JPS58160122A - 物性の均一なフイルムの製造法 - Google Patents

物性の均一なフイルムの製造法

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JPS58160122A
JPS58160122A JP4289082A JP4289082A JPS58160122A JP S58160122 A JPS58160122 A JP S58160122A JP 4289082 A JP4289082 A JP 4289082A JP 4289082 A JP4289082 A JP 4289082A JP S58160122 A JPS58160122 A JP S58160122A
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Hiroshi Noda
能田 豁
Koji Kishimoto
岸本 幸治
Hideaki Watanabe
秀明 渡辺
Yoshihiro Oba
大場 芳裕
Haruhiko Mizumori
水守 治彦
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は゛熱可塑性樹脂からなる二輪延伸フィルムに熱
処理を施し【、一方向に沿って物性が均一であるフィル
ムを製造する方法に係わる。
更に詳しくは、二輪延伸されたフィルムに!段階の熱処
理を加えてボーイング3J1象による異方性を減殺また
は消滅させ、光学的異方性が無く、温度膨張率、ffi
度膨張率、熱収縮率等がフィルムの巾方向に沿った住意
の位置で殆ど同一である均一性の高いフィルムを製造す
る方法に係わる。
二輪延伸フィルムは種々の工業用途に供せられ【いるが
、なかでもフレキシブル液晶パネル。
写真、製図、磁気ディスク等の用途では縦横両方向の物
性、殊に温度膨張率、湿度膨張率、熱収縮率がバランス
しくいることが値まれる。しかるに、通常の逐次二輪延
伸法、すなわちa1延伸に続いてテンターにより横地伸
を施す方法において、製品フィルムの帳方向の物性を均
一にすることは極め【困鰺であった。この理由は、′j
/ター内においてフィルムの両側端部は把持されている
から、横延伸に伴う縦方向の収縮応力はクリ7ノ等によ
って拘束されているものの。
フィルム中央部は比較的拘束力が弱い。この結果として
、走行時のフィルムの分子配向は上記収縮応力によって
中央部分のフィルムが位置的に遅れて進む。横延伸の^
+s Kフィルム向上Km方向に直線を仮想的に描いた
とすると、横延伸とそれにつづく緊張熱処理の間にこの
直−はフィルム進行方間に向って凹形の曲線となる。こ
の現象はボーイングと称されるものであって、このボー
イングによってフィルムは幅方向において、中央部分と
両側部とに物性差(殊に温度膨張率、ai度膨張率の不
均一性)を生ずる原因となっている。フィルム中央部の
諸物性を縦横方向にバランスさせた場合、フィルム圓端
部ではボーイング巌に対して更に縦方向に傾斜した配向
主軸ができ、この主軸方向の一度膨張率。
湿度膨張率は小さくなり、主軸と直角方向の6各の値は
大きくなる。このような幅方向の@性差を解消す・るた
めいくつかの方法が提案されている。しか・し、いずれ
も−足できる段階に到っていない。例えば、特公昭37
−1588号公報には横延伸→縦延伸の方法を開示して
いるが、本質的な対策とはなっていない。4I開昭60
−73978号公報には横延伸工程と熱処理工程との間
iにツブロールを用いる方法が提案されているが、フィ
ルムKli面傷が発生する傾向があるので、別な問題が
新゛たに生じている。
本発明者は、二輪配向したフィルムに正方向と逆方向と
の2回にわたる熱処理を施すことによって、このボーイ
ング現象を相殺させ得ることを知見し【本発明に到達し
たものである。
