JPS58152051A - ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 - Google Patents
ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS58152051A JPS58152051A JP3427382A JP3427382A JPS58152051A JP S58152051 A JPS58152051 A JP S58152051A JP 3427382 A JP3427382 A JP 3427382A JP 3427382 A JP3427382 A JP 3427382A JP S58152051 A JPS58152051 A JP S58152051A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfide resin
- polyphenylene sulfide
- mineral oil
- oil
- powder
- Prior art date
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維状補強材で強化したポリフェニレンサル
ファイド樹脂の優れた強度特性を維持するとともに、耐
摩性が良好で自己潤滑性を有するポリフェニレンサルフ
ァイド樹脂組成物に関するものである。
ファイド樹脂の優れた強度特性を維持するとともに、耐
摩性が良好で自己潤滑性を有するポリフェニレンサルフ
ァイド樹脂組成物に関するものである。
ポリフェニレンサルファイド樹脂（以下ＰＰ８という）
は２６０℃ という高温下での長期使用に耐えるエンジ
ニアリングプラスチックとして、近年需要が増大してお
り、ギア、軸受、カムといった機構部品に使用されてい
る。ＰＰＳの特徴は高い耐熱性を持つと同時に、ファイ
バー強化を行なうことにより、強度、寸法安定性、剛性
に優れた部品を、経済的に有利な射出成形法によって生
産出来る点にある。
は２６０℃ という高温下での長期使用に耐えるエンジ
ニアリングプラスチックとして、近年需要が増大してお
り、ギア、軸受、カムといった機構部品に使用されてい
る。ＰＰＳの特徴は高い耐熱性を持つと同時に、ファイ
バー強化を行なうことにより、強度、寸法安定性、剛性
に優れた部品を、経済的に有利な射出成形法によって生
産出来る点にある。
しかしながら、ＰＰＳ はそれ自体、自己潤滑性に乏
しく、しかも、現在補強材として主にガラス繊維が使用
されているため、耐摩性はさらに不利であり、摺動部品
として用いるには、潤滑性を付与しなくてはならない。
しく、しかも、現在補強材として主にガラス繊維が使用
されているため、耐摩性はさらに不利であり、摺動部品
として用いるには、潤滑性を付与しなくてはならない。
ＰＰＳ に潤滑性を付与する方法としては、ＰＰＳに固
体潤滑剤である二硫化モリブデンと二酸化アンチモンを
所定の比率で添加する方法（Ｕ、Ｓ、Ｐ。
体潤滑剤である二硫化モリブデンと二酸化アンチモンを
所定の比率で添加する方法（Ｕ、Ｓ、Ｐ。
３８８２０８０）、あるいはＰＰＳ に固体潤滑剤で
あるフッ素樹脂と黒鉛との所定の比率に、さらに常温で
液状の潤滑油を添加する方法（特公昭５６−５０１２４
）等が知られている。しかし、いずれも高価な固体潤滑
剤を使用するため経済的に不利である。
あるフッ素樹脂と黒鉛との所定の比率に、さらに常温で
液状の潤滑油を添加する方法（特公昭５６−５０１２４
）等が知られている。しかし、いずれも高価な固体潤滑
剤を使用するため経済的に不利である。
本発明者らは、より安価な方法でＰＰＳ に潤滑性を付
与する方法を鋭意検討した結果、本発明に到達したもの
である。
与する方法を鋭意検討した結果、本発明に到達したもの
である。
即ち、ＰＰＳ に繊維状補強材と、油担体として比表面
積がｏ、 ａ ｍ２／ ｙ 以上の粉末と、さらに２
５℃での粘度ｊ：１ｏｏｏｃ、ｓ、以上の鉱油を所定量
添加することにより、ファイバー強化ＰＰ８ の優れ
た強度特性を維持するとともに耐摩性が良好で自己潤滑
性を持つＰＰＳ 組成物を見い出したものである。
積がｏ、 ａ ｍ２／ ｙ 以上の粉末と、さらに２
５℃での粘度ｊ：１ｏｏｏｃ、ｓ、以上の鉱油を所定量
添加することにより、ファイバー強化ＰＰ８ の優れ
た強度特性を維持するとともに耐摩性が良好で自己潤滑
性を持つＰＰＳ 組成物を見い出したものである。
繊維状補強材としては、現在ガラス繊維が最も多く使用
されており、ＰＰＳ についても４０重量％のガラス
繊維で強化したＰＰＳ が、米国フィリップス、ベト
ローリアム社等から市販されている。
