JPS58163881A - 電磁弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弁ケーシングと、強磁性材料から成る心に巻か
れて、弁ケーシングの内室に遊びをもって保持された、
液体がその周囲を流れる電磁コイルと、固定的な弁座と
協働する弁体な操作する可動子と、璋続管とを備えてい
る電磁弁、特に内燃機関の燃料噴射装置の燃料噴射弁に
関する。公知の燃料噴射弁においては、気泡が一緒に噴
射されて、内燃機関の始動に支障をきたしてしまうとい
う危険が生じる。さらに燃料噴射弁においては腐食防止
といった理由から、弁に燃料が停滞しないことが肝要で
ある。燃料噴射弁において弁を流過して戻し通路に通じ
る通路を設けることは周知である。しかしながらこのよ
うな構成においては弁に戻し通路のための付加的な接続
部が必要とされるうえ、燃料供給量が増大してしまうと
いう欠点がある。

特許請求の範囲第１項に記載した特徴を有する本発明の
電磁弁は従来の電磁弁に較べて、場合によって生じる気
泡を付加的な戻し通路なしで簡単な形式で弁から排除す
ることができるという利点を有している。特許請求の範
囲第２項以下に記載の構成によっては、特許請求の範囲
第１項に記載した本発明め電磁弁の有利な実施例が得ら
れる。

次に本発明の１実施例を図面について詳細に説明する。

図面には電磁弁の１使用例として燃料噴射装置の燃料噴
射弁が示されている。この燃料噴射弁は例えば混合気圧
縮式−火花点火式内燃機関の吸気管に燃料を噴射するた
めに用いられる。弁ケーシング１は非切削加工、例えば
深絞り、転造等によって製造されていてかつ底部２と共
に鉢形を成している。この底部２の保持孔３には接続部
として構成された燃料接続管４が密に差込まれている。

この燃料接続管４は強磁性材料から形成されていて、電
磁弁の内心として用いられる。弁の軸線に対して同心的
に延びる燃料接続管４は内孔６を有している。こへ の内孔６には貫通孔８を有する調節スリーブ７がプレス
嵌めされている。弁ケーシング−がら突出している燃料
接続管４の端部は燃料源、例えば燃料分配導管に接続さ
れている。弁ケーシング１の内室９には燃料接続管４の
もう一方の端部が突入しており、この燃料接続管４は絶
縁性の保持体１１を有している。この保持体１１は電磁
コイル１２に少なくとも部分的に取囲んでいる。この保
持体１１と電磁コイル１２とで内室９が完全に満たされ
ているのではなく、これらは弁ケーシング１の内室９の
壁面に対して遊びをもって燃料接続管４に支承されてお
り、少なくとも１つの案内ピン１４を介してリベット結
合やスナップ結合によって底部２の固定孔１６に軸方向
で位置固定されている。弁ケーシング１の、底部２とは
反対側の端面１８にはスペーサリング１９が接触せしめ
られており、このスペーサリング１９には案内ダイヤフ
ラム２０が接している。その反対側ではこの案内ダイヤ
フラム２０にノズル保持体２２のつば２１が係合してい
る。このノズル保持体２２が弁ケーシング１を部分的に
掴みかつ弁ケーシング１の保持溝２３内に端部２４で縁
曲げされていることによって、スペーサリング１９及び
案内ダイヤフラム２０を位置固定するための軸方向の引
張り力が与えられている。弁ケーシング１から遠い方に
はノズル保持体２２が同軸の受容孔２５を有している。

この受容孔２５にはノズル体２６が差込まれていてかつ
例えば溶接またはろう接によって固定されている。この
ノズル体２６は袋孔状に形成された調質孔２８を有して
いる。この調質孔２８の孔底部３０には燃料調址に用い
られる燃料案内孔２９が開口している。

この場合には燃料が調質孔２８に接線方向に向かって流
入されるのではなくて、燃料流が初めに燃料案内孔２９
の壁面に接触せしめられることなしに燃料案内孔２９か
ら流出させられた後で壁面に当てられるような形式でこ
の燃料案内孔２９が調質孔２８の孔底部３０に開口して
いると有利である。このような構成によって調質孔２８
の壁面に当てられた燃料流は膜状に分配され、はぼ放物
線状にノズル体２６の開かれた端部３１に向かって流れ
かつ空気流によって掻取られるようになる。−この燃料
案内孔２９はノズル体２６に構成されだ円孤形室３２を
基点として弁の軸線に対して傾けられて延びている。

