JPS58150530A - フロログルシンの分離方法 - Google Patents
フロログルシンの分離方法Info
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- JPS58150530A JPS58150530A JP3177982A JP3177982A JPS58150530A JP S58150530 A JPS58150530 A JP S58150530A JP 3177982 A JP3177982 A JP 3177982A JP 3177982 A JP3177982 A JP 3177982A JP S58150530 A JPS58150530 A JP S58150530A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、1.3.5− )リイソプロピルベンゼンの
酸化によって生成するトリヒドロペルオキシドを主成分
として含む酸化生成物を酸分解することによって得られ
る粗70ログルシンから、容易な方法により高品質の精
製70ログルシンを分離する方法に関する。さらに詳細
には、該粗フロログルシンを特定の二液層混合溶媒と接
触させることにより、精製フロログルシンを選択的に抽
出する方法に関する。
酸化によって生成するトリヒドロペルオキシドを主成分
として含む酸化生成物を酸分解することによって得られ
る粗70ログルシンから、容易な方法により高品質の精
製70ログルシンを分離する方法に関する。さらに詳細
には、該粗フロログルシンを特定の二液層混合溶媒と接
触させることにより、精製フロログルシンを選択的に抽
出する方法に関する。
70ログルシンは、医薬、農薬などの製造中間体として
有用である。
有用である。
従来、フロログルシンを製造する方法として、たとえば
奄 (1) 2,4.6−)リニトロトルエンを酸化して
2,4.6−トリニトロ安息香酸とし、これを還元する
ことにより1,3.5−)リアミノベンゼンとし、さら
にこれを加水分解することによりフロログルシンを製造
する方法、 (2)トリメシン酸をトリメシン酸トリアミドとし、こ
れを分解して1,3.5− )リアミノベンゼンとし、
さらにこれを加水分解することによりフロログルシンを
製造する方法、 (3) レゾルシンから4−グロロレゾルシンを得、
これを水酸化カリと反応させることにより、70ログル
シンを製造する方法、 (43ベンゼンからベンゼン−1,5,5−)リスルホ
ン酸を得、これをアルカリ溶融させることにより70ロ
グルシンを製造する方法、 などが知られている。しかしながら、これらのいずれの
方法でも反応工程が煩雑であったり、反応中間体への選
択性およびその収率が低いために70ログルシンの総数
率が低く、iっテア o o fルシンを経済的に製造
することができないという欠点があった。
奄 (1) 2,4.6−)リニトロトルエンを酸化して
2,4.6−トリニトロ安息香酸とし、これを還元する
ことにより1,3.5−)リアミノベンゼンとし、さら
にこれを加水分解することによりフロログルシンを製造
する方法、 (2)トリメシン酸をトリメシン酸トリアミドとし、こ
れを分解して1,3.5− )リアミノベンゼンとし、
さらにこれを加水分解することによりフロログルシンを
製造する方法、 (3) レゾルシンから4−グロロレゾルシンを得、
これを水酸化カリと反応させることにより、70ログル
シンを製造する方法、 (43ベンゼンからベンゼン−1,5,5−)リスルホ
ン酸を得、これをアルカリ溶融させることにより70ロ
グルシンを製造する方法、 などが知られている。しかしながら、これらのいずれの
方法でも反応工程が煩雑であったり、反応中間体への選
択性およびその収率が低いために70ログルシンの総数
率が低く、iっテア o o fルシンを経済的に製造
することができないという欠点があった。
また、前記方法とは異なる方法として、1,3.5−ト
リイソプロピルベンゼンを酸化して1,3.5−トリス
(1−ヒドロペルオキシ−1−メチルエチル)ベンゼン
とし、これを酸分解することによりフロログルシンを製
造する方法も提案されている〔たとえば、東ドイツ国特
許第12259号明細書、Journal far
praktische Chemie、 4.273(
1956)、英国特許第751,598号明細書などを
参照〕。しかし、この方法では、原料として石油化学の
分野から容易に入手し得る1、5.5−)ジイソプロビ
ルベンゼンを利用できること、反応いことなどの利点が
あるが、その反面この方法では酸化反応および酸分解反
応において副反応が多く、得られるフロログルシンには
多種多量の不純物が含まれており、低品質であるという
゛欠点がある。たとえば、前記(1)ないしく4)の従
来法で製造された粗70口グルシンは再結晶などの従来
から公知の方法により容易に精製することが可能であっ
タカ、前記L315− )リイソブロピルベンゼンの酸
化および酸分解による方法では粗フロログルシン中に5
.5−ジヒドロキシアセトフェノン、6.5−ジヒドロ
キシクメン、6.5−ジアセチルフェノール、1−イソ
プロペニル−3,5−ジヒドロキシベンゼン、3.5−
ジイソプロペニルフェノール、3−インプロペニル−′
5−アセチルフェノールオヨヒ2’−(5,5−ジヒド
ロキシフェニル)−ダー(2,4,6−トリヒドロキシ
フエニル)プロパンなどの多種多量の副生物が不純物と
して含まれており、これらの不純物は性質が70ログル
シンと極めて類似しているので、再結晶等の通常の方法
では高品質の\ フロログルシンを分離精製することはできない0本発明
者らは、1.3.5−トリイソプロピルベンゼンの酸化
生成物であってトリヒドロペルオキシドを主成分として
含む酸化生成物を酸分解することによって得られる粗7
0ログルシンから、高品質の70ログルシンを選択的に
得る方法を検討した結果、該粗フロログルシンを特定の
二液層溶媒と接触させることにより、前記目的が達成で
きることを見出したことに基づくものである。本発明の
方法によれば、該粗フロログルシン中の前述の不水溶液
から高品質の70ログルシンが得られるという特徴を示
している。
リイソプロピルベンゼンを酸化して1,3.5−トリス
(1−ヒドロペルオキシ−1−メチルエチル)ベンゼン
とし、これを酸分解することによりフロログルシンを製
造する方法も提案されている〔たとえば、東ドイツ国特
許第12259号明細書、Journal far
praktische Chemie、 4.273(
1956)、英国特許第751,598号明細書などを
参照〕。しかし、この方法では、原料として石油化学の
分野から容易に入手し得る1、5.5−)ジイソプロビ
ルベンゼンを利用できること、反応いことなどの利点が
あるが、その反面この方法では酸化反応および酸分解反
応において副反応が多く、得られるフロログルシンには
多種多量の不純物が含まれており、低品質であるという
゛欠点がある。たとえば、前記(1)ないしく4)の従
来法で製造された粗70口グルシンは再結晶などの従来
から公知の方法により容易に精製することが可能であっ
タカ、前記L315− )リイソブロピルベンゼンの酸
化および酸分解による方法では粗フロログルシン中に5
.5−ジヒドロキシアセトフェノン、6.5−ジヒドロ
キシクメン、6.5−ジアセチルフェノール、1−イソ
プロペニル−3,5−ジヒドロキシベンゼン、3.5−
ジイソプロペニルフェノール、3−インプロペニル−′
5−アセチルフェノールオヨヒ2’−(5,5−ジヒド
ロキシフェニル)−ダー(2,4,6−トリヒドロキシ
フエニル)プロパンなどの多種多量の副生物が不純物と
して含まれており、これらの不純物は性質が70ログル
シンと極めて類似しているので、再結晶等の通常の方法
では高品質の\ フロログルシンを分離精製することはできない0本発明
者らは、1.3.5−トリイソプロピルベンゼンの酸化
生成物であってトリヒドロペルオキシドを主成分として
含む酸化生成物を酸分解することによって得られる粗7
0ログルシンから、高品質の70ログルシンを選択的に
得る方法を検討した結果、該粗フロログルシンを特定の
二液層溶媒と接触させることにより、前記目的が達成で
きることを見出したことに基づくものである。本発明の
方法によれば、該粗フロログルシン中の前述の不水溶液
から高品質の70ログルシンが得られるという特徴を示
