JPH0575175A - 積層型圧電素子 - Google Patents

積層型圧電素子

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JPH0575175A
JPH0575175A JP3236190A JP23619091A JPH0575175A JP H0575175 A JPH0575175 A JP H0575175A JP 3236190 A JP3236190 A JP 3236190A JP 23619091 A JP23619091 A JP 23619091A JP H0575175 A JPH0575175 A JP H0575175A
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JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
laminated piezoelectric
laminated
internal electrodes
insulating film
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3236190A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosuke Yabu
亮輔 薮
Kazushiro Ogawa
和城 尾川
Kazushi Nishida
一志 西田
Yuji Yoshida
雄二 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層型圧電素子に関し、絶縁不良の発生を防
止できるようにすることを目的とする。 【構成】 積層され、所定の外形寸法に裁断された積層
型圧電素子1の表面を面だらし加工して内部電極2の周
縁部を凹入させる構成とする。また、積層され、所定の
外形寸法に裁断された積層型圧電素子1の内部電極2の
周縁部をエッチングにより除去した構成とする。更に、
積層され、所定の外形寸法に裁断された積層型圧電素子
1の表面を絶縁膜5でコーティングし、更に、導体膜6
でコーティングした構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層型圧電素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、積層型圧電素子は、大きな荷重
圧が得られ、積層数や駆動電圧によって伸長量を制御で
き、しかも、応答速度が速いことから、ドットプリンタ
の印字ヘッドやX−Yステージの駆動素子として利用さ
れている。
【0003】積層型圧電素子は、例えば図5に示すよう
に、1対のブロック10の間に内部電極2が蒸着によっ
て形成された厚さ0.1mm程度のセラミック板3を20
0層程度積層して例えば幅20mm、高さ40mm、長さ1
9.5mm程度の積層体を形成し、この積層体を幅2.7
mm、高さ3.0mm、長さ19.5mm程度の外形寸法に裁
断した後、外部電極4を形成し、更に例えば図6に示す
ように、フェノール樹脂の絶縁膜5で表面をコーティン
グする、という手順で作られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばドッ
トプリンタ等の通常のオフィスで使用される機器に用い
る積層型圧電素子は、例えば80%RH程度の高湿度に
耐えることが要求されている。
【0005】しかしながら、上記の手順では、外形形成
時に内部電極の周縁がセラミックス板の表面に沿って延
伸されてバリが形成され、内部電極の沿面距離が狭くな
って高湿度時に絶縁不良を生じ易いことが知られてい
る。
【0006】また、絶縁膜に付着した水分の粒子が帯電
してイオン化し、絶縁膜内に拡散してその絶縁性を低下
させ、高湿度時に絶縁不良を生じることもある。本発明
は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、絶縁不良
を防止できるようにした積層型圧電素子を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、例えば図1に示すように、積層され、所定の外形寸
法に裁断された積層型圧電素子1の表面を面だらし加工
して内部電極2の周囲部を凹入させたことを特徴とす
る。
【0008】また、上記の目的を達成するため、例えば
図2に示すように、積層され、所定の外形寸法に裁断さ
れた積層型圧電素子1の内部電極2の周縁部をエッチン
グにより除去したことを特徴とする。
【0009】更に、上記の目的を達成するため、例えば
図4に示すように積層され、所定の外形寸法に裁断され
た積層型圧電素子1の表面を絶縁膜5でコーティング
し、更に、導体膜6でコーティングしたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1の記載の図1に示す本発明において
は、面だらし加工により、内部電極2の周縁部のバリが
除去されるとともに、内部電極2間の沿面距離が広くな
る。
【0011】また、図2に示す本発明においては、エッ
チングによって内部電極2の周囲部のバリが除去される
とともに、内部電極2間の沿面距離が広くなる。また、
図4に示す本発明においては、導体膜6によって表面及
び表面に付着した水分の粒子が帯電することが防止さ
れ、水分が帯電し、イオン化して絶縁膜4内に拡散する
ことが防止される。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る積層型圧電素
子を部分的に示す側面図であり、この積層型圧電素子1
は、1対のブロック板10の間に、内部電極2がスクリ
ーン印刷された厚さ0.1mm程度のセラミック板3を2
00層程度積層して例えば幅20mm、高さ40mm、長さ
19.5mm程度の積層体を形成し、この積層体を幅2.
7mm、高さ3.0mm、長さ19.5mm程度の外形寸法に
裁断されるまでは従来と同様の手順で作られる。
【0013】この積層型圧電素子1は、更にこの後、例
えば図2に示す要領で面だらし加工を行ってから外部電
極4を形成するという手順で作られる。この面だらし加
工は、所定の外形寸法に裁断された積層型圧電素子1を
台7に載せ、積層型圧電素子1の裁断面にダイヤモンド
砥粒等の研磨材を供給しながら、合成樹脂フィルム、ス
ポンジ、獣皮等の柔軟な布材8を等ピッチの波形面を有
する押さえ板9で押さえて内部電極2の面方向に擦る、
という手順で行われる。
【0014】上記面だらし加工により、図1に示すよう
