JPS5816247B2 - ジキキロクバイタイ - Google Patents

ジキキロクバイタイ

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JPS5816247B2
JPS5816247B2 JP50132123A JP13212375A JPS5816247B2 JP S5816247 B2 JPS5816247 B2 JP S5816247B2 JP 50132123 A JP50132123 A JP 50132123A JP 13212375 A JP13212375 A JP 13212375A JP S5816247 B2 JPS5816247 B2 JP S5816247B2
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JP
Japan
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japanese patent
particles
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publication
metal powder
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JP50132123A
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玉井康雄
青沼政志
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録媒体に関するものであり、特に高密度
記録用に適した磁気記録媒体に関するものである。
従来、磁気記録媒体に使用されてきた強磁性粉末として
は、マグへマイト、コバルトをドープし。
たマグヘマイト、マグネタイト、コバルトをドープした
マグネタイト、マグヘマイトとマグネタイトのベルトラ
イド化合物、コバルトをドープしたマグヘマイトとマグ
ネタイトのベルトライド化合物、二酸化クロムなどがあ
った。
しかしこれらの。強磁性粉末の抗磁力(He)および最
大残留磁束密度(Br)等の磁気特性は、いわゆる高密
度記録に使用するには不十分であり、記録波長の短かい
信号(およそ2μm以下)、トラック幅の狭めたもの(
およそ100μm以下)の磁気記録にはあまり適してい
なかった。
最近になり、高密度記録に適する特性を備えた強磁性粉
末の開発が盛んになされているが、その対象となる材料
のひとつとして強磁性金属粉末がある。
強磁性金属粉末の製造法としては次のような方法が知ら
れている。
1)強磁性金属の有機酸塩を加熱分解し、還元性気体で
還元する方法。
〔たとえば特公昭36−11412号公報、特公昭36
−22230号公報、特公昭38−14809号公報、
特公昭39−3807号公報、特公昭40−8026号
公報、特公昭40−8027号公報、特公昭40−15
167号公報、特公昭40−16899号公報(米国特
許第3,186.829号明細書)、特公昭41−12
096号公報、特公昭41−14818号公報(米国特
許第3,190,748号明細書)、特公昭42−24
032号公報、特公昭43−3221号公報、特公昭4
3−22394号公報、特公昭43−29268号公報
、特公昭44−4471号公報、特公昭44−2794
2号公報、特公昭46−38755号公報、特公昭47
−4286号公報、特公昭47−38417号公報、特
公昭47−41158号公報、特公昭48−29280
号公報、特開昭47−38523号公報等〕 2)針状オキシ水酸化物あるいはこれに他金属を含有せ
しめたもの、あるいはこれらのオキシ水酸化物から得た
針状酸化鉄を還元する方法。
〔たとえば特公昭35−3862号公報、特公昭37−
11520号公報、特公昭39−20335号公報、特
公昭39−20939号公報、特公昭46−24833
号公報、特公昭47−29706号公報、特公昭47−
30477号公報(米国特許第3,598..568号
明細書)、特公昭47−39477号公報、特公昭48
−24952号公報、特公昭49−7313号公報、特
開昭4.6−5057号公報(米国特許第3.634,
063号明細書)、特開昭46−7153号公報、特開
昭47−38523号公報、特開昭48−79153号
公報、特開昭48−82395号公報、特開昭49−9
7738号公報、米国特許第3,607,219号明細
書、米国特許第3,607,220号明細書、米国特許
第3,702,270号明細書等〕 3)強磁性金属を低圧の不活性ガス中で蒸発させる方法
〔たとえば、特公昭46−′25620号公報、特公昭
47−4.131号公報、特公昭47−27718号公
報、特開昭48−25662〜25665号公報、特開
昭48−31166号公報、特開昭48−55400号
公報、特開昭48−81.092号公報、特公昭49−
15320号公報、特公昭49−18160号公報等〕 4)金属カルボニル化合物を熱分解する方法。
〔たとえば、特公昭39−1004号公報、特公昭40
−34.15号公報、特公昭45−16968号公報、
特公昭4’9−26799号公報、米国特許第2,98
3,997号明細書、米国特許第3.172,776号
明細書、米国特許第。
3.200,007号明細書、米国特許第3,228.