している。
本発明を概説すれば、本発明は、1,3.5− )ジイ
ソプロビルベンゼンの酸化生成物であってトリヒドロペ
ルオキシドを主成分として含む酸化生成物を、酸性触媒
の存在下に分解させることによつて得られる粗フロログ
ルシンから70ログルシンを分離する方法において、炭
素原子数4ないし10の含酸素極性溶媒と炭素原子数1
0以下の非極性溶媒とからなる油層混合溶媒(a)およ
び水層(b)より形成された二液層温合物に該粗フロロ
グルシンを接触させた後分液し、該水層溶液から70ロ
グルシンを回収することを特徴とする70ログルシンの
分離方法である。
ソプロビルベンゼンの酸化生成物であってトリヒドロペ
ルオキシドを主成分として含む酸化生成物を、酸性触媒
の存在下に分解させることによつて得られる粗フロログ
ルシンから70ログルシンを分離する方法において、炭
素原子数4ないし10の含酸素極性溶媒と炭素原子数1
0以下の非極性溶媒とからなる油層混合溶媒(a)およ
び水層(b)より形成された二液層温合物に該粗フロロ
グルシンを接触させた後分液し、該水層溶液から70ロ
グルシンを回収することを特徴とする70ログルシンの
分離方法である。
本発明の方法において使用される粗フロログルシンは、
1.3.5−)ジイソプロピルベンゼンの酸化生成物で
あってトリヒドロペルオキシドを主成分として含む酸化
生成物を、酸性触媒の存在下に分解させることによって
得られる粗フロログルシンである。1.3.5−)ジイ
ソプロピルベンゼンの酸化反応は、1,3.5−トリイ
ソプロピルベンゼンを通常加熱下に空気などの分子状酸
素含有ガスと接触させることにより実施され、その際必
要に応じてラジカル開始剤およびアルカリ水溶液の存在
下に該酸化反応を実施することも可能である。該酸化反
応の際の温度は通常80ないし150°Cの範囲である
。この酸化反応の際の1.5.5− )ジイソプロピル
ベンゼンのイソプロピル基の変化率は通常70ないし9
9%の範囲である。該酸化反応によって、1,5.5−
)リス(1−ヒドロペルオキシ−1−メチルエチル)ベ
ンゼン〔以下、トリヒドロペルオキシドと略記する。〕
および副生物として1.3−ビス(1−ヒドロペルオキ
シ−1−メチルエチル)−5−(1−ヒドロキシ−1−
メチルエチル)ベンゼン〔以下、モノカルビノールジヒ
ドロペルオキシドと略記する。〕オヨび1−(1−ヒド
ロペルオキシ−1−メチルエチル)−5,5−ビス(1
−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンゼン〔以下、シ
カルビノールモノヒドロペルオキシドと略記する。〕な
どのカカルビノール基含有三官能性酸化副生物3,5−
ビス(1−ヒドロペルオキシ−1−メチルエチル)イソ
プロピルベンゼン、これに相応するカルビノールヒドロ
ペルオキシドおよびシカルビノールなどの二官能性酸化
生成物、5−(1−ヒドロペルオキシ−1−メチルエチ
ル)−L5−ジイソプロピルベンゼンおよびこれに相応
するカルビノールなどの一官能性酸化生成物を含む酸化
反応生成混合物が得られる。この酸化反応生成混合物を
必要に応じて濃縮し、そのまま酸分解する方法を採用す
ることもできるし、または該酸化反応生成混合物をさら
に過酸化水素で酸化することによって得られる酸化生成
混合物を酸分解する方法を採用することもできる。該酸
化反応生成混合物をさらに過酸化水素で酸化するとその
中に含まれるカルビノール基含有三官能性酸化副生物が
いずれもトリヒドロペルオキシドに変化し、その結果7
0ログルシンへの選択性およびその収率が向上するので
とくに好ましい。
1.3.5−)ジイソプロピルベンゼンの酸化生成物で
あってトリヒドロペルオキシドを主成分として含む酸化
生成物を、酸性触媒の存在下に分解させることによって
得られる粗フロログルシンである。1.3.5−)ジイ
ソプロピルベンゼンの酸化反応は、1,3.5−トリイ
ソプロピルベンゼンを通常加熱下に空気などの分子状酸
素含有ガスと接触させることにより実施され、その際必
要に応じてラジカル開始剤およびアルカリ水溶液の存在
下に該酸化反応を実施することも可能である。該酸化反
応の際の温度は通常80ないし150°Cの範囲である
。この酸化反応の際の1.5.5− )ジイソプロピル
ベンゼンのイソプロピル基の変化率は通常70ないし9
9%の範囲である。該酸化反応によって、1,5.5−
)リス(1−ヒドロペルオキシ−1−メチルエチル)ベ
ンゼン〔以下、トリヒドロペルオキシドと略記する。〕
および副生物として1.3−ビス(1−ヒドロペルオキ
シ−1−メチルエチル)−5−(1−ヒドロキシ−1−
メチルエチル)ベンゼン〔以下、モノカルビノールジヒ
ドロペルオキシドと略記する。〕オヨび1−(1−ヒド
ロペルオキシ−1−メチルエチル)−5,5−ビス(1
−ヒドロキシ−1−メチルエチル)ベンゼン〔以下、シ
カルビノールモノヒドロペルオキシドと略記する。〕な
どのカカルビノール基含有三官能性酸化副生物3,5−
ビス(1−ヒドロペルオキシ−1−メチルエチル)イソ
プロピルベンゼン、これに相応するカルビノールヒドロ
ペルオキシドおよびシカルビノールなどの二官能性酸化
生成物、5−(1−ヒドロペルオキシ−1−メチルエチ
ル)−L5−ジイソプロピルベンゼンおよびこれに相応
するカルビノールなどの一官能性酸化生成物を含む酸化
反応生成混合物が得られる。この酸化反応生成混合物を
必要に応じて濃縮し、そのまま酸分解する方法を採用す
ることもできるし、または該酸化反応生成混合物をさら
に過酸化水素で酸化することによって得られる酸化生成
混合物を酸分解する方法を採用することもできる。該酸
化反応生成混合物をさらに過酸化水素で酸化するとその
中に含まれるカルビノール基含有三官能性酸化副生物が
いずれもトリヒドロペルオキシドに変化し、その結果7
0ログルシンへの選択性およびその収率が向上するので
とくに好ましい。
該トリヒドロペルオキシドを主成分として含む酸化生成
物の酸分解反応において使用される酸性触媒としては、
弗化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、過塩素酸
、硫酸、リン酸などの無機酸、クロロ酢酸、パラトルエ
ンスルホン酸などの有am、sイオン交換樹脂、シリカ
アルミナ、シリカチタニアなどの固体酸触媒を例示する
ことができるが、これらの酸性触媒のうちでは無機酸を
使用することが好ましく、とくに弗化水素酸を使用する
ことが好ましい。酸性触媒として前記無機酸あるいは有
機酸を使用する場合には、均一系で反応を行うと70ロ
グリシンへの選択率およびその収率が向上するのでとく
に好ましく、そのためには反応溶媒として、たとえばア
セトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチル
イソブチルケトンなどのケトン類、ペンタノール、ヘキ
サノール、ヘプタツール、オクタツール、建=;兼イソ
オクタツール、ノナ ノール、デカノール、2−エチルヘキサノール、シクロ
ヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、シクロオク
タツール、ベンジルアルコールなどのアルコール類、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、アニソール
などのエーテル類アルいはこれらと芳香族炭化水素との
混合物などを使用することが好ましい。この均一系で反
応を行う場合の前記酸性触媒の使用割合は該酸化生成物
に対して通常0.1ないし30重量%の範囲であり、酸
分解反応の際の温度は通常40ないし100℃の範囲で
ある。前記酸性触媒のうちで固体酸を使用する場合には
反応系は当然不均一系となるが、該酸化生成物を完全に
溶解する溶媒を使用することが好ましく、これらの溶媒
としては前記溶媒を同様に例示することができる。この
不均一系で反応を行う場合の前記固体酸触媒の使用割合
は該酸化生成物に対して通常1ないし300重量%の範
囲であり、酸分解反応の際の温度は通常50ないし15
0°Cの範囲である。前記酸分解反応によって70ログ
ルシン、前記種々の副生不純物および着色不純物を含む
粗70ログルシンならびにアセトンが生成し、これらを
含む酸分解反応生成混合物が得られる。本発明の方法に
おいて、分離に供給される該粗フロログルシンを含む混
合物としては、前記酸分解反応生成混合物からアセトン
