JPS58163446A - イオン交換膜の処理方法 - Google Patents

イオン交換膜の処理方法

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Publication number
JPS58163446A
JPS58163446A JP57046264A JP4626482A JPS58163446A JP S58163446 A JPS58163446 A JP S58163446A JP 57046264 A JP57046264 A JP 57046264A JP 4626482 A JP4626482 A JP 4626482A JP S58163446 A JPS58163446 A JP S58163446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion exchange
exchange membrane
membrane
swollen
reinforcing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57046264A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Oketani
桶谷 勉
Katsutoshi Onishi
勝利 大西
Harumi Sueoka
春実 末岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP57046264A priority Critical patent/JPS58163446A/ja
Publication of JPS58163446A publication Critical patent/JPS58163446A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、補強材を有さないイオン交換膜(以下、バッ
キングレスイオン交換膜トモイう。)の寸法安定化を目
的としたイオン交換膜の処理方法に関する。
イオン交換膜、特に陽イオン交換膜は食塩水溶液を始め
とする種々の水溶液の電解用隔膜として広く利用されて
いる。ところが、イオン交換膜は使用時に接触する溶液
により膨潤或いは収縮し、例えばフィルタープレス型隔
膜式電解槽の隔膜として用いた場合たるみが生じたり、
過度の張力がかかったりして破損し易い状態となり、安
定して使用することが困難である。また、近年透水性隔
膜を用いる型式の電解槽、例えばフラツテツドチュ−2
プ型電解槽の隔膜として、イオン交換膜を袋状に成型し
て用いる試みが成されているが、この場合もイオン交換
膜の膨潤或いは収縮により該袋状物の蜜形が起こり電解
に悪影響を及ぼす。特に、種々のイオン交換膜のうち、
膜抵抗の低下という面で最近注目されているバッキング
レスイオン交換膜にあってハ前記膨潤或いは収縮が著し
く問題となり、その寸法の安定化が望まれている。
本発明者等は、バッキングレスイオン交換膜の寸法を安
定化する処理方法について鋭意研究を重ねた。その結果
、バッキングレスイオン交換膜が膨潤及び収縮する現象
を利用して、該イオン交換膜を延伸することにより優れ
た寸法安定性が付与されることを見い出し本発明を提案
するに至った。
本発明は、補強材を有さないイオン交換膜を、該イオン
交換膜を膨潤させる溶媒と接触させて膨潤させた後、周
辺を固定し、収縮させる処理を楕こすことを特徴とする
イオン交換膜の処理方法である。
本発明の方法は、バッキングレスイオン交換膜が#潤及
び収縮する現象を利用して該イオン交換膜を延伸するた
め、イオン交換膜の各部分における膨潤及び収縮の度合
に応じて一 延伸が行なわれる。そのため、該イオン交換膜は、膜全
面の応力が均一化される。しかも、延伸された部分は優
れた寸法安定性を示す。
従って、本発明の方法によって処理された・くソキング
レスイオン交換展は、膜面の各方向に対して均一に、優
れた寸法安定性が付与される。これに対して、バッキン
グレスイオン交換膜を本発明の方法によらず機械的に延
伸することが考えられるが、この方法によれば膜全面の
応力を均一化することが困難である。
そのため、部分的に膨潤或いは収縮が比較的大きい箇所
が残り、使用時に該イオン交換膜が歪むおそれがある。
本発明において、バッキングレスイオン交換膜は、網状
物等の補強材を有さないイオン交換膜であれば特に制限
されない。即ち、補強材を有するイオン交換膜は寸法安
定性が比較的良好であり、特に本発明の処理は必要とし
ない。また、仮に、これらのイオン交換膜に本発明の方
法を適用したとして奄膨濶率が小さく、充分な延伸が行
なわれない。本発明の方法は、特にパーフルオロカーボ
ン系のバッキングレス陽イオン交換膜の寸法安定化に好
適である。
また、本発明において、バッキングレスイオン交換膜を
膨潤させる溶媒は特に制限されないが、イオン交換膜を
線隼本で1.1倍以上、好ましくは1.6倍以上膨潤さ
せるものが好適に使用される。例えば、メタノール、エ
タノール、プロパツール、ブタノ−J!/尋の1価アル
コール、エチレングリ・コール、フロピレンゲリコール
等の2価アルコール、グリセリン等の6価アルコール、
メチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエーテル等
のエーテル類、アクリロニトリル等のニトリル類、水等
が単独或いは組合せて用いることが好ましい。
同、本明細書において縮倍率及び「膨潤」はイオン交換
膜がNa型で絶乾の状態を基準にしたものである。バッ
キングレスイオン交換膜を前記溶媒と接触させる方法は
特に制限されない。例えば、該イオン交換膜を溶媒中に
浸漬する方法が最も一般的であるが、溶媒をスプレーで
吹き付ける方法、溶媒を塗布する方法等も適宜採用する
ことができる。また、上記方法によるバッキングレスイ
オン交換膜の膨潤は、縮倍率で1,1倍以上、好ましく
は1.6〜1.8倍、更に好ましくは1.4〜1.7倍
程度となるように行なえばよい。
とのよ、うにして膨潤されたバッキングレスイオン交換
膜は、周辺を固定し、収縮させる処理を施こすことによ
り延伸される。膨潤したバッキングレスイオン交換膜の
周辺を固定する手段は特に制限されない。一般には、一