.882号明細書等〕 5)水銀陰極を用い強磁性金属粉末を電析させたのち、
水銀と分離する方法。
〔たとえば、特公昭35−12910号公報、特公昭3
6−3860゜号公報、特公昭36−5513号公報、
特公昭39−787号公報、特公昭39−15525号
公報、特公昭40−8123号公報、特公昭40−96
0!S号公報(米国特許第3.198.717号明細書
)、特公昭45−19661号公報 、(米国特許第3
,156.650号明細書)、米国特許第3,262,
812号明細書等〕 6)強磁性を有する金属の塩を含む溶液に還元剤を加え
て還元する方法。
〔たとえば特公昭38−20520号公報、特公昭38
−2655Ez号公報、特公昭43−20116号公報
、特公昭45−9869号公報、特公昭45−1493
4号公報、特公昭47−7820号公報、特公昭47−
16052号公報、特公昭47−41718号公報、特
公昭47−4.1719号公報(米国特許第3,607
.218号明細書)、特開昭47−1353号公報(米
国特許第3.756.866号明細書)、特開昭47−
1.363号公報、特開昭47−42252号公報、特
開昭47−42253号公報、特開昭48−4.4.1
94号公報、特開4.8−79754号公報、特開昭4
8−82396号公報、米国特許第3,206.338
号明細書、米国特許第3,494,760号明細書、米
国特許第3,535,104号明細書、米国特許第3,
567.525号明細書、米国特許第3.661,55
6号明細書、米国特許第3,663,318号明細書、
米国特許第3,669,643号明細書、米国特許第3
,672,867号明細書、米国特許第3,726.6
64号明細書、特願昭48−91498号明細書、特願
昭48−92720号明細書、特願昭49−10690
1号明細書、特願昭49−134467号明細書等〕 の方法が挙げられる。
このような強磁性金属粉末の製法において、1)、2)
のように高温の還元性気流中で還元することにより得ら
れる強磁性金属粉末は針状粒子状を呈しており、粒子サ
イズは短軸200〜1000人で軸比が3〜20の範囲
内のものが磁気記録媒体用として適している。
その粒子には製法の特質上、空孔を生じることがある。
磁気特性としては抗磁力(以下Hcと呼ぶ)400〜1
5000eの範囲のもの、飽和磁化(以下σSと呼ぶ)
100〜180 emu/、9の範囲のものが得易い。
また前記製法において3)、 4)、 5)および6)
のように湿式還元法により得られる強磁性金属粉末は、
球状もしくは粒状の粒子が一定の間隔で配向性をもって
並ぶか接触する状態で得られ、これは時には不規則な状
態で配向している場合もあるが、1個1個の粒子がネツ
クゾヌ状に連鎖しているので、これを連鎖状粒子と呼ん
でいる。
磁気特性としてはHc300−20000eの範囲のも
の、σs70〜140emu/gのものが得られ易い。
粒子サイズは、1個の粒子の粒径が150〜800人、
長さが500〜10000人の範囲のものが磁気記録媒
体用として好ましい。
上記の針状粒子を単独で用いて磁気記録媒体とした場合
、以下のような欠点があった。
■ 角型比(Br/Bm、以下SQと呼ぶ)が悪く、0
75以上のものが得難かった。
その為甜いBm(最大磁束密度)値を有しているにもか
かわらず、高感度(5MI(zV、s)が得られない。
■ バインダーとの分散性及びテープにしたときの表面
性が悪いためノイズ分が多くS/N(信号/雑音)が悪
かった。
■ ヘッドの摩耗が多い。
一方、連鎖状粒子を単独で用いて磁気記録媒体とした場
合、以下のような欠点があった。
■ 針状粒子を用いたものに比べ、飽和磁化が小さい。
■ 見かけ上の密度が小さく粒子の取扱いに難点があっ
た。
また、その為テープにしても表面がふかふかした状態で
スーパーカレンダー処理が重要であった。
■ 針状粒子を用いたものに比ベコスト高になる■ ・
\ラドとの接触による耐久性が短かい。
両粒子について検討した結果、上述の問題点のために実
用化が妨げられていることが判明したので、個々のもの
について改良研究を実施したが各欠点を大巾に改善する
には至らなかった。
既に針状結晶と粒状結晶の混合系において表面性及びS
/N比が改善されることが知られている。
(%公昭39−25245号公報)又強磁性酸化鉄、強
磁性二酸化クロム、又はこれらにCoのような異種の金
属を添加してなる磁性体と1ooo。
ガウス以上のBm値を有する強磁性体の粉末とを混合し
た系において感度がよくなることが知られている。
(特公昭48−39120号公報)一般に高いσSを有
する磁性体、すなわち強磁性金属粉末はバインダーとの
分散性の悪いことが知られていた。
ところが研究開発の進展と共に粉末の表面処理を施こず
ことによりかなり改善されるようになり、実用化に近づ