を留去した混合物をそのまま使用することもできるし、
また前記酸分解反応生成混合物からアセトンおよび溶媒
を留去した混合物を使用することもできるし、さらに前
記酸分解反応生成混合物からアセトン、溶媒および不純
物の一部を蒸留等によって除去した混合物を使用するこ
ともできる。前記第一の場合の該混合物には粗フロログ
ルシンおよび溶媒が含まれており、前記第二および第三
の場合の該混合物には粗70ログルシンが含まれている
。
物の酸分解反応において使用される酸性触媒としては、
弗化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、過塩素酸
、硫酸、リン酸などの無機酸、クロロ酢酸、パラトルエ
ンスルホン酸などの有am、sイオン交換樹脂、シリカ
アルミナ、シリカチタニアなどの固体酸触媒を例示する
ことができるが、これらの酸性触媒のうちでは無機酸を
使用することが好ましく、とくに弗化水素酸を使用する
ことが好ましい。酸性触媒として前記無機酸あるいは有
機酸を使用する場合には、均一系で反応を行うと70ロ
グリシンへの選択率およびその収率が向上するのでとく
に好ましく、そのためには反応溶媒として、たとえばア
セトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチル
イソブチルケトンなどのケトン類、ペンタノール、ヘキ
サノール、ヘプタツール、オクタツール、建=;兼イソ
オクタツール、ノナ ノール、デカノール、2−エチルヘキサノール、シクロ
ヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、シクロオク
タツール、ベンジルアルコールなどのアルコール類、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、アニソール
などのエーテル類アルいはこれらと芳香族炭化水素との
混合物などを使用することが好ましい。この均一系で反
応を行う場合の前記酸性触媒の使用割合は該酸化生成物
に対して通常0.1ないし30重量%の範囲であり、酸
分解反応の際の温度は通常40ないし100℃の範囲で
ある。前記酸性触媒のうちで固体酸を使用する場合には
反応系は当然不均一系となるが、該酸化生成物を完全に
溶解する溶媒を使用することが好ましく、これらの溶媒
としては前記溶媒を同様に例示することができる。この
不均一系で反応を行う場合の前記固体酸触媒の使用割合
は該酸化生成物に対して通常1ないし300重量%の範
囲であり、酸分解反応の際の温度は通常50ないし15
0°Cの範囲である。前記酸分解反応によって70ログ
ルシン、前記種々の副生不純物および着色不純物を含む
粗70ログルシンならびにアセトンが生成し、これらを
含む酸分解反応生成混合物が得られる。本発明の方法に
おいて、分離に供給される該粗フロログルシンを含む混
合物としては、前記酸分解反応生成混合物からアセトン
を留去した混合物をそのまま使用することもできるし、
また前記酸分解反応生成混合物からアセトンおよび溶媒
を留去した混合物を使用することもできるし、さらに前
記酸分解反応生成混合物からアセトン、溶媒および不純
物の一部を蒸留等によって除去した混合物を使用するこ
ともできる。前記第一の場合の該混合物には粗フロログ
ルシンおよび溶媒が含まれており、前記第二および第三
の場合の該混合物には粗70ログルシンが含まれている
。
本発明の方法において、該粗70ログルシンから精製7
0ログルシンを分離するには、該粗フロログルシンは特
定の油層混合溶媒(a)および水層(b)より形成され
た二液層温合物と接触させることが必要である。該二液
層温合物の形成成分である油層混合溶媒(a)は、炭素
原子数が4ないし10の含酸素極性溶媒と炭素原子数が
10以下の非極性溶媒とからなる油層混合溶媒である。
0ログルシンを分離するには、該粗フロログルシンは特
定の油層混合溶媒(a)および水層(b)より形成され
た二液層温合物と接触させることが必要である。該二液
層温合物の形成成分である油層混合溶媒(a)は、炭素
原子数が4ないし10の含酸素極性溶媒と炭素原子数が
10以下の非極性溶媒とからなる油層混合溶媒である。
該油層混合溶媒(a)の組成は、該非極性溶媒に対する
該含酸素極性溶媒の重量比 (含酸素極性溶媒/非極性溶媒) として、通常1/20ないし20/1、好ましくは1/
10ないし10/1の範囲である。精製フロログルシン
の品質を向上させるためにはその組成は次の範囲にある
ことが好適であ・る。
該含酸素極性溶媒の重量比 (含酸素極性溶媒/非極性溶媒) として、通常1/20ないし20/1、好ましくは1/
10ないし10/1の範囲である。精製フロログルシン
の品質を向上させるためにはその組成は次の範囲にある
ことが好適であ・る。
該油層混合溶媒を構成する炭素原子数が4ないし10の
含酸素極性溶媒は、炭素原子数が前記範囲のアルコール
、ケトン、エーテルまたはエステルである。該含酸素極
性溶媒として具体的には、ペンタノール、ヘキサノール
、ヘプタツール、オクタツール、インオクタツール、ノ
ナノール、デカノール、2−エチルヘキサノール、シク
ロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、シクロオ
クタツール、ベンジルアルコールなどのアルコール類、
メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、エチルイソブチルケトン、ジブチルケトン、
アセトフェノンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル、酢酸オクチル、酢酸2−エチルヘキ
シル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、安息
香酸メチルなどのエステル、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、アニソール等のエーテル類を例示す
ることができる。これらの含酸素極性溶媒のうちでは、
アルコールまたはケトンであることが好ましく、とくに
アルコールであることが好ましい。
含酸素極性溶媒は、炭素原子数が前記範囲のアルコール
、ケトン、エーテルまたはエステルである。該含酸素極
性溶媒として具体的には、ペンタノール、ヘキサノール
、ヘプタツール、オクタツール、インオクタツール、ノ
ナノール、デカノール、2−エチルヘキサノール、シク
ロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、シクロオ
クタツール、ベンジルアルコールなどのアルコール類、
メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、エチルイソブチルケトン、ジブチルケトン、
アセトフェノンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル、酢酸オクチル、酢酸2−エチルヘキ
シル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、安息
香酸メチルなどのエステル、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、アニソール等のエーテル類を例示す
ることができる。これらの含酸素極性溶媒のうちでは、
アルコールまたはケトンであることが好ましく、とくに
アルコールであることが好ましい。
該油層混合溶媒を構成する炭素原子数が10以下の非極
性溶媒としては、炭素原子数が6ないし1゜の芳香族炭
化水素、炭素原子数が10以下の脂肪族または脂環族炭
化水素または炭素原子数が10以下のハロゲン化炭化水
素である。該非極性溶媒として具体的には、ベンゼン、
トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、シメン
などの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン
、ノナン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキ
サン、シクロオクタンなどの脂肪族または脂環族1i化
水素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、臭