に、内部電極2の周縁のバリが除去されるとともに、積
層型圧電素子1の表面で内部電極2の箇所で0.2〜
0.4mm程度凹入し、内部電極2間の沿面距離がその厚
さ方向の距離よりも広くなる。したがって、内部電極2
間の絶縁不良が発生し難くなる。
【0015】この積層型圧電素子1の表面を後述するよ
うに絶縁膜でコーティングすることは妨げず、更に、導
体膜でコーティングすることも妨げないが、この積層型
圧電素子1は絶縁膜のコーティングをせずに80%RH
程度の高湿度に耐えることができた。
【0016】図3は本発明の他の実施例に係る積層型圧
電素子を部分的に示す斜視図であり、この積層型圧電素
子1は、内部電極2がスクリーン印刷された厚さ0.1
mm程度のセラミック板3を200層程度積層して例えば
幅20mm、高さ40mm、長さ19.5mm程度の積層体を
形成し、この積層体を幅2.7mm、高さ3.0mm、長さ
19.5mm程度の外形寸法に裁断し、外部電極4を形成
するところまでは従来と同様の手順で作られる。
【0017】この積層型圧電素子1は、更にこの後、外
部電極4を図示しないレジストで被覆してから図示しな
いエッチング液に浸漬して、内部電極2の周縁部をエッ
チングによって除去してからレジストを除去するという
手順で作られる。
【0018】エッチング液は、内部電極2を浸食できる
ものであれば特に限定されないが、ここでは、濃度38
%の硫酸銅を使用した。また、エッチング時間は、内部
電極2を除去する深さを考慮して適宜決定され、ここで
は内部電極2を除去する深さdを0.05〜0.1mmと
するために20〜30秒間浸漬した。
【0019】この積層型圧電素子1の表面を後述するよ
うに絶縁膜でコーティングすることは妨げず、更に、導
体膜でコーティングすることも妨げないが、この積層型
圧電素子1は絶縁膜及び導体膜のコーティングをせずに
80%RH程度の高湿度に耐えることができた。
【0020】図4は本発明のまた他の実施例に係る積層
型圧電素子の断面図であり、この積層型圧電素子1は、
内部電極2がスクリーン印刷された厚さ0.1mm程度の
セラミック板3を200層程度積層して例えば幅20m
m、高さ40mm、長さ19.5mm程度の積層体を形成
し、この積層体を幅2.7mm、高さ3.0mm、長さ1
9.5mm程度の外形寸法に裁断した後、外部電極4を形
成し、外部リード線を接続してから、スプレー法、浸漬
法によってフェノール樹脂の絶縁膜5を付着させて絶縁
膜5で表面をコーティングするところまでは従来と同様
の手順で作られる。
【0021】この積層型圧電素子1は、更にこの後、図
4に示すように、無電解メッキ、ペースト塗布、塗装等
によってアルミニウム、ニッケル等の導電性を有する導
体膜6で表面をコーティングするという手順で作られ
る。
【0022】この積層型圧電素子1は、表面に導体膜6
が形成されているので、表面に付着した水分が帯電する
おそれがなくなり、80%RH程度の高湿度においても
水分が絶縁膜5内に拡散して絶縁不良を発生することを
防止できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の本発明
によれば、面だらし加工によって内部電極の周縁部を凹
入させることにより内部電極のバリを除去するととも
に、内部電極間の沿面距離を内部電極間の距離よりも大
きくすることにより、内部電極間の短絡を防止でき、絶
縁不良を防止することができる。
【0024】また、請求項2に記載の本発明によれば、
内部電極の周縁部をエッチングによって除去することに
より、内部電極のバリを除去するとともに、内部電極間
の沿面距離を内部電極間の距離よりも大きくすることに
より、内部電極間の短絡を防止でき、絶縁不良を防止す
ることができる。
【0025】また、請求項3に記載の本発明によれば、
表面を導体膜でコーティングすることにより表面に付着
した水分の帯電およびイオン化を防止でき、イオン化さ
れた水分が絶縁膜内に拡散することを防止して絶縁破壊
が生じることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る積層型圧電素子を部分
的に示す側面図である。
【図2】面だらし加工の要領を示す模式図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る積層型圧電素子を部
分的に示す斜視図である。
【図4】本発明のまた他の実施例に係る積層型圧電素子
の断面図である。
【図5】従来の積層型圧電素子の製造手順例を示す模式
図である。
【図6】従来の積層型圧電素子の断面図である。
【符号の説明】
1 積層型圧電素子 2 内部電極 5 絶縁膜 6 導体膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 雄二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層され、所定の外形寸法に裁断された
    積層型圧電素子(1)の表面を面だらし加工して内部電極
    (2) の周縁部を凹入させたことを特徴とする積層型圧電
    素子。
  2. 【請求項2】 積層され、所定の外形寸法に裁断された
    積層型圧電素子(1)の内部電極(2) の周縁部をエッチン
    グにより除去したことを特徴とする積層型圧電素子。
  3. 【請求項3】 積層され、所定の外形寸法に裁断された
    積層型圧電素子(1)の表面を絶縁膜(5) でコーティング
    し、更に、導体膜(6) でコーティングしたことを特徴と
    する積層型圧電素子。
JP3236190A 1991-09-17 1991-09-17 積層型圧電素子 Withdrawn JPH0575175A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07106656A (ja) * 1993-09-30 1995-04-21 Nec Corp 圧電アクチュエータ及びその製造方法
WO2007052599A1 (ja) * 2005-11-02 2007-05-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. 圧電素子
KR101104153B1 (ko) * 2010-08-20 2012-01-13 이규주 일회용 종이컵 소변기

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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