きつつある。
しかし、一つの製法により得られた強磁性金属粉末を単
独で用いて成る磁気記録媒体においては一長一短があり
、実用的に優れた評価は得られなかった。
強磁性金属粉末の製法には前述の如く各種の方法がある
そして上記公知混合法にヒントを得て、本。発明者はこ
れらの方法により得られた強磁性金属粉末を混合して用
いることを試み、種々検討を重ねた結果、針状粒子と連
鎖状粒子との混合系金属粉末が共にその長所を生かし、
実用的に優れた特性を有することを見出し、本発明に到
達したものである。
すなわち本発明は強磁性金属粉末をバインダー等と共に
非磁性支持体上に塗布してなる磁気記録媒体において、
上記強磁性金属粉末が、乾式還元法により得られる針状
粒子と湿式還元法により得られる連鎖状粒子とより成り
、かつ上記針状粒子Aと連鎖状粒子Bとの重量混合比が
〔A/B)で0.1〜10の範囲から成ることを特徴と
する磁気記録媒体に関するものである。
次に本発明の混合系金属粉末を用いた磁気記録媒体にお
ける特徴を述べる。
なお、針状粒子をA、連鎖状粒子をBとする。
A、Bの混合系金属粉末を用いた磁気記録媒体はCA/
B 〕比で表わした場合、約0.1〜1の範囲内ではB
にくらべBr及びBmが高くなり、かつ耐久性が大巾に
改良される。
又表面性並びにヘッド摩耗については良好な値を堅持し
、更に驚くべきことには、感度が格段に向上し、かつS
/Nのすぐれていることが判明した。
一方、[A/13)比で表わし7た場合、約1〜10の
範囲内ではAにくらべSQ、Br、感度、表面性、S/
Nの向上が認められた。
特にSQは0.75以上が得られる。
又Brは混合系では最高値が得られるため、磁気記録媒
体として薄くすることができる。
更に良好な耐久性を堅持していることも判った。
このように混合系金属粉末を用いることにより、従来単
独では得られなかった高感度、高S/Nであり、かつ耐
久性にもすぐれた磁気記録媒体を提供できる。
特に高感度及び高S/Nを必要とする場合には[A/B
)が0.1〜1の範囲で使用するのが好ましい。
又高He及び高Bmを有し耐久性が要求されるもの、も
しくは磁性層厚をできる限り薄くして使用する場合には
[A/B]が1〜10の範囲が好ましい。
CA/B’lが0.1以下では特に耐久性に乏しく、又
10以上では表面性及びヘッド摩耗の点で実用的でない
ことが判明した。
混合系金属粉末のA及びBの平均Hcはできる限り近似
していることが好ましいがHc値の略10%以内の範囲
内であればよい。
本発明の効果は微粒子になるほど、又Hcが高いものほ
どすぐれていることが判明した。
一般的にはHcが6000e以上であることが好ましい
が、それ以下でも構わない。
針状粒子の製法については、前述の第1及び2項に示さ
れる公知例により製造される。
例えば鍜コバルト、コバルト−ニッケル合金、鉄−コバ
ルト合金、鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル合金かルト
合金等を主成分とする強磁性金属粉末である具体的には
強磁性金属の有機酸塩(例えばしゆう酸塩)を加熱分解
し、次いで還元性気体(例えばH2ガス)で還元するこ
とにより強磁性金属粉末とする。
又は針状オキシ水酸化物(主に鉄)あるいはこれに他金
属(Co + Ni 、Mn 、Cr等)を含有せしめ
たもの、あるいはこれらのオキシ水酸化物から得た針状
酸化鉄等を還元性気体(例えばH2ガス)で還元するこ
とにより強磁性金属粉末とする。
一方、連鎖状粒子の製法については前述の第3゜4.5
及び6項に示される公知例により製造される。
より容易な方法としては、第6項に示される強磁性を有
する金属の塩を含む溶液に還元剤を加えて還元する方法
である。
具体的には、還元剤としてホスフィン酸イオンを含む酸
及び塩、水素化ホウ素ナトリウム、ジエチルアミポラン
の如き水素化ホウ素化合物及びその誘導体、その他の水
素化物、ヒドラジンとその誘導体等を用いたものである
還元剤としてホスフィン酸イオンを含むものを用いて成
る強磁性金属粉末にはリンが0.1〜10重量係含有さ
れる。
又水素化ホウ素化合物を。用いて成る強磁性金属粉末に
はホウ素が0.1〜10重量係含有されているのが特徴
である。
連鎖状粒子は鉄、鉄−コバルト、コバルト、コバルト−
ニッケル、鉄−ニッケル、鉄−コバルト−ニッケルを主
成分とし、10重量係以下のクロム、ナマ;す、チタン
、マンガン、ホウ素、リン、イオウ、銅、スズ、アルミ
ニウム、ケイン、アニン、モリブデン、パラジウム、銀
、バリウム、ランタン、セリウム、サマリウム等から選
ばれた少なくとも1種以上の元素を含んでいる。
針状粒子及び連鎖状粒子は共にその75重量係以上が金
属分であり、80重量係以上が金属分でしめられている
ことが好ましい。
又針状粒子の〔長軸/短軸〕比が平均3以上であること
