JPS5815819Y2 - 冷暖房機 - Google Patents

冷暖房機

Info

Publication number
JPS5815819Y2
JPS5815819Y2 JP803378U JP803378U JPS5815819Y2 JP S5815819 Y2 JPS5815819 Y2 JP S5815819Y2 JP 803378 U JP803378 U JP 803378U JP 803378 U JP803378 U JP 803378U JP S5815819 Y2 JPS5815819 Y2 JP S5815819Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
refrigerant
precooler
cooler
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP803378U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54110846U (ja
Inventor
鍋島亨
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイキン工業株式会社 filed Critical ダイキン工業株式会社
Priority to JP803378U priority Critical patent/JPS5815819Y2/ja
Publication of JPS54110846U publication Critical patent/JPS54110846U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5815819Y2 publication Critical patent/JPS5815819Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプレクーラーを備えた冷暖房機に関するもので
、目的とする所は簡単な構成で暖房時吐出ガス温度を適
正値に維持できると共に、プレクーラーからの熱損失を
なくすることができて、十分な暖房能力を有するととく
できながら、又冷房時高圧液冷媒の全量を蒸発作用をな
す熱交換器に流すことができて冷房能力の低下を防止で
きながら、圧縮機におけるモータコイルの冷却を確実に
行なうことができる冷暖房機を提供する点にある。
従来此種冷暖房機では、プレクーラーとしてインジェク
ション式としたものと空冷式としたものとが提案されて
いる。
即ち前者は第3図に示すように内管と外管とから成る二
重管構造のプレクーラー30を形成して、内管内に圧縮
機1の一次吐出ガスを流通させると共に内管と外管との
間に受液器7からアキュムレータ12の吸入側に亘って
設けるリキッドインジェクションチューブ31を導通さ
せ該チューブ31内を流れる液冷媒により一次吐出ガス
を冷却すべく成したものであり、又後者は第4図に示す
ように室外側ファン32による空気流通路内に室外側熱
交換器3と共に空冷式プレクーラー33を配置し、該プ
レクーラー33に圧縮機1の一次吐出ガスを流通させて
冷却するようにしたものである。
所が前者のものは、暖房時においては一次吐出ガスがプ
レクーラー30で放熱した熱量が外部にすてられること
なく、リキッドインジェクションチューブ31内を流れ
る液冷媒に吸熱されてアキュムレータ12の吸入側を流
れる低圧ガスに回収され熱損失なくモータコイルの冷却
を行なえるのであるが、冷房時においては高圧液冷媒が
暖房時と同様にリキッドインジェクションチューブ31
円からアキュムレータ12へ流れて、室内側熱交換器1
1を流れる冷媒量が減少するために、室内側熱交換器1
1の冷却能力、即ち冷房能力が低下する問題がある。
又後者のものは、冷房時においては一次吐出ガスがプレ
クーラー33で放熱した熱量が該プレクーラー33から
確実に外気に放出され能力低下なく冷房を行なえるので
あるが、暖房時においては一次吐出ガスがプレクーラー
33で放熱した熱量が冷房時と同様に外気に放出され熱
損失が大きくなるため暖房時使用できない問題がある。
しかして以上の問題る解決するために第3図のものを改
良して第5図のごとく、内管と外管とから成る二重管構
造のプレクーラー30を形成して、内管内に圧縮機1の
一次吐出ガスを流通させると共に、内管と外管との間に
形成される通路の一端を冷房時高圧、暖房時低圧となる
冷媒回路に、又他端を減圧機構を介して冷房時・暖房時
共に高圧となる液冷媒回路にそれぞれ接続するごとく威
すならば、暖房時は第3図とはマ同様な回路構成となり
、プレクーラー30からQ熱損失がなく外気からも吸熱
できて暖房能力を増大できながら、又冷房時は高圧液冷
媒の全量が蒸発作用をなす熱交換器に流通することによ