化エチレン、テトラクロロエタン、テトラブロモエタン
、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、O−ジクロロベン
ゼンなどのハロゲン化炭化水素を例示することができる
。これらの非極性溶媒のうちでは、灰化水素溶媒を使用
することが好ましく、とくに芳香族膨化水素溶媒を使用
することが好ましい。
性溶媒としては、炭素原子数が6ないし1゜の芳香族炭
化水素、炭素原子数が10以下の脂肪族または脂環族炭
化水素または炭素原子数が10以下のハロゲン化炭化水
素である。該非極性溶媒として具体的には、ベンゼン、
トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、シメン
などの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン
、ノナン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキ
サン、シクロオクタンなどの脂肪族または脂環族1i化
水素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、臭
化エチレン、テトラクロロエタン、テトラブロモエタン
、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、O−ジクロロベン
ゼンなどのハロゲン化炭化水素を例示することができる
。これらの非極性溶媒のうちでは、灰化水素溶媒を使用
することが好ましく、とくに芳香族膨化水素溶媒を使用
することが好ましい。
該粗70ログルシンと接触させる二液層温合物は、前述
のごとく該油層混合溶媒(a)および水層(b)より形
成されており、その組成は、該油層混合溶媒に対する該
水層の重量比 (水層/油層混合溶媒) として、通常10/1ないし1/100、好ましくは5
/1ないし1150、とくに好ましくは2/1ないし1
/20の範囲である。精製フロログルシンを高品質でか
つ好収率で回収するためには該組成は前記範囲にあるこ
とが好適である。また、該二液層温合物を形成する水層
中の水と該粗フロログルシンとの割合は該粗フロログル
シンに対する水の重量比 (水/粗フロログルシン) として、通常100/1ないし0.4/1、好ましくは
50/1ないし0.5 / 1、とくに好ましくは25
/1ないし0.6 / 1の範囲である。精製フロログ
ルシンを高品質でかつ高収率で回収するためには、該組
成比は前記範囲にあることが好適である。
のごとく該油層混合溶媒(a)および水層(b)より形
成されており、その組成は、該油層混合溶媒に対する該
水層の重量比 (水層/油層混合溶媒) として、通常10/1ないし1/100、好ましくは5
/1ないし1150、とくに好ましくは2/1ないし1
/20の範囲である。精製フロログルシンを高品質でか
つ好収率で回収するためには該組成は前記範囲にあるこ
とが好適である。また、該二液層温合物を形成する水層
中の水と該粗フロログルシンとの割合は該粗フロログル
シンに対する水の重量比 (水/粗フロログルシン) として、通常100/1ないし0.4/1、好ましくは
50/1ないし0.5 / 1、とくに好ましくは25
/1ないし0.6 / 1の範囲である。精製フロログ
ルシンを高品質でかつ高収率で回収するためには、該組
成比は前記範囲にあることが好適である。
本発明の方法において接触処理に使用される粗フロログ
ルシンが前述の如く粗フロログルシンの他に前記二液層
温合物のいずれかの構成溶媒成分を含む場合には、前記
接触処理の際の該油層混合溶媒(a)の組成、該二液層
混合溶媒の組成および水層ト該粗70ログルシンとの組
成比が前記範囲になるように各溶媒成分を加えて調製し
、接触させる方法を採用することもできる。また、接触
処理に使用される粗フロログルシンが前記二液層温合物
のいずれの構成溶媒成分をも含まない場合には、粗70
ログルシンに該二液層温合物を加えて接触させる方法を
採用することもできるし、粗フロログルシン(該二液層
温合物を構成する各溶媒成分またはその二種以上の混合
物を順次加えて前記範囲となるように調整し、接触させ
る方法を採用することもできる。接触処理の際の方法と
しては、該粗)ロログルシンおよび該二液層温合物から
なる混合物を攪拌することによりその効果が充分に達せ
られるが、該粗フロログルシンを該油層混合溶媒に溶か
し、これと水層とを向流的に接触させる方法を取ること
もできる。接触処理の際の湿度は通常30ないし120
°C1好ましくは40ないし100°Cの範囲であり、
接触処理の際の時間は通常0.01ないし60分、好ま
しくは0.1ないし30分の範囲である。この接触処理
により不純物は選択的に該油層混合溶媒層に抽出され、
フロログルシンは選択的に水層に抽出される。接触処理
した後に該二液層は分液される。分液された該油層混合
溶媒゛を蒸留等の常法によって処理することにより、油
層混合溶媒が回収され、不純物が除去される。また、分
液された該水層溶液を晶析、蒸留、抽出などの常法によ
って処理することにより精製フロログルシンを回収する
ことができるが、晶析法により精製フロログルシンを回
収する方法を採用するのが好ましい。いずれの方法で精
製フロログルシンを回収する場合にも、分液された該水
層溶液を予め活性灰などの吸着剤で処理すると着色性不
純物を除去することができ、白色度の良好な高品質のフ
ロログルシンが得られるので好適である。
ルシンが前述の如く粗フロログルシンの他に前記二液層
温合物のいずれかの構成溶媒成分を含む場合には、前記
接触処理の際の該油層混合溶媒(a)の組成、該二液層
混合溶媒の組成および水層ト該粗70ログルシンとの組
成比が前記範囲になるように各溶媒成分を加えて調製し
、接触させる方法を採用することもできる。また、接触
処理に使用される粗フロログルシンが前記二液層温合物
のいずれの構成溶媒成分をも含まない場合には、粗70
ログルシンに該二液層温合物を加えて接触させる方法を
採用することもできるし、粗フロログルシン(該二液層
温合物を構成する各溶媒成分またはその二種以上の混合
物を順次加えて前記範囲となるように調整し、接触させ
る方法を採用することもできる。接触処理の際の方法と
しては、該粗)ロログルシンおよび該二液層温合物から
なる混合物を攪拌することによりその効果が充分に達せ
られるが、該粗フロログルシンを該油層混合溶媒に溶か
し、これと水層とを向流的に接触させる方法を取ること
もできる。接触処理の際の湿度は通常30ないし120
°C1好ましくは40ないし100°Cの範囲であり、
接触処理の際の時間は通常0.01ないし60分、好ま
しくは0.1ないし30分の範囲である。この接触処理
により不純物は選択的に該油層混合溶媒層に抽出され、
フロログルシンは選択的に水層に抽出される。接触処理
した後に該二液層は分液される。分液された該油層混合
溶媒゛を蒸留等の常法によって処理することにより、油
層混合溶媒が回収され、不純物が除去される。また、分
液された該水層溶液を晶析、蒸留、抽出などの常法によ
って処理することにより精製フロログルシンを回収する
ことができるが、晶析法により精製フロログルシンを回
収する方法を採用するのが好ましい。いずれの方法で精
製フロログルシンを回収する場合にも、分液された該水
層溶液を予め活性灰などの吸着剤で処理すると着色性不
純物を除去することができ、白色度の良好な高品質のフ
ロログルシンが得られるので好適である。
次に、本発明の方法を実施例によって具体的に説明する
。
。
実施例1
(1) 100重量部の1.!、、5−TIPB(純
度95%)と10重量部の4゜5wt%NaOH水溶液
の混合物を・圧力、6.6 kg/CM2、温度100
°Cの条件で攪拌下に空気を吹き込みながら34.5
h r酸化を行った。その際、反応系内の水層のpHを
8〜10に保つように4.5重量%NaOH水溶液を間
欠的に県内に送入した。酸化終了後、ジイソプロピルエ
ーテル2700重量部を加え、分離した水層を除くと油
層2860重量部が得られた。油層中のトリヒドロペル
オキ凶ド(TRHP)、モノヵルピノールジヒドロヘル
オキシド(HDHP)、ジカルビノールモノヒドドロベ
ルオキド(DHHP)およびトリカルビノール(TO)
の濃度は各々、1.05重量%、1.77重量%、0.