が好ましい。
針状粒子及び連鎖状粒子は磁気記録媒体の4用途(例え
ば耐久性を特に必要とするもの、耐久性よりも高感度、
高S/Nを必要とするもの、バランスのとれた特性を有
するもの等)に応じ[A/B)で表わした場合0.1〜
10の範囲内で適宜混合することにより混合系金属粉末
となす。
以上の方法により得られた本発明における混合系強磁性
金属粉末はバインダーと分散し、有機溶媒を用いて基体
(支持体)上に塗布、乾燥し、磁性層を形成し磁気記録
体とする。
磁性塗料の製法に関しては特公和43−186号、47
−28045号、47−28046号、47−2804
8号、47−31445号等の公報にくわしく述べられ
ている。
磁性塗料は強磁性金属粉末、バインダー、塗布溶媒を主
成分とし、この他に分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止
剤等の添加剤を含む場合もある。
本発明による強磁性金属粉末と併用されるバインダーと
しては従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂又は反応
型樹脂やこれらの混合物が使用される。
熱可塑性樹脂としては軟化温度が150°C以下、平均
分子量力月o、ooo〜200,000、重合度が約2
00〜i、ooo程度のもので、例えば塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル塩化ビニリデン共重合体、
塩化ビニルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エス
テルアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル塩
化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステルスチレン共
重合体、メタクリル酸エステルアクリロニトリル共重合
体、メタクリル酸エステル塩化ビニリデン共重合体、メ
タクリル酸エステルスチレン共重合体、ウレタンエラス
トマー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデンアクリロニト
リル共重合体、ブタジェンアクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースト
リアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセル
ロース等)、スチレンブタジェン共重合体、ポリエステ
ル樹脂、り四ロビニルエーテルアクリル酸エステル共重
合体、アミン樹脂、各種の合成ゴム系の熱可塑性樹脂及
びこれらの混合物等が使用される。
これらの樹脂の例示は特公昭37−6877号、39−
12528号、39−19282号、4〇−5349号
、40−20907号、41−9453号、41−14
059号、41−16985号、42−6428号、4
2−11521号、43−4623号、43−1520
6号、44−2889号、44−17947号、44−
18232号、45−14020号、45−14500
号、47一18573号、47−22063号、47−
22064号、47−22068号、47−22069
号、47−22070号、47−27886号等公報、
米国特許3,144,352号同3.41.9,420
号、同3,499,789号、同3.713,887号
等明細書に記載されている。
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状態では
200,000以下の分子量であり、塗布乾燥後に加熱
することにより、縮合、付加等の反応により分子量は無
限大のものとなる。
又、これらの樹脂のなかで、樹脂が熱分解するまでの間
に軟化又は溶融しないものが好ましい。
具体的には例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキ
ッド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂エポキシ
−ポリアミド樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシ
アネートプレポリマーの混合物、メタクリル酸塩共重合
体とジイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエス
テルポリオールとポリイソシアネートの混合物、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/高分子量ジ
オール/トリフェニルメタントリイソシアネートの混合
物、ポリアミン樹脂及びこれらの混合物等である。