り冷房能力の低下を防止できながら、冷暖房時ともに圧
縮機1のモータコイルの冷却を確実に行なえるごとくで
きるかに考えられるが、暖房時プレクーラー30によっ
て冷却される一次吐出ガス温度が低下しすぎ従って一次
吐出ガス温度が低下しすぎて、かえって暖房能力が低下
すること\なる問題がある。
本考案は以上の問題に鑑み考案したもので、プレクーラ
ーを第3図又は第5図に示したように冷暖房時ともに冷
媒が連続的に流通する管の途中に接続するのでなく、プ
レクーラーを、暖房時低圧となり冷房時高圧となる冷媒
回路から行き止1り状の配管を分岐させて該配管に接続
して、暖房時プレクーラーに導かれて滞溜する適度の断
熱性能を有する低圧ガス冷媒により、暖房時−次吐出ガ
スからの放熱が外気に無駄に放出される量を極力小さく
すると共に、−次吐出ガスが外気によシ冷却されすぎる
ことなく適度に冷却されるようにして、吐出ガスが常に
適正温度で吐出でき十分高い暖房能力を維持できるよう
に威したのである。
即ち本考案は冷暖房時ともに能力低下がなく常に高い能
力で運転できながら圧縮機におけるモータコイルの冷却
を確実に行なえるようは成したのであり、プレクーラー
を二重構造となし、このプレクーラの内管両端それぞれ
を、圧縮機の一次吐出ガス管と戻り管とに接続する一方
、前記プレクーラの内管と外管との間の空間を、冷房時
高圧となり暖房時低圧となる冷媒回路に接続し、前記空
間に冷房時には高圧冷媒を、暖房時には低圧冷媒を滞溜
させるごとくなす一方、前記プレクーラを空気中に配設
したことを特徴とするものである。
以下本考案冷暖房機の実施例を図面に基づいて詳記する
図面に釦いて、1は圧縮機、2は四路切換弁、3は暖房
時蒸発器冷房時凝縮器として作用する室外側熱交換器、
4は暖房時作用する暖房用膨張弁、5は該暖房用膨張弁
4を側路するバイパス管6に設けた逆止弁、7は受液器
、8は冷房時作用する冷房用膨張弁、9は該冷房用膨張
弁8を側路するバイパス管10に設けた逆止弁、11は
暖房時凝縮器冷房時蒸発器として作用する室内側熱交換
器及び12はアキュムレータで、これら機器は冷媒配管
13によう各連結されている。
そして前記四路切換弁2を第1図に釦いて点線のごとく
連通させて冷媒を点線矢印の方向に流通させることによ
り暖房運転を行なえ、又四路切換弁2を実線のごとく連
通させて冷媒を実線矢印の方向に流通させることにより
冷房運転を行なえるのである。
しかして以上説明したものは既知のヒートポンプ式冷暖
房機であるが、第1図に示したものは斯くのどとく構成
する冷暖房機K>いて、前記圧縮機1のモータコイル(
図示せず)を冷却するためのプレクーラー14を、外管
16内に内管15を内装した二重管構造として、該プレ
クーラー14を構成する前記外管16の一端を閉鎖し他
端のみ開口25させるごとく形成し、前記内管15の両
端を圧縮機1に接続された一次吐出ガス管17と戻り管
18とに接続すると共に、プレクーラー14の前記開口
25を冷房時高圧とをシ、暖房時低圧となる冷媒回路に
配管19を介して接続し、前記クーラー14の内管15
と外管16との間の環状空間内に、冷房時には高圧冷媒
を暖房時には低圧冷媒を滞溜させるごとく構成したので
ある。
尚20は室外側ファン、21は室内側ファン21である
前記プレクーラー14は、室外側ファン20による空気
流通路内に室外側熱交換器3と共に配置され、そして第
1図又は第2図に示すごとく該プレクーラー14の外周
面には多数のフィン22が設けられ、室外側ファン20
からの送風により外気とよく熱交換するようになってい
るのであり、昔たこのプレクーラー14は前記開口25
を、第1図では、バイパス管6における逆止弁5の冷房
時の入口側に接続するごとくしたが、該開口25を、四
路切換弁2の冷房時における流出口から暖房用膨張弁4
の暖房時に釦ける流出口迄に亘る冷媒回路の任意個所に
接続するごとく威してもよい。
しかして、以上のごとく構成した冷暖房機において、冷
房運転時、室外側熱交換器3から流出した高圧液冷媒の
一部が配管19を介してプレクーラー14の環状空間に
導入され、該プレクーラー14の環状空間内に滞溜する
状態となるのである。
そのため、このプレクーラー14の環状空間に滞溜した
高圧液冷媒は、内管15内を流通する一次吐出ガスによ
り加熱され、高圧ガス冷媒となり該−次吐出ガスを冷却
する。
一方、高圧ガス冷媒は、フィン22を介し外気により冷
却され、凝縮し高圧液冷媒となり再び、−次吐出ガスを
冷却するサイクルを繰り返すととXなるのである。
更に詳記すると、例えば内管15に流入する一次吐出ガ
スの温度が90℃乃至100℃、外気温度が33℃、プ
レクーラー14内に流入する高圧冷媒の凝縮温度が50
℃である場合、第2図のごとくプレクーラー14内にお
いて内管15の外面に接する点Aの部分に位置するは!
