポリエステルカーボネートとし
て満足しつる程度に短時間で高分子量化するには、pH
を12以上に維持して反応させることが必要で、12以
下では反応性が鈍く、高分子量化するためには長時間狭
したり、得られた芳香族ポリエステルカーボネート中に
重縮合反応活性なカルボン酸クロライド(−COCl)
基を相当量含有し、物性及び熱安定性の低下など多大な
影譬な与える。
本発明によれば、原料のハロゲン化カルボニル及び芳香
族ジカルボン酸ジクロライドの分解を極めて低(抑える
ことができ、分子量分布の狭い、従ってノツチ付アイゾ
ツF衝撃強度、熱変形温度が改良された目的物が極めて
高収率、且つ、短時間で得ることができる。因に本発明
に於ける反応終了時間は凡そ次の如くであり。
本出願人が出願している日本特許出願誉号昭55−13
2649の場合に比べ著しく短縮される。
第1工程  60〜50分 第2工程  15〜30分 11g6エ程   40〜80分 次に、実施例によって本発明の方法を具体的に説明する
。なお、ホスゲン比とは2価フェノール系化合物に対す
るモル%である。
実施例 1 1001の反応釜に3420II(15モル)のビスフ
ェノールlL、251の塩化メチレン。
28gの水及び7.1のハイドロサルファイ17− トを加え攪拌した。
pHを11〜12に維持しつつ、990.9(10モル
ンのホスゲンを15分間にわたっテ添加し、更にトリエ
チルアミン 4.5mlを加え、更に30分間反応を続
けた。この間35%苛性ソーダ水溶液でpHを制御した
。その結果、生成液中には平均重合度2.8のジヒドロ
キシ芳香族カーボネートオリゴマー 567n&が含ま
れていた。
その後、パラターシャリ−ブチルフェノール92.71
<5モル%ンを添加し、更にリン酸を添加してpHを7
に調整した。
次いで、テレフタル酸ジクロライドの塩化メチレン溶液
を15分間にわたり添加し、この際35%苛性ソーダ水
溶液の同時添加によりpHを10.6〜11.6に制御
した。
その後、55%苛性ソーダ水溶液でp)lを12.0〜
13.6に維持しつつ、重縮合反応を60分間行ない、
通常の手順で処理を行なって芳香族ポリエステルカーボ
ネートの白色粉末18− 4.2に9を得た。
尚、テレフタル酸ジクロライドの塩化メチレン溶液は1
139g(5,61モル)のテレフタル酸ジクロライド
を4Ilの塩化メチレンに溶解!、&!蜂し、全量添加
した。
前記の芳香族ポリエステルカーボネートの粉末をシリン
ダ一温度約280〜500℃の押出機にて押出してスト
ランドとして細断してペレット化した。次いでベレット
を約290〜320℃で射出成形して種々の性能試験用
の試験片を作製し、物性yt’測定した処、第1表の通
りであった。
第  1  表 19− 実施例 2 100看の反応釜に6f3dOf(30モル)のビスフ
ェノールA  23−gの塩化メチレン、28Aの水及
び101のハイドロサルファイドを加え稗拌したO pHを11〜12に維持しつつ、204077’(20
,6モル)のホスゲンを15分間にわたって添加し7、
更にトリエチルアミン ’?alを加え、30分間反応
を続けた0この間、35%苛性ソーダ水溶液でpHを制
御した。その結果生成液中には平均重合度3.0のジヒ
ドロキシ芳香族カーボネートオリゴマー 7360fI
が含まれていた。
その稜、パラターシャリ−ブチルフェノール182.1
7(5モル%)を添加し、リン酸を添加してpHを7に
下げた後、テレフタル酸ジクロライドの塩化メチレン溶
液を15分間にわたり添加した0この際、35%苛性ソ
ーダ水溶液でpHを10.6〜11.6に制御した。
その徒35%苛性ソーダ水溶液でpHを12.021− 20− 〜13.6に維持しつつ、重縮合反応を60分間行い通
常の手順で処理を行って芳香族ポリエステルカーボネー
トの白色粉末 B、akl?を得た0 尚、テレフタル酸ジクロライドの塩化メチレン溶液は2
126(10,47モル)のテレフタル酸ジクロライド
を7矛の塩化メチレンに溶N調整して全量添加した。
実施例1に記載の方法で物理的性質を測定した処、次の
通りであった。
還元粘度      0,52 c#/ffガラス転移
温度              171   ℃カー
ボネート結合/ テレフタル酸残基モル比     1+88実施例 3
〜9 実施例1に記載した手順に従ってホスゲン及び連鎖停止
剤の添加量を変動させてテレフタル酸ジクロライドから
の芳香族ポリエステルカーボネートを製造し、物性を測
定した。結果は第2表の通りであった。
22− 実施例 10〜13 イソフタル酸ジクロライドを用いる芳香族ポリエステル
カーボネートの重合 10(lの反応釜に34207(15モル)のビスフェ
ノールA、23Aの塩化メチレン、10モル)のホスゲ
ンを15分間にわたって添加し、更にトリエチルアミン
 4.5#+εを加え、30分間反応を続けた。この間
35%苛性ソーダ水溶液でpHを制御した。
その後パラターシャリ−ブチルフェノール915N3モ
ル%)8添加し、更にリン酸を添加してpHを7に調整
した。次いでイソフタル酸ジクロライドの塩化メチレン
溶液を15分間にわたり添カロした0この際、35%苛
性ソーダ水溶液の同時添加により、pi(を10.6〜
11.6に制御した0 その[35%苛性ソーダ水溶液でpHを12.025− 一2!1〜24− 〜13.6に維持しつつ、重縮合反応を60分間行い、