この燃料案内孔２９の上流側では円孤状の弁座３３がノ
ズル体、２　、炙＄形成されており、この弁座３３とボ
ール形に形成された弁体３４とが協働するようになって
いる。死腔なできるだけ僅かにするためには弁体３４が
弁座３３に接触している状態で円孤形室３２の容積をで
きるだけ小さくしておきたい。

弁体３４は弁座３３とは反対側で平形可動子３５に例え
はろう接または溶接によって結合されている。この平形
可動子３５は打抜き成形部品またはプレス成形部品とし
て構成しておいてもよいにの平形可動子３５は例えばリ
ング状の案内部３６を有している。この案内部３６は周
囲に対して隆起させられており、弁座３３とは反対側で
、案内ダイヤフラム２０のリング状の案内範囲３８喰支
持されている。燃料は平形可動子３５の流過口３９と案
内ダイヤフラム２０の流過口４０とによって妨げられず
にこの平形可動子３５と案内ダイヤフラム２０の周囲を
流されるようになっている。この案内ダイヤフラム２０
は外周部で、スペーサリング１９とノズル保持体２２の
つば２１との間で弁ケーシング１に対して不動に締込ま
れていてかつセンタリング開口４３を取囲むセンタリン
グ範囲４２を有している。可動の弁体３４はこのセンタ
リング開口４３を貫通して、半径方向でセンタリングさ
れるようになっている。スペーサリング１９とつば２１
との間における案内ダイヤフラム２０の、ケーシングに
対する不動な締付けは、弁体３４が弁座３３に接した場
合に、ボール形に形成された弁体３４の中心点若しくは
中心点のできるだけ近くを通って延びる一平面内で行な
われる。案内ダイヤフラム２０の案内範囲３８が平形可
動子３５の案内部３６に係合させら　　　　）れること
によって、この平形可動子３５は弁ケーシング１の端面
１８に対してできるだけ平行に案内される。この平形可
動子３５は外方の作用範囲４４で端面１８の上に部分的
に張出している。燃料接続管４の内孔６の、平形可動子
３５に近いところでは押しばね４５が案内されている。

この押しばね４５は一方では弁体３４に他方では調節ス
リーブ７に係合していて、この弁体３４を弁座３３に向
かう方向に負荷するように働く。内心として役立つ燃料
接続管４は、電磁コイル１２が励磁されて平形可動子３
５が外方の作用範囲４４で弁ケーシング１の端面１８に
接触する場合にも平形可動子３５に向けられた燃料接続
管４の端面４６と平形可動子３５との間に僅かな空隙が
与えられるように、また電磁コイル１２が励磁されない
場合には弁ケーシング１の端面１８と平形可動子３５の
作用範囲４４との間にも同様に空隙が与えられる位置を
平形可動子３５が占めるような深さをもって弁ケーシン
グ１内に差込まれていると有利である。これによって内
心である燃料接続管４に対する平形可動子３５の付着が
回避される。燃料接続管４はこの空隙を必要に応じて調
節した後で弁ケーシング１の底部２にろう接または溶接
される。磁気回路は外側では弁ケーシング１を通って、
内側では燃料接続管４を通って延びており、平形可動子
３５によって閉じられている。

電磁コイル１２に対する電力供給は締触片４８を介して
行なわれる。この接触片４８はプラスチックから形成さ
れた保持体１１に部分的に埋込まれており、その反対側
は底部２の固定孔１６を通ってケーシング１から突出し
ている。

接触片４８は図面から明らかなように弁の軸線に対して
角度を成して折曲げられている。この接触片４８は保持
体１１の案内ピン１４で部分的に覆われてｂでかつシー
ルを目的として固定孔１６内でシールリング４９によっ
て取囲まれている。この接触片４８にはプラスチックカ
バー５０が射出成形されており、このプラスチックカバ
ー５０は同様に燃料接続管４と弁ケーシング１の底部２
をも少なくとも部分的に取囲んでいる。このプラスチッ
クカバー５０は接触片４８の端部範囲でソケット接続部
５１として形成されている。