50℃程度の高圧液冷媒は、内管15内を流れる例えば
90℃程度の一次吐出ガス冷媒から吸熱して一次吐出ガ
スを冷却しながら例えば70℃程度に加熱されてガス化
し、第2図のごとくプレクーラー14の外管16の内壁
面に接する点Bの部分に移動し、斯く吸熱した熱量をフ
ィン22を介し外気に放熱して、例えば50℃程度の液
冷媒に変換されて再び点Aの部分に移動するサイクルを
繰り返すのであり、斯くのどとく高圧液冷媒と高圧ガス
冷媒とに交互に状態変化するサイクルを繰り返すことに
より一次吐出ガスは例えば80℃乃至90℃迄冷却され
て圧縮機1に戻されモータコイルの冷却を常に確実に行
なうことができるのである。
しかも高圧液冷媒の全量が室内側熱交換器11内に流れ
るから、冷房能力は全く低下することがないのである。
又一方暖房運転時、暖房用膨張弁4から流出した低圧ガ
ス冷媒の一部が配管19を介してプレクーラー14の環
状空間内に滞溜する状態となるのである。
そのため内管15内を流通する一次吐出ガス冷媒はプレ
クーラー14の環状空間内に滞溜する低圧ガス冷媒が常
に低圧ガスの状態を保持して常に適度の断熱性能を有し
ているため、外気によって過冷却されることはなく適度
に冷却されること\なるのである。
更に詳記すると、例えば内管15に流入する一次吐出ガ
スの温度が90℃乃至100℃、外気温度が7℃、プレ
クーラー14の環状空間内に滞溜する低圧ガス冷媒温度
即ちほぼ蒸発温度に相当する温度が2℃である場合、第
2図のごとく点Aの部分に位置する低圧ガス冷媒は内管
15内を流れる例えば90℃程度の一次吐出ガス冷媒か
ら吸熱して一次吐出ガスを冷却しながら例えば64.5
℃程度に加熱されて第2図のごとく点Bの部分に移動し
、斯く吸熱した熱量をフィン22を介し外気に放熱して
例えば34.5℃程度に冷却されて再び点盛の部分に移
動するサイクルを繰り返すのであり、斯くのどとく適度
の断熱性能を有する低圧ガスの状態を維持しながらこの
サイクルを繰り返すことによシ、1次吐出ガスは過冷却
されることはなく適度の例えば80℃乃至90℃迄冷却
されて圧縮機1に戻され、モータコイルを適度に冷却し
て適正温度の吐出ガスが吐出されるとと\なるのであり
、熱損失がきわめて少なく、かつ常に高い暖房能力を保
持できるのである。
尚、第1図において破線で示したごとく、プレクーラー
14の外管16の開口25とは反対端aから四路切換弁
2の冷房時における流出口寄り位置すに補助配管23を
接続すると共に、配管19にキャピラリーチューブなど
の抵抗24を設けて、補助配管23、プレクーラー14
、配管19に点すと配管19の冷媒配管13からの分岐
点Cとの間のごくわずかの圧力差により、とくわすわの
冷媒を流すようにすることにより、プレクーラー14の
環状空間内に溜する油を流し去り、該プレクーラー14
の環状空間内には冷媒のみが滞溜するようにでき、斯く
することにより前記したプレクーラー14の作用効果を
一層確実に発揮させるようにすることができるのである
即ちプレクーラー14の環状空間の内部はその一端を封
鎖して他端のみを冷房時高圧となり暖房時低圧となる冷
媒回路に接続すれば良いのであるが、プレクーラー14
の環状空間内に溜する油を流し去るためにプレクーラー
14の環状空間内部の各端を互いにわずかの圧力差が存
する冷房時高圧となり暖房時低圧となを冷媒回路にそれ
ぞれ接続するようにすれば、油をプレクーラー14から
流し去るための特別の装置を設ける必要はないのである
本考案は、以上のごとく、プレクーラーを二重管構造と
なし、このプレクーラーの内管両端それぞれを、圧縮機
の一次吐出ガス管と戻り管とに接続する一方、前記プレ
クーラの内管と外管との間の空間を、冷房時高圧となり
暖房時低圧となる冷媒回路に接続し、前記空間に冷房時
には高圧冷媒を、暖房時には低圧冷媒を滞溜させるごと
くなす一方、前記プレクーラを・空気中に配設したこと
により、暖房時−次吐出ガスが過冷却されることがない
のでプレクーラーからの熱損失を極めて小さくできると
共に吐出ガス温度を適正値に維持できて、十分な暖房能
力を有するごとくできながら、圧縮機におけるモータコ
イルの冷却を確実かつ適度に行なうことができ、又冷房
時高圧液冷媒の全量を蒸発作用をなす熱交換器に流すこ
とができて冷房能力の低下を防止できながら、−次吐出