通常の手順で処騨を行って芳香族ポリエステルカーボネ
ートの白色粉末を得た。
尚、イソフタル酸ジクロライドの塩化メチレン溶液は1
0659(5,25モル)のイソフタル酸ジクロライド
を41の塩化メチレンに溶解調整し、全景添加した。
得られた目的物の物性を第3表に示した。
更にホスゲン添7J11景を種々変えて行った結果(実
施例11〜13)も併せて第3表に示した〇26一 笑施例 6 テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジクロライド
の混合物を用いる芳香族ポリエステルカーボネートの重
合 100看の反応菩に3.120?(15モル)のビスフ
ェノールA、234の塩化メチレン、2Ellの水及び
7.5ノのハイドロサルファイドを加え攪拌した。
pHを11〜12に維持しつつ、990p(10モル)
のホスゲンを15分間にわたって添力口し、更にトリエ
チルアミン A、511Ilをガロえ、30分間反応を
続けた0この835%苛性ソーダ水溶液でpHを制御し
た。
ソ(f) % パラターシャリ−ブチルフェノール91
51’ (3モル%)を添加し、更にリン酸を添加して
pHを7に調整した。次いで、テレフタル酸ジクロライ
ドとイソフタル酸ジクロライドの塩化メチレン溶液を1
5分間にわたり添ガロした0この際、35%苛性ソーダ
水溶液の同時添加によりpHを10.6〜11.6に制
御した。
28− その什、35%苛性ソーダ水溶液でpHを12.0〜1
3.6に維持しつつ、重縮合反応を60分間行い、通常
の手順で処理を行って芳香族ポリエステルカーボネート
の白色粉末を得た。
尚、テレフタル酸ジクロライドとイソフタル酸ジクロラ
イドの塩化メチレン混合溶液はテレフタル酸ジクロライ
ドとイソフタル酸ジクロライドの混合物(テレフタル酸
ジクロライドとイソフタル酸ジクロライドとをモル比1
:1で混合)1065グ(5,25モル)を4石の塩化
メチレンに溶解調整し、全量添加した。
得られた結果を笑施例14として第4表に示した〇 更にホスゲン添加量を種々変えて行った結果も、冥施例
15〜16として併せて四4表に示した。
実施例 17〜22 100pの反応釜に3420jiE(15モル)のビス
フェノールA、23.p3の塩化メチレン、28Aの水
及び7.51のハイドロサルファイドを加え攪拌した。
pHを11〜12に維持しつつ、990110モル)の
ホスゲンを15分間にわたって添加し、更にトリエチル
アミン 4.5m(を加え、30分間反応を続けた。こ
の間35%苛性ソーダ水溶液でpHを制御した。
次いでリン酸を添加してpHを7に下げた後、テレフタ
ル酸ジクロライドの塩化メチレン溶液を15分間にわた
り添加し、この際35%苛性ソーダ水溶液の同時添加に
よりpHを10.6〜11.6に制御した。
次いでパラターシャリ−ブチルフェノール911!tモ
ル%)を添加した。
その昔35%苛性ソーダ水溶液でpHを12.0〜13
.6に維持しつつ、重縮合反応を60分間行い、通常の
手順で処理を行って芳香族ポリエステルカーボネートの
白色粉末を得た。
尚、テレフタル酸ジクロライドの塩化メチレン溶液は1
06515.25モル)のテレフタル酸ジクロライドを
41の塩化メチレンに溶解調整し、全量添加した。その
結果を実施例17として第5表に示した。更にホスゲン
及び連鎖停止剤の添加lを種々変えて行った結果も実施
例18〜22として併せて第5表に示した。
33− 手続補正書 1、事件の表示 昭和57年狛許願第50706号 2 発明の名称 芳香族ポリエステルカーボネートの製造法3、補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 住所(’F100)  東京都千代田区丸の内二丁目5
番2号名称(446)  三菱瓦斯化学株式会社代表者
 長野和吉 5、補正の内容 (1)明細書第20頁第1表第1列第2段目及び同第2
2頁第11行目 「還元粘度」を「固有粘度」に訂正する。
(2)  !IIJ細組第20頁第1表第4列最下段r
1.9SJを「1.76」に訂正する。
(3)明細書第23〜24頁第2表@1列第1段目、同
27頁第6表第1列第1段目、同第33 0頁第4表第1列第1段目及び第各頁第5表第1列第1
段目 「試料」を「実施例」に訂正する。
(4)明細書第27頁第3表第6列第1段目「曲げ弾性
率」の下に「(kg/crn2)」を挿入する。
136−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 水及び水不混和性溶剤からなる反応媒質中で、塩基性無
    機化合物により口Hを10〜12に維持しつつ、2価フ
    ェノール系化合物とハロゲン化カルボニルとを反応させ
    てジヒドロキシ芳香族カーボネートオリゴマーを製造す
    る第1工程 第1工程の反応生成液に酸を添加してpllを5〜8に
    調整した後、芳香族ジカルボン酸ジクロライド及び塩基
    性無機化合物の連続添加を開始し、pHを9〜12に維
    持しつつ添加を終了する第2工程 及び 更に塩基性無機化合物を添加して、pHを12以上に維
    持しつつ重縮合反応を行なわしめる第6エ程 からなり、且つ連鎖停止剤を第1工程終了と第2工程開
    始までの間又(よ第2工@終了と第6エ程開始までの間