65重量%および0.09重量%であった。
度95%)と10重量部の4゜5wt%NaOH水溶液
の混合物を・圧力、6.6 kg/CM2、温度100
°Cの条件で攪拌下に空気を吹き込みながら34.5
h r酸化を行った。その際、反応系内の水層のpHを
8〜10に保つように4.5重量%NaOH水溶液を間
欠的に県内に送入した。酸化終了後、ジイソプロピルエ
ーテル2700重量部を加え、分離した水層を除くと油
層2860重量部が得られた。油層中のトリヒドロペル
オキ凶ド(TRHP)、モノヵルピノールジヒドロヘル
オキシド(HDHP)、ジカルビノールモノヒドドロベ
ルオキド(DHHP)およびトリカルビノール(TO)
の濃度は各々、1.05重量%、1.77重量%、0.
65重量%および0.09重量%であった。
この油層(2860重量部〕に、15重量%のH20□
と10重量%の硫酸を含む水溶液720重量部を加え攪
拌下、50℃の温度で60分間反応を行った。反応終了
後、分離した水層を除くと、3.44重量%のTRHP
を含む油層2865重量部が得られた。
と10重量%の硫酸を含む水溶液720重量部を加え攪
拌下、50℃の温度で60分間反応を行った。反応終了
後、分離した水層を除くと、3.44重量%のTRHP
を含む油層2865重量部が得られた。
この油層2865重量部を100重量部/hrの速度で
、1重量%の弗化水素酸を含むアセトンを100重量部
/hrの速度で、攪拌機、還流冷却器および反応液抜出
口を備えた反応器に各々供給し、攪拌下、反応温度60
℃で、平均滞留時間が20分となるように反応液を抜き
出しながら酸クリベージ反応を行った。酸クリページ反
応生成物中のフロログルシン濃度は0.62重量%であ
り、1,5.5−TIPBからの70ログルシン収率は
60.5モル%に相当した。
、1重量%の弗化水素酸を含むアセトンを100重量部
/hrの速度で、攪拌機、還流冷却器および反応液抜出
口を備えた反応器に各々供給し、攪拌下、反応温度60
℃で、平均滞留時間が20分となるように反応液を抜き
出しながら酸クリベージ反応を行った。酸クリページ反
応生成物中のフロログルシン濃度は0.62重量%であ
り、1,5.5−TIPBからの70ログルシン収率は
60.5モル%に相当した。
この酸クリベージ反応生成物5730重量部に64重曹
部のca(oH)2を加えて触媒を中和し、不溶のカル
シウム塩をp別したのち、減圧下で溶媒(アセトン、ジ
イソプロピルエーテル)を留去したところ、黒色の粗フ
ロログルシン63.1重量部が得られた。
部のca(oH)2を加えて触媒を中和し、不溶のカル
シウム塩をp別したのち、減圧下で溶媒(アセトン、ジ
イソプロピルエーテル)を留去したところ、黒色の粗フ
ロログルシン63.1重量部が得られた。
この粗70ログルシン中には、70ログルシン55.2
重量%、3.5−ジヒドロキシアセトフェノン5.1重
量%、3,5−ジヒドロキシクメン4.0重量%、3.
5−ジアセチルフェノール2.1 重量%、1−インプ
ロペニル−3,5−ジヒドロキシベンゼン1.8i量%
、5−イソプロペニル−5−アセチルフェノール、1.
7重量%、その他構造不明の不純物50.1重11%が
含まれていた。
重量%、3.5−ジヒドロキシアセトフェノン5.1重
量%、3,5−ジヒドロキシクメン4.0重量%、3.
5−ジアセチルフェノール2.1 重量%、1−インプ
ロペニル−3,5−ジヒドロキシベンゼン1.8i量%
、5−イソプロペニル−5−アセチルフェノール、1.
7重量%、その他構造不明の不純物50.1重11%が
含まれていた。
(2)前記(1〕で得られた粗70ログルシンー10重
量部に2−エチルヘキシルアルコール/トルエン混合溶
媒(2−エチルヘキシルアルコール/トルエン重量比、
4/6)140重量部を加え、75゛0こ加湿し全体を
均一にしたのち、これに37.5重量部の水を加え、7
5°Cで5分間攪拌した。このときの油層混合溶媒に対
する水層の重量比は1/3.75であり、かつ粗フロロ
グルシンに対する水の重量比は3.75 / 1であっ
た。その後同一温度で10分間静置し油層と水層とを分
離した。得られた水層は40.5重量部、水層中の70
ログルシン濃度は11.36重量%であった。一方、油
層は147重量部、油層中の70ログルシン濃度は0.