燃料接続管４を介して流入する燃料の一部は電磁コイル
１２に電気が通されてこの電磁コイル１２に平形可動子
３５が引付けられた際に燃料案内孔２９に調量され、調
質孔２８を介して噴射される。とりわけ内燃機関が停止
された後では内燃機関から噴射弁に伝導される熱によっ
て弁及び燃料管路内で燃料が気化されて、これが内燃機
関の新たな始動の際に障害となる危険が生じる。このた
めに本発明によれば弁ケーシング１の底部２に、弁ケー
シング１の内室９に向かって開かれた袋孔５３が設けら
れている。

気泡はとの袋孔５３内に集められ、接続区分５４を介し
て調節スリーブ７と燃料接続管４との間に、例えば調節
スリーブ７の表面に形成されたリング溝５５に導かれる
。このリング溝５５からはガス抜き孔５６がほぼ半径方
向で調節スリーブ７の貫通孔８に通じている。これら袋
孔５３、接続区分５４、リング溝５５及びガス抜き孔５
６によって形成されるガス抜き管路を介して弁ケーシン
グ１の内室９から気泡が、弁座３３に対して充分な距離
をおいて燃料接続管４に逃げることができるようになっ
ている。燃料接続管４及び部分的に弁ケーシング１の底
部２に形成された接続区分５４は、燃料接続管４を弁ケ
ーシング１の底部２に固定した後で、周知の電蝕切削加
工法で製作すると有利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による電磁弁の１実施例を示す図である。 １・・・弁ケーシング、２・・・底部、３・・・保持孔
、４・・・燃料接続管、６・・・内孔、７・・・調節ス
リーブ、８・・・貫通孔、９・・・内室、１１・・・保
持体、１２・・電磁コイル、１４・・・案内ビン、１５
・・リベットまたはスナップ結合部、１６・・固定孔、
１８・・端面、１９・・・スペーサリング、２０・・・
案内ダイヤフラム、２１・・・つば、２２・・・ノズル
保持体、　　　　１２３・・・保持溝、２４・・・端部
、２５・・・受容孔、２６・・・ノズル体、２８・・・
調質孔、２９・・燃料案内孔、３０・孔底部、３１・・
・端部、３２・・・円孤形室、３３　弁座、３４・・弁
体、３５・・・平形可動子、３６　案内部、３８・・・
案内範囲、３９・・・流過孔、４０・・・流過孔、４１
・・・締込み範囲、４２・・センタリング範囲、４３・
・・センタリング開口、４４・・作用範囲、４５．・・
・押しばね、４６・・・端面、４８　接触片、４９・・
シールリング、５０・・・プラスチックカバー、５１・
・ソケット接続部、５３・袋孔、５４　接続区分、５５
・・リング溝、５６・・・ガス抜き孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　弁ケーシングと、強磁性材料から成る心に巻かれ
   て、弁ケーシングの内室に遊びをもって保持された、液
   体がその周囲を流れる電磁コイルと、不動な弁座と協働
   する弁体な作動する可動子と、接続管とを備えている電
   磁弁において、弁ケーシング（１）の内室（９）が弁座
   （３３）とは反対側に、接続管（４）に通じるガス抜き
   管路（５３，５４，５５゜５６）を少な（とも１つ有し
   ていることを特徴とする、電磁弁。 ２、弁の軸線に対して同心的に延びる接続管（４）に、
   調節スリーブ（７）がプレス嵌めされており、内室（９
   ）のガス抜き管路（５３゜５４．５５．５６）が少なく
   とも１つのガス抜き孔（５６）を介してこの調節スリー
   ブ（７）の貫通孔（８）に達している、特許請求の範囲
   第１項記載の電磁弁。 ６、　前記弁ケーシング（１）が鉢形に形成されていて
   かつ弁座（３３）とは反対側の底部（２）のところに内
   室（９）に向かって開かれた袋孔（５３）を有しており
   、この袋孔（５３）がガス抜き管路（５３，５４，５５
   ，５６）の一部を形成していてかつ接続管（４）を突き
   抜ける接続区分（５４）に接続されており、この接続区
   分（５４）が調節スリーブ（７）の少なくとも１つのガ
   ス抜き孔（５６）に通じている、特許請求の範囲第２項
   記載の電磁弁。 ４、　前記接続区分（５４）が電蝕切削加工法によって
   製作“されている、特許請求の範囲第３項記載の電磁弁
   。 ５、　前記ガス抜き孔（５６）が調節スリーブ（７）と
   接続管（４）との間に形成されたリング溝（５５）に接
   続されており、このリング溝（５５）に前記接続区分（
   ５４）が開口している、特許請求の範囲第４項記載の電
   磁弁。