定の大きさの枠を用い、その周辺に該バッキングレスイ
オン交換膜を固定する機構を設けて固定すればよい。ま
た、膨潤したバッキングレスイオン交換膜を収縮させる
処理は、該バッキングレスイオン交換膜が一辺を固定し
ない場合に収縮させることができる処理であれば特に制
限されない。好ましくは、周辺を固定しない場合に、該
バッキングレスイオン交換膜が、50〜100%の復元
率で収縮するような処理を行なう。代表的な処理方法を
例示すれば、濃厚な電解質水溶液、具体的には、4N以
上の塩化ナトリウム水溶液、9N以上の苛性ソーダ水溶
液等の水溶液と接触させる方法、乾燥させる方法等が挙
げられる。
特に、乾燥させることによって行なう処理は、前記バッ
キングレスイオン交換膜の収縮率カ高く好適である。上
記乾燥は、あまり急激に行なうと膜を破損するおそれが
あるため、比較的緩やかな条件下で行なうことが好まし
い。
一般には室温〜90℃の温度下で行なえばよい。
本発明の方法は1回行なえば充分な効果が得られるが、
複数回繰返して行なうことも可能である。
本発明の方法によって処理されたバッキングレスイオン
交換膜は膜面の各方向に対して、        均一
な優れた寸法安定性を有しており、例えば塩化アルカリ
水溶液の電解において、隔膜として使用した場合でも、
膜の膨潤或いは収縮がほとんどない。特に、該バッキン
グレスイオン交換膜を袋状に形成してフラツテンドチュ
ータ型電解槽の隔膜として用いた場合は、該袋状物の変
形がなく安定して使用することができる。しかも、延伸
により膜抵抗が低下するが、電解時の電流効率はほとん
ど低下することがない。
以下、本発明を更に具体的に説明するため実施例を示す
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない
実施例 1 バッキングレスイオン交換膜として、市販のパーフルオ
ロカーボン系陽イオン交m膜<Na1t)を用い、これ
を第1表に示した溶媒に浸漬したのち、周辺を枠に固定
して収縮処理を施した。処理膜の寸法安定性をみるため
に、2%の苛性ソーダ溶液に1時間浸漬して膨潤の度合
を測定し、第」表に縮倍率で示した。
実施例 2 実施例1のムロの膨潤処理を2回くりかえし行ない、寸
法安定性を測定した。その結果、縮倍率で1.005と
寸法安定性の向上が認められた。しかし、それ以上くり
返し回数を増やしても効果は変わらなかった。
参考例 実施例1041で得られた処理膜を1 (1+/のフィ
ルタープレス型隔膜法電解槽にセットして、2 OA/
(1−の電流密度で電解した所、未処理膜にくらべ摺電
圧で50〜80 mV低く、電流効率の低下も認められ
なかった。
720時間運転後、膜をとり出して観察したが、しわの
発生は認められなかった。また、イオン交換膜の寸法変
化を#]定したところ、使用前に対して縮倍率で1.0
02以下であった。
特許出願人 徳山曹達株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、補強材を有さないイオン交換膜を、該イオン交換膜
    を膨潤させる溶媒と接触させて膨潤させた後、周辺を固
    定し、収縮させる処理を施こすことを特徴とするイオン
    交換膜の処理方法。 2、 イオン交換膜がパーフルオロカーボン系の陽イオ
    ン交換膜である特許請求の範囲第1項記載の方法。 S 溶媒がイオン交換膜を線倍率で1.1倍以上膨調さ
    せるものである特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、収縮させる処理を乾燥により行なう特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
JP57046264A 1982-03-25 1982-03-25 イオン交換膜の処理方法 Pending JPS58163446A (ja)

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JP57046264A JPS58163446A (ja) 1982-03-25 1982-03-25 イオン交換膜の処理方法

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JPS58163446A true JPS58163446A (ja) 1983-09-28

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0145426A2 (en) * 1983-12-06 1985-06-19 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for making oriented film of fluorinated polymer
US4595476A (en) * 1984-07-26 1986-06-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ion exchange membranes pre-expanded with di- and poly ether-glycols
JPS62235492A (ja) * 1986-04-04 1987-10-15 Tokuyama Soda Co Ltd イオン交換膜の装着方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0145426A2 (en) * 1983-12-06 1985-06-19 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for making oriented film of fluorinated polymer
US4595476A (en) * 1984-07-26 1986-06-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ion exchange membranes pre-expanded with di- and poly ether-glycols
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