62重t%であった。この油層中に残ったフロログルシ
ンを更に抽出するためこれに水155重量部を加えて7
5℃で5分間攪拌したのち、同一温度で10分静置し油
層と水層とを分離した。この抽出処理の際の油層混合溶
媒に対する水層の重量比は1/9.15であり、かつ粗
70口グルシンに対する水の重量比は1.5/1であっ
た。得られた水層は14.5重量部、フロログルシン濃
度は4.0重量%であった。一方、油層はi 46.5
重量部、フロログルシン濃度は0.23重量%であった
。2回の抽出操作で得られた水層55重量部(フロログ
ルシン濃度9.42重量%)に活性炭(カルボン社製、
CPG)0.5重量部を加え80°Cで20分間攪拌し
たのち、活性炭を熱時戸別し、p液25°Cまで冷却し
、70口グルシンを析出させた。析出した結晶をp別し
、減圧下、110°Cの温度で乾燥させた結果、白色の
70ログルシン4.5重量部〔融点217〜219℃(
JIS −K−8846に示された方法による)、純度
9968%(ガスクロマトグラフィー)、0.5重量%
水溶液の420nmにおける吸光度0.007/10m
mセル〕が得られた。
量部に2−エチルヘキシルアルコール/トルエン混合溶
媒(2−エチルヘキシルアルコール/トルエン重量比、
4/6)140重量部を加え、75゛0こ加湿し全体を
均一にしたのち、これに37.5重量部の水を加え、7
5°Cで5分間攪拌した。このときの油層混合溶媒に対
する水層の重量比は1/3.75であり、かつ粗フロロ
グルシンに対する水の重量比は3.75 / 1であっ
た。その後同一温度で10分間静置し油層と水層とを分
離した。得られた水層は40.5重量部、水層中の70
ログルシン濃度は11.36重量%であった。一方、油
層は147重量部、油層中の70ログルシン濃度は0.
62重t%であった。この油層中に残ったフロログルシ
ンを更に抽出するためこれに水155重量部を加えて7
5℃で5分間攪拌したのち、同一温度で10分静置し油
層と水層とを分離した。この抽出処理の際の油層混合溶
媒に対する水層の重量比は1/9.15であり、かつ粗
70口グルシンに対する水の重量比は1.5/1であっ
た。得られた水層は14.5重量部、フロログルシン濃
度は4.0重量%であった。一方、油層はi 46.5
重量部、フロログルシン濃度は0.23重量%であった
。2回の抽出操作で得られた水層55重量部(フロログ
ルシン濃度9.42重量%)に活性炭(カルボン社製、
CPG)0.5重量部を加え80°Cで20分間攪拌し
たのち、活性炭を熱時戸別し、p液25°Cまで冷却し
、70口グルシンを析出させた。析出した結晶をp別し
、減圧下、110°Cの温度で乾燥させた結果、白色の
70ログルシン4.5重量部〔融点217〜219℃(
JIS −K−8846に示された方法による)、純度
9968%(ガスクロマトグラフィー)、0.5重量%
水溶液の420nmにおける吸光度0.007/10m
mセル〕が得られた。
粗70口グルシンかう精製フロログルシンへの回収率は
81.5%(水層への抽出率93.8%、晶析回収率8
6.9%)であった。
81.5%(水層への抽出率93.8%、晶析回収率8
6.9%)であった。
実施例2
(1) 100重量部の1s3,5−TIPB (純
度95%)と10重量部の4.5重量%N ’a OH
水溶液の混合物を、圧力6.6 kg/cpg2、温度
100°Cの条件で攪拌下に空気を吹い込みながら3Q
hr酸化を行った0その際、反応系内の水層のpHを8
〜10に保つように4.5重量%NaOH水溶液を間欠
的に系内に送入した。酸化終了後、1−オクタツール/
トルエン混合溶媒(1−オクタ/−ル/トルエン重量比
は4/6)850重量部を加え、分離した水層を除くと
油層1000重量部が得られた。
度95%)と10重量部の4.5重量%N ’a OH
水溶液の混合物を、圧力6.6 kg/cpg2、温度
100°Cの条件で攪拌下に空気を吹い込みながら3Q
hr酸化を行った0その際、反応系内の水層のpHを8
〜10に保つように4.5重量%NaOH水溶液を間欠
的に系内に送入した。酸化終了後、1−オクタツール/
トルエン混合溶媒(1−オクタ/−ル/トルエン重量比
は4/6)850重量部を加え、分離した水層を除くと
油層1000重量部が得られた。
油層中のTRHP、HDHPSDHHPおよびTCの濃
度は各々6.61重量%、4.60重量%、1.58重
量%および0.20重量%であった。
度は各々6.61重量%、4.60重量%、1.58重
量%および0.20重量%であった。
この油層(1000重量部)に20重量%のH2O2と
15重量%の硫酸を含む水溶液500重量部を加え、攪
拌下、50°Cの温度で25分間反応を行った。反応終
了後、分離した水層を除くと、9.85重量%のTRH
Pを含む油層1002重量部が得られた。
15重量%の硫酸を含む水溶液500重量部を加え、攪
拌下、50°Cの温度で25分間反応を行った。反応終
了後、分離した水層を除くと、9.85重量%のTRH
Pを含む油層1002重量部が得られた。
この油層1002重量部を100重量部/hrの速度で
、1重量%のHFを含むアセトンを100重量部/h、
rの速度で、攪拌機、還流冷却器および反応液抜出口
を備えた反応器に各々供給し、攪拌下、反応温度68℃
で平均滞留時間が10分となるように反応液を抜き出し
ながら酸クリベージ反応を行った。酸クリベージ反応生
成物中の70ログルシン濃度は1.78重愈%であり、
1.3.5−TIPBからの70ログルシン収率は60
.7モル%に相当した。
、1重量%のHFを含むアセトンを100重量部/h、
rの速度で、攪拌機、還流冷却器および反応液抜出口
を備えた反応器に各々供給し、攪拌下、反応温度68℃
で平均滞留時間が10分となるように反応液を抜き出し
ながら酸クリベージ反応を行った。酸クリベージ反応生
成物中の70ログルシン濃度は1.78重愈%であり、
1.3.5−TIPBからの70ログルシン収率は60
.7モル%に相当した。
この酸クリベージ反応生成物2004重量部に36.5
重量部のCa(○H)2を加えて触媒を中和し、不溶の
カルシウム塩を戸別したのち、減圧下でアセトンを留去
した結果、粗70口グルシンの1−オクタノール/トル
エン溶液915重量部が得られた。この粗70ログルシ
ン溶液の組成は、1−オクタツール37.2重量%、ト
ルエン55.7重量%(1−オクタツール/トルエンf
Kt比4/6)、残り(7,1重量%)はフロログルシ
ンを含む粗フロログルシンであり、粗70ログルシン中
のフロログルシン、3.5−ジヒドロキシアセトフェノ
ン、6.5−ジヒドロキシクメン、3,5−ジアセチル
フェノール、1−インプロペニル−3,5−ジヒドロキ
シベンゼンおよび6−イソプロペニル−5−アセチルフ
ェノールの濃度は各々54.5 ffi量%、4.9重
量%、4.5重社%、1.8重量%、1.8重量%およ
び1.6重量%であった。
重量部のCa(○H)2を加えて触媒を中和し、不溶の
カルシウム塩を戸別したのち、減圧下でアセトンを留去
した結果、粗70口グルシンの1−オクタノール/トル
エン溶液915重量部が得られた。この粗70ログルシ
ン溶液の組成は、1−オクタツール37.2重量%、ト
ルエン55.7重量%(1−オクタツール/トルエンf
Kt比4/6)、残り(7,1重量%)はフロログルシ
ンを含む粗フロログルシンであり、粗70ログルシン中
のフロログルシン、3.5−ジヒドロキシアセトフェノ
ン、6.5−ジヒドロキシクメン、3,5−ジアセチル
フェノール、1−インプロペニル−3,5−ジヒドロキ
シベンゼンおよび6−イソプロペニル−5−アセチルフ
ェノールの濃度は各々54.5 ffi量%、4.9重
量%、4.5重社%、1.8重量%、1.8重量%およ
び1.6重量%であった。
(2)内部にセラミック製充填物を詰めた外筒骨付の連
続向流抽出装置(実段数3段)に、上部から75°Cの
水を10重量s/hrの速度で、下部から75℃に加温
した前記(1〕で得られた粗70ログルシン溶液を40
重量部/hrの速度で各々供給し、75 ’C、接触時
間10分の条件で連続向流抽出を行った。このときの油
層混合溶媒に対する水層の重量比は1 / 3.72で
あり、かつ粗フロログルシンに対する水の重量比は3.