ガスから外気に確実に放熱できて圧縮機におけるモータ
コイルの冷却を確実に行なうことができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す冷媒配管系統図、第2図
はプレクーラーの実施例を示す部分拡大断面図、第3図
、第4図は従来例を示す冷媒配管系統図、第5図は従来
例に対する改良案を示す冷媒配管系統図である。 14・・・・・・プレクーラ、15・・・・・・内管、
16・・・・・・外管、17・・・・・・−次吐出ガス
管、18・・・・・・戻り管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレクーラ14を二重管構造となし、このプレクーラ1
    4の内管15両端それぞれを、圧縮機1の一次吐出ガス
    管17と戻り管18とに接続する一方、前記プレクーラ
    14の内管15と外管16との間の空間を、冷房時高圧
    となり暖房時低圧となる冷媒回路に接続し、前記空間に
    冷房時には高圧冷媒を、暖房時には低圧冷媒を滞溜させ
    るごとく威す一方、前記プレクーラ14を空気中に配設
    したことを特徴とする冷暖房機。
JP803378U 1978-01-24 1978-01-24 冷暖房機 Expired JPS5815819Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP803378U JPS5815819Y2 (ja) 1978-01-24 1978-01-24 冷暖房機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP803378U JPS5815819Y2 (ja) 1978-01-24 1978-01-24 冷暖房機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54110846U JPS54110846U (ja) 1979-08-04
JPS5815819Y2 true JPS5815819Y2 (ja) 1983-03-30

Family

ID=28816498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP803378U Expired JPS5815819Y2 (ja) 1978-01-24 1978-01-24 冷暖房機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5815819Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54110846U (ja) 1979-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4173865A (en) Auxiliary coil arrangement
JPH0331981B2 (ja)
CN109080409B (zh) 一种热泵系统、空调及汽车
KR100225636B1 (ko) 냉난방겸용 공기조화기
JPS5815819Y2 (ja) 冷暖房機
JPH078999Y2 (ja) 空気熱源ヒートポンプ
KR101560825B1 (ko) 공기조화시스템
JPH10196984A (ja) 空気調和機
CN111964188B (zh) 一种热虹吸管-蒸汽压缩复合制冷系统
JP2012063083A (ja) 熱源ユニット
JP3780643B2 (ja) 吸収式冷凍装置
JPH0540763U (ja) ヒートポンプ式空気調和機
JPH0113968Y2 (ja)
JPS586226Y2 (ja) 冷暖房装置
JPH06123499A (ja) 空気調和機
JPH10141815A (ja) 空気調和機
JPS5818061A (ja) 冷凍機
JPH0237261A (ja) ヒートポンプ式空気調和機
JP2022098086A (ja) 空気調和装置
JPS636792B2 (ja)
JPS63306364A (ja) 冷暖房切換形空調装置
JPH08142656A (ja) 車両用空気調和装置
JPS591958A (ja) ヒ−トポンプ式暖房装置
JPH0894192A (ja) 蒸気圧縮式冷凍装置
JPH0120708B2 (ja)