これらの樹脂の例示は特公昭39−8103号。
40−9779号、41−7192号、41− 。
8016号、41−14275号、42−18179号
、43−12081号、44−28023号、45−1
4501号、45−24912号、46−13103号
、47−22065号、47−22066号、47−2
2067号、47− ;22072号、47−220
73号、47−28045号、47−28048号、4
7−28922号、米国特許第3,144,353号、
同3.320,090号、同3.437.510号、同
3.597,273号、同3,781,210号、同
;3.781,211号等に記載されている。
これらの結合剤の単独又は組合わされたものが使われ、
他に添加剤が加えられる。
強磁性粉末と結合剤との混合割合は重量比で強磁性粉末
100重量部に対して結合剤10〜200重量部の範囲
もで使用される。
添加剤は分散剤、潤滑剤、研磨剤等が加えられる。
分散剤をたは安定剤としてはカプリル酸、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸
、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂肪酸(R
lCOOI−I、 R,は炭素数11〜17個のアルキ
ル基):前記の脂肪酸のアルカリ金属(Li、Na、に
等)またはアルカリ土類金属(Mg、Ca、Ba等)か
ら成る金属石鹸;レシチン等が使用される。
この他に炭素数12以上の高級アルコール、およびこれ
らの硫酸エステル等も使用可能である。
これらの分散剤;は結合剤100重量部に対して1〜2
0重量部の範囲で添加される。
潤滑剤としてはシリコンオイル、ゲラファイト、二硫化
モリブデン、二硫化タングステン、炭素数12−16個
の一塩系性脂肪酸と炭素数3〜12個の一価のアルコー
ルから成る脂肪酸エステル類、炭素数17個以上の一塩
系性脂肪酸と該脂肪酸の炭素数と合計して炭素数が21
〜23個と成る一価のアルコールから成る脂肪酸エステ
ル等が使用できる。
これらの潤滑剤は結合剤100重量部に対して0.2〜
20重量部の範囲で添加される。
これらについては特公昭43−23889号公報、特願
昭42−28647号、特願昭43−81543号、米
国特許第3.470,021号、同第3,492,23
5号、同第3,497,411号、同第3.523,0
86号、同第3,625,760号、同第3,630,
772号、同第3,634,253号、同第3,637
,539号、同第3,687,725号等の明細書、I
BMTechnical Disclosure Bu
lletin Vol。
9、.175,7 、 Page 779 、Dece
mber 、 1966やELECTRONIK196
1 、AI 2 、Page380等の成書に記載され
ている。
研磨剤としては一般に使用される材料で溶融アルミナ、
炭化ケイ素、酸化クロム、コランダム、人造コランダム
、ダイアモンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメリ
ー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使用される。
これらの研磨剤は平均粒子径が0.05〜5μの大きさ
のものが使用され、特に好ましくは01〜2μである。
これらの研磨剤は結合剤100重量部に対して7〜20
重量部の範囲で添加される。
これらについては特願昭48−26749号、米国特許
3,007.807号、同3,041,196号、同3
,293,066号、同3.630,910号、同3,
687.725号、英国特許1,145,349号、西
独特許853,211号等明細書に記載されている。
磁気記録層の形状は上記の組成で有機溶媒に溶解し、塗
布溶液として支持体上に塗布する。
支持体は厚み5〜50μ程度、好ましくは10〜40μ
程度が良く、素材としてはポリエチレンテレツクレート
等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン類、セルローストリアセテート、セルロースダイアセ
テート等のセルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリ
アミド、ポリイミド、ポリアミドイミド等が使用される
しかしながら用途によっては金属の剛性基体材料の方が
適当である。
支持体上へ前記の磁気記録層を塗布する方法としてはエ
アードクターコート、ブレードコート、エアナイフコー
ト、スクイズコート、含浸コート、リバースロールコー
ト、トランスファーロールコート、グラビヤコート、キ
スコート、キャストコート、スプレィコート等が利用出
来、その他の方法も可能であり、これらの具体的説明は