52 / 1であった。抽出器下部からは70ログルシ
ン濃度13.34重量%のフロログルシン水溶液が11
重量部/h rの速度で得られ、水層への70ログルシ
ンの抽出率は94.8%に相当した。
続向流抽出装置(実段数3段)に、上部から75°Cの
水を10重量s/hrの速度で、下部から75℃に加温
した前記(1〕で得られた粗70ログルシン溶液を40
重量部/hrの速度で各々供給し、75 ’C、接触時
間10分の条件で連続向流抽出を行った。このときの油
層混合溶媒に対する水層の重量比は1 / 3.72で
あり、かつ粗フロログルシンに対する水の重量比は3.
52 / 1であった。抽出器下部からは70ログルシ
ン濃度13.34重量%のフロログルシン水溶液が11
重量部/h rの速度で得られ、水層への70ログルシ
ンの抽出率は94.8%に相当した。
この抽出水層100重量部(フロログルシン濃度13.
34重量%)に活性炭(カルボン社製、CP())1重
量部を加え、75℃で30分間攪拌したのち、活性炭を
熱時戸別し、PiIfを2℃まで冷却して70ログルシ
ンを析出させた。
34重量%)に活性炭(カルボン社製、CP())1重
量部を加え、75℃で30分間攪拌したのち、活性炭を
熱時戸別し、PiIfを2℃まで冷却して70ログルシ
ンを析出させた。
析出した結晶を戸別し、減圧下110℃の温度で乾燥さ
せた結果、白色の70ログルシン12.45重量部(融
点217〜219°C1純度99.9%、0.5重量%
水溶液の420nmにおける吸光度0.009 / 1
0mmセル)が得られた。粗フロログルシンから精製7
0ログルシンへの回収率は88,5%(水層−の抽出率
94.8%、晶析回収率93゜6%)であった。
せた結果、白色の70ログルシン12.45重量部(融
点217〜219°C1純度99.9%、0.5重量%
水溶液の420nmにおける吸光度0.009 / 1
0mmセル)が得られた。粗フロログルシンから精製7
0ログルシンへの回収率は88,5%(水層−の抽出率
94.8%、晶析回収率93゜6%)であった。
実施例6
実施例2の(1)で得られた粗70ログルシン溶液10
0重量部に水100重量部を加え、75°Cで10分間
攪拌したのち同一温度で5分間静置し、油層と水層に分
離した。この抽出処理の際の油層混合溶媒に対する水層
の重量比は1.08/1であり、かつ粗70口グルシン
に対する水の重量比は1”、a’、1/ 1であった。
0重量部に水100重量部を加え、75°Cで10分間
攪拌したのち同一温度で5分間静置し、油層と水層に分
離した。この抽出処理の際の油層混合溶媒に対する水層
の重量比は1.08/1であり、かつ粗70口グルシン
に対する水の重量比は1”、a’、1/ 1であった。
得られた水層は103重量部、水層中の70ログルシン
濃度は6.55重量%であり、水層への70ログルシン
抽出率は94.5%であった。この水溶液に活性炭(カ
ルボン社製、CPG)0.3°重量部を加え、75°C
で30分間攪拌したのち活性炭を熱時戸別し、P液を7
5°Cの温度で減圧下に27重量部まで濃縮した。この
濃縮液を5°Cまで冷却し、析出した結晶を戸別して、
減圧下110℃で乾燥した結果、白色の70ログルシン
3.36重量部(融点218〜219°c1純度99.
8%、0.5重量%水溶液の”+20nmにおける吸光
度0.006/ 10nqmセル)が得られた。
濃度は6.55重量%であり、水層への70ログルシン
抽出率は94.5%であった。この水溶液に活性炭(カ
ルボン社製、CPG)0.3°重量部を加え、75°C
で30分間攪拌したのち活性炭を熱時戸別し、P液を7
5°Cの温度で減圧下に27重量部まで濃縮した。この
濃縮液を5°Cまで冷却し、析出した結晶を戸別して、
減圧下110℃で乾燥した結果、白色の70ログルシン
3.36重量部(融点218〜219°c1純度99.
8%、0.5重量%水溶液の”+20nmにおける吸光
度0.006/ 10nqmセル)が得られた。
粗70口グルシンがう精製70ログルシンへの回収率は
86.7%(水層への抽出率94.5%、晶析回収率9
1.8%)であった。
86.7%(水層への抽出率94.5%、晶析回収率9
1.8%)であった。
実施例4
活性炭による処理を行わなかった以外は実施例3と同じ
処理を行った。融点216〜2 [8,5°C1純度9
9.6%の淡黄色(0,5重1%水溶液の420nmに
おける吸光度0.071 /10mmセル)70ログル
シン6.39重量部が得られた。粗フロログルシンから
精製フロログルシンへの回収率は87.5%であった。
処理を行った。融点216〜2 [8,5°C1純度9
9.6%の淡黄色(0,5重1%水溶液の420nmに
おける吸光度0.071 /10mmセル)70ログル
シン6.39重量部が得られた。粗フロログルシンから
精製フロログルシンへの回収率は87.5%であった。
実施例5
実施例2の(1)で得られた粗70ログルシン溶液80
重量部に、実施例2の(2)で得られたフロログルシン
晶析母液(70ログルシン濃度1.13重量%)80重
量部を加え、75°Cで10分間攪拌したのち、同一温
度で5分間静置して油層と水層とに分離した。得られた
水層は82重量部、70ログルシン濃度は4.61重量
%であり、粗フロログルシン溶液中のフロログルシンを
基準とした水層への抽出率は122%であった。
重量部に、実施例2の(2)で得られたフロログルシン
晶析母液(70ログルシン濃度1.13重量%)80重
量部を加え、75°Cで10分間攪拌したのち、同一温
度で5分間静置して油層と水層とに分離した。得られた
水層は82重量部、70ログルシン濃度は4.61重量
%であり、粗フロログルシン溶液中のフロログルシンを
基準とした水層への抽出率は122%であった。
この水層82重量部に活性炭(カルボン社製、CPG)
0.3重量部を加え75°Cで30分間攪拌したのち、
活性炭を熱時戸別し、p液を75°Cの温度で減圧下2
5重量部まで濃縮した。この濃縮液を5°Cまで冷却し
、析出した結晶を戸別して、減圧下110℃で乾燥した
結果、白色のフロログルシン3.50重量部(融点21
8〜219℃、純度99.9%、0.5重量%水溶液の
420nmにおける吸光度0.009 / 10+nm
セル)が得られた。
0.3重量部を加え75°Cで30分間攪拌したのち、
活性炭を熱時戸別し、p液を75°Cの温度で減圧下2
5重量部まで濃縮した。この濃縮液を5°Cまで冷却し
、析出した結晶を戸別して、減圧下110℃で乾燥した
結果、白色のフロログルシン3.50重量部(融点21
8〜219℃、純度99.9%、0.5重量%水溶液の
420nmにおける吸光度0.009 / 10+nm
セル)が得られた。
粗フロログルシンかう精製フロログルシンへの回収率は
113%(粗フロログルシン溶液中の70ログルシン基
準)であった。
113%(粗フロログルシン溶液中の70ログルシン基
準)であった。
実施例6〜11
実施例1の(1)で得られた粗70ログルシンを表1に
示した各種有機溶媒に溶かし、実施例2の(2)に記載
した連続向流抽出装置を用いて、水で70ログルシンを
連続向流抽出した。得られた水層を活性炭で処理し、活
性炭を戸別したのち、p液を冷却して析出したフロログ
ルシンを分離し、減圧下110°Cで乾燥した。精製条
件、精製回収率および得られた精製フロログルシンの品
質を表1にまとめた。
示した各種有機溶媒に溶かし、実施例2の(2)に記載
した連続向流抽出装置を用いて、水で70ログルシンを
連続向流抽出した。得られた水層を活性炭で処理し、活
性炭を戸別したのち、p液を冷却して析出したフロログ
ルシンを分離し、減圧下110°Cで乾燥した。精製条
件、精製回収率および得られた精製フロログルシンの品
質を表1にまとめた。
比較例1
実mN1の(1)に記載′した粗70口グルシン(フロ