されており、ＰＰＳ についても４０重量％のガラス
繊維で強化したＰＰＳ が、米国フィリップス、ベト
ローリアム社等から市販されている。
本発明において、これらガラス繊維強化ＰＰ８ を使
用出来ることは熱論であるが、ガラス繊維のモース硬度
が６と硬い為、成形加韮機や金型の摩耗損傷を引き起こ
しやすく、又組成物自体の耐摩性にも不利であり、ガラ
ス繊維は必らずしも望ましい補強材とはいえない。
用出来ることは熱論であるが、ガラス繊維のモース硬度
が６と硬い為、成形加韮機や金型の摩耗損傷を引き起こ
しやすく、又組成物自体の耐摩性にも不利であり、ガラ
ス繊維は必らずしも望ましい補強材とはいえない。
本発明者らは、ガラス繊維より望ましい補強材として、
チタン酸カリウム繊維が有効であることを見い出した。
チタン酸カリウム繊維が有効であることを見い出した。
チタン酸カリウム繊維は比強度がガラス繊維よりも高く
、非常に短かい繊維長のものをＰＰＳ に添加するこ
とにより、ガラス繊維と同等の補強効果が得られること
から、ガラス繊維強化ＰＰＳ に特有の成形物表面の面
荒れが小さくなる。しかもチタン酸カリウム繊維のモー
ス硬度は４とガラス繊維よりも軟らかいため、加工機や
金型へのかじり性が極めて少なく、組成物自体の耐摩性
も良好となり、本発明の効果をより増大出来る。繊維状
補強材の添加量は１５〜５０重量％が適量であり、１５
重量％より少ないと補強効果に乏しく、又５０重量％よ
り多いと、組成物の溶融流動性が悪くなり生産性が損な
われる。
、非常に短かい繊維長のものをＰＰＳ に添加するこ
とにより、ガラス繊維と同等の補強効果が得られること
から、ガラス繊維強化ＰＰＳ に特有の成形物表面の面
荒れが小さくなる。しかもチタン酸カリウム繊維のモー
ス硬度は４とガラス繊維よりも軟らかいため、加工機や
金型へのかじり性が極めて少なく、組成物自体の耐摩性
も良好となり、本発明の効果をより増大出来る。繊維状
補強材の添加量は１５〜５０重量％が適量であり、１５
重量％より少ないと補強効果に乏しく、又５０重量％よ
り多いと、組成物の溶融流動性が悪くなり生産性が損な
われる。
油担体としては、比表面積が０．３ ｍ８／ｆ以上の粉
末であれば何でもよいが、望ましくは限界吸油量の高い
活性炭がよい。又潤滑油としては、ＰＰＳの成形加工温
度３００〜３５０’Ｃで熱劣化を起こさず、ＰＰＳ に
対する潤滑効果が大きく、しかも比較的安価な、２５℃
での粘度が１０００ｃ、ｓ、以上の鉱油が適当である。
末であれば何でもよいが、望ましくは限界吸油量の高い
活性炭がよい。又潤滑油としては、ＰＰＳの成形加工温
度３００〜３５０’Ｃで熱劣化を起こさず、ＰＰＳ に
対する潤滑効果が大きく、しかも比較的安価な、２５℃
での粘度が１０００ｃ、ｓ、以上の鉱油が適当である。
鉱油の添加量は１〜５重量％が適当であり、１重量％よ
り少ないと潤滑効果に乏しく、５重量％より多いと、機
械的強度の低下が大きく、軸受、ギア、カムといった機
構部品としての実用性に乏しい。油担体である比表面積
が０．８ ｍ ”／ ｆ 以上の粉末の添加量は、粉
末と鉱油との容積比が１／１０〜１／１ となるよう
に定めなければならない。容積比が１／１ｏ より小さ
いと油の分離が成形時に起こり、成形性が損なわれる。
り少ないと潤滑効果に乏しく、５重量％より多いと、機
械的強度の低下が大きく、軸受、ギア、カムといった機
構部品としての実用性に乏しい。油担体である比表面積
が０．８ ｍ ”／ ｆ 以上の粉末の添加量は、粉
末と鉱油との容積比が１／１０〜１／１ となるよう
に定めなければならない。容積比が１／１ｏ より小さ
いと油の分離が成形時に起こり、成形性が損なわれる。
又容積比が１／１ より大きいと、油に対して粉末が過
剰となり、本発明組成物の混合段階においてブリッジを
引き起こし生産性を損なうばかりが、成形品においても
鉱油が摺動面に浸出するのを妨げて潤滑効果を低減させ
る。従って鉱油の添加量が１〜５重量％で、粉末と鉱油
との容積比がｌ／ｌ。
剰となり、本発明組成物の混合段階においてブリッジを
引き起こし生産性を損なうばかりが、成形品においても
鉱油が摺動面に浸出するのを妨げて潤滑効果を低減させ
る。従って鉱油の添加量が１〜５重量％で、粉末と鉱油
との容積比がｌ／ｌ。
ｍ１／１ が適量である。
本発明のＰＰＳ組成物の製造方法としては、通常の押出
混練機を用いることが出来るが、特に分散混練り性の高
い２軸押用機が望ましい。
混練機を用いることが出来るが、特に分散混練り性の高
い２軸押用機が望ましい。
以下に実施例および比較例をあげて本発明の効果を示す
。
。
実施例（１）
４０重量％ガラス繊維で強化されたＰＰＳ （フィリ