即ち、本発明は、熱可塑性樹脂よりなる二輪延伸フィル
ムに2段階の熱処理を施すKIIL、との皇可朧性樹脂
のガラス転移点(TI)+4゜℃〜融点(Tm)−60
℃の範囲の温度(T、 ) において緊張熱処理を施し
た後巻取り、次いで巻戻すことによって前段の熱処理に
走行方向とは逆方向にフィルムを走行させなから熱処J
JIIiI度T、においてフィルムの両側端を拘束しな
がら後段熱処理を施すフィルムの製造法である。但し猿
股熱処理温度T、はパ T1F2O℃≦T、≦T、+100℃ ここにT、≦Tm −8℃ の温間範囲が選択できる。。
本発明を説明すると、本発明で熱可塑性樹脂声は二軸延
伸フィルムとしてH−IIXできるものを包含する。例
えば、ポリエチレ/テレフタレ−1・、ポリプ1フメチ
レンテレフタレート、ポリ−J’−フーレンー2,6−
ナフタレツンカルポキシレート等のポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ナイロ
ン6、fイcz ;/ (i (i等−のポリアミドを
琴げ傅る。本発明でi! 、 ”、h記の樹脂のホモポ
リ−7−のみならず、15≠(重j1)以内の無機物、
有機物(鳥滑剤。
紫外線吸収剤、離燃剤等)、他のポリマー等を占有−[
るものも適用可VIヒである。
不発明では製膜・延伸条汗として、公知の樹脂の溶融押
出条件、キAIスアイング条汗1機械方向及び暢゛方向
の延伸条件を適宜選択できる。
本発明で・は、TI = Tm −s o℃楢度の瓢伸
秦件を遇んで逐次二軸延伸を施したフィルムに熱処理を
施すものである。フィルムの厚さは2〜1000μ相度
の広範囲のものに適用できる。
本発明の特色は2段階にわたる熱゛処理にあり、この2
回の熱処理によって延伸、殊に逐次二軸延伸によって生
じたボーイングの影響を解消するものである。
前段(第1段)の熱処理温度T1は TI +40℃5 Tl≦Tm−5o℃の範囲を選択し
、フィルムは両側端を拘束具(例えばテンタークリップ
)で拘束して緊張下において走行させながら熱処理する
後段(第2段)の熱処理は前段のフィルムの走行方向と
は逆方向となるよ5にフィルムを走行させる。この逆方
向を得る簡便な方法は前段のフィルムを熱処理した後一
旦巻敗り、後段の熱処理に際し巻尺しながら加熱すれば
達成される。もつとも、フィルムを前段熱J6理した彼
、フィルムに損傷を与えない条件であればコア等に巻付
ける必要はない。この、場合も後段熱処理の走行方向が
前段熱処理方向E逆転していれば本発明の技術的範囲に
含fれるものである。
後段熱処理は、温度T、として TI+20℃≦T、≦T、+100℃ 但しT、≦Tm −8℃ を選択し、フィルムの両側端を拘束しながら緊張下で加
熱処理する。
フィルムを構成するそれぞれの樹脂には所望の物性から
決定される最適の熱処理温度があるが、その温度におい
て熱処理したときに発生するホーイング量(前記ボーイ
ング曲線を円弧とみなして円弧と絃の間の最大距離で代
表できる)のおよそ半分のボーイング1h−発生する温
度なFIil坂の熱処理温度として設定するとよい。卸
ち通常の熱処理温度より低い温度を選定するべきこ滲、
る。この熱部理鋺のフィルムを把持具から解い〔巻取る
。このとぎ把持具によって変形したフィルムの両側端部
分は切断するとよい。
次に”、前段熱処理を済ませて巻取ったフィルムな巻出
装装置から壱出し、フィルムの両側端を把持具で把持し
ながら再び熱部II(m1段熱J611)を施す。この
際の熱#l&履温度は、T楓−s℃を超えないようにし
て、フィルムの平坦性を保、持すること、熱劣化をIg
lllすることが必須である。
俵段熱!6垣温度は前段熱処理温度よりも20℃以上、
1lii1Kを選び、フィルムに所望の物性な与える鍛
遍i11度を設定する。
2段熱処理が完了したフィルムは、必要ならば栴び側端
を切断し、製品とすることができる。