    に添加することを特徴とする芳香族ポリエステルカーボ
    ネートの製造法
JP5070682A 1982-03-29 1982-03-29 芳香族ポリエステルカ−ボネ−トの製造法 Granted JPS58167620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5070682A JPS58167620A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 芳香族ポリエステルカ−ボネ−トの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5070682A JPS58167620A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 芳香族ポリエステルカ−ボネ−トの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58167620A true JPS58167620A (ja) 1983-10-03
JPH0313251B2 JPH0313251B2 (ja) 1991-02-22

Family

ID=12866340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5070682A Granted JPS58167620A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 芳香族ポリエステルカ−ボネ−トの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58167620A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03212424A (ja) * 1989-12-22 1991-09-18 General Electric Co <Ge> プロセス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03212424A (ja) * 1989-12-22 1991-09-18 General Electric Co <Ge> プロセス

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0313251B2 (ja) 1991-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4001184A (en) Process for preparing a branched polycarbonate
JPH0774268B2 (ja) コポリエステルカーボネートの製造方法
JP3249825B2 (ja) 異種結合単位を含有するポリカーボネート及びその製造方法
JP2003535937A (ja) 高分子量ポリカーボネートの製造方法
KR100561337B1 (ko) 고분자량의 폴리카보네이트 수지의 제조방법
JP2634756B2 (ja) 重合体の製造方法
JP4125404B2 (ja) ポリカーボネート生成物におけるbpaスカベンジャーとしてのオルトエステル
US4384108A (en) Two-phase interfacial polycarbonate process
JP3466787B2 (ja) ビスクロルホルメート法による共ポリエステルカーボネートの製造法
JPH06234841A (ja) 新規ポリカーボネート重合体およびその製造法
JPH06234837A (ja) 新規ポリカーボネート重合体およびその製造法
JP4221751B2 (ja) 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート
JPH0753704A (ja) ポリカーボネートの製造方法
US4474936A (en) Polyesteramide and process for preparing the same
JPS58167620A (ja) 芳香族ポリエステルカ−ボネ−トの製造法
JP3403176B2 (ja) 界面重合によるポリカーボネートのバッチ式製造法
US4395534A (en) Process for producing aromatic polyester carbonate resin
JPH06234838A (ja) 新規ポリカーボネート重合体およびその製造法
JPS6312097B2 (ja)
JPH06234839A (ja) 新規ポリカーボネート重合体およびその製造法
JP3359782B2 (ja) 芳香族ポリカーボネートの製造方法
JP3167450B2 (ja) ポリカーボネートの製造方法
US4100139A (en) Polycarbonates incorporating epihalohydrin residues
US4168368A (en) Polycarbonates incorporating 2-methylepichlorohydrin
JPH0229064B2 (ja) Jihidorokishihokozokukaaboneetoorigomaanoseiho