ップス、ペトローリアム社の商品名ライドン鉱油との容
積比が１／４ となるように添加混合した後、２軸押用
機で溶融混練りしてストランドを引き取り、ペレタイザ
ーにて粉砕してベレットを作成した。このものを射出成
形機にて所定の形状に成形し物性を測定した。
ップス、ペトローリアム社の商品名ライドン鉱油との容
積比が１／４ となるように添加混合した後、２軸押用
機で溶融混練りしてストランドを引き取り、ペレタイザ
ーにて粉砕してベレットを作成した。このものを射出成
形機にて所定の形状に成形し物性を測定した。
実施例（２）
ＰＰＳ （フィリップス、ペトローリアム社の商品名
ライドンＲ−６）に、チタン酸カリウム繊維（大板化学
薬品■の商品名ティスモＤ）を３０重量％、２５℃ で
の粘度がａｏｏｏｃ、ｓ、の鉱油を４重量％、比表面積
１２００ｍ”／ｌの活性炭を活性炭と鉱油との容積比が
１１５ となるように添加混合した後、２軸押用機で
溶融混練りしてストランドを引き取り、ペレタイザーに
て粉砕してベレットを作成した。このものを射出成形機
にて所定の形状に成形し物性を測定した。
ライドンＲ−６）に、チタン酸カリウム繊維（大板化学
薬品■の商品名ティスモＤ）を３０重量％、２５℃ で
の粘度がａｏｏｏｃ、ｓ、の鉱油を４重量％、比表面積
１２００ｍ”／ｌの活性炭を活性炭と鉱油との容積比が
１１５ となるように添加混合した後、２軸押用機で
溶融混練りしてストランドを引き取り、ペレタイザーに
て粉砕してベレットを作成した。このものを射出成形機
にて所定の形状に成形し物性を測定した。
比較例（１）
実施例（１）において潤滑油として鉱油の替りに２５℃
での粘度が６０００Ｃ，Ｓ、のシリコン油を用いた。
での粘度が６０００Ｃ，Ｓ、のシリコン油を用いた。
比較例（２）
実施例（１）において、潤滑油として２５℃での粘度が
６００Ｃ，Ｓ、の鉱油を用いた。
６００Ｃ，Ｓ、の鉱油を用いた。
これらのものの物性を第１表に示す。
米スラスト摩耗試験
・１２噛径スチール５４５Ｃ円柱
・周速 Ｑ、３ｍ／ｓｅｃ
・荷重 １５印
・無潤滑で５００ｍ 走行後の摩耗重量を測定する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ｌ）ポリフェニレンサルファイド樹脂に、繊維状補強材
を１５〜５０重量％、２５℃での粘度が１０００Ｃ，Ｓ
、以上の鉱油を１〜５重量％、及び比表面積がＱ、 ３
ｍ”／を以上の粉末を粉末と鉱油の容積比がｌ／１０
〜１／ｌとなるように添加したことを特徴とするポリフ
ェニレンサルファイド樹脂組成物。 ２）繊維状補強材としてチタン酸カリウム繊維を使用し
たことを特徴とする特許請求範囲第１項記載ノボリフェ
ニレンサルファイド樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3427382A JPS58152051A (ja) | 1982-03-03 | 1982-03-03 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3427382A JPS58152051A (ja) | 1982-03-03 | 1982-03-03 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58152051A true JPS58152051A (ja) | 1983-09-09 |
| JPS6366350B2 JPS6366350B2 (ja) | 1988-12-20 |
Family
ID=12409548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3427382A Granted JPS58152051A (ja) | 1982-03-03 | 1982-03-03 | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58152051A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59215353A (ja) * | 1983-05-23 | 1984-12-05 | Otsuka Chem Co Ltd | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
| JPS6127575A (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-07 | Sutaaraito Kogyo Kk | 複写機定着ロ−ル用はくり爪 |