朝食書店発行の[コーティング工学J’253頁〜27
7貞(昭和46.3.20発行)に詳細に記載されてい
る。
塗布の際に使用する有機溶媒としては、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン系;メタノ−ノーエタノール、プロパ
ツール、ブクノール等のアルコール系;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコール、
モノエチルエーテル等のエステル系;エーテル、グリコ
ールジメチルエーテル、クリコールモノエチルエーテル
、ジオキサン等のグリコールエーテル系;ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等のクール系(芳香族炭化水素);メ
チレンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、
クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベン
ゼン等の塩素化炭化水素等のものが単独または混合して
使用できる。
この様な方法により、支持体上に塗布された磁性層は必
要により層中の磁性粉末を配向させる処理を施したのち
、形成した磁性層を乾燥する。
又必要により表面平滑化加工を施したり、所望の形状に
裁断したりして、本発明の磁気記録媒体を製造する。
特に表面平滑化加工は強磁性金属粉末を用いた磁気記録
媒体において重要な技術である。
本発明による効果及び利点を下記に示す。
(1)高感度でかつ高S/Nを有する磁気記録媒体が得
られる。
(2)高Br及び高Bmを有する磁気記録媒体が得られ
る。
(3)高SQを示す磁気記録媒体が得られる。
(4)感度、S/N、耐久性、表面性及びヘッド摩耗性
においてバランスのとれた磁気記録媒体が得られる。
(5)上述の(1)〜(4)に示す効果を有する磁気記
録媒体を比較的安価に得られる。
(6)高密度記録(低速化、コンパクト化)に適した磁
気記録媒体である。
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
ここに示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において変更しうるものであることは
本業界に携わるものにとっては容易に理解されることで
ある。
従って、本発明は、下記の実施例に制限されるべきでは
ない。
実施例 1 コバルトを吸着したゲーサイトを熱処理してFe−Co
系針状酸化物とし、ついで高湛水素気流中で還元し、冷
却後オレイン酸すl−IJウムで浸漬処理して針状のF
e−Co強磁性金属粉末を得た。
これを針状粒子A1とする。組成はFe82.2重量係
、Co3.9重量係であった。
残部には金属酸化物、金属水酸化物、水分および脂肪酸
塩等が含まれているものと推定される。
粒子サイズは平均長軸0615μ、平均軸比7であり、
Hc9500e、SQo、50、a s 1−60 e
mu/ jiである。
鉄、コバルトおよびクロムの硫酸塩の水溶液と水素化ホ
ウ素ナトリウムの水溶液とを直流磁界中で反応させて強
磁性金属粉末を析出させ、充分水洗後オレイン酸ナトリ
ウムでその表面を処理してF e−Co−Cr−B系の
強磁性金属粉末を得た。
これを連鎖状粒子B1とする。
組成はFe58.3重量係、Co19.7重量係、Cr
3.9重量係、B28重量係であった。
残部には金属酸化物、金属水酸化物、水分および脂肪酸
塩等が含まれているものと推定される。
粒子サイズは平均直径が250人平均長軸は約0.15
μ(粒子が平均8ケ連鎖した長さ)であり、Hc950
0e、SQo、56、(13120emu/gである。
下記の組成により磁性塗料を調整する。
13 組 成 部(重量部)針状粒子A・
合ゎ−t!−T 300※ 連鎖状粒子B1 ポリ12″ポ°ノウ′す7 。
。(分子量約3万) 不乾性油変性ア″キ゛7ド24 樹脂 シリコーンオイル 2 溶 剤 1000 ※磁材300部について 上記組成物をボールミルに入れ10時間混練したのち、
トリイソシアネート化合物(商品名:日本ポリウレタン
社製コロネートL)を15部加え1時間高速剪断分散し
て磁性塗料とした。
この塗料を厚さ25ミクロンのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの片面に磁場を印加しつつ乾燥厚さ。
j3.3ミクロンになる様に塗工し、加熱乾燥した。
かくして得た広巾の磁気ウェブをスーパーカレンダー処
理し、1部2インチ巾になるようにスリットしてビデオ
テープを得た。
このようにして得た本実施例による磁気テープの緒特性
を表1及び2に示す。
又特性の1部を第1〜5図に示す。