横延伸に先立ってフィルムの一方向に描いた直線が、前
段熱処理によつ【曲り、後段熱処理によってほぼ直線に
戻っていれば、最も適切な条件を選定し得たことになる
。このような製品はフィルムの全幅に亘って物性が一定
である。
物性の均一なフィルムは、例えば光学異方性がなく透明
なものであれば、フレキシブル液晶パネルとして、従来
の無機ガラスを基材パネルとしたものに比較し−cII
量・可徴性の点で有脚となり)士た機械的性質、熱的性
質においてバランスしたフィルムが一方向に均一である
と、磁気iイスク等に優れた材質となる。
次に実施例によって更に説明する。
実施例1 ポリ上ナレンテレフタレートを溶融し、ダイスリットか
ら押出して急冷ドラム上にフィルム状に成形した鎌、周
速度の巣なるロール間にあるフィルムを加熱[、ながら
3.5倍に長手方向に延伸(7,105°CO>酩度で
幅方向に3.6倍延伸(、て二軸延伸フィルムとした3
、幅方向の延伸に1史月1したクリップをそのま〜にし
てフィルムを郁持(−1170℃の温度で前段の緊張熱
処理を施し、クリツノ゛な解き、クリップに把持された
ノ1ルムの1!#lJ 部分をスリッターで切除しなか
ら巻取った。。
欠に後段熱処理として、前段熱処理に使用したも;υと
は別なデンター(フィルムの入11都と出口部の幅を2
0チの範囲で変更できる機能を有するもの)を用いて、
巻出装置からフィルムを送り出、して230℃の温度で
一足幅のまへ緊張熱処理し1、引続いて幅を3%狭めな
がら220℃に【熱処理を継続して施した。後段熱処理
ではフィルムは前段熱処理と走行方向が逆転していた。
後段熱処理を経たフィルムは厚さ?l1tjであって、
このフィルムの物性をm1表に示した。
比較例1 実施例Iにおいて、最初の熱処理温度を230℃とし−
(一定鴨緊張熱処理し連続して220℃で3cs幅減少
の横弛緩処理してからフィルムをクリップからはずして
耳部を除去して75μの二輪延伸フィルムとした。すな
わち、1段熱処理のみどした。
比較例2 実施N1において最初の熱部理温[な110℃とする他
は同様にして75μの二軸延伸フイルム、、−1=た。
央11.比較例1及び同2で得られた二軸斌呻ノイルム
の物性を測定し第1表に併せて表/r、l−た。
第1表 第1表の結果から、不発明方法はフィルム熱処理時のボ
ーイングの影参を消去し、温度膨張率等が均一であるフ
ィルムが得られることが判った。これらのフィルムは、
バフンスal (1?方向と輪方向との異方性の少ない
もの)では殊に壱々りであり【、フィルム帳方何に沿っ
て中央部分と側端近傍とにおいても均一なバランス麺な
保持し【いるから高記録密度用磁気ディスク媒体に蟻適
・な材料となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱可塑性樹脂よりなる二輪延伸フィルムに2段熱処理を
    施すに際し、前段の熱処理温度(T1)として熱可塑性
    樹脂のガラス転移点(TII’)より40℃^温乃至該
    熱可塑性樹脂の融点(Tm)より60℃低温の温度範囲
    を選び緊張下で二輪延伸フィルムを走行させなから熱処
    理を施し、前段の熱処理を経たフィルムを一旦巻取り、
    次いでフィルムを巻戻して前段熱処理の走行方向と逆方
    向にフィルムを走行させながら熱処理温度(T、)をT
    、+20℃乃至T、)100℃(但しT。 はTm −8℃以下であること)の範囲とし″Cフィル
    ムの崗一端を拘束して後段熱処理を施すことを%値とす
    るフィルムの鴨方同に沿って物性の均一なフィルムの製
    造法。
JP4289082A 1982-03-19 1982-03-19 物性の均一なフイルムの製造法 Granted JPS58160122A (ja)

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