| JPS6140357A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Otsuka Chem Co Ltd | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
| JPS61185566A (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-19 | Otsuka Chem Co Ltd | 摺動部材用樹脂組成物 |
| JPH01201565A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-14 | Tonen Sekiyukagaku Kk | 耐熱性不織布の製造方法 |
| JPH01255719A (ja) * | 1988-04-01 | 1989-10-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 弾性摺動部材 |
| US4883702A (en) * | 1985-12-12 | 1989-11-28 | Tosoh Corporation | Polyphenylene sulfide resin composition useful for plating |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5650124A (en) * | 1979-10-02 | 1981-05-07 | Tdk Corp | Manufacture of iron oxide hydrate |
-
1982
- 1982-03-03 JP JP3427382A patent/JPS58152051A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5650124A (en) * | 1979-10-02 | 1981-05-07 | Tdk Corp | Manufacture of iron oxide hydrate |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH0415825B2 (ja) * | 1983-05-23 | 1992-03-19 | Ootsuka Kagaku Kk | |
| JPS6127575A (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-07 | Sutaaraito Kogyo Kk | 複写機定着ロ−ル用はくり爪 |
| JPH0511316B2 (ja) * | 1984-07-18 | 1993-02-15 | Starlite Ind | |
| JPS6140357A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-26 | Otsuka Chem Co Ltd | ポリフエニレンサルフアイド樹脂組成物 |
| JPH0543751B2 (ja) * | 1984-07-31 | 1993-07-02 | Otsuka Kagaku Kk | |
| JPS61185566A (ja) * | 1985-02-12 | 1986-08-19 | Otsuka Chem Co Ltd | 摺動部材用樹脂組成物 |
| JPH0545629B2 (ja) * | 1985-02-12 | 1993-07-09 | Otsuka Kagaku Kk | |
| US4883702A (en) * | 1985-12-12 | 1989-11-28 | Tosoh Corporation | Polyphenylene sulfide resin composition useful for plating |
| JPH01201565A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-14 | Tonen Sekiyukagaku Kk | 耐熱性不織布の製造方法 |
| JPH01255719A (ja) * | 1988-04-01 | 1989-10-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | 弾性摺動部材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6366350B2 (ja) | 1988-12-20 |
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