JPS58155714A - コイルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にＵＨＦ、ＶＨＦを使用する電子機器に使
われるコイルの製造方法に関し、さらに詳細にはふっ素
樹脂な巻芯とするコイルの製造方法に関する。

従来よりふっ素樹脂としては、四ふっ化エチレン樹脂（
ＰＴＦＥ）、四ふっ化エチレンーバー７０ロアルキルビ
ニルエーテル共重合樹脂（ＰＦＡ）、四ふっ化エチレン
ー六ふっ化プロピレン共重合樹脂（ＦＥＰ）等が知られ
ている。

これらのふっ素樹脂は耐薬品性、電気絶縁性、耐老化性
に優れており、広い温度範囲、広い周波数領域において
その特性を維持することができるから電気、電子機器装
置に多く使用されている。

取り分け、四ふり化エチレン樹脂は誘電率ならびに誘電
正接が小さく高周波回路あるいは広範囲の温度ならびに
湿度で使用される絶縁材料として用いられている。しか
しながら、反面これらふっ素樹脂の表面特性である摩擦
係数が低く、また、あらゆる液体に対しての接触角θが
大きいことにより、他の液体または固体に対しての非接
着特性が強い。この為、ふっ素樹脂を巻芯とてるコイル
を製作するに際しては、金属導線を巻芯に所定寸法で固
定することが非常に困難である。これの解決をはかる手
段としてふっ素樹脂の表面を金属ナトリウムの液体アン
モニウム溶液あるいは金属ナトリウムのナフタリンテト
ラヒドロフラン溶液で処理し、ふっ素樹脂表面を活性化
せしめることによって接着性を付与せる周知技術もある
。しかしながら、この方法ではふっ素樹脂の電気絶縁性
を大きく損う結果となる。

本発明は、この様な従来の欠点に鑑みなされたもので、
ふっ素樹脂からなる巻芯の表面に銅メッキを施した後、
この銅メツキ部を所定間隔で螺旋状に切削除去すること
を特徴とするコイルの製造方法を提供することにある。

以下本発明の具体例を図面に基づいて詳細に説明する。

１．は円筒形、あるいは円柱形に成形されたふっ素樹脂
からなる巻芯体である。このふっ素樹脂は、非接着性で
あるため先に述べた周知技術によってふっ素樹脂表面を
活性化処理する。熱論この活性化処理は他の周知技術例
えば、高周波ツバワタエツチング法あるいは、他の物理
的手段によってふっ素樹脂表面に微細な凹凸面を形成さ
せて接着性をもたせることも出来る。この様に表面を活
性化処理したふっ素樹脂は他の汎用プラスチックスと同
様に無電解メッキにより薄く銅をメッキすることが、で
きる。２は所定厚さにメッキされた銅メツキ部で、これ
は、斯る無電解メッキによりふっ素樹脂表面に薄くメッ
キされた銅を電極として電気メッキにより一定厚さに銅
メッキする。

あるいは、表面活性化処理を施した後、導電性塗料を塗
料し、これを電極として銅メッキすることもできる。尚
、この銅メッキに際しては、メッキを必要としない部分
、例えば巻芯体１の両端部１ａ、１ａ等には、前述の表
面活性化処理を施さない。あるいは、別法として、表面
活性化処理の後に銅メツキネ要部分の表面を機械的に切
削除去して、銅メッキが接着しないようにする０次に、
一定厚さにメッキされた銅メツキ部２を所定間隔Ｐで螺
旋状に切削除去すれば幅Ｐからなる螺旋状のコイル３が
形成される。この間隔Ｐは使用される周波数および機器
の目的に応己て適宜決定される。

尚、ふっ素樹脂の表面活性化処理層は電気絶縁・九が低
下しているから、切削に際しては銅メツキ部のみならず
、表面活性化処理層も除去することは当然である。

以上の様に本発明におけるコイルの製造方法は、ふっ素
樹脂からなる巻芯の表面を活性化処理し、その処理層に
強固に銅メッキを施し、ついで銅メツキ部を所定間隔で
螺旋状に切削除去してコイルを形成するものであるから
、コイルが強固に巻芯に接着されており品質が安定し、
製作コストをも他人・ 生滅せしめることができる。また、切削機に自動機を使
用することにより精密かつ大量のコイルを製作すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ふっ素樹脂巻芯に銅メッキを施した平面図、
第２図は、本発明によって製造したコイルの全体図、第
３図は、第２図の一部詳細断面図を示す。 １・・・・・・・・巻芯　　　２・・・・・・・・・銅
メッキ部５−−−−−−、、コイル 特許出願人 日本バルカー工業株式会社 第１図 、／２ 第２図 ７′３ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 切削除去することを特徴とするコイルの製造力）法。