なお第5図において1はビデオ感度を、2は変調ノイズ
を示す。
1) 5MHzV、S ビデオ出力(感度)を表わ
す。
サンプル■の出力をOdBとしたときの値。2) 4
.5 MHzM、N変調ノイズを表わす。
サンプル■のノイズをOdBとしたときの値。3)クロ
マ出力 サンプル■の出力をOdBとしたときの値。
4)最適記録電流 サンプル■の電流を100係とした
ときの値。
5)ヘッド摩耗量 1定時間走行させた後のヘッドチッ
プの摩耗量を表わす。
サンプル■を100としたときの相対値。
6)耐久性 スチル時間の長さを、サンプル■を100
として表わした相対値。
7)表面性 45°における反射光度を表わす。
サンプル■の出力を100としたときの相対値。
表1,2及び第1〜5図より明らかなごとく本発明の範
囲内における混合系金属粉末は、連鎖状粒子を単独で用
いたものにくらべ耐久性、Bm及びBrが向上し、特に
耐久性は著しく改良された。
又感度、SQ及び記録電流密度において優れていること
が認められた。
一方、針状粒子を単独で用いたものに較べ、SQ、感度
、ノイズ、最適記録電流値、ヘッド摩耗、表面性が著し
く向上したものである。
このように混合系金属粉末を用いたものは、単独で用い
たものにくらべ極めて優れたものである。
実施例 2 鉄、コバルト、ニッケル、バリウムの塩化物ノ水溶液と
蓚酸の水溶液とを混合攪拌し、微細な針状を呈した蓚酸
塩を沈殿させ、充分水洗を行い蓚酸塩粒子を得た。
次いでこの蓚酸塩粒子をまず360℃の窒素気流中で分
解し、更に水素気流中で還元して強磁性金属粉末を得た
これを針状粒子A2とする。
組成はFe55.0重量係、C。19.5重量係、Ni
6.9重量係、Ba4.6重量係であった。
残部には酸化物、水酸化物及び水分が含まれているもの
と推定される。
緒特性は以下の通り。〔粒子サイズは平均長軸0.2μ
、平均軸比7、Hc9000e、SQo、46、a s
149 emu7Jである。
〕硫酸コバルト、硫酸ニッケル、クエン酸ナトリニウム
及びホスフィン酸ナトリウムを含む水溶液を80℃に加
湛し、pHが9.5となるように水酸化ナトリウム溶液
を加えて直流磁界中で反応を行った。
約20秒後に急激な反応が生じ、黒色の微粉末が生成し
た。
反応後この微粉末を充分水洗し、ジオレイン酸ナトリウ
ムで表面処理を施こした後、帝に強磁性金属粉末として
得られた。
これを連鎖状粒子B2とする。
組成はCo68.0重量係、Ni13.2重量係、Pl
、2重量係であった。
緒特性は以下の通りである。
〔粒子サイズ:平均直径200人、平均長軸釣0.12
μ、Hclo 500e、SQo、54、σs110
emu/g〕 針状粒子A2および連鎖状粒子B2の混合粒子は、本発
明の磁性層に含ませるに適した強磁性金属粉末であった
針状粒子A2、連鎖状粒子B2及び混合系A24部に対
しB21部の割合)の3種の強磁性金属粉末を用いて実
施例1と同様な処方によりビデオテープを得た。
針状粒子A2を用いたテープを■ 連鎖状粒子B2を用いたテープを■ 混合系を用いたテープをXとする 磁気特性を表3に電磁変換特性および実用特性を表4に
示す。
次に本発明の好ましい実施態様を列挙する。
1)特許請求の範囲における針状粒子が、強磁性金属の
有機酸塩を加熱分解し、次いで還元性気体で還元するこ
とにより得られたもの、または針状オキシ水酸化物もし
くはこれらに他金属を含有せしめたものもしくはこれら
のオキシ水酸化物から得た針状酸化鉄等を還元性気体で
還元することにより得られたものである態様。
2、特許請求の範囲における連鎖状粒子が、強磁性金属
の塩を含む溶へに還元剤を加えて還元することにより得
られたものである態様。
3)上記2)における還元剤が水素化ホウ素化合物もし
くはその誘導体およびホスフィン酸塩の中から選ばれた
少なくとも1種である態様。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明の混合系金属粉末の混合割合と種々
の特性の関係を示す曲線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 強磁性金属粉末をバインダー等と共に非磁性支持体
    上に塗布してなる磁気記録媒体において、上記強磁性金
    属粉末が、乾式還元法により得られる針状粒子と湿式還
    元法により得られる連鎖状粒子とより成り、かつ上記針
    状粒子Aと連鎖状粒子Bとの重合混合比が〔A/B〕で
    o、i〜10の範囲から成ることを特徴とする磁気記録
    媒体。
JP50132123A 1975-11-05 1975-11-05 ジキキロクバイタイ Expired JPS5816247B2 (ja)

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