ログルシン濃度55.2重量%)1oo重iNに80°
Cの温水360重量部を加え、80℃で10分攪拌した
のち5℃まで冷却して析出した沈殿管を戸別した。この
沈殿物を減圧下、110°Cの温度で乾燥した結果、純
度68.5%の暗黒色のフロログルシン76.5重量部
が得られた。
ログルシン濃度55.2重量%)1oo重iNに80°
Cの温水360重量部を加え、80℃で10分攪拌した
のち5℃まで冷却して析出した沈殿管を戸別した。この
沈殿物を減圧下、110°Cの温度で乾燥した結果、純
度68.5%の暗黒色のフロログルシン76.5重量部
が得られた。
比較例2
実施例1の(1)に記載した粗70口グルシン(70ロ
グルシン濃度55.2重量%)100重量部にメチルイ
ソブチルケトン(MIBK)25o重量部を加え、70
℃に加温して全体を均一にしたのち5°Cまで冷却して
析出した結晶を戸別した。この結晶を減圧下、110℃
の温度で乾燥した結果、純度98.6%の淡黄色の70
ログルシン37.2重量部が得られた。70ログルシン
の精製回収率は66.4%であった。
グルシン濃度55.2重量%)100重量部にメチルイ
ソブチルケトン(MIBK)25o重量部を加え、70
℃に加温して全体を均一にしたのち5°Cまで冷却して
析出した結晶を戸別した。この結晶を減圧下、110℃
の温度で乾燥した結果、純度98.6%の淡黄色の70
ログルシン37.2重量部が得られた。70ログルシン
の精製回収率は66.4%であった。
比較例3
実施例1の(1)に記載した粗フロログルシン(フロロ
グルシン濃度55.2重量%)100重量部に水560
重量部およびトルエン500重量部を加え、75℃で1
0分攪拌したのち、同一温度で5分間静置して、油層と
水層とに分離した。得られた水層は450重量部、フロ
ログルシン濃度は11.6重量%であった。この水層に
活性炭(カルボン社製、cpa)sgを加え、75℃で
50分攪拌したのち、活性炭を熱時戸別し、E液を5°
Cまで冷却して析出した結晶を戸別した。この結晶を減
圧下110℃で乾燥した結果、純度87.6%の黒褐色
の70ログルシンが51.2重量部得られた。
グルシン濃度55.2重量%)100重量部に水560
重量部およびトルエン500重量部を加え、75℃で1
0分攪拌したのち、同一温度で5分間静置して、油層と
水層とに分離した。得られた水層は450重量部、フロ
ログルシン濃度は11.6重量%であった。この水層に
活性炭(カルボン社製、cpa)sgを加え、75℃で
50分攪拌したのち、活性炭を熱時戸別し、E液を5°
Cまで冷却して析出した結晶を戸別した。この結晶を減
圧下110℃で乾燥した結果、純度87.6%の黒褐色
の70ログルシンが51.2重量部得られた。
出願人 三井石油化学工業株式会社
代理人 山 口 和
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (リ 1,3.5−)リイソブロビルベンゼンの酸化生
成物であってトリヒドロペルオキシドを主成分として含
む酸化生成物を、酸性触媒の存在下に分解させることに
よって得られる粗フロログ)レシンからフロログ)レシ
ンを分離する方法において、次素原子Wk4ないし10
の含酸素極性溶媒と非極性溶媒とからなる油層混合溶媒
(a)および水層(b)より形成された二液層温合物に
該粗フロログルシンを接触させた後分液し、該水層溶液
から70ログルシンを回収することを特徴とする70ロ
グルシンの分離方法。 (2) 油層混合溶媒(a)の組成が、該非極性溶媒
に対する該含酸素極性溶媒の重量比として1/10ない
し10/1の範囲である特許請求の範囲第(1)項に記
載の方法。 (6)該含酸素極性溶媒が、アルコール類またはケトン
類である特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。 (4)該非極性溶媒が、炭化水素溶媒である特許請求の
範囲第(1)項に記載の方法。 (5) 該二液層温合物の組成として、該油層混合溶
媒に対する該水層の重量比が2ないしo、o5の範囲で
ある特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。 (6)該二液層温合物を形成する水層中の水の粗フロロ
グルシンに対する重量比が25ないし0.6の範囲であ
る特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。 (7)分液した水層溶液を活性炭で処理した後70ログ
ルシンを晶析させる特許請求の範囲第(1)項に記載の
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177982A JPS58150530A (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | フロログルシンの分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177982A JPS58150530A (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | フロログルシンの分離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58150530A true JPS58150530A (ja) | 1983-09-07 |
JPS6346731B2 JPS6346731B2 (ja) | 1988-09-19 |
Family
ID=12340538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3177982A Granted JPS58150530A (ja) | 1982-03-02 | 1982-03-02 | フロログルシンの分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58150530A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2840608A1 (fr) * | 2002-06-11 | 2003-12-12 | Seranalis | Procede de preparation de 1,3,5-triaminobenzene et son hydrolyse en phloroglucinol de haute purete |
-
1982
- 1982-03-02 JP JP3177982A patent/JPS58150530A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2840608A1 (fr) * | 2002-06-11 | 2003-12-12 | Seranalis | Procede de preparation de 1,3,5-triaminobenzene et son hydrolyse en phloroglucinol de haute purete |
WO2003104194A1 (fr) * | 2002-06-11 | 2003-12-18 | Seranalis | Procede de preparation de 1,3,5-triaminobenzene et son hydrolyse en phloroglucinol de haute purete |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6346731B2 (ja) | 1988-09-19 |
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